不登校の子をいつまで見守る？引きこもり予防！実践的アプローチ5選

長く引きこもると、子どもたちの社交性や学習能力、自分を信じる力や自尊心も低下してしまうんです。だから、「様子を見る」と言っている間にも、子どもたちは後退してしまうことが多いのが実情。だからこそ、不登校の「見守り」には期限を設けるべきだと思います。期限内でしっかりとしたサポートや対策を打つことが大事。

さて、私は杉浦孝宣と言います。一般社団法人不登校･引きこもり予防協会の代表をしています。私たちは、「子どもたちが規則正しい生活を持ち、自信をもって、自律し、社会で活躍できるようになる」ことを目標にしています。そのための3つのステップで不登校、引きこもり問題を解決してきました

これらの取り組みは、成功率9割以上という結果に結びつき、NHKおはよう日本で紹介されるなど、多くのメディアでも取り上げられています。
また、これらの経験と知見は、

「不登校ひきこもりの9割は治せる」,

「不登校ひきこもり急増」,

「高校中退　不登校引きこもりでもやり直せるという3冊の著書にまとめられ、光文社と宝島社から出版されています。

お悩みの皆さん、不登校や引きこもりに直面しているすべての方々へ、これらの著書や「中学生の引きこもりに悩む親必見！成功事例から学ぶ対処法12選」のブログ記事、
そして成功事例が満載のリンク集を参考にしていただきたいと思います。私たちと一緒に、お子様が抱える問題を解決し、希望に満ちた未来へと一歩を踏み出しましょう。希望は、必ずあります。

また、このテーマについてさらに深く知りたい方は、FC今治高等学校里山校　岡田武史学園長（元サッカー日本代表監督）からの要請で行われた講演会動画を是非、御試聴下さい

不登校中学生と不登校高校生は対応が違う

中学生と高校生の不登校へのアプローチは、日本の教育制度の違いから異なる点があります。まず基本として、中学校は義務教育の範疇にありますが、高校は義務教育ではありません。

中学生の場合

中学校が義務教育であるため、不登校の子どもも留年することなく卒業できるケースが多いです。しかし、これには落とし穴があり、学校への出席日数が足りていなくても卒業できるため、不登校の問題がそのまま先送りにされ、根本的な解決を見ないまま高校へ進学することがあります。このような状況は、将来的に子どもの学びや心の健康に影響を及ぼすリスクを抱えています。

高校生の場合

一方、高校は義務教育ではないため、出席日数が一定を下回ると留年や進級不可、最悪の場合卒業できないというリスクが高まります。それにもかかわらず、多くの保護者や生徒は、高校での不登校が中学校時代と同様に「待っていても解決する」と誤解していることがあります。この認識のまま時間が経過すると、突然、学校から「留年」や「退学」の通告を受け、驚くケースが多々あります。
これらの違いから、中学生と高校生では不登校への対応方法や支援体制も変わってきます。中学校では、不登校の原因を早期に特定し、子どもの心のケアや学習支援に力を入れる必要があります。一方、高校では、不登校の状態が続くと学業への影響が直接的かつ大きいため、早期の復帰を促す具体的な計画と支援が必要です。
重要なのは、どちらの段階でも「見守る」だけでなく、子どもの感情や問題に寄り添いつつ、適切な時期に適切な介入とサポートを行うことです。期限を決め、それを過ぎたら専門家の協力を仰ぐなど、柔軟かつ具体的な対応が求められます。

引きこもり高校生7つの手順　解決法

不登校〜引きこもりステージ判定表

不登校や引きこもりの問題に直面する家族は、その状況を理解し、対処するために、子どもの状態を「ステージ」として捉えることが有効です。この分類に基づき、各ステージに応じた具体的なサポートの提供方法をご紹介します
ご本人の状況が　ステージ判定2未満であれば、都立高等学校転学・編入学募集の対策すれば　合格する可能性があります

ステージ1　不登校の初期段階
不登校期間　1日～60日
対応　親子間のコミュニケーションを重視し、子どもの話をじっくりと聞きます。
生活リズムの乱れが見られない限り、まずは家庭内での安定を図ります。食事は3食しっかりと取るようにし、規則正しい生活習慣を支援します。

ステージ2　不登校が続く場合
不登校期間　61日～180日
対応　親子間のコミュニケーションは保ちつつ、生活リズムの乱れに注意を払います。
この段階で学校や専門家との相談を始めることをお勧めします。
食事に関しても、バランスの取れたものを心掛けましょう。

ステージ3　長期不登校から引きこもりに
不登校期間　181日～
対応　この段階では、第三者の介入が必要になる場合が多いです。
生活リズムの乱れを正し、食事の管理も含めて外部の専門家の助けを借りることが有効です。

ステージ4　引きこもりが顕著に
特徴　自室に閉じこもりがちで、親子間のコミュニケーションが極めて困難に。
対応　専門のカウンセリングやカウンセラーの支援を積極的に求めます。
家族内での対応だけでなく、外部の支援を活用して、子どもが社会に復帰できるようなプランを立てます。

ステージ5　長期化した引きこもり
特徴　20歳を超えて引きこもりが続いており、社会復帰が困難。
対応　この段階での支援はより専門的なものが求められます。社会復帰支援プログラムや、成人向けの支援施設の活用を検討します。
家族もサポートを受けることが重要です。

不登校や引きこもりを経験する子ども達とその家族にとって、一人で抱え込む必要はありません。
各ステージに応じた適切な支援と、家族や周囲の理解があれば、困難な状況を乗り越えることが可能です。
大切なのは、子どもと向き合い、一歩ずつ前に進むことです。

「様々な要因の結果として社会的参加（義務教育を含む就学，非常勤職を含む就労，家庭外 での交遊など）を回避し，
原則的には６ヵ月以上にわたって概ね家庭にとどまり続けている状 態（他者と交わらない形での外出をしていてもよい）を指す現象概念」と定義」厚生労働省サイトより

中学校の留年無しの方針とその影響

留年無しの方針は一見、生徒にとってプレッシャーが少なく、精神的な負担を減らすことができるように思えるかもしれません。しかし、これにはいくつかの深刻な問題点が潜んでいます

問題点

対策の提案

これらの問題を避けるためには、「見守る」だけでなく、早期からの適切な介入が重要です。学校、保護者、そして必要に応じて不登校、引きこもり専門家との連携を図り、個別のニーズに合わせたサポートプランを立てる必要があります。また、不登校の生徒が抱える問題に対して、学校側が柔軟かつ具体的な対応をとることが重要です。それには、定期的な面談、カウンセリング、追加の学習サポート、そして家庭との綿密なコミュニケーションが含まれます。引きこもりや不登校の問題は単純ではなく、それぞれの生徒が抱える背景や事情は異なります。だからこそ、個々の状況を理解し、それぞれに適したサポートを提供することが、この問題を解決する鍵となります。

【2年間引きこもった子の保護者出演】不登校引きこもりの解決・予防がわかる

高校不登校は中退リスク

高校生の不登校がもたらすリスクは高校中退をはじめ多岐にわたり、学生の将来に深刻な影響を及ぼす可能性があります。以下、いくつかの具体的なリスクについて説明します。

これらのリスクを克服するためには、不登校の早期発見と適切な対応が不可欠です。学校、家庭、地域社会が連携してサポート体制を整え、生徒が抱える問題に対処することが重要です。それにより、不登校の生徒が学業を継続し、卒業後の人生においても多様な選択肢を持てるようサポートすることが可能です

不登校ひきこもりの9割は治せるの登場人物 　カイト君は2023年3月　卒業　　　　　　　　公務員になりました

期限を設け、様子を見守るべき

不登校の高校生に対して、期限を設けてサポートすることの重要性は非常に高いです。期限を設けることで、以下のようなメリットが期待できます。

ただし、期限設定は慎重に行う必要があり、生徒一人ひとりの状況やニーズに応じてフレキシブルに対応することが大切です。期限はあくまで目安であり、それを過度に強調することで生徒にプレッシャーを与える結果にならないよう配慮が求められます。

首都圏の高校における留年の基準30日以上が目安

首都圏の多くの高校では、生徒の留年について特定の基準が設けられています。その中で、特に重要視されるのが出席日数です。一般的に、30日以上の欠席があると、その学年の進級や卒業が危ぶまれる可能性が高まります。この30日という数字は、学校によって若干の違いはありますが、教育機関が生徒の学習進度や学校生活への適応能力を評価する際の目安とされています。以下の点が、この基準の背景にあります。

学習の遅れ
長期間の不在が続くと、生徒は授業内容を理解する機会を失い、テストや試験の成績に影響が出る可能性があります。また、クラスメートとの学習進度の差が開き、挽回が困難になる場合もあります。

社会性の育成
学校は学問を学ぶ場であると同時に、社会性や協調性を育む場でもあります。長期欠席により、クラス活動や学校行事への参加機会を逃すことは、これらの重要なスキルの習得機会を損なうことにも

学校規律との調和
学校には、生徒全員が遵守すべき規則や規律があります。欠席日数を含め、これらの基準に達しない生徒は、校則に従っていないと見なされ、留年や退学の対象となる可能性があります

しかし、留年の決定は欠席日数だけでなく、その理由や生徒の全体的な状況、学業成績、学校とのコミュニケーションなど、多岐にわたる要因を総合的に判断した上で行われます。そのため、家庭の事情や健康上の問題など、特別な理由で欠席が続いた場合、学校側は個々の状況に配慮した対応を取ることもあります。

不登校の子をいつまで見守る？引きこもり予防！実践的アプローチ5選

不登校の高校生を持つ親として、期限内に取るべき具体的なアクションはいくつかあります。重要なのは、現実の問題を理解し、冷静に、かつ建設的に対処することです。

どの道を選択するにせよ、親としては常に子どもの味方でいることを忘れず、一緒に問題を乗り越える支えとなることが求められます。

学校との連携の重要性と、問題の早期解決へのアプローチ

不登校や引きこもりの問題に対処するには、学校との緊密な連携が非常に重要です。しかし、実際には、不登校が長期化すると、学校や保護者との連携が途絶えがちで、お互いに感情的になり、問題解決への道がさらに困難になることが少なくありません。

子どもが不登校や引きこもりの状態にあると、家庭は非常に大きなストレスを抱えることになります。しかし、解決策は存在します。学校や専門機関との連携を通じて、適切な支援と指導を受けることが、この困難を乗り越える鍵となります。

杉浦孝宣（すぎうらたかのぶ）手法

私が39年以上もまえから提唱する手法は、不登校や引きこもりの子どもたちが直面する課題に多角的かつ実践的にアプローチするものです。その核となるのは、個々の状況を細やかに把握し、子どもたち一人ひとりのニーズに寄り添った支援を行うことです。

成功事例としては、不登校や引きこもりの状態から、これらの手法を通じて回復した多くの子どもたちがいます。彼らは自信を取り戻し、学業や就職、そして社会活動に積極的に参加するようになりました、証拠は下記のまとめサイトの動画をご覧下さい。実際に不登校、引きこもりだった、本人、本人の保護者が数多く、インタビューに応えています！

Youtube,twitterお問い合わせ先まとめサイト

私たちの専門家チームは、それぞれの子供たちに最適な支援を提供することを心がけ、引きこもりや不登校の中学生との信頼関係を築き、コミュニケーションの改善や生活習慣の正常化に努めています。引きこもりや不登校の問題は複雑であり、一筋縄では解決できませんが、私たちの豊富な知識と経験に基づく支援により、多くの子供たちが新たな一歩を踏み出し、自立への道を歩み始めています。
以下は、私たちが提供するリソースの一部です

不登校や引きこもりの問題に直面している皆さん、あるいはそのご家族の方々が、これらのリソースを利用して、希望と解決の道を見出していただければと思います。

不登校ひきこもりの9割は治せる

カズキY君は不登校、引きこもりから公務員へ

不登校や引きこもりは、子供たちだけでなく家族全体に影響を及ぼす深刻な問題ですが、けして解決不可能なものではありません。私たち一般社団法人不登校･引きこもり予防協会は、これまで数多くの成功事例を通して、その解決可能性を証明してきました。どんなに困難な状況であっても、適切な支援と理解があれば、子供たちは自らの力を取り戻し、新たな道を切り開くことができます。「不登校ひきこもりの9割は治せる」という言葉には、私たちの経験に基づく深い確信が込められています。このメッセージを胸に、不登校や引きこもりに直面している皆さん、またそのご家族の方々に、一歩を踏み出す勇気を持っていただきたいと思います。その第一歩として、私たちが提供するリソースやサポートをぜひご活用ください。未来は決して閉ざされているわけではありません。それぞれの子供たちが持つ無限の可能性を信じ、一緒に新しい道を見つけ、希望の光を築いていきましょう。私たちは常にここにいます、あなたとあなたの大切な家族のために。