保護者の相談

不登校 講演会 不登校保護者会

不登校の悩みを解決へ 同世代の力 ピアサポートの奇跡

不登校や引きこもりで苦しむお子さんを持つ保護者の皆さんへ、一般社団法人不登校・引きこもり予防協会の杉浦孝宣からメッセージです。「不登校の悩みを解決へ 同世代の力、ピアサポートの奇跡」ピアサポート(英語: peer support)とは、一般に、「同じような立場の人によるサポート」といった意味で用いられる言葉である。wikipedia 引用 と題し、お子さんが直面する課題に光を当て、解決への道をご案内します。
私たちは、「子どもたちが規則正しい生活をし、自信を持ち、自律し、社会に貢献する未来を実現します」という教育ミッションのもと、不登校や引きこもりの問題に立ち向かっています。その核心にあるのは、3つのステップです:

規則正しい生活をする 不登校合宿、学生寮、海外留学を通して生活習慣を整えます。

自律して自信をつける 学び直しを通じて学習に対する自信を育みます。

社会貢献をする 職に就くことを最終目標に、アルバイトやインターンを体験させます

これらの取り組みは、成功率9割以上という結果に結びつき、NHKおはよう日本で紹介されるなど、多くのメディアでも取り上げられています。
また、これらの経験と知見は、

「不登校ひきこもりの9割は治せる」,

「不登校ひきこもり急増」,

「高校中退 不登校引きこもりでもやり直せるという3冊の著書にまとめられ、光文社と宝島社から出版されています。

お悩みの皆さん、不登校や引きこもりに直面しているすべての方々へ、これらの著書や「中学生の引きこもりに悩む親必見!成功事例から学ぶ対処法12選」のブログ記事、
そして成功事例が満載のリンク集を参考にしていただきたいと思います。私たちと一緒に、お子様が抱える問題を解決し、希望に満ちた未来へと一歩を踏み出しましょう。希望は、必ずあります。

また、このテーマについてさらに深く知りたい方は、FC今治高等学校里山校 岡田武史学園長(元サッカー日本代表監督)からの要請で行われた講演会動画を是非、御試聴下さい

不登校〜引きこもりステージ判定表

不登校や引きこもりの問題に直面する家族は、その状況を理解し、対処するために、子どもの状態を「ステージ」として捉えることが有効です。
この分類に基づき、各ステージに応じた具体的なサポートの提供方法をご紹介します
家族の皆さんが一丸となって、この課題に取り組むことの重要性を強調します。

ステージ1 不登校の初期段階
不登校期間 1日~60日
対応 親子間のコミュニケーションを重視し、子どもの話をじっくりと聞きます。
生活リズムの乱れが見られない限り、まずは家庭内での安定を図ります。食事は3食しっかりと取るようにし、規則正しい生活習慣を支援します。

ステージ2 不登校が続く場合
不登校期間 61日~180日
対応 親子間のコミュニケーションは保ちつつ、生活リズムの乱れに注意を払います。
この段階で学校や専門家との相談を始めることをお勧めします。
食事に関しても、バランスの取れたものを心掛けましょう。

ステージ3 長期不登校から引きこもりに
不登校期間 181日~
対応 この段階では、第三者の介入が必要になる場合が多いです。
生活リズムの乱れを正し、食事の管理も含めて外部の専門家の助けを借りることが有効です。

ステージ4 引きこもりが顕著に
特徴 自室に閉じこもりがちで、親子間のコミュニケーションが極めて困難に。
対応 専門のカウンセリングやカウンセラーの支援を積極的に求めます。
家族内での対応だけでなく、外部の支援を活用して、子どもが社会に復帰できるようなプランを立てます。

ステージ5 長期化した引きこもり
特徴 20歳を超えて引きこもりが続いており、社会復帰が困難。
対応 この段階での支援はより専門的なものが求められます。社会復帰支援プログラムや、成人向けの支援施設の活用を検討します。
家族もサポートを受けることが重要です。

不登校や引きこもりを経験する子ども達とその家族にとって、一人で抱え込む必要はありません。
各ステージに応じた適切な支援と、家族や周囲の理解があれば、困難な状況を乗り越えることが可能です。
大切なのは、子どもと向き合い、一歩ずつ前に進むことです。

 

不登校期間

親子間のコミュニケーション

生活リズム

食事

ステージ 1

1日~60

ステージ 2

61日~180

×

ステージ 3

181日~

×

×

ステージ 4

年単位

×

×

×

ステージ 5

年齢20歳以上

×

×

×

「様々な要因の結果として社会的参加(義務教育を含む就学,非常勤職を含む就労,家庭外 での交遊など)を回避し,
原則的には6ヵ月以上にわたって概ね家庭にとどまり続けている状 態(他者と交わらない形での外出をしていてもよい)を指す現象概念」と定義厚生労働省サイトより

不登校の悩みを解決へ 同世代の力 ピアサポートの奇跡

創業したフリースクールではかつて、不登校、引きこもりを経験した、在籍生徒、学生インターン、大学生が
不登校、引きこもっっている子の家に家庭訪問をして、
信頼関係を築き、家から出て、居場所である、フリースクールに通うということをしています

これは私のような大人が家庭訪問をしても、正直なところ、彼らにはなかなか届きません。
なぜなら、私たち大人は彼らが今熱中している世界、例えば最新のゲームやボードゲームについて、詳しく知らないからです。

彼らの世界に踏み込むことができなければ、心を開くきっかけを作ることは難しいのです。
ピアサポートは、同世代ならではの理解と共感に基づく支援です。

同じような経験を持つ仲間からの声は、大人のアドバイスとは異なる重みを持ち、子どもたちにとってより響くメッセージとなります。
このように、ピアサポートは引きこもりの中高生を外に出すための非常に有効な手段となり得るのです。
彼らが再び社会に参加するための第一歩を踏み出すために、学校でのピアサポートの取り組みは欠かせない存在と言えるでしょう。
カイト君の事例 動画 是非、ご視聴下さい

カイト君は中学1年生の時に不登校となりましたが、7ヶ月間の支援を経て、新たな一歩を踏み出すことができました。
この変化の背後には、引きこもり予防士と元不登校生である学生インターンのうっちーの存在がありました。
彼らのサポートのもと、カイト君はフリースクールへの通学を決意し、そこから自信を取り戻し始めました。

フリースクールでの経験はカイト君にとって非常に価値があるもので、彼の学びに対する意欲を再び高めることに成功しました。
その後、カイト君は通信制高校への進学を果たし、見事に卒業。学業を完了したことで、さらなる自信を得ることができました。

そして現在、カイト君は公務員として活躍しています。彼のこの成果は、不登校の経験を乗り越え、自らの力で将来を切り開くことができることの素晴らしい証明です。
うっちーをはじめとする支援者たちとの出会いが、カイト君にとって大きな転機となり、彼の人生を大きく変えるきっかけとなりました。

カイト君の事例は、不登校や引きこもりを経験している他の多くの若者たちに対しても、決して諦めることなく、支援を受けながら前向きに努力を続ければ、
望む未来を実現することができるという希望のメッセージを伝えています。

中1の時、7ヶ月引きこもり解決!現在 公務員

N君の事例 動画 是非、ご視聴下さい

N君は中学3年生の時に不登校を宣言し、その後2年間引きこもりの生活を送っていました。
この状況を打破するために、私たちは引きこもり予防士と、元引きこもりで現在は学生インターンとして活躍している小柴を投入。
小柴は自身の経験を活かし、N君との間に信頼関係を構築。徐々にN君を外の世界へとピアサポート支援しました

この関係性の構築は、N君にとって大きな転機となりました。彼は外に出る勇気を持ち、新たな一歩を踏み出すことを決意します。
その結果、通信制高校への進学を決断し、現在は週5日の通学を続けています。さらに、自信を深めるためにカナダ留学も経験し、そこで得た貴重な体験は彼の人生観を大きく変えました。

N君の事例は、不登校や引きこもりから抜け出すためには、同じ経験を持つ人からの理解と支援が非常に重要であることを示しています。
小柴との出会いがN君に与えた影響は計り知れず、彼の人生において新たな章の始まりとなりました。
N君のストーリーから、不登校や引きこもりに直面している多くの若者やその家族に、希望と勇気を与えることができるでしょう。

学校におけるピア・サポートの現状

現代の学校教育において、ピア・サポートの必要性はますます高まっています。これは、教育現場での精神的な健康問題や学習の困難、社会的な孤立など、様々な課題に対応するためです。
しかし、実際には、ピア・サポートが十分に機能している学校とそうでない学校が存在します。
この差は、学校の理解と取り組み、資源の有無に大きく依存しています。

良好な例としては、ピア・サポートプログラムを積極的に導入している学校では、生徒たちが互いに学習を支え合ったり、精神的なサポートを提供し合う文化が根付いています。
これらの学校では、生徒がお互いの成功を促進し、困難を乗り越えるための強力なネットワークを構築しています。

一方で、ピア・サポートが未発達な学校では、生徒間の孤立が進みやすく、特に不登校や引きこもりがちな生徒は支援を受けにくい状況にあります。
これらの学校では、ピア・サポートの概念が理解されていないか、実践するための具体的なプログラムや訓練が不足していることが問題となります。

ピア・サポートの成功は、学校全体の文化と密接に関連しています。教育者、保護者、そして生徒自身がピア・サポートの価値を理解し、その実践を支持することが必要です。
また、生徒たちに適切な訓練を提供し、彼らが他の生徒をサポートするためのスキルと自信を身につけることが重要です。

今後、学校におけるピア・サポートの現状をさらに改善するためには、教育政策のレベルでの支援と、学校ごとの取り組みの強化が求められます。
ピア・サポートが学校教育の標準的な部分となることで、生徒たちは互いに支え合い、成長することができるようになるでしょう。

不登校保護者会 毎月開催 オンラインでも参加可能

当会が創業したフリースクールでは、学校におけるピア・サポートの現状を積極的に改善し、新たな可能性を切り開いています。
私たちは、不登校の子どもたちやその保護者に対して、ピアサポートがいかに有効であるかを実証しています。この取り組みの一環として、
毎月 不登校保護者会を開催し、ピアサポート支援の成果を発表しています。

この会では、ピアサポーターとして活動する生徒たちや、ピアサポートを受けた生徒たちが、その経験や成果について話をします。
これにより、不登校や引きこもりで悩む子どもたちやその家族に対して、具体的な成功事例をもとに希望を提供しています。
フリースクールでのピア・サポートは、同世代の子どもたちが互いに支え合うことで、学び直しや社会への適応、自己肯定感の向上など、目に見える変化をもたらしています。
これらの成功事例は、学校におけるピア・サポートの重要性を強調し、他の教育機関にとっても参考になるモデルとなっています。

私たちの取り組みは、不登校、引きこもりの子どもたちが抱える多様な問題に対して、実践的で効果的な解決策を提案しています。
ピア・サポートを通じて、子どもたちは自分だけではなく、他者との関わりの中で成長し、変化する力を身につけています。
学校におけるピア・サポートの現状は、まだまだ発展途上ですが、当会の取り組みは、その可能性を広げ、教育の場に新たな風を吹き込んでいます。
今後も、ピアサポート支援の成果を共有し続けることで、より多くの子どもたちとその家族に希望を与えていきたいと考えています。

タツマ君の母親は保護者会で、息子の不登校と引きこもりの経験について、心を込めて発表しました。
中学1年で不登校に陥ったタツマ君は、高校1年になると自室にバリケードを作り、外の世界との接触を遮断しました。
この深刻な状況に家族は大きな不安と苦悩を抱えていましたが、当会の支援により、タツマ君の引きこもりを解決するための道筋が見え始めました。

母親は、当会が提供するフリースクールへの通学や、通信制高校での学習サポートなど、具体的な支援内容について詳しく語りました。
そして、それらの支援がどのようにしてタツマ君の心の壁を崩し、彼を再び外の世界へと導いたのかを、具体的なエピソードと共に紹介しました。

保護者会でのこの発表は、同じような悩みを抱える他の保護者たちにとって、大きな勇気と希望を与えるものでした。
タツマ君の母親は、息子が難関大学を経て公務員となるまでの軌跡を通じて、不登校や引きこもりから立ち直ることの可能性を強調しました。
そして、家族の絆と、適切な支援を受けることの重要性を訴えかけました。

この発表は、困難を乗り越えた一家の実話として、多くの人々に感動を与え、不登校や引きこもりに直面している家族に対して、明るい未来への道を示す一例となりました。

高1の時、引きこもったW君の保護者発表

W タツマ君の事例

タツマ君は中学1年生から不登校となり、その後進学した全寮制高校で引きこもりを経験しました。しかし、彼の人生はそこで終わりではありませんでした。
フリースクールへの通学を経て、通信制高校を卒業するという大きな一歩を踏み出しました。この経験はタツマ君にとって、自身の可能性を再発見する貴重な機会となりました。

さらにタツマ君は、自分自身を信じ、難関大学への進学を果たします。大学での学びを通じて、彼はさらに多くの知識を吸収し、自己成長を遂げました。
そして、卒業後は公務員として社会に貢献する道を選びました。

タツマ君の物語は、不登校や引きこもりといった逆境を乗り越え、自らの力で夢を実現できることを示しています。
フリースクールや通信制高校といった支援システムの存在が、彼にとって大きな支えとなりました。そして、彼の努力と決意が、今日の成功に繋がったのです。

タツマ君の事例は、同じように困難に直面している多くの若者やその家族にとって、大きな希望となるでしょう。
どんなに困難な状況にあっても、一歩を踏み出す勇気があれば、未来は開けるというメッセージを私たちに伝えています。

引きこもりW君 大卒公務員

まとめ

私たちの取り組みを通じて、ピア・サポートが不登校や引きこもりに直面する子どもたちにとって、いかに有効な手段であるかを実証してきました。
フリースクールの設立から、毎月開催する不登校保護者会での成果発表まで、私たちは一貫して、同じ経験を持つ仲間からの支援が、子どもたちの学びや社会への復帰、自己肯定感の向上に絶大な影響を与えることを示しています。

ピア・サポートの鍵は、共感と理解にあります。同世代の子どもたちが互いに支え合うことで、
不登校や引きこもりの問題を抱える子どもたちに対して、大人では提供できない独自のサポートを実現しています。
このアプローチは、子どもたちが外の世界に一歩を踏み出すための大きな助けとなり、彼らの成長と発展を促進します。

しかし、ピア・サポートの取り組みはまだ始まったばかりです。
学校教育全体でピア・サポートの価値を認識し、この取り組みを広げていくことが今後の課題です。
私たちの活動は、教育現場におけるピア・サポートの可能性を示す一例に過ぎません。これからも、ピア・サポートを通じて、より多くの子どもたちが自分自身の力を信じ、社会に積極的に参加できるような支援を続けていきます。

最後に、ピア・サポートは単なる支援方法ではなく、子どもたちが互いに学び合い、成長するための大切なプロセスです。
このプロセスを通じて、子どもたちは自分だけでなく、社会全体に貢献できる力を身につけていきます。
私たちは、これからも不登校や引きこもりに立ち向かう子どもたちを支え続け、彼らの可能性を最大限に引き出すために努力していきます。

-不登校 講演会, 不登校保護者会
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