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2冊で変わる!引きこもり中学生の未来

皆さん、不登校や引きこもりの子供を持つ保護者の方々、心からの悩みを感じていますよね。『2冊で変わる!引きこもり中学生の未来』という最新のブログをアップしました。私の38年間の経験から得た知識や、1万人以上の不登校・引きこもりの子供たちとの接触から学んだこと、それら全てをこの2冊に凝縮しました。

さらに詳しく知りたい方は、先日NHKおはよう日本での特集や、「88%の引きこもり高校生も変われる! 将来の成功11事例」というブログ記事もぜひチェックしてみてください。そして、これまでの成功事例や詳しい情報はこちらのリンク集でまとめています。子供たちの未来はまだ始まったばかり。共に、新しい一歩を踏み出していきましょう。

いったい何があったのか?

2019年10月、息子は中学三年の修学旅行から帰ってきたその日に「明日から学校に行かない」宣言をし、翌日から不登校となりました修学旅行で友達に悩みを相談したら「だったら学校に行かなくていいんじゃない?」と言われたという。寡黙なタイプである息子からは状況がわかるような話を聞くことができず、学校の先生方、スクールカウンセラーのご担当者、自治体の若者サポートステーションなどに相談に行ったり、さまざまな不登校・引きこもりに関する書物などを読んでみたり、考えられることはやっている、、そう自分たちに言い聞かせながらも結局何も進展せず、「見守り(放置)」の状態で時ばかりが過ぎていく日々となっていました

年の明けた、2020年1月コロナ発生。世界のあらゆる場所で人と人とのコミュニケーションが分断されてしまうような事態となり、我が家においても息子の引きこもりを加速させるような状況となっていました。
友達の呼びかけで何度か学校に足を運ぶ機会はありましたが、ほぼ学校には行かずに義務教育である中学校を卒業。卒業式にも出席しませんでした

「高校に進学しない」「高校に進学しない」

そして「高校に進学しない」と宣言、それじゃどうするのか?働くのか?とりあえずアルバイトをしてみるか、ということで何度かアルバイトを一緒に探してみるも、学歴が中卒ということや本人の態度・モチベーションに疑問を抱かれ、全く決まらずそのままアルバイトの機運がフェードアウト。
息子の毎日は好きなゲームを早朝までやり、朝方に寝るという昼夜逆転の生活となっていました。食事の回数は一日二度か一度に減りました。気分転換になるのか、お風呂には毎日入ってさっぱりしています。親子関係は特に悪い感じではありませんがフランクに会話ができる様子でもありません。 そのような生活が2022年1月頃まで続きました。
世の中がコロナ禍という未曽有の事態の中、気が付けば2年3か月以上の月日が経過していました

引きこもり中学生の将来を救った、2冊


このような状態で「見守り(放置)」状態が続くことを危惧した妻がハッと気がついて「もう一度最新の引きこもりの本に当たってみよう」と言い、図書館でまだ誰も借りていないピカピカの新書を借りて来ました。タイトルは『不登校・ひきこもり急増コロナショックの支援の現場から』(杉浦 孝宣著)という2021年11月17日に発売された新刊本でした

 妻が「あなたもこの本読んで!」とすごい勢いで詰め寄ってきました(笑)
 わたしは妻に言われるまま新書を読み始めると引き込まれるようにイッキに1時間ほどで読み上げました。
「アウトリーチ支援、これだ!!」と思った瞬間でした。

 二人とも著作2冊を読んですぐに高卒支援会に連絡し、2022年1月17日に最初の親だけの面談となりました。息子の状況をお話し、引きこもり度の検査を実施、NPO法人高卒支援会のミッションや取り組み、運営や料金についての説明を受けて、すぐさまアウトリーチ支援の開始をお願いいたしました

アウトリーチ支援=家庭訪問

ひきこもり訪問 成功実績
最初に受け付けて頂いた根本先生がアウトリーチ支援を担当してくださることになり、家庭訪問が始まりました。
 あらかじめ息子には高卒支援会の先生が来るよ、と話してあり、当日もちゃんと部屋から出てきてくれました。
 はじめはケンモホロロに「来ても変わらないから」と素気ない息子でしたがだんだんと訪問回数が重なるうちに根本先生の話に耳を傾けるようになり、少しずつ会話ができるようになってきたようでした。また、大学生インターンの小柴さんの訪問もはじまりました。小柴さんとの相性が抜群に良く、同じ年ごろの先輩・友達として趣味のゲームやアニメなどの会話が弾むようになってきました。

ズバッと杉浦との面談。通信制高校入学へ

そうした中、杉浦先生との面談があり、ズバッと「通信制高校の願書の締め切りがもうすぐなんですが、息子さんどうですか?」と通信制高校への入学を提案されました。親としては、「まだまだそんな段階では、、」といささか及び腰でしたが、先生方は職員会議で息子の現在の状況を見て判断した上で適切にネクストアクションを考えてくださり、通信制高校への入学をアドバイスしていただいたのでした。
 息子は根本先生から通信制高校について勧められたのち、自分自身で通信制高校に行くことを決断しました。
 入学願書締め切りまでわずか一週間程度という超短期間にもかかわらず、息子の意志を確認し、手続き関係を滞りなく提出し無事入学できたのは偏に杉浦先生はじめ高卒支援会の根本先生、大倉先生のお力そのものであると感じました。本当にありがとうございました。このタイミングを逃すとまた1年遅れてしまうところでした。

週5 何とか教室に通う

通信制高校入学後も大学生インターンの小柴さんや竹本先生のアウトリーチ支援により各教科のレポート作成やスクーリングへの登校、高尾山への登山、運動会、文化祭、クリスマス会、スキー合宿、高卒支援会卒業式などの数々のイベントを一段一段階段を上るように乗り越えていきました。
 現在は週5日、なんとか高卒支援会の教室に通うことができています。
 その陰には、たくさんの高卒支援会の同級生との交流や高卒支援会の先生方、また、竹村理事長の存在がありました。
 スキー合宿でスマホを落として萎えた息子を励まして頂いたり、卒業式で役員として役割を与えて頂き自信をつけさせて頂いたり、さまざまな場面で丁寧に励まして頂いたことに感謝の念が尽きることはありません。
そして、毎年恒例となっている「カナダ留学どう?」というお話を息子にもして頂き、はじめは息子自身そんなに行きたいという感じではなかったのですが、最近はカナダに行く腹を決めたようです。
 英会話教室でお世話になっている一橋大学のマイク先生の授業が楽しかったのか英語で妻に話しかけてきたりしているようです。

PTA会長から保護者の皆さまへ

早いもので我が家も高卒支援会にお世話になり始めて1年4か月が過ぎました。
 保護者の皆さまの中には「もっと早く高卒支援会とめぐり逢っていたら」とお感じの方もいらっしゃるかと思います。我が家もそう感じています。
 本日の生活改善合宿報告後の質問の中で、杉浦先生が「スタッフの腕なんですよ!これがいいたい!」とおっしゃっていましたが、私は本当にその通りだと思いました。杉浦先生が鍛えられた高卒支援会の若い先生方には子供たちに寄り添う本当の力があると感じています。
 高卒支援会は竹村理事長はじめ先生方の子供たちへの献身的なサポートと、前を向いて一歩一歩進んでいこうとする子供たち自身のがんばりと、そしてその子供たちをサポートする保護者の三者が一体となって運営されています。
 実際、月一回開催される保護者会の会場に来ますと、その場の雰囲気といいますか、先生方の情熱と子供たちのパワーに圧倒されます!
 まだ保護者会の会場にいらしたことのない方がいらっしゃいましたら、是非ご参加いただければと思います!

【2年間引きこもった子の保護者出演】不登校引きこもりの解決・予防がわかる

 

まとめ

38年、1万人以上 不登校引きこもりを解決してきました。今回は拙著、2冊をご両親がお読み頂き、当会のミッション
”子どもたちが規則正しい生活をし自信を持ち自律し社会に貢献する未来を実現します”をご理解頂いた事が最大の勝因。
現在、新妻君はカナダ留学中。スッカリ、引きこもりから脱けた様子です。もちろん、社会に貢献する未来=就職まで、支援の途中ですが。来月、留学後の講演会、ご期待下さい

危険なのはGW明け…!『引きこもりの専門家』が明かす「中学受験」と「不登校」の知られざる関係性 フライデー記事掲載
5/25日 不登校保護者会では3人の不登校引きこもりから立ち直った生徒の発表を動画にまとめました
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