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一般社団法人不登校・引きこもり予防協会のスギウラです
昨日、動画出演の渡邉君、防衛大学合格しました。
引きこもり 高校生
昨年の12月頃、読者である、大阪在住の保護者から相談を頂きました。ステージ判定3 8ヶ月間、引きこもり
高校1年 全日制
高校2年 ネット系の通信制高校転校。動画でも本人言ってますが、全日制で凸凹した道でバスに揺られ、通学していた高校を休みがち、成績不振で
通信制高校しかも、ネットで完結できる高校だっため、生活リズムは崩れ、昼夜逆転。起きている時はゲーム。
寝たいだけ寝、起きたいだけ起きる生活は態度も言葉も荒れます。
親がまともなことを言っても暴れる、暴言を吐く、男同志だと、取っ組み合いにもなるのです。
例
ゲームで調子が出ないと壁に穴をあける
この生活がズッと続けばいいと思うようになる
不登校と引きこもりの決定的な違いは 親子関係の会話が無く、お互いの信頼関係が無くなるのです
これは渡邉君に限ったことではありません。
オンライン面談も本人に聞かれ
オンライン面談をしようにも、常に、引きこもったお子さんが居ると本音で話せないのです。
しばらく、実家にご本人に行ってもらい、オンライン面談実現しました。
面談では 本人の詳細な様子を聞きました。 ご家庭に引きこもりが居るだけで、家庭内ヤクザと化し、
家中が暗く、地獄のような生活をしているようでした。ご両親も様々な本等を読み、私に連絡してきたのです。
関西圏で、当会と同様な方針で引きこもり対応のサポート校がないため、
東京に来て、引きこもり生活を改善する事を提案しました。
空白期間
年末におこなった、東京行きの提案は1〜2ヶ月経って、本人に伝えたと思います。家庭内ヤクザ化した、子に
冷静に言うのは大変なのです。
引きこもりの子にとっては 今の生活を続けることが一番、楽しいと 錯覚していますから、
東京への下宿生活を切り出すのは ご両親にとっては至難の業です
意外にも乗り気
親が切り出すと半信半疑ながら、東京に行ってもいいとなったそうです。
2月初旬に 当会の 通信制高校サポート校と学生寮を見学するという計画を私と保護者様で決めましたが、
来る前に、事件がありました。
ご本人、通信制高校の学期末でカンニングペーパーを作って、準備していたところを母親がみつけ、
父親も加わり、しつけ、指導をしました。 最もな事だと思いますが、
当たり前の事が当たり前に通用しないのが、引きこもりです。東京に来る来ないとエスカレートしました。
最終的に本人に決めさせて
私からは本人に 東京に来る or 来ないは 決断させてください
親が決めると 後になって、親が悪い等と 他人のせいにしたがるのも引きこもりの特徴ですから。
と来る直前まで、擦った揉んだがありましたが
ご両親に連れられ、来た、渡邉君に「君、よく来たなぁ!」って話すと
彼から、将来のやりたい事、目標などが聞けました。
ポテンシャルを秘めた、すばらしい子だと思いました。途中、ご両親は 私と話しが弾んでいるので、不思議そうな表情をされていました。
一端、大阪に帰っても元の引きこもり生活を送っていたそうですが、
東京に来てから、スタッフの生活指導などで、規則正しい生活を送ることができ、今回、防衛大学合格となりました。
昨日の保護者会では お父さんからは感謝されました。 当会としては 渡邉君のような子を1人でも多く、救済していきたいと思います。