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「東京から始まる新たな一歩:通信制高校と学生寮で変わる未来」というテーマの下、私、一般社団法人不登校・引きこもり予防協会の代表、杉浦孝宣から、不登校や引きこもりに直面している保護者の皆様へ、一筋の光をお届けしたいと思います。
お子様が学校に行かなくなり、家に閉じこもるようになった際、どのような対応をすれば良いのか、多くのご家庭が悩んでいらっしゃいます。私たちはこれまで、1万人以上の不登校や引きこもりの子どもたちを支援し、以下の3つのステップで彼らの問題解決に取り組んできました。
規則正しい生活をする:不登校合宿、学生寮、海外留学を通して生活習慣を整えます。
自律して自信をつける:学び直しを通じて学習に対する自信を育みます。
社会貢献をする:職に就くことを最終目標に、アルバイトやインターンを体験させます
これらの取り組みを通じて、多くの子どもたちが自らの問題を克服し、明るい未来を切り開くことができました。NHKおはよう日本で取り上げられた他、私の著書「不登校ひきこもりの9割は治せる」「不登校ひきこもり急増」「高校中退 不登校引きこもりでもやり直せる」にて、これらの経験と知見を詳細に記述しています。
また、当協会のブログ「88%の引きこもり高校生も変われる! 将来の成功11事例」や、情報満載のリンク集は、実際の成功事例や具体的な解決策を提供する貴重な資源となります。こちらのリソースをぜひご参照ください。
どのような状況にあっても、希望を失うことなく、お子様の未来を明るくする手助けをするために、私たちはここにいます。共に歩んでいきましょう。
東京での新しい挑戦
全国各地から寄せられる相談の中には、驚くべきものがあります。
例えば、田んぼの中でタバコを吸う高校生の姿。周りの大人たちは、彼らに目を向けることさえせず、注意一つせずに見過ごしています。
また、通信制高校に在籍しているにも関わらず、授業料に見合った教育を受けていないという声もあります。
これらの状況は、ただ単に教育システムの問題ではなく、社会全体の問題でもあります。そこで私たちは、東京で新しい挑戦を始めることにしました。通信制高校と学生寮を通じて、これらの問題に真正面から取り組み、子どもたちに真の教育を提供すること。これが私たちの目指す未来です。
私たちのプログラムは、ただ知識を教えるだけではありません。生徒たち一人ひとりが自信を持ち、自律し、社会に貢献できるよう支援することを目的としています。東京での取り組みは、日本全国における教育のあり方に新たな光を当てることでしょう。それでは、この新しい挑戦について、具体的にご紹介していきます。
通信制高校のメリットと可能性
通信制高校の最大の特徴は、その柔軟性にあります。たとえば、1年分のレポートを完了するのに、実際にはたった2週間もあれば十分な場合が多いのです。
では、残りの時間はどう使うのでしょうか?多くの場合、これは生徒自身に委ねられます。
しかし、当会ではこの「自由」を、単なる「放任」ではなく「自律への機会」と捉えています。
不登校や引きこもりを解決し、生徒たちが社会に貢献できる人材として成長することを目指しているからです。そのために、まずは規則正しい生活を励行することが重要となります。
規則正しい生活とは、単に時間に追われる生活ではありません。自己管理能力を養い、自分自身で計画を立て、それを実行に移す力を身につけることです。
通信制高校で得られる時間の余裕は、自己発見と自己成長の大きなチャンスです。
当会では、この余った時間を有効に使うためのサポートも行っています。
例えば、趣味や特技を伸ばす活動、社会貢献のためのボランティア、さらには将来のキャリアに向けたインターンシップなど、多岐にわたるプログラムを提供しています。
通信制高校の真のメリットは、単に学業を終えることだけではなく、それを超えた「生きる力」を身につけることにあります。当会では、この可能性を最大限に引き出すための教育を目指しています。
学生寮での生活 規則と自律への一歩
学生寮での生活は、単に居場所を提供するだけではありません。これは、生徒たちが規則正しい生活を学び、自律に向けた大切な一歩を踏み出す場です。
寮生活には規則があります。起床時間、食事時間、勉強時間、消灯時間など、日々の生活は一定のルーチンに沿って進みます。
初めはこれが厳しく感じられるかもしれませんが、実はこれが自律への第一歩なのです。時間管理、自己管理、そして責任感を身につけることができます。
また、寮生活は多様な人々との交流の場でもあります。異なる背景を持つ生徒たちが一堂に会し、互いに学び合うことで、社会性やコミュニケーション能力が自然と育まれます。友情や協力の精神もここで深まります。
さらに、寮では、自分の将来について真剣に考える時間も持てます。自己探求の時間、キャリアプランニングのためのガイダンスなど、自分の可能性を広げるための支援が充実しています。
当会では、寮生活を通して、生徒たちが社会に出るための準備を整えることを目指しています。ここで学んだ規則と自立は、彼らが将来、どんな困難にも立ち向かっていくための強固な基盤となるでしょう。
東京から始まる新たな一歩 通信制高校と学生寮で変わる未来
東京での学びは、単に教科書に書かれた知識を身につけることにとどまりません。
私たちのフリースクールでは、生徒たちが社会貢献の実践に積極的に関わっています。
特に注目すべきは、元引きこもりの生徒が現在の引きこもりの生徒へ家庭訪問を行い、支援を行うという学生インターン制度です。
この制度では、生徒たちが支援される側から支援する側へと立場を変えることができます。
これは、単なる社会経験を超えた学びであり、自己肯定感の向上や、他者への共感力を育む絶好の機会となります。
生徒たちが自らの経験を活かして、同じ問題に直面している他者を支援することは、彼ら自身の回復と成長にもつながります。
さらに、私たちは多様なアルバイトの機会も提供しています。これにより生徒たちは、実務経験を積みながら社会のさまざまな側面を学ぶことができます。
アルバイトを通じて、職業倫理、責任感、チームワークなど、社会で生きるための基本的なスキルを獲得することが可能です。
東京という多様性豊かな都市では、さまざまな職種や文化に触れることができ、これらの経験が生徒たちの視野を広げ、より大きな社会貢献へとつながります。
私たちの目標は、生徒たちが学びを社会に還元し、より良い社会を構築する手助けをすることです。
長野県出身、I君の挑戦
長野県出身のI君は、小中学校の人間関係のトラブルを経て不登校となり、前籍の通信制高校でも続く問題により退学しましたが、
当会提携の通信制高校に再入学することで新たな挑戦の一歩を踏み出しました。
動画で彼が語る散歩や料理といった趣味の大切さ、新宿山吹の通信制高校への転学試験失敗を乗り越えた経緯
そして私たちとのラフティングや企業見学を通じて築かれた絆は、不登校や引きこもりに直面している多くの若者たちにとって希望と勇気を与えるものです。
8ヶ月 引きこもったW君 防衛大学合格
私たちのプログラムにおける一つの輝かしい成功事例は、関西出身のW君です。彼は8ヶ月間の不登校と引きこもり生活を送っていましたが、私たちの支援を経て、見事防衛大学に合格しました。その過程で実施した4つの手順をご紹介します。
① オンラインでのご両親との面談
まず、オンラインでご両親と面談を行い、W君の現状を詳細に把握しました。
② 原因分析と適切な居場所の紹介
W君の不登校の原因は、ネット系の通信制高校にありました。彼にとって適切な居場所を紹介しました。
③ 本人への対応アドバイス
W君への適切な対応方法をご家族にアドバイスしました。
④ 東京への移動と面談
最終的に、W君を東京に連れてきて、私自身が直接面談を行いました。
W君は、全日制の高校で不登校となり、その後ネット系の通信制高校に転校しましたが、生活リズムが崩れ、昼夜逆転の生活になっていました。彼の生活はゲームに支配され、家庭内では暴言や暴力が日常化していました。
不登校と引きこもりの問題は、親子関係の断絶にあります。オンライン面談では、引きこもったお子さんがいる状況で本音で話すことが難しいため、
一時的にW君を実家から離し、親御さんとのコミュニケーションを取りました。
結果、W君は東京に来ることを決意しました。親御さんと共に当会の通信制高校サポート校と学生寮を見学し、
その後、当会の指導の下、規則正しい生活を送るようになりました。その結果、彼は自分の目標を見つけ、防衛大学に合格するという素晴らしい成果を達成しました。
W君のケースは、不登校や引きこもりに陥った若者たちに、適切な支援と環境を提供すれば、彼らが持つ無限の可能性を引き出すことができるという明確な証拠です。
彼らの成功は、私たちの努力と信念の成果なのです。
まとめ
このブログを通して、私たち一般社団法人不登校・引きこもり予防協会が東京で展開している通信制高校と学生寮の取り組み、そしてその成功事例をご紹介しました。私たちは、不登校や引きこもりの問題に対して、規則正しい生活、自律、そして社会貢献を目指す教育を行っています。
W君の事例のように、適切な環境と支援があれば、若者たちは自分の内に秘めた可能性を最大限に引き出すことができます。これは私たちの活動の根底にある信念です。
今後、私たちはこの活動をさらに発展させ、より多くの若者たちに希望の光を提供し続けることを目指しています。私たちの取り組みは、東京に留まらず、全国的なネットワークを築くことで、さらに多くの若者たちへの影響力を拡大していく予定です。
社会において、不登校や引きこもりは根深い問題ですが、私たちはこれらの課題に立ち向かい、解決のために尽力していきます。私たちの活動が、社会全体における教育のあり方や若者支援の新たなモデルとなることを願っています。
最後に、この問題に関心を持つすべての方々にお伝えしたいのは、不登校や引きこもりの問題に対する解決策は存在するということです。希望を失わずに、一緒に問題解決に向けて歩みを進めていきましょう。