保護者の相談

不登校中高一貫校

3つの著書で明かされる中高一貫校不登校問題の親次第の解決策

 中高一貫校で不登校や引きこもりに悩む保護者の皆様へ、こんにちは。私は一般社団法人不登校・引きこもり予防協会の代表、杉浦孝宣です。
39年間で1万人以上の不登校、高校中退、引きこもりの子どもたちを支援してきた経験から、
特に中高一貫校生の多くが学校の厳しい環境や家庭の期待によって不登校や引きこもりに陥ることが多いことがわかります。
彼らは学校でも家庭でも居場所を失い、孤独と戦う日々を過ごしています。

このような状況には、親の理解とサポートが不可欠です。タツマ君カイト君のような事例を通して、子どもたち一人一人の状況を理解し、
サポートしていくことが重要です。「中学生の引きこもりに悩む親必見!成功事例から学ぶ対処法11選」のブログ記事を参考にしていただければ幸いです。

私たちの協会では、「子どもたちが規則正しい生活をし、自信を持ち、自律し、社会に貢献する未来を実現します」というミッションを掲げ、多くの子どもたちの不登校や引きこもり問題を解決してきました。私がこれまでの経験で得た知見や手法は、「不登校ひきこもりの9割は治せる」,

「不登校ひきこもり急増」,

「高校中退 不登校引きこもりでもやり直せるという3冊の著書にまとめられ、光文社と宝島社から出版されています。

お悩みの皆さん、不登校や引きこもりに直面しているすべての方々へ、これらの著書や「中学生の引きこもりに悩む親必見!成功事例から学ぶ対処法12選」のブログ記事、
そして成功事例が満載のリンク集を参考にしていただきたいと思います。私たちと一緒に、お子様が抱える問題を解決し、希望に満ちた未来へと一歩を踏み出しましょう。希望は、必ずあります。

また、このテーマについてさらに深く知りたい方は、FC今治高等学校里山校 岡田武史学園長(元サッカー日本代表監督)からの要請で行われた講演会動画を是非、御試聴下さい

当協会のミッション 不登校引きこもりを解決する3つのステップ

当協会は38年前から、「子どもたちが規則正しい生活をし、自信を持ち、自律し、社会に貢献する未来を実現します」というミッションを掲げ、1万人以上の子供たちの不登校や引きこもり問題を解決してきました。私たちのアプローチは、以下の3つのステップから成り立っています。

1. 規則正しい生活をする
2. 自律して自信をつける
3. 社会貢献をする

これらのステップを通じて、不登校や引きこもりの問題を解決してきました。私たちの取り組みの成功率は9割以上と、高い実績を持っています。

ネット系の通信制高校に行って、8ヶ月引きこもったW君

教育現場からの現実の声

私立中高一貫校や進学校の先生からは、「不登校中学生や引きこもり傾向の高校生が増えてきて、対応が難しい」という声が多く聞かれます。

「杉浦さん、また問題児が出てきました。どうしたらいいか相談させてください」という依頼がしばしばあります。

ここでいう問題児とは、不登校の中学生や引きこもりの兆候が見られ、進級が難しいとされる高校生を指します。

「親には早めに対応するよう伝えているんですが、高校に進んだら心機一転、通学させると言ってきます」という保護者の声も。しかし、これが本当に実現可能なのか懸念が残ります。

「ダメだとはっきり伝えてはどうですか?」と私に聞かれることもありますが、「私たちの学校は中高一貫教育を掲げているので、簡単に他の学校に移ってもらうわけにはいかないんです」とのこと。

「そうですよね、先生の立場もありますから。では、まずは公立レベルの学力検査を行い、仮進級をした場合に勉強がついていけるかどうかを判断させてください。そして、高校に進んで本当に続けられるのか?不可能ならどのような選択肢があるかをご提示します」と私たちは対応策を考えています。

このような会話は、成績会議で留年の判断をする前に親しい先生とよく話し合うことがあります。

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中高一貫校の不登校・いじめ対応と困難さ

中高一貫校において、不登校やいじめの問題への取り組みは、一般の学校に比べて複雑な側面があります。

1. 大学進学を最優先:中高一貫校の主な目的は生徒を優秀な大学に進学させること。このため、学力以外の問題、例えば不登校やいじめに対する対応が後回しにされることが少なくありません。2. 中学時代の寛容な態度:中高一貫校は中学生に対して不登校の問題に比較的寛容であり、6年間の教育を責任を持って提供するという立場から、中学時代の不登校生徒でも在籍を維持するケースが多い。

3. 高校進学の問題点:中学時代の不登校生徒も「仮進級」という形で高校へ進むことはできますが、高校生活での出席日数が基準を下回ると留年が決定されることが多い。そして、留年という現実を前に多くの生徒が学校を中退することとなります。

4. いじめ対応の難しさ:いじめの問題もまた、学校側が適切に対応することが難しい。大学進学のプレッシャーや競争心が背景にあることが考えられ、その原因の根本的な解決が必要とされます。

中高一貫校は、生徒の学業成績を最優先する教育方針のもと、不登校やいじめといった問題への対応が求められていますが、その背景にある困難さを理解することが重要です。

 

実際の事例 アツヤ君のケース

アツヤ君は、進学校で学び始めた頃、将来に対する大きな期待を持っていました。しかし、彼の家庭の背景は学歴成果主義の厳格さを持つお父さんと、息子の意向を重視するお母さんの間で、教育に関する考え方に差異がありました。

「○○校以外は学校ではない」と言うお父さんの言葉に押し潰され、高1の夏頃から学校を欠席することが増え、引きこもりの一歩手前まで来てしまいました。担任の先生は進級の難しさを伝え、家族との相談の場を持つことを勧めました。

その後、アツヤ君は都立高校への転編入を検討しながら、通信制高校サポート校に入学する選択をしました。この学校では、アツヤ君が学生インターンとして活躍できる環境が提供され、彼は新しい生活の中で再び自分の存在価値を見つけていきました。

私とアツヤ君との会話の中で彼の真摯な想いや親の学歴成果主義に対する不満を聞き、家庭環境や教育制度の問題についての深い洞察を得ることができました。アツヤ君の経験は、私の著書にも取り上げ、多くの家庭や教育現場に示唆を提供しています。

中高一貫、進学校における不登校や引きこもりの問題は決して稀ではない。本人が現状の勉強を拒否しても、その声が聞き入れられない中、無気力となり、ゲームや夜型生活に陥ることも。子どもの考えを一朝一夕に変えるのは難しい。それぞれの子どもは独立した人格を持つからです。私たち大人が子どもの声を真摯に受け止め、理解し合う努力が求められています。

不登校・引きこもりに至る原因とその後のサポート

不登校・引きこもりの原因
不登校や引きこもりは、単純な一因に起因するものではありません。多岐にわたる原因が絡み合って、子供たちが学校を避けるようになります。以下は主な原因として挙げられるものです。

学内の問題:いじめや人間関係のトラブル、学習のつまずきなど

家庭の問題:家庭環境の変動や親子関係のトラブル

心理的・身体的な問題:精神的なストレスや健康問題、発達障害など

学歴成果主義のプレッシャー:進学校や親の期待値に対するプレッシャー

当協会のサポート法

当協会としての経験から見えてきたサポートの方法は以下の通りです。

個別のケア:子供一人ひとりの状況や背景を理解し、個別のケアを行うことが重要です。

適切な教育環境の提供:通信制高校やサポート校など、子供たちのニーズに合わせた教育環境を紹介する。

家族へのサポート:家族全体を巻き込んでの訪問アウトリーチ、ピアサポート支援を提供する。

 

結論 親の考え方の変化が子供を救う

不登校や引きこもりの問題は、子供だけの問題ではありません。親や家庭環境も大きく関わっており、その中で親の考え方や態度が子供の心の動きに直接影響を与えています。
多くのケースで、親の学歴成果主義や過度な期待、理解の欠如が子供を追い詰める原因となっていることが見受けられます。しかし、その逆もまた真実で、親が子供の気持ちや状況を理解し、柔軟な対応を取ることで、子供の心の傷は徐々に癒されていくことが多々あります。

 

 

 

子供たちが学校への不安や心のつまずきを乗り越えるためには、親自身が自らの価値観や考え方を見直し、子供を受け入れることが求められます。子供の問題として捉えるのではなく、家族全体の問題として捉えることで、真の解決への道が開かれるでしょう。
子供たちが自分らしい生き方を見つけ、社会に適応していくために、親のサポートは欠かせません。そしてその第一歩として、親自身の考え方や価値観の変革が不可欠です。

 

3つの著書で明かされる中高一貫校不登校問題の親次第の解決策

毎年の450件近い相談を受け取る中、約90%の保護者は子どもの昼夜逆転やゲームにのめり込む生活が悩みの中心であることが明らかになっています。
私たちの提案する解決のための3つのステップ

1. 規則正しい生活
2. 自信と自律の育成
3. 社会貢献

この手順を実践することで、実に9割の不登校や引きこもりの問題が改善されることを確認しています。
いくら頭が良くても、過度なゲームによって昼夜が逆転し、朝起きられない状態では、大学進学はもちろんのこと、社会進出も難しくなります。そこで、私たちが最初に推奨するのは、規則正しい生活を取り戻すことです。そして、ご家庭でこの規則正しい生活を取り入れることが難しい場合には、生活習慣を見直すための合宿や学生寮を提供することで、多くの子供たちが明らかに状況を改善し、元気を取り戻しています。

【2年間引きこもった子の保護者出演】不登校引きこもりの解決・予防がわかる

まとめ

多くの家庭が不登校や引きこもりなどの課題に直面し、昼夜逆転や過度なゲームなどの日常の問題に悩んでいます。2017年から2023年7月末までの引きこもり成功実績は77件中68件が成功し、その成功率は88%です。

気になる失敗例9件のうち、5件は現在も継続支援中であり、2件は家庭の問題や連絡が取れない事例で、残りの2件は「様子を見る」という方針で、3年、6年と時が経過しても引きこもりの状態が継続しています。

しかし、保護者の皆様には希望の光があります。当協会が提案する3つのステップ - 規則正しい生活、自信と自律の育成、そして社会貢献 - は、これまでの経験で9割以上の問題を解決してきました。困難を感じる家庭には、生活習慣の見直しを支援する合宿や学生寮といった選択肢も提供しています。重要なのは、保護者が諦めなければ、必ず不登校や引きこもりは解決します。保護者の皆様と共に、子どもたちの明るい未来のために新しい一歩を踏み出しましょう。

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