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不登校や引きこもりを乗り越え、新たな道を切り開いた高校生がいます。その一人が、コウタ君です。
彼は拙著「不登校ひきこもりの9割は治せる」にも登場した生徒の一人。あれから6年、彼は驚くべき成長を遂げ、
ついに自衛隊の幹部候補生としての道を歩み始めました!
彼の成功の裏には、適切な支援と、一歩を踏み出す勇気がありました。
私は、一般社団法人不登校・引きこもり予防協会の杉浦孝宣(すぎうら たかのぶ)です。
先日、そんなコウタ君の現在について、直接インタビューを行いました。不登校からどう立ち直ったのか?
どのようにして自信を取り戻したのか?
そのすべてを、彼自身の言葉で語ってもらっています。
この記事では、彼の成功ストーリーを詳しく紹介し、不登校で悩む高校生やその保護者の皆さんに、「未来は変えられる」という希望をお届けします!
コウタ君の過去 高校生の頃、彼は不登校だった
コウタ君の不登校のきっかけは、第一志望校に落ちたことでした。
結局、一度も見学に行ったことのない高校に進学しましたが、
「ここに通う意味があるのか?」という思いが消えず、次第に学校へ行けなくなってしまいました。
そんな彼が当会を訪れたのは、高校1年生の頃。
「都立高校の転編入試験を受けて、八王子地区のトップ校に転校したい!」と希望を語ってくれました。
しかし、彼が通っていたのは、大学附属の評判の良い高校。
私たちは「ここで頑張る道もあるんじゃないか?」と伝え、一度は彼を送り返しました。
「学校を変えるよりも、今いる環境で努力することが大事だ」考えたからです。
しかし、この時の彼には、その言葉が届きませんでした――。
転機 フリースクールとの出会い
一度は学校に復学したコウタ君。しかし、「第一志望に落ちた」というプライドが邪魔をし、クラスメイトや学校生活に馴染むことができませんでした。
どこかで「本当はここにいるはずじゃなかった」と思い続けたまま、時間だけが過ぎていく日々。
授業にも身が入らず、出席日数も足りなくなり、ついに留年が決定するタイミングがやってきました。
そのとき、彼は再び当会の門を叩きました。
「このままではダメだ。何か変えたい。」
そう決意した彼に、私たちはフリースクールでの学び直しを提案しました。
「転校する前に、自分自身を立て直すことが必要だ」と伝えたのです。
そして、ここから彼の人生は大きく変わり始めました。
生活改善合宿がもたらした変化
コウタ君(仮名)が新たな一歩を踏み出すきっかけとなったのが、生活改善合宿への参加でした。
この合宿では、規則正しい生活を取り戻しながら、社会とのつながりを実感できる環境が整っています。
これまで多くの子どもたちがここで変化を遂げてきましたが、コウタ君もその一人でした。
野菜の収穫で気づいた「働く喜び」
合宿の中でコウタ君が挑戦したのは、地元農家での野菜収穫作業。
最初は「自分にできるのだろうか…?」と不安そうでしたが、実際に手を動かすうちに「意外とできるかも」と感じるように。
さらに、自分が収穫した野菜が地元の市場に出荷されるのを見たとき、
「働くことで誰かの役に立てるんだ」という喜びを初めて実感しました。
この経験が、彼の心に少しずつ変化をもたらしていきました。
地域活動での「感謝される経験」
生活改善合宿では、地域のお祭りの運営にも関わりました。
準備を手伝い、来場者の案内を担当したコウタ君は、最初は緊張していました。
しかし、訪れた人たちから「ありがとう」と声をかけられるたびに、「自分にもできることがある」と自信が芽生えていったのです。
人と関わることで得られる温かさを知り、少しずつ彼の表情にも笑顔が戻ってきました。
母子シェルターでのボランティア活動
特に印象的だったのが、母子シェルターでのボランティア。
ここでは、家庭の事情で避難している子どもたちと遊んだり、学習を手伝ったりしました。
彼らと触れ合う中で、コウタ君はふと思い出します。
**「自分も一度は誰かに助けられた存在だった」と——。
「今度は自分が誰かを支える番かもしれない」と気づいたとき、彼の中に新たな目標が生まれました。
それが、後に彼が自衛隊幹部候補生を目指すきっかけのひとつになったのです。
日々の規則正しい生活がもたらした変化
合宿では、早寝早起き・健康的な食事・適度な運動といった基本的な生活習慣を徹底しました。
最初は「こんな生活、続くのかな…?」と不安そうだったコウタ君も、徐々に慣れ、体調が整うにつれて心も前向きに。
「朝起きて太陽を浴びるだけで、こんなに気持ちが変わるんだ」
彼がそう話していたことが、とても印象的でした。
成長の結果 自信と未来への希望
これらの経験を通じて、コウタ君は**「自分にはまだできることがある」と強く感じるようになりました。
人の役に立つことで、自分の存在価値を再確認し、未来に向けた目標を持つことができたのです。
そして、この生活改善合宿での経験が、彼の次の挑戦、自衛隊幹部候補生を目指す決意へとつながりました。
この物語は、まさに**「一歩踏み出す勇気が未来を変える」**ことを証明する素晴らしい成功例です。
未来への挑戦 自衛隊幹部候補生へ!
生活改善合宿を経て、自信を取り戻したコウタ君は、次なる目標を見つけました。
それが、防衛医科大学への進学。
「誰かの役に立ちたい」という思いから、彼は一生懸命勉強に打ち込みました。
結果、防衛医科大学の一次試験には合格!
しかし——。
二次試験の面接で不合格。
この結果に大きく落ち込み、以降の大学受験に対するモチベーションを失ってしまいました。
気持ちが切れてしまったまま、結局、一年間の浪人生活へ。
その後、なんとか大学進学を果たしましたが、ちょうどコロナ禍の影響を受け、入学式はリモート開催。
「本当に大学に入ったのか?」と実感も湧かず、精神的に不安定になり、再び体調を崩してしまいました。
そんなとき、彼は再び当会を訪れ、こう言いました。
「何でもいいから、ボランティアをさせてください。」
後輩の支援を通じて見つけた「やりがい」
こうして彼は、不登校・ひきこもりの訪問支援を手伝うようになりました。
最初は自分のことで精一杯だった彼も、後輩の中学生・高校生の引きこもり支援を続けるうちに、少しずつ元気を取り戻していきました。
「自分が支援した後輩が、少しずつ変わっていく姿を見るのが嬉しかった」
「やっぱり、人の役に立つのって、すごくいいことなんだなって思えた」
彼の表情には、再び生き生きとした輝きが戻っていました。
そして、自衛隊幹部候補生へ!
こうした経験を通じて、彼は再び目標を見つけました。
「もっと多くの人を助けられる仕事がしたい」
「強くなって、自分も誰かを支えられる存在になりたい」
その思いから、彼は自衛隊幹部候補生の道を目指すことを決意。
そしてついに——今年4月から、自衛隊幹部候補生として新たな道を歩み始めます!
コウタ君の挑戦は、**「不登校でも、引きこもりでも、未来は変えられる」**ということを証明する、まさに希望のストーリーです。
保護者の方へ お子さんの未来を諦めないでほしい
「うちの子は、このままで大丈夫だろうか?」
「学校に行けないまま、将来どうなってしまうんだろう?」
不登校や引きこもりに悩むお子さんを見守る中で、そんな不安を抱えている保護者の方は多いと思います。
しかし、ここで一つはっきりとお伝えしたいことがあります。
**「不登校=人生の終わりではない」**ということです。
コウタ君のように、一度は道に迷っても、環境を変えたり、小さな一歩を踏み出したりすることで、未来を大きく変えることは可能です。
大切なのは、「今は動けなくても、チャンスを待てる場所がある」ということを知ること。
親ができることは「見守る」だけじゃない
よく、「親は見守るしかない」と言われますが、それだけでは解決しないケースがほとんどです。
コウタ君のように、不登校になった子どもは、「自分はもうダメだ」「このままでは何も変わらない」と思い込んでしまうことが少なくありません。
だからこそ、「環境を変える」「新しい体験をさせる」ことが重要なのです。
当会のフリースクールや生活改善合宿のように、子どもが少しずつ前を向ける場があれば、彼らは確実に変わります。
「まだ間に合う」ではなく、「いつでも間に合う」
「もう遅いのでは…」と思っている方もいるかもしれません。
でも、コウタ君のように、高校生になってからでも、大学生になってからでも、未来は変えられます。
大事なのは、「この子は変われる」と信じ、行動すること。
親が先に諦めてしまっては、子どもも「自分はもう終わりだ」と思い込んでしまいます。
不登校や引きこもりは、「抜け出せない状況」ではありません。
**「どこかに必ず解決策がある」**と知るだけで、選択肢は広がります。
まずは一歩、踏み出してみませんか?
もし今、どうしたらいいか分からないなら、まずは私たちに相談してください。
お子さんの未来は、まだまだこれからです。
「不登校でも、引きこもりでも、未来は変えられる!」
コウタ君の物語が、その証明です。
あなたのお子さんにも、きっと新しい未来が待っています。
その一歩を、一緒に踏み出してみませんか?
コウタ君のインタビュー動画を公開中!
✅ 実際にどのように変わったのか?
✅ 彼が語る「変われた理由」とは?
✅ 今、不登校で悩む高校生・保護者へのメッセージとは?
🎥 動画はこちらからご覧ください!
一歩踏み出せば未来は変わる!
不登校で悩む高校生でも、行動を起こせば未来は変えられる
・その第一歩として、生活リズムを整え、
小さな成功体験を積むことが大切
・「どこから始めればいいかわからない」方は、ぜひ当会に相談を!
📩 無料相談受付中!
「うちの子も変われるの?」と少しでも思った方は、お気軽にお問い合わせください。
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