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女子中学生引きこもり10年解決!公務員になるまでの軌跡

皆さん、こんにちは。一般社団法人不登校・引きこもり予防協会の代表、杉浦孝宣です。
今日は、10年間引きこもり生活を送った一人の女子中学生が、どのようにしてその壁を乗り越え、公務員として社会で活躍するに至ったのか、その軌跡についてお話しします。

中学2年の春、彼女は学校の門をくぐることができなくなりました。
家庭での両親の不和。友達とのわずかなすれ違い、クラスでの立ち位置、日々の授業のプレッシャー…。これらが積み重なり、彼女の心は閉ざされました。
家が安息の場となり、外の世界への一歩が遠のいていきました。

しかし、彼女が変わるきっかけは、親知らずの痛みでした。それが彼女を家から一歩外に出させ、私たちの団体との出会いへとつながりました。

当団体は、不登校や引きこもり問題に向き合い、「子どもたちが規則正しい生活をし、自信を持ち、自律し、社会に貢献する未来を実現する」という教育ミッションを掲げています。私たちは1万人以上の子供たちの問題を、

3つのステップ:規則正しい生活、自律と自信の育成、社会貢献への道筋を通じて解決してきました。

この記事では、
彼女がどのようにして学び直しを始め、アルバイトを経て、通信制高校を卒業し、短大で保育士の資格を取得し、そして公務員として歩み始めたのか、その全てをご紹介します。
この経験と知見は、「不登校ひきこもりの9割は治せる」「不登校ひきこもり急増」「高校中退 不登校引きこもりでもやり直せる」という3冊の著書にまとめられており、NHKおはよう日本でも紹介されました。

「女子中学生引きこもり10年解決!公務員になるまでの軌跡」。
この物語は、挫折を乗り越え、自分の限界に挑戦し続ける勇気に満ちた、一人の女性のリアルな記録です。
彼女の経験が、同じような悩みを抱える方々やその家族に、新たな一歩を踏み出す勇気を与えられれば幸いです。また、
私たちのブログ「中学生の引きこもりに悩む親必見!成功事例から学ぶ対処法12選」や情報満載のリンク集もぜひご参照ください。
不登校や引きこもりの問題に対する新たな視点や解決策を見つけることができるでしょう。希望は必ずあります。

では、彼女の旅路の始まりにご案内しましょう。

女子中学生の引きこもりになりやすい性格

1. 敏感で内向的な性格
引きこもりになりやすい子供たちは、しばしば敏感で内向的な性格をしています。小さな変化やストレスに対しても強く反応し、それが原因で人との交流を避けがちになるんですね。
彼らは内面の世界が豊かで、繊細な心を持っているため、外の世界のざわつきに圧倒されやすいのです。

2. コミュニケーションの難しさ
次に、コミュニケーションの取りづらさも引きこもりの子供たちに多く見られます。これは言葉を交わすことに対する恐れや不安が原因で、クラスメイトや教師との日常的なやりとりさえ困難になることがあります。
また、感情の表現や要求の伝達が苦手で、その結果、自分を孤立させてしまうこともあるのです。

3. 学校生活や社会に対する適応困難
学校というのは、多くのルールや枠組みが存在する場所。引きこもりの子供たちは、こうしたルールに適応することが難しく感じることがあります。
それは学業の面だけでなく、友人関係や集団生活においても言えること。
自分が置かれた環境に馴染めないと感じると、不安やストレスが高まり、学校を避けるようになってしまいます。

これらの特徴を理解することは、引きこもりのお子さんを支える上でとても大切です。決して彼らを責めるのではなく、理解し、受け入れ、そして適切なサポートを提供することが重要です。
引きこもりは一人の問題ではなく、私たち全員の問題。お子さんが抱える困難に対して、温かい目で向き合い、支えていきましょう。

とにかく、コミュニケーション

引きこもりという状況は、ご家族にとっても、お子さんにとっても、大変な試練ですよね。ただ、ここで大切なのは、決して焦らず、冷静に対処することです。
では、引きこもってしまった時の対処法と、それをサポートする方法について、お話ししていきましょう。

お子さんとのコミュニケーションを大切に
まずは、お子さんとのコミュニケーションを保つことが大切です。話し合いの場を持つことを急がず、日常の小さなやりとりから始めましょう。お子さんが好きな話題や、共通の興味があることから話を始めるのがいいですね。お子さんのペースを尊重し、心を開くまで根気強く待つことが重要です。

専門家のサポートを活用する
心理カウンセラーや専門の引きこもり予防士、支援機関に相談するのも一つの手です。専門家はお子さんだけでなく、ご家族へのアドバイスも提供してくれます。また、同じような経験をした家族のグループに参加することで、共感や情報を得ることができるでしょう。

学校との連携を忘れずに
お子さんが学校に通えない状況でも、学校との連携を持つことは大切です。学校側に状況をきちんと伝え、必要ならば柔軟な学習プランの提案を受けることも可能です。教育相談員やスクールカウンセラーとの連携も視野に入れましょう。

無理に外出を促さない
引きこもりのお子さんを無理に外に出そうとするのは逆効果です。お子さんが外出したいと感じるまで、その意欲が自然に湧くような環境作りを心がけてください。例えば、お子さんの興味を引くイベントや活動を提案するなど、前向きな刺激を与えることが大切です。

自宅での安全な空間を作る
お子さんが安心して過ごせるような自宅の空間を作りましょう。自分の部屋を自由にアレンジさせるなど、プライベートな空間を尊重することで、心の安定につながります。

引きこもりの状態は、一夜にして改善されるものではありません。しかし、一歩ずつ、確実に前進することができます。お子さんのペースを大切にしながら、家族一丸となってサポートしてください

女子中学生引きこもり10年解決!公務員になるまでの軌跡

中学生の娘さんが不登校になるというのは、ご家族にとって心配の種ですよね。
Y子さんのケースを見てみましょう。彼女は中学2年で不登校になり、その後長い間、引きこもりの生活を送りました。
しかし、その状況が変わったのは、親知らずの痛みを機に外に出るきっかけを得たからです。これが彼女にとって、新たな一歩を踏み出すチャンスとなりました。

私たちの団体では、Y子さんのような方々に対して、学び直しの機会を提供しています。
Y子さんにはアルバイトを始めることを勧め、そのプロセスを通じて彼女は自信を取り戻しました。
その後、私たちの通信制高校を卒業し、短大に進学。保育士の資格を取得し、現在は公務員として社会に貢献しています。

この物語は、私たちの著書「高校中退 不登校引きこもりでもやり直せる」に登場する実例の一つです。このケースから、私たちは大切なことを学びます。
それは「どんなに時間がかかっても、やり直すことは可能だ」ということ。Y子さんは、自分自身と向き合い、支援を受け入れる勇気を持って変わることができました。
そして今、彼女は自分の経験を生かして他人のために働いています。

不登校や引きこもりは、決してその子の「終わり」を意味するものではありません。それは一つの「通過点」であり、新たな始まりになり得るのです。
苦しい状況の中にいるお子さんやご家族の皆さん、諦めずに支援を求め、一緒に新しい道を探しましょう。
希望を持って、一歩ずつ前進していきましょう。

コロナの影響で不登校、引きこもり急増

女子中学生の不登校には、様々なきっかけがありますが、特にコロナ禍でこれらの問題が顕著になったと言えるでしょう。


友人が作れない問題
学校は学ぶ場であると同時に、友達を作る場でもあります。しかし、コロナ禍で学校生活が制限され、オンライン授業が主流になる中で、友人関係を築く機会が減少しました。
特に、新しい環境に馴染むのに時間がかかる女子中学生にとって、友達を作ることは一層難しくなっています。友達がいないと感じる孤独感は、学校へ行くモチベーションを下げる大きな原因となり得ます。

スクールカーストの問題
また、スクールカーストによる影響も無視できません。学校内での見えない階層が形成され、そこに属さないと感じる女子中学生は孤立感を抱えやすいです。
コロナ禍では、こうした状況がオンライン空間にも広がり、SNSを通じての排除やいじめが加速したケースも見られます。これが学校への不安を増大させ、不登校につながることがあります。

これらの問題に対処するためには、学校側のきめ細やかな配慮とサポートが必要です。
例えば、オンラインでの交流の場を提供する、カウンセリングサービスを強化するなどの対策が考えられます。

そして何より、家庭での心のケアが大切です。
お子さんが抱える悩みに耳を傾け、共に解決策を探すことが重要です。
女子中学生が直面するこれらの問題に対して、私たちは理解を深め、適切な支援をしていく必要があります。
一人ひとりが安心して学校生活を送れるよう、社会全体で温かいサポートを提供しましょう。

今の時代の女子中学生、コミュニケーション

今の時代の女子中学生たちは、かつてないほど多様な情報に囲まれ、それに伴う様々なプレッシャーを感じながら成長しています。
そんな彼女たちとどのように向き合うか、親御さんや教育関係者にとって大きな課題ですね。ポイントは、理解に基づいたコミュニケーションと、適切なサポートを提供することにあります。

コミュニケーションは寄り添う心で
まず大切なのは、彼女たちの話を真摯に聞き、共感する姿勢を示すこと。それは、批判や説教から入るのではなく、彼女たちが何に興味を持っているのか、
どんなことに悩んでいるのかを理解しようとすることから始まります。心を開いてもらうためには、まずは心を開くことが大切です。

情報との健全な距離感を
SNSやインターネットが日常に溶け込む中で、情報の取捨選択が難しい時代です。そのため、情報との健全な距離感を保つ方法を一緒に考え、デジタルデトックスの時間を設けるなど、リアルな人間関係を大切にする時間を持つことが重要です。
自己肯定感の育成を
女子中学生が直面する問題には、しばしば自己イメージの問題が関わっています。彼女たちの自己肯定感を高めるためには、日々の小さな成功を認め、称賛することが効果的です。
彼女たちの努力や成長を見逃さず、しっかりと評価しましょう。

学校生活とのバランスを
学校は学びの場であり、社会性を養う場でもあります。勉強だけでなく、部活動や友人との交流など、学校生活全体を通じて彼女たちのバランス感覚を育てることが大切です。
学校と家庭が連携し、一貫したサポートを提供しましょう。

今時の女子中学生との向き合い方は、彼女たちが成長する過程で変化し続けます。常に柔軟な姿勢で、彼女たち一人一人の個性やニーズを理解することが、良好な関係を築く鍵です。
親御さんや教育関係者の皆さん、彼女たちが安心して成長できるよう、手を差し伸べ続けましょう。

引きこもりの中学生をもつ、保護者へ6つのポイント

引きこもりの中学生を持つ親御さんには、多くの場合、いくつかの共通点が見られます。これらを理解することで、より良い支援へとつながる可能性がありますので、6つのポイントをご紹介します。

1. 心配の深さ
引きこもりのお子さんを持つ親御さんは、非常に心配が深いです。お子さんの未来に対する不安、周囲の目、そして何よりお子さんの幸せを願うあまり、時には過度なプレッシャーを感じてしまいます。

2. 対応に対する迷い
「どう接したらいいのか」「何が正しい支援なのか」という迷いを持つ親御さんが多いです。適切なアプローチ方法についての情報が不足していることもあり、対応に困っていることが少なくありません。

3. サポートの必要性の認識
多くの親御さんは、自分たちだけの力で解決を試みる前に、専門機関や支援団体の存在を知り、そのサポートの必要性を認識しています。子どもが抱える問題の専門的な理解を求め、外部の支援を積極的に活用しようとする姿勢があります。

4. 子どもとのコミュニケーションの難しさ
お子さんとのコミュニケーションに苦労している親御さんも多いです。子どもの心情を汲み取ることの難しさや、親の意見を押し付けてしまうことへの懸念があるため、対話をすることに躊躇してしまうことがあります。

5. 家族内のストレス
引きこもりはお子さん個人の問題だけでなく、家族全体のストレスとなり得ます。他の家族構成員への影響や、家庭内の雰囲気に悪影響を及ぼすことに心を痛めています。

6. 解決への強い意志
しかし、何よりも共通しているのは、お子さんの状況を改善したいという強い意志です。どんな困難があっても、
お子さんのために最善を尽くし、一歩でも前に進むための方法を模索し続けています。

これらのポイントを踏まえ、私たちは引きこもりの中学生とその親御さんが抱える問題に対し、適切なサポートと温かい理解を提供することが必要です。
親御さんが感じる心配やストレスを軽減し、お子さんが社会に戻ってこれるような手助けを心がけましょう。一緒に問題を乗り越えていけることを信じて、前向きに取り組んでいきましょう。

当会の不登校、引きこもり解決事例 12選

当会で取り組んだ不登校や引きこもりの解決事例を12選ご紹介します。

Y子さんの事例
中学2年から不登校になり、その後10年間引きこもりました。24歳で当会に相談し、学び直しとアルバイトを始めました。27歳で通信制高校を卒業し、
短大で保育士資格を取得、現在は公務員です。

カイト君の事例
中学1年で不登校になり、7ヶ月間の支援後、フリースクールに通い、通信制高校を卒業。現在は公務員です。

中1の時、7ヶ月引きこもり 解決! 公務員

カズキ君の事例
中高一貫校に入学後、成績不振と家庭内暴力で自主退学。通信制高校に転校し、区役所で公務員として活躍中です。

カズキ Y君


リョウタ君の事例

夏休み明けから不登校に。親の食事を拒否し、ゲームに没頭。通信制高校に転校し、航空自衛隊入隊。


タツマ君の事例

中1から不登校に。全寮制高校に進学後、引きこもりを経験。フリースクール通学後、通信制高校を卒業し、難関大学を経て公務員に。

フリースクール卒業生 タツマ W君


佐藤渉太君の事例

スポーツ推薦で私立高校に進学も挫折。通信制高校に転校し、友達作りに成功。現在は大学で農業を学んでいます。

シュン君の事例
高校1年で不登校に。親とのコミュニケーション断絶、昼夜逆転生活。通信制高校に転校後、生活改善を経て看護系大学に進学。

W君の事例
通信制高校のネットコースに在籍中、引きこもりに。フリースクールに通い、早稲田大学を目指し、現在は自衛隊で活躍中。

8ヶ月引きこもったW君


エイタ君の事例
中1から徐々に不登校に。フリースクールで生徒会会長になり、カナダ留学を経験。現在は動画編集会社を運営しています。

G君の事例
高校生で不登校に。ゲームに没頭し、家族とのコミュニケーション困難。フリースクールを経て美大合格、現在は後輩に美術を教えています。

ヨッシーの事例
中学時代の不登校、高校でのいじめを経験。フリースクールでの学び直しを経て、青山学院大学に進学し、大手IT企業に就職。ブログ


N君の事例
中学3年で不登校宣言、その後、2年間、引きこもり。通信制高校への進学を決断し、現在は週5日通学中。カナダ留学も経験しました。

【2年間引きこもった子の保護者出演】

これらの事例は、不登校や引きこもりが一時的な問題であること、適切なサポートと環境があれば乗り越えられることを示しています。当会では、このような多くの子どもたちの未来を明るく照らすサポートを続けています。

 

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