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特に、通信制高校や定時制高校に通う生徒、そして貧困家庭で育つ子どもたちの状況は深刻です。
これらの子どもたちは、学校教育の枠組みの中で十分に支援を受けられず、社会とのつながりを築くことが難しい場合が多いのです。
そこで重要なのは、ただ教育を提供することではなく、子どもたちが自立し、社会に貢献できるような力を身につけることです
当会では、以下のステップを通じて、1万人以上の子どもたちを支援し、成功率9割以上という実績を上げています。
規則正しい生活をする 不登校合宿、学生寮、海外留学を通して生活習慣を整えます。
自律して自信をつける 学び直しを通じて学習に対する自信を育みます。
社会貢献をする 職に就くことを最終目標に、アルバイトやインターンを体験させます
これらのステップを実践し、1万人以上の子どもたちが変わり、成功率は9割以上を誇ります。
こうした活動はNHK「おはよう日本」 プレジデントオンライン でも紹介され、多くの親御さんに希望を届けました。
さらに、この経験をまとめた4冊の著書
『高校中退 不登校引きこもりでもやり直せる』が光文社と宝島社から出版されています。
最新刊『もう悩まない!不登校・ひきこもりの9割は解決できる (高濱正伸・杉浦孝宣 著、実務教育出版) 』では、
高濱正伸先生が幼児期の非認知能力を育てるための具体的なアドバイスを提供し、私、杉浦が長年の経験をもとに、実例に基づいた具体的な解決策を紹介しています
加えて 成功事例が満載のリンク集を参考にしていただきたいと思います。
私、一般社団法人不登校・引きこもり予防協会 代表理事の杉浦孝宣は 40年以上にわたって不登校や引きこもりの問題に取り組み、
これまでに9割以上の子どもたちを支援し、改善へと導いてきました。不登校や引きこもりの問題を真剣に解決したい方は、ぜひ私たちと一緒に取り組んでいきましょう。
お子さんの未来を切り開く第一歩を、今、踏み出しましょう。
通信制高校は不登校・高校中退・引きこもりの受け皿
文部科学省が発表した2024年度の学校基本調査によると、通信制高校に在籍する生徒数は29万87人に達し、過去最高を更新しました。全国39都道府県で3年連続の増加となり、
通信制高校の重要性はますます高まっています。これは、不登校や高校中退、引きこもりの若者が増えている現状を反映しており、通信制高校が彼らの受け皿として機能していることを示しています。
しかし、通信制高校に通うには高額な費用がかかります。特に私立通信制高校の場合、サポート校の費用を含めると年間40万~100万円もの負担が生じます。
公立通信制高校に比べて私立通信制高校の割合は8:2と圧倒的に多く、多くの家庭が大きな経済的負担を強いられています。
高校無償化議論から抜け落ちた通信制高校の現実
現在の高校無償化議論では、私立高校の授業料補助を拡大するかどうかが焦点となっています。
しかし、日本経済新聞社の調査では、経済学者の70%が私立高校向け支援額の引き上げに反対しています。
主な理由として、
- 私立高校が授業料を引き上げる可能性がある
- 公立高校の定員割れが進む
- 教育の質向上や幼児教育の充実が優先されるべき
といった点が挙げられています。一方で、東京都立大学の阿部彩教授は「私立校にもいろいろあり、通信制や定時制など、貧困層や不登校の子どもを対象とした高校への支援を増やすべきだ」と指摘しています。
まさに、この視点こそが現在の高校無償化議論に欠けている重要なポイントです。
通信制高校を無償化すべき理由
- 不登校・高校中退・引きこもりの若者を支援するため
通信制高校は、さまざまな事情で全日制高校に通えない若者にとって、再び学び直す貴重な場です。彼らが社会復帰するためには、経済的な障壁を取り除くことが不可欠です。 - 教育格差を是正するため
経済的に余裕のある家庭は私立全日制高校に通えますが、通信制高校を選ぶ生徒の多くは経済的困難を抱えています。教育の機会均等を実現するためにも、無償化が必要 - 公立通信制高校だけでは受け皿にならない
公立の通信制高校は全国にありますが、圧倒的に数が少なく、定員も限られています。結果として、多くの生徒が私立通信制高校を選ばざるを得ず、高額な授業料を負担。
高校無償化の本来の目的とは?
高校無償化は、「すべての子どもが経済的な理由で教育を受けられなくなることを防ぐ」ことを目的としています。
しかし、現状では通信制高校に通う生徒たちが取り残されています。この矛盾を解消するためには、通信制高校の授業料を無償化し、すべての子どもたちに平等な教育の機会を提供するべきです。
政府には、単なる「狭義の金銭負担」の議論ではなく、「教育の質」と「公平な教育機会の確保」に重点を置いた政策を求めたいと思います。
通信制高校の授業料無償化を実現するために
通信制高校の無償化を実現するためには、以下のような具体的な施策が求められます。
- 私立通信制高校への就学支援金の適用拡大
- サポート校への補助金支給
- 通信制高校生徒への奨学金制度の充実
これらの政策を実現することで、すべての子どもたちに教育の機会を提供し、日本の未来を支える人材を育成することができます。
通信制高校に通う生徒たちが、経済的な理由で学びを諦めることがない社会を目指して、今こそ高校無償化の議論に通信制高校を含めるべきです