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不登校 引きこもり 相談 不登校統計データ

不登校90日以上、引きこもりへの一歩?対策と支援のすすめ

不登校が90日を超えると、多くのご家庭で懸念されるのが「引きこもり」への一歩ではないかという不安です。

この重要な転換点に立たされた時、どのように対応すればよいのか、具体的な解決策はあるのでしょうか。

私、一般社団法人不登校・引きこもり予防協会の杉浦孝宣として、

「子どもたちが規則正しい生活をし、自信を持ち、自律し、社会に貢献する未来を実現する」というミッションのもと、

1万人以上の子供たちの不登校や引きこもり問題に向き合い、以下の3つのステップで変革を達成してきました。

規則正しい生活をする 不登校合宿、学生寮、海外留学を通して生活習慣を整えます。

自律して自信をつける 学び直しを通じて学習に対する自信を育みます。

社会貢献をする 職に就くことを最終目標に、アルバイトやインターンを体験させます

これらのステップを通じて、1万人以上の子どもたちを問題から救い出し、成功率9割以上を達成しました。
これらの取り組みは、成功率9割以上という結果に結びつき、NHKおはよう日本で紹介されるなど、多くのメディアでも取り上げられています。
また、これらの経験と知見は、

「不登校ひきこもりの9割は治せる」,

「不登校ひきこもり急増」,

「高校中退 不登校引きこもりでもやり直せるという3冊の著書にまとめられ、光文社と宝島社から出版されています。

お悩みの皆さん、ぜひこれらの著書や「中学生の引きこもりに悩む親必見!成功事例から学ぶ対処法12選」のブログ記事、
そして成功事例が満載のリンク集を参考にしていただきたいと思います。

私たちと一緒に、お子様が抱える問題を解決し、希望に満ちた未来へと一歩を踏み出しましょう。希望は、必ずあります。

9割以上の成功率はNHKおはよう日本にも紹介

不登校の現状と文部科学省のデータ

新たに文部科学省から発表された令和4年度のデータによると、我が国の国立、公立、私立の小・中学校での不登校児童生徒数が約29万9千件に上り、これは過去最多を記録しました。
さらに深刻なことに、相談を受けていない児童生徒数が約11万4千人、90日以上欠席している児童生徒数が約5万9千人と、これもまた過去最多の数値です。

学校内でのいじめの認知件数も約68万2千件と、こちらも過去最多を更新しています。
このような状況は、新型コロナウイルス感染症の影響下での不安定な生活環境が大きく関与していると考えられます。
子どもたちが抱える不安や悩みが、以前とは異なる形で現れ、また、これを一人で抱え込んでしまうことが増えているのです。

この厳しい現状を受け、政府は児童生徒が安心して学ぶことができる環境の確保を目指し、「誰一人取り残されない学びの保障」に向けた取り組みを緊急強化することを決定しました。
その一環として、性犯罪・性暴力対策強化のための関係府省会議やこどもの性的搾取等に係る対策に関する関係府省連絡会議、そして不登校対策推進本部を合同で開催。

これに基づき、「不登校・いじめ 緊急対策パッケージ」が取りまとめられました。
この緊急対策パッケージには、不登校やいじめといった問題に対して、子どもたちのSOSをしっかりと受け止め、組織的にかつきめ細かく対応していくための方針が示されています。
また、これらの問題に対処するためには、外部の関係機関とも積極的に連携し、全方位的な支援体制の構築が求められています。
不登校やいじめといった問題は、単に学校内で解決すべき問題ではありません。

家庭、地域社会、そして政府が一体となって取り組むことで、初めて児童生徒一人ひとりが抱える問題に対して根本的な解決策を見出せるのです。
我々一人ひとりが、子どもたちの未来に対する責任を真摯に受け止め、行動に移していくことが今求められています。

不登校90日以上、引きこもりへの一歩?対策と支援のすすめ

全国の小中学校で不登校の割合が増加し、特に90日以上の欠席数が増えている現状に、私たちの注意が急がれます。

ここで最も懸念されるのは、これらの不登校の児童・生徒が引きこもり化するリスクです。
私が39年以上にわたり教育支援に携わってきた経験から言えるのは、小中学生が教育支援センターやフリースクールなどに通えず、居場所を見つけられない状態が続くと、深刻な問題が生じやすいということです。

具体的には、生活リズムが乱れ、昼夜が逆転し、長時間のゲーム漬けの生活に陥ることがあります。
これは、子どもたちの精神的、社会的健康にとって非常に有害であり、最終的に引きこもりの状態へと進行してしまう可能性があります。

厚生労働省が定義するところの引きこもりは、「6ヶ月以上、学校や社会生活を送ることができない状態」とされています。
この定義を踏まえると、長期にわたる不登校は引きこもりへの一歩となり得るのです。

この問題に対処するためには、まず子どもたちに適切な居場所を提供することが重要です。
教育支援センターやフリースクールは、学校に通うことが困難な子どもたちにとって、学習の場としてだけでなく、社会と繋がりを持つための大切な環境を提供します。

これらの場所が児童・生徒たちに受け入れられ、彼らが自分の居場所として認識できるよう、支援体制の拡充が求められます。

また、家庭内での生活リズムを整えるための支援や指導も同様に重要です。

保護者や関係機関が協力し、健全な生活習慣を子どもたちに身に付けさせるためのプログラムを提供することが、引きこもり防止の鍵となります。
最後に、社会全体で不登校や引きこもりに対する理解を深め、これらの問題に対してオープンな態度で接することが必要です。
子どもたちが抱える問題に対して、周囲が適切に対応し、支えることで、引きこもりへの道を遮断することができるのです。

【2年間引きこもった子の保護者出演】不登校引きこもりの解決・予防がわかる

22%不登校大幅、増加

文部科学省が公表した最新のデータによると、令和4年度の小・中学校における不登校児童生徒数が29万9,048人に上り、これは前年度から見て5万4,108人(22.1%)の大幅な増加を示しています。
この数字は、在籍する児童生徒数全体の3.2%に相当するという、決して見過ごすことのできない重要な指標です。
この増加率は、我々が直面している教育現場の課題の深刻さを物語っています。

不登校の児童生徒数が増え続けるという事実は、子どもたちが学校という場所で抱える不安や問題が増加していることを示しており、
これには学校生活の中でのいじめの問題、家庭環境、学習への不安、社会との関わり方など、多岐にわたる要因が関与していると考えられます。

また、このデータは、教育機関や社会が、不登校という問題に対してどれだけ真剣に取り組んでいるか、
また、どれだけ効果的な支援や解決策を提供できているかという点についても、私たちに問いかけています。

不登校の増加は、単に数値としての問題ではなく、その背後にある子どもたち一人ひとりの心の叫びに耳を傾け、適切なサポートを提供することが急務であることを強く示唆しています。
このような状況を踏まえ、今後は不登校児童生徒への支援策をさらに充実させ、彼らが抱える様々な問題に対して柔軟かつ具体的な解決策を提案していくことが求められます。
教育現場だけでなく、家庭、地域社会が一体となって、子どもたち一人ひとりが安心して学び、成長できる環境を整えていくことが、これからの大きな課題となるでしょう。

無気力や不安、生活リズムの乱れ、いじめなど不登校の背後は多岐

不登校に至る生徒が抱える問題の中で、最も多く報告されている要因は「無気力、不安」で、全体の51.8%を占めています。
これは、子どもたちが日々の学校生活や将来に対して感じる漠然とした不安や、モチベーションの低下を示していると言えるでしょう。
次に多いのは「生活リズムの乱れ、遊び、非行」で11.4%となっており、これも子どもたちの健全な成長にとって重要な課題であることがうかがえます。

いじめの問題についても、依然として深刻な状況が続いており、特に小学校でのいじめ認知件数が非常に高い水準にあります。
これらの数字は、学校や家庭、地域社会全体で、子どもたちが抱える問題に対してより敏感になり、支援の手を差し伸べる必要があることを強く示しています。
無気力や不安、生活リズムの乱れ、いじめなど、多岐にわたる要因が不登校の背後にあることから、これらの問題に対処するためのアプローチも多角的である必要があります

例えば、子どもたちの心のケアを重視したカウンセリングの提供、生活リズムを整えるための支援プログラム、学校や地域社会におけるいじめ防止対策の強化などが挙げられます。

また、子どもたち一人ひとりの「無気力、不安」を解消し、自己肯定感を高めるためには、彼らの興味や関心、強みを生かした教育プログラムの開発も重要です。

学校だけでなく、地域社会や家庭が連携して、子どもたちが安心して自分らしく生きられる環境を整えることが、不登校問題の根本的な解決に繋がります。
このように、子どもたちが抱える「無気力、不安」をはじめとする様々な問題に対しては、個別のニーズに応じたきめ細かい支援と、全社会的な取り組みが必要とされています。
それぞれがこの問題に真剣に取り組むことで、子どもたちの未来をより明るいものに変えていけるでしょう。

家庭環境、経済的要因、人間関係から不登校に陥る

不登校の背後にある問題を掘り下げてみると、家庭環境、経済的要因、学校での人間関係といった外部環境が大きな影響を与えていることが明らかになります。
これらの要因は、子どもたちの日常生活に密接に関わっており、その心理的な状態に直接影響を及ぼしています。

家庭環境の影響 家庭環境が安定していない、または家庭内でのコミュニケーションが不足している場合、子どもたちは精神的な支えを失い、不安定な心理状態に陥りやすくなります。

親の離婚、家庭内での争い、親の過度な期待といった問題が、子どもたちの不登校につながるケースは少なくありません。 経済的要因 経済的な困窮もまた、子どもたちの学校生活に大きな影響を与えます。
経済的な理由で教材や学習支援ツールが十分に提供されない、部活動や学校行事への参加が困難であるといった状況は、子どもたちの学校への帰属意識を低下させる原因となります。

学校での人間関係 学校での人間関係もまた、子どもたちが直面する大きな課題です。友人関係のトラブルやいじめ、教師とのコミュニケーション不足などは、子どもたちが学校に行きたくなくなる直接的な原因となります。
特に、いじめは深刻な心理的トラウマを残すことがあり、不登校の大きな要因となっています。

これらの外部環境の影響に対処するためには、家庭、学校、地域社会が一丸となって支援体制を構築することが重要です。
家庭では、子どもたちとのコミュニケーションを大切にし、安心して話せる環境を提供すること。

学校では、人間関係の構築を支援し、いじめに対しては厳正に対処する体制を整えること。
また、経済的な支援が必要な家庭に対しては、地域社会や行政が連携してサポートを提供することが求められます。
子どもたち一人ひとりが、外部環境の変化に左右されずに健全に成長できるよう、社会全体で彼らを支えていくことが今後の大きな課題となるでしょう。

90日以上は引きこもり化のリスク

不登校の児童・生徒が90日以上学校を欠席するという事態は、単に学業が中断されるという問題だけではありません。もっと深刻なのは、これが引きこもり化するリスクを高めることです。
長期間にわたって学校を欠席することで、子どもたちは学校という社会的な場から離れ、友人や教師との交流が断たれ、結果として社会とのつながりを失いかねません。

引きこもり化のリスク 90日以上の欠席は、子どもたちが学校という共同体から隔離される一因となります。学校は学習の場であると同時に、社会性を学び、人間関係を築く場でもあります。
この重要な時期に学校生活から遠ざかることは、子どもたちの心理的・社会的成長に大きな影響を与えます。

生活リズムの乱れ
長期間学校に通わないことで、生活リズムが乱れがちになります。
昼夜逆転の生活や、インターネットやゲームに依存する生活が常態化すると、健康への悪影響はもちろん、社会復帰が一層困難になる可能性があります。
自尊心の低下 学校生活から遠ざかることで、自己効力感や自尊心の低下を招くことがあります。
自分が社会の一員として受け入れられていないと感じ、孤立感や劣等感を深める結果となりかねません。
家族関係の負担 子どもが学校に行かなくなると、その理由や対応について家族間で意見が対立することがあります。
また、親が子どもを学校に送り出せないことへの罪悪感や焦りも、家庭内のストレスを高める一因となります。

このような問題に効果的に対処するためには、学校、家庭、地域社会が連携して、不登校の子どもたちに対するきめ細やかな支援を行うことが不可欠です。
早期の介入と個別のニーズに応じたサポートを提供することで、不登校の長期化を防ぎ、引きこもり化のリスクを減らしていくことが可能です。
社会全体で子どもたちを支え、彼らが安心して学校生活に復帰できる環境を整えることが求められています。

学びの機会の喪失と生活リズムの乱れ

不登校が長期化することで、子どもたちが直面する大きな問題の一つに、「学びの機会の喪失」と「生活リズムの乱れ」があります。
これらは単に個人の問題ではなく、将来にわたって子どもたちの成長や社会参加に大きな影響を与える重要な課題です。
学びの機会の喪失 学校は知識を習得する場であると同時に、思考力や問題解決能力を養う場所です。

不登校により学校を長期間欠席することで、子どもたちはこれらの学びの機会を失います。

これは単に学業成績の低下という表面的な問題にとどまらず、好奇心や学習への意欲の減退、将来のキャリア形成における選択肢の狭窄といった深刻な影響を及ぼします。

生活リズムの乱れ 学校生活は子どもたちにとって規則正しい生活リズムを提供します。
不登校によりこのリズムが失われると、昼夜逆転の生活や不規則な食生活が常態化し、身体的、精神的健康を害するリスクが高まります。
また、このような生活習慣は、社会性の低下や対人関係構築の困難さを招き、孤立感や不安感を増大させる原因となります。
これらの問題に対応するためには、まず、子どもたちが学ぶ意欲を取り戻せるような支援が必要です。

例えば、学校以外の場所での学習機会を提供することや、興味・関心に基づいた個別の学習プランの提案などが考えられます。

また、生活リズムを整えるためには、家庭でのルール作りや健康的な生活習慣をサポートするプログラムの活用も有効です。

学びの機会の喪失と生活リズムの乱れは、不登校の子どもたちが直面する深刻な問題ですが、家族、学校、地域社会が手を取り合い、一人ひとりの子どもに合わせた支援を行うことで、
これらの問題を克服し、子どもたちが健全な成長を遂げるための土台を築くことができます。社会全体で子どもたちの未来を支えるための取り組みが求められています。

学校との連携を大切に

90日以上不登校が続いている状況にある保護者の皆さまへ、学校との緊密な連携を心がけていただくことが重要です。
学校に通学できないお子様に対しても、教育の機会を確保するためのさまざまな支援が可能です。

例えば、学校に代わる教育支援センターや、一部地域で提供されている校内フリースクール、オンライン授業などがあります。
これらの支援を活用することで、お子様が学びを続けることができます。 また、家庭内での取り組みも非常に大切です。

規則正しい生活を促進することで、お子様の生活リズムを整え、学習に取り組む習慣を育むことができます。

具体的には、一定の時間に起床・就寝するルーティンの確立や、健康的な食生活、適度な運動の習慣をつけることが推奨されます。
生徒指導や親子での対応 学校に通えないお子様に対しても、生徒指導の枠組み内で、個別のニーズに合わせたサポートを行うことが可能です。
学校と家庭が連携し、お子様が抱える問題や不安について話し合い、解決策を一緒に考えましょう。

親子でのコミュニケーションを深めることも、お子様の自己肯定感を高める上で非常に重要です。
家庭と学校の連携 不登校のお子様を支えるためには、家庭と学校が一体となって取り組むことが不可欠です。
定期的な情報共有や、お子様の状況に応じた柔軟な対応が求められます。

また、学校側から提供される教育プログラムやサポートに対して、積極的に関わり、お子様の学びの環境を整えていくことが大切です。
不登校が長期化することによるリスクを最小限に抑えるためにも、保護者の皆さまが前向きに学校と協力し、お子様一人ひとりに合わせた最適な教育機会を提供することが重要です。
一緒に、お子様が再び学びの場に戻れるよう、支えていきましょう。

フリースクールをはじめ選択肢はたくさん、相談窓口

大都市圏にお住まいの方であれば、フリースクールをはじめとした教育支援の選択肢は豊富にあります。
しかし、もっと重要なのは、お子様が引きこもりの傾向にある場合、早期に適切な対策を講じることです。

例えば、親御さんとのコミュニケーションが取れなくなって1ヶ月以上経過している、昼夜逆転の生活、ゲーム漬けの毎日、衛生状態の悪化など、
これらは引きこもりの典型的なサインとされています。

当会では、このような状態の中高生とその保護者様を対象に、専門的な支援を行っています。
初めての方を対象にした無料相談窓口を設けており、
電話(03-4400-1337)または当会のウェブサイトから、気軽にご相談いただけます。

お子様が引きこもりの状態にあると感じたら、一人で悩まずに専門機関の支援を求めることが大切です。
当会では、引きこもり状態の子どもたちの問題解決に向けて、9割以上の高い解決実績を誇っています。
子どもたち一人ひとりの状況に合わせた個別の支援を通じて、彼らの未来を一緒に明るくしていきましょう。
保護者様自身の精神的な負担も大きいかと思いますが、専門家と協力しながら、一歩ずつ前に進むことが、お子様の健全な成長への道を開きます。
私たちは保護者様とお子様を全力でサポートしますので、ぜひご連絡ください。

3つのステップで不登校、引きこもり解決

私たちの提案する自己肯定感の向上、 自律支援、そして学校復帰への道は、3つのステップに集約されます。
このプロセスは、お子様が健全な日常を取り戻し、自信を持って社会に一歩を踏み出すための基盤を築きます。

1. 規則正しい生活をする 最初のステップは、規則正しい生活を送ることから始まります。
不登校合宿や学生寮、海外留学を通じて生活習慣を改善し、健康的な日常を取り戻すことが重要です。
この基盤があることで、お子様は次のステップへと進むためのエネルギーを得ることができます。

2. 自律して自信をつける
次に、学び直しの機会を通じて、勉強に対する自信を育みます。
知識やスキルの習得は、お子様が自己肯定感を高めるための重要な要素です。勉強を通じて達成感を感じることは自律への大きな一歩となります。

3. 社会貢献をする
長期的な視野を持ち、学校卒業後のキャリア形成を視野に入れた活動を始めます。
アルバイトや学生インターンなどの社会参加を通じて、実際の職場体験を積むことは、社会への貢献意識を高め、さらなる自信につながります。

これら3つのステップは、学校復帰を目指すお子様にとって非常に重要です。
しかし、その根底にあるのは「規則正しい生活」を送ることの重要性です。規則正しい生活が、自己肯定感の向上、 自律、そして学校復帰への道のりの土台となります。
私たちは、お子様がこれらのステップを一歩ずつ踏み出すお手伝いをします。お子様が健全な日常を取り戻し、未来に向けて前進できるように、全力でサポートしていきます。

家庭訪問、オンライン授業等を実施せよ

不登校の児童生徒に対しては、学校に通うことを前提とした既存の教育システムだけでは対応しきれないことが多々あります。
教育支援センターの利用率が12%という現状は、これらの制度がすべての不登校の子どもたちにとって最適な解決策とはなっていないことを示しています。
不登校の理由が「学校に通えないこと」にある以上、教育の提供方法に柔軟性を持たせる必要があります。

当会では、学校に通うことが難しい子どもたちに対して、積極的な家庭訪問(アウトリーチ支援)やオンライン授業の充実を推奨しています。
このようなアプローチは、子どもたちが安心して学び続けることができる環境を提供するために欠かせません。

アウトリーチ支援の重要性 家庭訪問やアウトリーチ支援は、不登校の子どもたちやその家族と直接関わり、個々のニーズに応じたサポートを行うことができます。

このような支援を通じて、学校への復帰だけでなく、学習意欲の回復や社会性の向上を促すことが可能になります。
オンライン授業の充実 また、オンライン授業の提供は、時間や場所の制約を受けずに学習する機会を与えます。

特に現在のようにデジタル技術が発展している時代においては、オンライン授業は非常に有効な教育手段となり得ます。
これにより、学校に行くことが難しい子どもたちも、自宅で安心して学び続けることができるようになります。
柔軟な教育制度の構築は、不登校の児童生徒一人ひとりが抱える問題に対して、適切な解決策を提供するために不可欠です。
学校教育の枠組みに捉われず、子どもたちの多様な学習ニーズに応えるための新たなアプローチの開発と実践が求められています。
当会では、すべての子どもたちが自分に合った形で学び続けることができるよう、支援の手を広げていきたいと考えています。

不登校加速 令和3年から令和4年

令和3年度、令和4年度における不登校や引きこもりのデータは、新型コロナウイルス感染症の影響でこれらの問題が加速していることを明確に示しています。
この状況を受け、私たちは既存の枠組みを超えた新しい取り組みの必要性を感じています。
家庭での取り組み まず、ご家庭では、不登校が長期化すると引きこもるリスクが高まることを認識し、お子様に規則正しい生活を送らせることから始めていただきたいです。
健康的な生活リズムを保つことは、精神的な健康を維持する上で基本となります。具体的には、適切な睡眠時間の確保、バランスの取れた食生活、適度な運動などが挙げられます。
学校の役割 学校は、教育の現場として不登校対策に取り組む必要がありますが、現実には長期欠席者に対応できるだけの余裕がないことも事実です。

そのため、学校では短期間の欠席に対するフォローを強化し、早期の学校復帰をサポートすることが重要です。
NPO等の専門機関との連携 90日以上の長期欠席者に関しては、NPOや不登校専門機関との連携を深めることが有効です。
これらの機関は、不登校や引きこもりの問題に特化した知識と経験を持ち合わせており、個々の状況に合わせた支援を提供することができます。

また、オンライン授業やアウトリーチ支援、フリースクールといった多様な学習機会の提供を通じて、お子様が再び学びの場に戻ることを促すことが可能です。
このように、不登校や引きこもりの問題に対しては、学校、家庭、専門機関が互いに連携し、それぞれの役割を果たすことが極めて重要です。
社会全体でこれらの問題に取り組むことで、子どもたちの未来に希望をつなげることができます。

8050(80歳代の親が50歳代の子供を支援する状況)

不登校問題とその社会的影響について、より深い理解と認識が必要です。
ここ数年で、不登校の児童・生徒数は10年連続で過去最多を更新しており、引きこもりの人数も1,16万人から1,46万人へと急増しています。

特に、8050問題(80歳代の親が50歳代の子供を支援する状況)がすでに9060問題へと進展している現状は、不登校問題を放置した場合の重大な社会問題へと発展する可能性を示唆しています。

以下、この問題に対する社会全体の認識を深めるためのポイントを箇条書きにしてみましょう。

* 不登校の数は10年連続で過去最多を更新している これは単なる個別の問題ではなく、社会全体が直面している課題であることを意味します。

* 引きこもりの人数が急増している 不登校の延長線上に引きこもりという深刻な問題があり、その数は年々増加しています。

* 8050問題から9060問題へ 親世代が高齢化しても子どもが 自律できずにいる問題が、さらに深刻化しています。これは家族だけの問題ではなく、社会全体の支援が必要であることを示しています。

* 不登校を放置することのリスク 不登校を早期に対処しないことが、長期的な引きこもりや社会からの孤立へとつながる可能性があることを認識すべきです。

* 社会全体での認識と対策が必要 不登校や引きこもりの問題解決には、学校、家庭、地域社会、専門機関が連携し、多角的なアプローチが求められます。

これらのポイントから、不登校や引きこもり問題に対する社会的な理解を深め、早期の対策と継続的な支援体制の構築が急務であることがわかります。
社会全体で子どもたちの未来を支えるための取り組みが、今こそ求められています。

37歳餓死を待つ引きこもり予防策

中学生の引きこもりに悩む親必見!成功事例から学ぶ対処法12選

不登校や引きこもりという課題に直面している多くの児童・生徒とその家族にとって、全体としての支援体制の強化と、個々の状況に合わせた細やかな対応は非常に重要です。
これらの問題には一人ひとり異なる背景があり、そのため一律の解決策ではなく、個別のニーズに応じたアプローチが求められます。
当会では、このようなお悩みを持つご家族に対して、「中学生の引きこもりに悩む親必見!成功事例から学ぶ対処法12選」という形で、具体的なサポートを提供しています。

これは、実際に成功した事例を基に、引きこもりに悩む中学生を持つ親御さんがどのように対応していけばよいか、具体的な方法を提案するものです。
支援の具体例

* 規則正しい生活リズムの確立

* 学習意欲を引き出す方法

* 家庭内コミュニケーションの改善

* 社会との接点を持つためのイベントの提案

* 当会とご家庭の連携による心理的サポート

これらの対処法は、引きこもり傾向にある中学生が抱える様々な問題に対して、柔軟かつ具体的な解決策を提供します。
個々の状況に応じた細やかな対応を通じて、お子様が再び社会に一歩を踏み出すためのサポートを行っています。
ご不安やお悩みをお持ちの方は、ぜひ当会にご相談ください。お子様一人ひとりの未来に向けた最適なサポートをご提案させていただきます。
お気軽にお問い合わせいただければと思います。お待ちしています。

すぎうら@9割不登校ひきこもり解決!

杉浦孝宣 不登校、引きこもり講演会

 

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