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私たち不登校・引きこもり予防協会は、子どもたちが「規則正しい生活を送り、自信を持ち、自律し、社会に貢献できる未来を実現します!」を目指すことをサポートしています。
これまで1万人以上の子どもたちを支援し、9割以上の成功率を誇っています。本記事を通じて、問題解決のための新たな視点や具体的なヒントを提供できることを願っています。
規則正しい生活をする 不登校合宿、学生寮、海外留学を通して生活習慣を整えます。
自律して自信をつける 学び直しを通じて学習に対する自信を育みます。
社会貢献をする 職に就くことを最終目標に、アルバイトやインターンを体験させます
これらのステップを実践し、1万人以上の子どもたちが変わり、成功率は9割以上を誇ります。こうした活動はNHK「おはよう日本」でも紹介され、多くの親御さんに希望を届けました。
さらに、この経験をまとめた4冊の著書
『高校中退 不登校引きこもりでもやり直せる』が光文社と宝島社から出版されています。
最新刊『もう悩まない!不登校・ひきこもりの9割は解決できる (高濱正伸・杉浦孝宣 著、実務教育出版) 』では、
高濱正伸先生が幼児期の非認知能力を育てるための具体的なアドバイスを提供し、私、杉浦が長年の経験をもとに、実例に基づいた具体的な解決策を紹介しています
加えて 成功事例が満載のリンク集を参考にしていただきたいと思います。
また、このテーマについてさらに深く知りたい方は、5月18日に愛媛県今治明徳短期大学で行われた講演会動画を是非、御試聴下さい
不登校や引きこもりでお悩みの方は、ぜひ当会にご相談ください。一緒に解決の一歩を踏み出しましょう!
お子様の健やかな成長をサポートするための一歩を、一緒に踏み出しましょう。
ネット系通信制高校の魅力と落とし穴
1. 魅力
- 柔軟な学習スタイル:
ネット系通信制高校は、自分のペースで学習することができるので、従来の学校に馴染めなかった生徒や、忙しい生徒にとっては非常に便利です。
-場所を選ばない学習:
インターネット環境があればどこでも学習が可能。移動時間のロスがなく、自宅やカフェなど、自分の好きな場所で学ぶことができます。
- 多様なカリキュラム:
従来の学校とは異なり、多岐にわたるカリキュラムから自分に合ったものを選択できる場合が多い。
2. 落とし穴
- 自己管理の難しさ:
自分のペースで学ぶというのは魅力的ですが、それには高い自己管理能力が求められます。計画的に学習しなければ、どんどんと遅れが出てしまう可能性がある。
- 人とのコミュニケーションが少なくなる:
ネット系の通信制高校は、自宅学習が中心となるため、友人や先生との直接のコミュニケーションが少なくなります。これにより、社交的なスキルが育ちにくくなる可能性が考えられます。
- 実際の学び手の質:
自ら学ぶ意欲がないと、実際に吸収する知識や情報の質が低くなる恐れがあります。積極的な学びの姿勢が求められる環境です。
ネット系通信制教育の裏側:不登校悪化 8ヶ月 引きこもった渡辺君
渡辺君はかつて、明るく積極的な性格を持つ高校生でしたが、全日制の高校へのバス通学が苦手で不登校傾向が見られるようになりました。その結果、彼はネット系の通信制高校を選ぶことになりました。
1. ネット系通信制高校の選択
元々活動的だった渡辺君にとって、ネット系通信制高校は新鮮な魅力を持っていました。自分のペースで学べる環境というのは、当初はストレスなく学べるという大きなメリットとして捉えられていました。
2. 孤立の始まり
しかし、時間が経つにつれて、渡辺君は外に出る機会が減少していきました。従来の学校生活では自然と友人や先生とのコミュニケーションがあったが、ネット系通信制高校ではそれが減少し、彼は生活リズムが乱れ、昼夜逆転、ほとんどの時間をゲームに費やすようになっていきました。その結果、彼のモチベーションは徐々に下がっていった。
3. 引きこもりへの加速
外に出る機会が少なくなると、渡辺君の生活リズムが乱れるだけでなく、家族とのコミュニケーションが減少し、一般的な常識が通じなくなるなど、彼の引きこもりを加速させた要因が複数あったことが、ご両親との相談で明らかになりました。
4. 再びの変化
渡辺君の家族は彼の状態を心配し、オンライン面談を求めました。面談ではご両親だけで行い、彼を東京に連れていけるかや引きこもりを解決する方法などについては、今後の相談となりました。その後、お父さんと本人は口論となり、取っ組み合いのケンカなどをしましたが、東京での3者面談が決まりました。私の前で彼は再び学ぶ意欲を取り戻し、明るい未来を目指し始めました。
渡辺君の事例は、ネット系通信制高校が持つリスクを象徴しています。しかし、適切なサポートと理解があれば、再び正しい道を歩むことも可能です。
8ヶ月 引きこもり高校生 原因解決! 本人出演 防衛大学に受かり、自衛隊に行きました
[00:00] 渡辺君は、高校への長い通学時間が引きこもりの原因だったと語ります。
- 大阪での生活中、友人との約束以外ではほぼ自宅にいた。
- 1時間もの長距離バス通学がストレス源で、特にバスの揺れに耐えるのが困難だった。
[01:28] 通学の困難さからネット系の通信制高校に転校したものの、モチベーションを維持できず退学。
- 通常の高校を避け、ネットコースを取ることで卒業を目指したが、その道中でモチベーションを完全に失った。
[02:56] 日常の変化を経て、外出が日常的になり、今は早稲田大学進学を目指して頑張っている。
- 8ヶ月の引きこもりを経て、生活のリズムを取り戻した渡辺君は、2023年3月 当会の通信制高校を卒業・防衛大学に受かり、自衛隊に行きました
新たな支援の取り組み:渡辺君の再起をサポートするアプローチ
1. 高卒支援会=通信制高校サポート校の紹介
渡辺君には、引きこもり支援をしている通信制高校のサポートを行っている「高卒支援会」を紹介しました。ここでは、通信制高校の特性を生かしつつも、生徒たちが社会との接点を持ち続けることができる環境が提供されています。
2. 提携の学生寮への入寮
渡辺君には、提携している学生寮への入寮を勧め、サポート校のスタッフが彼をサポートすることにしました。寮生活は規則正しい生活リズムを築く上での良いきっかけとなります。また、他の生徒たちとの交流も自然と増え、社会的スキルを再び磨くことができました。サポート校のスタッフは彼の進捗状況を定期的に確認し、必要に応じてアドバイスやサポートを行いました。この継続的なフォローアップが、彼の学びを持続させる大きなサポートとなりました。
3. 目標設定のサポート
渡辺君は具体的な目標設定のサポートを受け、将来的に早稲田大学への進学を目指すこととなり、勉強計画や時間管理の方法などを一緒に考えました。その結果、防衛大学の一次試験に受かり、2023年3月に通信制高校を卒業と同時に自衛隊に入隊しました。大学にリベンジするため、今後も学びを続けていくと語っています。
4. 期間的なフォローアップ
渡辺君は寮に入寮する際、最初はモーニングコールから始まり、抜き打ちの学生寮チェックなどがありました。サポート校のスタッフは彼の進捗状況を定期的に確認し、必要に応じてアドバイスやサポートを行いました。この継続的なフォローアップが、彼の学びを持続させる大きなサポートとなりました。
新たな支援の取り組みを通して、渡辺君は再び学ぶ喜びを取り戻し、自らの未来に向けて前進する力を得ることができました。彼の経験は、適切なサポートがどれだけ大切であるかを改めて示しています。
渡辺君との動画インタビュー 第2回
渡辺君は、家庭内の問題として父親との間に大きな対立があり、それがエスカレートして取っ組み合いの喧嘩となったと明かします。その事件がきっかけで、彼は一大決心をし、東京へ面談のために向かいました。この面談での経験や学び、そして新たな環境での変化について語る中で、渡辺君は深く感じたことを共有します。
動画の最後に、彼は「二度と引きこもりの生活に戻りたくない」と語り、これまでの苦しい日々と、これからの新しい生活への決意を伝えました。
まとめ
学生寮と合宿は、不登校や引きこもりの生徒にとって、生活リズムの正常化、社会性の向上、自律心の養成、新しい環境での適応力の習得、そして目標達成への動機付けといった多岐にわたる効果をもたらします。これらの経験は生徒の自己成長を促進し、彼らが社会に適応し、自分の夢や目標に向かって進む力を与えてくれる重要な要素となっています。当会は、渡辺君のような引きこもりでお悩みの生徒やその保護者の強力な味方です。多くの生徒が新しい人生の道を見つけ、自分の可能性を広げていくことができるよう、適切なサポートと環境を提供しています。お悩みの保護者の方、お気軽に相談をお待ちしています。11/22日 いじめ、不登校から元気になったS 君の講演会があります。誰でも参加可能。参加費は無料です。お時間がある方は是非。