マスコミは来るな!

某テレビ局から非公式ながら、取材交渉があった。 内容は高校中退で悩んでいる相談者に対して直接取材をしたいというものだった。 ”高校を辞めたいと”悩んでいる絵を写したいとのことだったので丁重にお断りしたが、後味が悪いものだった。 マスコミ精神でいろいろなことに首を突っ込み報道したい気持ちはわかるが、高校転校で悩んでいる人に対してプライバシーは十分配慮するとはいえ、直接取材するというのは無神経きわまりない。 ”こういう問題を世に問いたい”とのことだったので、

「私だけじゃまずいんですか?」

「イヤ、困っている方に(高校生)インタピューしたいんですよ、モザイクなどをして誰とはわからないようにしますから」

「困っている保護者や本人にとてもじゃないですが頼めないし、私どもは個人情報を遵守して相談を受けているんですよ!」

「わかりました」

と、やっと引き下がってくれた。

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杉浦 孝宣
杉浦孝宣(すぎうら・たかのぶ)は、一般社団法人未来自律支援機構(JADA)代表理事、認定NPO法人高卒支援会創業者。自身も小学3年生で不登校を経験し、その体験を原点に40年以上にわたり不登校・高校中退・引きこもり支援に携わってきた。 これまで1万人以上の相談に対応し、家庭訪問、生活改善合宿、学生寮、学び直し支援、就労支援などを通じて、多くの若者の社会的自律を支援している。 「子どもは必ず変われる」を信念に、学校復帰だけをゴールとせず、一人ひとりが自ら考え、行動し、社会に参加していく「社会的自律(Autonomy)」を目指した支援を実践している。 著書に『不登校・ひきこもりの9割は治せる』『高校中退 不登校でも引きこもりでもやり直せる』『もう悩まない!不登校・ひきこもりの9割は解決できる』など。近年は一般社団法人未来自律支援機構(JADA)を通じて、JADA Stage OSと7つの自律支援ステップを体系化し、国内外へ発信している。 台湾版著書も出版され、教育・福祉・行政・企業・国際社会との連携を通じて、若者の社会的自律支援モデルの普及に取り組んでいる。
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