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不登校 引きこもり 相談

「過干渉から自律へ」不登校・引きこもり450件の真実

不登校、過干渉、過保護…。これらの言葉に悩んでいる保護者の皆様へ、

一般社団法人不登校・引きこもり予防協会の杉浦孝宣です。
子どもたちの不登校や引きこもり問題に、39年にわたり真剣に向き合い、解決策を見つけることに専念してきました。私の経験から、1万人以上の子どもたちが新たな道を見つける手助けができたことは、大きな喜びです。その成功の秘訣は、私の著書「不登校ひきこもりの9割は治せる」「不登校ひきこもり急増」、そして「高校中退 不登校引きこもりでもやり直せる」に詳しく記されています。

このブログでは、NHKおはよう日本でも紹介された私の取り組みを皆さんと共有し、実例を通じて具体的な支援の方向性を示します。
また、「88%の引きこもり高校生も変われる! 将来の成功11事例」という記事や情報満載のリンク集もご紹介しています。これらの資料を活用し、お子様の問題に対して新たな視点を得てください。

不登校や引きこもりは、一人で解決しなければならない問題ではありません。私たちは皆さんと共に、子どもたちの未来を明るく照らし、問題に立ち向かいます。
この問題に対する理解を深め、適切な対処法を共に学びましょう。子どもたちの明るい未来への道は、ここから始まります。

9割以上の成功率は、NHKおはよう日本で紹介

不登校や引きこもりと親の関係性について

近年、不登校や引きこもりの子供たちが増え続ける背景には、さまざまな要因が考えられます。特に、家庭の環境や親の関与の仕方が一つの大きな影響を持つことが明らかになっています。
不登校や引きこもりの背後には、「親との関係性」の問題がしばしば見られます。親の過干渉や過保護、そして親子間の期待値のズレが、子供たちの学校生活への適応や自己評価を低くする原因として挙げられます。

親の過度な期待は、子供たちにとって重大なプレッシャーになることが多く、それが学業、進学、友人関係といったさまざまな面でのストレスと化し、学校を避ける気持ちを生むことがあります。同様に、親の過干渉や過保護は、子供たちの自立心を阻害し、問題解決のスキルやコミュニケーション能力を育てることを遅らせるリスクが高まります。
だが、この問題は親の意識を改革すること、そして適切なサポートや親子関係の再構築を通じて大いに改善することが可能です。子供との信頼関係を築くこと、そして適切な距離感を保つことは、不登校や引きこもり問題の解消への鍵です。
そして、不登校が9年連続で過去最多を更新し、引きこもりが115万人から146万人以上に急増している背景には、国や文科省の不十分な対策も一因として無視できません。この問題に対する真摯な取り組みが求められています。

「過干渉から自律へ」不登校・引きこもり450件の真実

当協会では年間450件の相談を受け付けています。それぞれのケースは独特であり、その背後には様々な要因が潜んでいます。そして、これらの要因は単独ではなく、複雑に絡まり合っている場合が多いのが特徴です。以下、年間450件の相談の内訳について解説いたします。

1. 親の過干渉・過保護: 
これは全体の9割以上を占める最も大きな要因です。親の期待が子供にプレッシャーとして作用し、それが学校拒否や引きこもりの原因となるケースが多いです。2. 学校内でのいじめ・人間関係のトラブル:
これに関する相談は約60件。学校でのトラブル、いじめや対人関係のストレスが、子供の心に大きな傷として残り、学校を避けるようになる事例3. 学業のプレッシャー:約30件。
受験勉強や成績へのプレッシャーが引き金となるケース。特に中学・高校生に多い4. 精神的な問題:
約20件。FDHDや発達障害、うつ症状など、精神的な健康問題に起因するケース。これらの子供たちは専門的なサポートが必要です。5. その他の要因:
約40件。家庭の経済的な問題や親の離婚、移住など、様々な生活の変化が原因となるケース

上記の内訳からも、親の過干渉や過保護が非常に大きな割合を占めていることが分かります。これを解決するためには、親の意識改革や適切なサポートが必要です。その他の要因についても、それぞれ適切なアプローチやサポートが求められることが理解できます。そして、これらの要因が複数絡まり合い、一つの問題が別の問題を引き起こすことも少なくありません。

年間 不登校引きこもり相談 450件中 親の過干渉、過保護で括ると9割以上です
つまり、親の過干渉、過保護を親自身が治せば、不登校・引きこもりは9割治せますよね

【2年間引きこもった子の保護者出演】不登校引きこもりの解決・予防がわかる

引きこもりと不登校 過干渉の危険性とその解決策

中学生のF君は、小学4年生の秋から中学受験の塾に通っていたが、6年生の頃に塾を止める決断を下した。
彼の母親は塾に非常にのめり込んでおり、F君自身も一生懸命努力していたが、体力的、精神的な疲れから2ヶ月ほど学校を欠席することとなった。

この期間、家庭の環境も複雑で、彼の父親は怒鳴りつけることが常であり、その暴力的な態度は後に母親に向けられることとなった。F君はこの父親の態度に非常に恐怖を感じていたことは間違いない。

中学1年生の時、F君は6月から11月まで学校を休むこととなった。この時期、彼はゲームに強く依存していた。家庭では、ゲームの時間制限やスマホの使用時間の制約が課されていたが、これがF君と母親との間にさらなる摩擦を生んでいた。それにも関わらず、中学2年生の時には、彼は学年1位の成績を収め、欠席も遅刻も一度もなかった。一見、何でも頑張れる子に見えるF君だったが、母親の過干渉や信用のなさ、自分のプライドを傷つけられる経験から、自信を失っていった。

中学3年生となると、彼の学校生活はさらに厳しさを増していった。4月に好きな担任のクラスに入れなかったことから学校がつまらないと感じ、気分の浮き沈みが激しくなっていった。夏休みにはスマホゲームの課金をし、大金を使ってしまう事件が発生。その後も、学校の出席は徐々に減少し、11月からは完全に不登校となってしまった。

家庭の中では、Wi-Fiの利用制限を巡る対立や、父親との暴力的な対立が起こるなど、状況は一層悪化していった。F君は現在も昼夜逆転の生活を送り、ゲーム依存の状態が続いている。母親としては、F君の精神的、身体的健康を非常に心配している。このケースから、家庭環境や親子の関係の難しさ、そしてゲーム依存の問題が深刻に影響していました。

当会からのアドバイス
現状の引きこもり状態を解決しなければ、高校受験どころではないと伝える
母親の過干渉を直ちに止めて、父親 暴言、暴力は止める
もちろん、ご両親は一回だけのアドバイスでは済まず、受験まで、数度にわたり、しつこく、面談させていただきました。
結果、高校受験は第一志望の学校に受かりました

不登校〜引きこもりステージ判定表


不登校や引きこもりの問題に直面する家族は、その状況を理解し、対処するために、子どもの状態を「ステージ」として捉えることが有効です。
この分類に基づき、各ステージに応じた具体的なサポートの提供方法をご紹介します
家族の皆さんが一丸となって、この課題に取り組むことの重要性を強調します。

ステージ1 不登校の初期段階
不登校期間 1日~60日
対応 親子間のコミュニケーションを重視し、子どもの話をじっくりと聞きます。
生活リズムの乱れが見られない限り、まずは家庭内での安定を図ります。食事は3食しっかりと取るようにし、規則正しい生活習慣を支援します。

ステージ2 不登校が続く場合
不登校期間 61日~180日
対応 親子間のコミュニケーションは保ちつつ、生活リズムの乱れに注意を払います。
この段階で学校や専門家との相談を始めることをお勧めします。
食事に関しても、バランスの取れたものを心掛けましょう。

ステージ3 長期不登校から引きこもりに
不登校期間 181日~
対応 この段階では、第三者の介入が必要になる場合が多いです。
生活リズムの乱れを正し、食事の管理も含めて外部の専門家の助けを借りることが有効です。

ステージ4 引きこもりが顕著に
特徴 自室に閉じこもりがちで、親子間のコミュニケーションが極めて困難に。
対応 専門のカウンセリングやカウンセラーの支援を積極的に求めます。
家族内での対応だけでなく、外部の支援を活用して、子どもが社会に復帰できるようなプランを立てます。

ステージ5 長期化した引きこもり
特徴 20歳を超えて引きこもりが続いており、社会復帰が困難。
対応 この段階での支援はより専門的なものが求められます。社会復帰支援プログラムや、成人向けの支援施設の活用を検討します。
家族もサポートを受けることが重要です。

不登校や引きこもりを経験する子ども達とその家族にとって、一人で抱え込む必要はありません。
各ステージに応じた適切な支援と、家族や周囲の理解があれば、困難な状況を乗り越えることが可能です。
大切なのは、子どもと向き合い、一歩ずつ前に進むことです。

 

不登校期間

親子間のコミュニケーション

生活リズム

食事

ステージ 1

1日~60

ステージ 2

61日~180

×

ステージ 3

181日~

×

×

ステージ 4

年単位

×

×

×

ステージ 5

年齢20歳以上

×

×

×

「様々な要因の結果として社会的参加(義務教育を含む就学,非常勤職を含む就労,家庭外 での交遊など)を回避し,
原則的には6ヵ月以上にわたって概ね家庭にとどまり続けている状 態(他者と交わらない形での外出をしていてもよい)を指す現象概念」と定義厚生労働省サイトより

親が自覚すれば、早い


中1の娘 小学受験をし、中学に内部進学しました。ステージ判定は2でした
6年三学期から不登校となり、中学は最初は頑張って通いました。6月から登校できなくなり、7月に不登校となりました。期末試験も4日中1日受けらませんでした 
明日、始業式です 先生の本を昨日よみ、決断しました

始業式にいけなければ、明日、先生のところにご相談に娘を連れていきたいと強く思っております。
直前で申し訳ないのですがどうぞ宜しくお願い申し上げます
ちなみに、不登校原因は母である私の過干渉であることを自覚しております
どうしても不登校を治したいと思っております。そのためであれば、すぐにでも学校をやめようとも思っています

後日、面談にて、お母さんご自身、娘に対する過干渉を反省されていました
私のアドバイスを受け入れ、娘さん、当会のフリースクールに入学して、元気に通学しています

分かっちゃいるけど、止められない

面談すると、親の過干渉は自覚されていることが多いのです。

「ついつい、手をだしてしまって」

「ちっとも、動かない子なので、私がお膳立てして」等と

頭ではわかっているんですが、実際の行動は真逆になっている場合もあります。

特に、若いスタッフのアドバイスを受け入れてもらえない時があるので、

その時は還暦過ぎた、私の出番です

長女、小学校教員、次女 銀行員 孫、育成中

私、著者としてこのテーマに取り組むに至った背景には、私自身の育児経験とそれ以前の不登校、高校中退、引きこもりの子供たちへの支援経験が深く関係しています。私は長女と次女の二人の子を持つ父であり、彼女たちとの日常を通じて、多くの悩み、喜び、発見がありました。  長女誕生前から、私は不登校、高校中退、引きこもりの子供たちの支援をしていました。その経験を活かして、長女の育児には特に過干渉や過保護に気をつけ、日常の中で自分で考えて行動することを促すよう努力しました。
長女は現在、小学校の教員として働きながら、中国人の婿とともに1歳8ヶ月の孫を育てています。彼女の子育ての中での挑戦や喜び、そして学びを見る中で、私自身も新たな気付きや理解を得ることが多々あります。

次女は、銀行員としての職を持ちながら、彼女自身の人生を歩んでいます。彼女の独立した生活や仕事における取り組みを見ることで、私は子供たちが成長し、それぞれの道を進む姿に誇りを感じています。
これらの経験を通じて、私は子供たちが持つ独自の個性とニーズを尊重し、理解することの大切さを学びました。完璧な親であることよりも、子供たちと共に成長する姿勢が何よりも重要だと感じています。
私がこのブログで提供する内容には、これまでの経験と知識が根底にあります。多くの読者の方々と共感を持ち、共に成長していく過程を大切にしています。

 

 

 

38年前 不登校・引きこもり支援をした    キッカケ〜不登校講演会より

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私たちの専門家チームは、それぞれの子供たちに最適な支援を提供することを心がけており、その過程で引きこもり中学生との信頼関係を築き上げ、コミュニケーションの改善や生活習慣の正常化に努めています。
引きこもりや不登校の問題は一筋縄ではいきませんが、私たちの知識と経験に基づいた支援によって、多くの子供たちが新たな一歩を踏み出すことができています。

オンライン面談:悩みや疑問について、専門家と直接話すことができるオンライン面談サービスを提供。

不登校ひきこもりから公務員となったY,W君動画
当協会の支援を受け、引きこもりから立ち直り公務員となったY,W君の事例を動画で紹介

S君 7ヶ月 ひきこもりの支援法
当協会の支援を受け、7ヶ月で引きこもりから立ち直ったS君のケースを詳しく紹介

昼夜逆転経験した生徒に聞く
昼夜逆転の生活リズムを経験した生徒のインタビューを公開。彼らがどのように立ち直ったかの貴重な体験を共有

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不登校や引きこもりに関する詳細な情報を得たい方のための参考書籍リストをご用意しています。

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