目次
- 1 引きこもり中学生でも失敗しない高校進学法
- 2 中学生の不登校の理由トップ3
- 3 不登校中学生は高校に行けないの?進路の選択肢
- 4 不登校から立ち直る3つのステップで高校受験を
- 5 調査書に注意が必要
- 6 高校受験で避けられない4つのハードル
- 7 出席日数・調査書・高校受験
- 8 不登校 or 引きこもりを見極めて、高校受験に備えましょう
- 9 不登校〜引きこもりステージ判定表
- 10 不登校でも高校受験はできる?
- 11 「不登校でも出席扱い」になる方法
- 12 ネット系の通信制高校の落とし穴
- 13 不登校生徒の声と関連動画
- 14 受験校の種類と特徴を知ることで、不登校の高校受験は成功します
- 15 全日制に行くのが良いとは限らない 一人ひとりにあった進路を考えよう
- 16 保護者が取るべき行動と対策
- 17 まとめ
親と話さない、昼夜逆転、ゲームに夢中、お風呂に入らない、髪の毛や爪伸ばし放題、食事は親の手で3食お供え状態、部屋はゴミだらけ、そして悪臭が部屋から漂っている…。
心からの悩みを抱えていることでしょう。しかし、ご安心ください。当会では、9割以上のケースでの解決実績を誇ります。子供たちの未来を一緒に明るくしていきましょう!
私たちは不登校や引きこもりという問題に向き合い、40年以上も前から
子どもたちが規則正しい生活をし、自信を持ち、自律し、社会に貢献する未来を実現することを目指しています。
これまで1万人以上の子供たちの不登校や引きこもり問題を以下の3つのステップで解決してきました:
規則正しい生活をする 不登校合宿、学生寮、海外留学を通して生活習慣を整えます。
自律して自信をつける 学び直しを通じて学習に対する自信を育みます。
社会貢献をする 職に就くことを最終目標に、アルバイトやインターンを体験させます
これらの取り組みは、成功率9割以上という結果に結びつき、NHKおはよう日本で紹介されるなど、多くのメディアでも取り上げられています。
また、これらの経験と知見は、
「高校中退 不登校引きこもりでもやり直せるという3冊の著書にまとめられ、光文社と宝島社から出版されています。
2024年9月 出版
もう悩まない!不登校・ひきこもりの9割は解決できる 高濱正伸・杉浦孝宣 著 実務教育出版
お悩みの皆さん、不登校や引きこもりに直面しているすべての方々へ、これらの著書や「中学生の引きこもりに悩む親必見!成功事例から学ぶ対処法12選」のブログ記事、
そして成功事例が満載のリンク集を参考にしていただきたいと思います。
私たちと一緒に、お子様が抱える問題を解決し、希望に満ちた未来へと一歩を踏み出しましょう。希望は、必ずあります。
また、このテーマについてさらに深く知りたい方は、FC今治高等学校里山校 岡田武史学園長(元サッカー日本代表監督)からの要請で行われた講演会動画を是非、御試聴下さい
引きこもり中学生でも失敗しない高校進学法
不登校の問題は、日本全国で急増しています。11年連続で不登校が最多を記録し、引きこもりの数も146万人以上と、かつてないレベルに達しています。多くの保護者は、子供の高校進学について短期的に悩んでいますが、このような背景を考慮すると、長期的な視点での対策が不可欠です。
高校進学は一般的に大学や職につながる重要なステップですが、不登校や引きこもりの状態では、このステップ自体が大きな障壁となります。
しかし、高校を卒業することで、職に就く選択肢が広がります。
長期的視野で考える
引きこもりが急増している現状を踏まえ、高校卒業後の職に就くためのプランをしっかりと考える必要があります。
短期的な解決ではなく、長期的な視野で、お子さんの未来を設計しましょう。
経験と知見に基づく対策
私、一般社団法人不登校・引きこもり予防協会の杉浦孝宣は、1万人以上の子供たちを不登校や引きこもりから救い出し、その成功率は9割以上です。このような経験と知見を基に、高校進学はもちろん、その後の人生設計にも有用な情報と対策を提供できます。この章では、不登校や引きこもりの中学生がどのように高校進学を考え、どのような選択肢があるのかを詳しく解説します。短期的な問題だけでなく、長期的な視野でお子さんの未来をより良くするための情報を提供します。
中学生の3年間不登校が続くとどうなる?
日本では中学校に一日も出席しなくても「形式卒業」が可能です。しかし、この形式卒業が子供たちに与える影響には注意が必要です。
形式卒業とは「形式卒業」は、学校に出席することなく中学を卒業できる制度です。この制度は一見便利に見えますが、実際には多くの問題点があります。
特に、引きこもり状態である場合、この状態が長期にわたって続く可能性が高くなります
引きこもり状態の継続
形式卒業を選んだ場合、お子さんが引きこもり状態になると、その状態が固定化し易く、社会との接触が少なくなります。
このような状態が続くと、高校進学や就職、さらには社会参加そのものが厳しくなる可能性があります。
高校進学を機に改善するケースも
一方で、単なる不登校であれば、高校進学をきっかけに元気を取り戻し、高校に毎日通学できる子も少なくありません。新しい環境や友達との関わりが、不登校からの回復を促す場合も多いです。
総括
3年間も不登校が続くと、形式卒業は選択肢になるかもしれませんが、それが最良の選択肢であるとは限りません。
特に引きこもりの傾向がある場合、その後の人生に多くの困難が予想されます。高校進学を機に状態が改善するケースもありますが、そのためには早期の対応と適切なサポートが必要です。
私達、通信制高校サポート校から卒業したその後を保護者会にて、発表
中学生の不登校の理由トップ3
不登校には様々な要因がありますが、当協会での相談件数450件を分析したところ、特に多い理由が明らかになりました。
1. 昼夜逆転
最も多く寄せられる相談内容の一つが「昼夜逆転」です。学校の生活リズムと乖離した生活を送っているため、学校に適応することが難しくなっています。
特に、オンライン授業や自宅学習が増えた現代では、この傾向がより顕著になっていると言えます。
2. ゲーム漬け
次に多いのが「ゲーム漬け」です。ゲームに没頭するあまり、学校生活や他の活動に対する興味を失ってしまうケースが多く見受けられます。
ゲーム依存は、不登校の根本的な解決を難しくする要因となっています。
3. その他(ストレス、人間関係など)
上記2点が9割を占める一方で、残りの1割はストレス、人間関係のトラブル、学業の負担などが主な原因となっています。
このような問題も、長期的に不登校につながる可能性があり、早期の対応が必要です。
総じて、昼夜逆転とゲーム漬けが圧倒的に多いというデータから、これらの問題に対する予防策や解決策を早急に考える必要があります。
不登校中学生は高校に行けないの?進路の選択肢
不登校の状態でも高校に進学する道はいくつか存在します。親子でよく話し合い、自分に合った進路を選ぶことが大切です。
全日制高校
不登校でも全日制高校に進学できる場合があります。特に愛知県など一部の地域では、全日制高校への進学が一般的に認められています。このような地域では、不登校の状態でも高校に通うことが可能です。
定時制高校とチャレンジスクール
東京都には、朝から通学可能な定時制高校や「チャレンジスクール」と呼ばれる学校も存在します。これらの学校は、内申書や調査書の提出が不要で、選抜試験も作文と面接のみといった特徴があります。
通信制高校サポート校
長期的な不登校や引きこもりの状態の場合、通信制高校サポート校がオススメです。このような学校では、引きこもり対応を含むサポートが充実しています。
まとめ
進路は一つではありません。不登校や引きこもりの状態でも、それぞれに合った教育形態がありますので、早めに情報を集め、選択肢を広げましょう。
不登校から立ち直る3つのステップで高校受験を
不登校の状態から高校受験を考える際、単に短期的な目標にとらわれるのではなく、お子さんが高校卒業後にどのような人生を送るのか、就職が可能かどうかといった長期的な視野で考えることが重要です。
不登校の状態では、生活リズムが乱れがちです。高校受験の勉強に集中するためにも、まずは規則正しい生活を送ることが基本となります。
朝早く起き、計画的に一日を過ごすことで、精神的にも安定し、勉強に集中しやすくなります。2. 自信と自律
不登校の期間が長いと、自信を失いがちです。しかし、高校受験を成功させるためには、自分自身を信じる自信が必要です。また、自律心を育むことで、将来社会で活躍するための基盤を作ります。3. 社会貢献する
お子さんが社会に出た際に、人と協力しながら何かを成し遂げる能力は非常に重要です。
ボランティア活動や地域貢献など、小さなことから始めて、他人と協力する楽しさや達成感を感じられる環境を作ることが望ましいです。
まとめ
高校受験は、あくまでお子さんの人生の一部です。その先の人生にどうつなげるかという視点で考え、規則正しい生活、自信と自律、社会貢献の3つのステップを経て、不登校や引きこもりを克服できるようサポートしましょう。当協会では、この3つのステップを強く推奨しています。
調査書に注意が必要
高校進学にあたり、調査書や内申書は一般的に重要な書類とされています。しかし、不登校の子供たちにとって、これらの書類はしばしばハードルとなり得ます。そのため、以下のような点に注意が必要です。
規則正しい生活と調査書
上記で触れた「規則正しい生活をする」ステップは、調査書にも大いに関連しています。中学校側が提出する調査書には、出席状況や学校生活での態度などが詳細に記されるため、不登校が長期化していると不利な評価を受ける可能性があります。家庭で規則正しい生活を促すことは、このような調査書に不利な情報が記載されるリスクを少なくするためにも有効です。規則正しい生活を送ることで、少しずつ学校に復帰し、調査書にも良い評価が記載されるようになるかもしれません。
対策としての選択肢
調査書が不利に働く場合、特別な対策が必要となる場合もあります。例えば、内申書や調査書が不要な高校、あるいは選抜試験が作文と面接のみの高校を選ぶ、通信制高校サポート校に進学するなど、多様な進路が考えられます。
まとめ
調査書は高校進学における重要な一因ですが、不登校や引きこもりの状態である場合には特に注意が必要です。
規則正しい生活を家庭で促すことで、この問題に一定の対策が可能となります。進路選択時には、これを考慮に入れ、最も適した方法を選びましょう。
高校受験で避けられない4つのハードル
高校受験は多くの学生にとって、人生で初めての大きな試練の一つです。特に、不登校や引きこもりの状態から高校に進学する場合には、以下のような4つのハードルが避けられません。
1. 学習の遅れ
不登校が長期にわたると、学習内容に遅れが出てしまい、受験対策が十分に行えない可能性が高くなります。基礎学力の向上が不可欠であり、これには時間と努力が必要です。
2. 社会性・コミュニケーション力の不足
長期の不登校や引きこもりによって、他人とのコミュニケーションが苦手になる場合があります。集団での受験対策や面接試験では、このようなコミュニケーション力の不足が大きなハードルになり得ます。
3. 精神的なプレッシャー
不登校や引きこもりの状態では、自己評価が低く、精神的に不安定なことが多いです。このような状態での受験は、精神的なプレッシャーが非常に高く、これがパフォーマンスにも影響を与える可能性があります。
4. 書類の問題(調査書・内申書)
不登校の期間が長いと、学校から提出される調査書や内申書に不利な記載がされる可能性が高いです。
多くの高校では、これらの書類が受験生を評価する重要な要素となっており、これが進学を阻む可能性もあります。
これらのハードルを乗り越えるためには、早めの対策と支援が必要です。
家庭、学校、そして専門機関との連携を密にし、各種のサポートを最大限に活用することが求められます。
出席日数・調査書・高校受験
出席日数
不登校の状態が続いていると、出席日数が少なくなり、それが高校受験に影響を与える可能性があります。一部の高校では出席日数が一定以上でないと、受験資格を得られない場合もあります。しかし、多くの地域では「形式卒業」が可能で、中学校を卒業することができるケースも少なくありません。
調査書
出席日数が少ないと、それが調査書や内申書にも反映され、受験に不利に働く可能性が高くなります。特に一般的な全日制高校では、これらの書類が大きな影響を持つ場合が多いです。一方で、調査書や内申書が不要な高校、例えば「チャレンジスクール」なども存在しています。そのような高校では、選抜試験が作文と面接のみで行われることが多く、出席日数や調査書に依存しない方法で受験することが可能です。
高校受験
高校受験は不登校や引きこもりの子供たちにとっては特に厳しい試練です。しかし、出席日数や調査書の問題をクリアできれば、多くの選択肢が開けます。全日制高校はもちろん、定時制高校や通信制高校、そして特別支援が得られる高校など、様々な進路が存在します。
不登校や引きこもりの状態から脱却し、成功するためには「規則正しい生活」「自信と自律」「社会貢献」の3つのステップが重要です。これらを意識しながら、長期的な視野で高校受験に臨むことが大切です。それが、高校卒業後、子供たちがより豊かな人生を送るための第一歩となります。
不登校 or 引きこもりを見極めて、高校受験に備えましょう
まず、不登校と引きこもりは異なる問題であり、それぞれに適した対処方法が必要です。単なる不登校であれば、高校進学を機に状況が改善する場合も少なくありません。
一方で、引きこもりの状態は更に深刻で、親とのコミュニケーションが途絶え、日常生活にも支障をきたしています。そのため、引きこもりに対しては専門家の介入が必要であり、一刻も早く部屋から出すことが重要です。不登校の場合の選択肢
不登校であれば、高校の選択肢は比較的広がります。全日制高校はもちろん、定時制や通信制高校も選択肢となり得ます。
特に、内申書や調査書が不要な高校、選抜試験が作文と面接のみの高校も存在するため、多少の出席日数の問題はクリアできる可能性があります。
引きこもりの場合の対応
引きこもりの場合、高校受験どころではありません。専門家の協力を得て、まずは日常生活を正常化させることが優先です。
当協会などの専門機関に相談することで、個々の状況に合わせた支援が得られます。
まとめ
不登校でも高校進学は決して無理ではないということを理解しておくことが重要です。ただし、その前に子供自身がどの程度学校生活に適応できるのか、または適応できるようになるために何が必要なのかをしっかりと考え、適切な支援を受けることが大切です。引きこもりの場合は、専門の支援が必要なケースが多いため、早めの対応が求められます。
不登校〜引きこもりステージ判定表
不登校や引きこもりの問題に直面する家族は、その状況を理解し、対処するために、子どもの状態を「ステージ」として捉えることが有効です。
この分類に基づき、各ステージに応じた具体的なサポートの提供方法をご紹介します
家族の皆さんが一丸となって、この課題に取り組むことの重要性を強調します。
ステージ1 不登校の初期段階
不登校期間 1日~60日
対応 親子間のコミュニケーションを重視し、子どもの話をじっくりと聞きます。
生活リズムの乱れが見られない限り、まずは家庭内での安定を図ります。食事は3食しっかりと取るようにし、規則正しい生活習慣を支援します。
ステージ2 不登校が続く場合
不登校期間 61日~180日
対応 親子間のコミュニケーションは保ちつつ、生活リズムの乱れに注意を払います。
この段階で学校や専門家との相談を始めることをお勧めします。
食事に関しても、バランスの取れたものを心掛けましょう。
ステージ3 長期不登校から引きこもりに
不登校期間 181日~
対応 この段階では、第三者の介入が必要になる場合が多いです。
生活リズムの乱れを正し、食事の管理も含めて外部の専門家の助けを借りることが有効です。
ステージ4 引きこもりが顕著に
特徴 自室に閉じこもりがちで、親子間のコミュニケーションが極めて困難に。
対応 専門のカウンセリングやカウンセラーの支援を積極的に求めます。
家族内での対応だけでなく、外部の支援を活用して、子どもが社会に復帰できるようなプランを立てます。
ステージ5 長期化した引きこもり
特徴 20歳を超えて引きこもりが続いており、社会復帰が困難。
対応 この段階での支援はより専門的なものが求められます。社会復帰支援プログラムや、成人向けの支援施設の活用を検討します。
家族もサポートを受けることが重要です。
不登校や引きこもりを経験する子ども達とその家族にとって、一人で抱え込む必要はありません。
各ステージに応じた適切な支援と、家族や周囲の理解があれば、困難な状況を乗り越えることが可能です。
大切なのは、子どもと向き合い、一歩ずつ前に進むことです。
不登校期間 |
親子間のコミュニケーション |
生活リズム |
食事 |
|
ステージ 1 |
1日~60日 |
△ |
△ |
〇 |
ステージ 2 |
61日~180日 |
△ |
× |
△ |
ステージ 3 |
181日~ |
× |
× |
△ |
ステージ 4 |
年単位 |
× |
× |
× |
ステージ 5 |
年齢20歳以上 |
× |
× |
× |
「様々な要因の結果として社会的参加(義務教育を含む就学,非常勤職を含む就労,家庭外 での交遊など)を回避し,
原則的には6ヵ月以上にわたって概ね家庭にとどまり続けている状 態(他者と交わらない形での外出をしていてもよい)を指す現象概念」と定義」厚生労働省サイトより
不登校でも高校受験はできる?
不登校の状態であっても、高校受験自体は可能です。ただし、ステージ3以上は引きこもりですから、
引きこもり対応できる、教育機関をお選び下さい
全日制高校への進学
一部の地域では、不登校の経歴があっても全日制の高校に進学する道が開かれています。例えば、愛知県は不登校枠の受験があります
定時制や通信制高校
定時制や通信制の高校は、不登校の生徒にとっても進学先として有力な選択肢です。こちらの高校では、通常の全日制高校よりも入学条件が緩やかであり、不登校の生徒でも受け入れてくれる場合が多いです。
東京都立高校はチャレンジスクールは内申書、調査書提出不要。
通信制高校サポート校
長期的な不登校や引きこもりの状態の場合は、通信制高校の引きこもり対応のサポート校がオススメです。これらの学校は、一般の学校とは異なり、生徒一人ひとりの状態に合わせた個別のサポートを提供しています。
まとめ
不登校でも高校受験は可能ですが、どの進学先が最適かは個々の状況によります。
そのため、家庭、学校、そして専門家と密にコミュニケーションを取り、最適な解決策を見つけ出すことが重要です。
進学の際には、長期的な視点で、高校卒業後の生活や就職につながるような計画を立てることも忘れずに。
「不登校でも出席扱い」になる方法
不登校の状態でも、「出席扱い」にする方法はいくつか存在します。このような特例は、通常の中学校と協力関係にある代替教育機関やフリースクールでよく見られます。
以下、具体的な方法をいくつかご紹介します。
フリースクールとの連携
フリースクールは多くの場合、不登校や学校に馴染めない子どもたちのための教育機関です。中学校がそのフリースクールを「正当な学びの場」として認める場合、フリースクールでの活動が出席扱いとされることがあります。このようなアレンジメントは、後の高校進学においても有利に働く可能性があります。
在宅学習の認証
一部の中学校では、在宅での学習も一定の条件下で「出席」とみなしています。具体的な内容は学校や地域によって異なる場合が多いですが、しっかりとした在宅学習計画を提出し、それが認められれば出席扱いになる場合があります。
オンライン授業の活用
新型コロナウイルスの影響もあり、一部の学校ではオンラインでの授業受講を正式な出席としてカウントしている場合があります。このような形態であれば、家庭内での学習も公式な教育活動として認知される可能性があります。
まとめ
「出席扱い」にする方法はいくつかありますが、これはあくまで例外的な措置であり、各学校や地域自治体の方針に依存します。そのため、不登校の状態であっても出席とみなしてもらいたい場合は、しっかりとした根拠と計画を持って、学校や教育委員会と相談することが必要です。
ネット系の通信制高校の落とし穴
通信制高校には多くのメリットがありますが、一方で落とし穴も存在します。8ヶ月引きこもりだった高校生W君の例を参考に、ネット系の通信制高校における注意点を考察します。
1. 自己管理の難しさ
通信制高校は自分で学習計画を立て、自己管理する必要があります。W君も、引きこもりから抜け出して毎日外出できるようになったとはいえ、この自己管理が難しく退学してしまったという経験があります。
2. 孤立感
通信制高校は対面の授業が少ないため、同級生や教師とのコミュニケーションが限られます。これが孤立感を生んでしまい、モチベーションの低下につながる可能性があります。
3. 質のバラつき
ネット系の通信制高校には多くの選択肢がありますが、その質は一様ではありません。教材のクオリティやサポート体制がしっかりしている学校とそうでない学校があり、間違った選択をすると学習が進まない可能性があります。
4. 高い費用
通信制高校は一般的な全日制高校に比べて費用がかかる場合が多いです。特にネット系の通信制高校は、教材費やシステム利用料が発生する場合があります。
5. 将来の進路
W君は将来の目標が明確であり、防衛大学に合格したとのことですが、通信制高校からの進学は一般的には難しいとされています。特に名門大学に進学する場合、より一層の努力が必要です。
結論
ネット系の通信制高校は柔軟な学習スタイルを提供していますが、それには自己管理能力、費用、質の確保など、いくつかの落とし穴が存在します。W君のように明確な目標を持っている場合でも、これらの点に注意が必要です。
不登校生徒の声と関連動画
動画1: 都立新宿山吹高校の不登校生の合格者たちの声
この動画は、都立新宿山吹高校に合格した不登校生のインタビューを紹介しています。不登校であっても、目標に対して真剣に取り組むことの重要性と、その成果について語られています。これは不登校の方々やそのご両親に対する希望ともなっています。
URL: 動画はこちら
動画2: 不登校 都立チャレンジスクール 六本木高校 合格インタビュー
この動画は、都立チャレンジスクール(六本木高校、大江戸高校、世田谷泉高校、稔ヶ丘高校、桐ヶ丘高校、小台橋高校、八王子拓真高校)に合格した不登校生の声を紹介しています。
動画はNPO法人高卒支援会の理事長時代に収録されました。志願申告書、作文、面接対策など、進学に向けた具体的なアドバイスが含まれています。
URL: 動画はこちら
アドバイス
どちらの動画も、不登校であっても高校やそれ以上の教育機関に進学することは十分可能であり、そのためには一生懸命に取り組むことが必要であるというメッセージが強調されています。
特に、都立チャレンジスクールは不登校生に対しても多くの選択肢と機会を提供しており、その事例を通して、不登校であっても前向きな未来を築けることが示されています。
これらの動画は不登校生徒やその保護者、また教育関係者にとって、非常に参考になる内容となっています。
不登校でも進学は十分可能であり、そのためには真剣な努力と適切なサポートが必要であるという点が共通しています。
受験校の種類と特徴を知ることで、不登校の高校受験は成功します
不登校の生徒が高校受験に成功するためには、受験する学校の種類と特徴をしっかりと理解することが非常に重要です。以下は、その理由とポイントです。
1. 合った学校選びで心理的負担を減らす
不登校の原因は人それぞれ異なりますが、ストレスや心理的負担が大きいことが多いです。そのため、生徒にとって合った環境の学校を選ぶことで、心理的な負担を減らし、よりスムーズな学校生活を送ることができます。
2. 選抜方法に合わせた対策ができる
全日制高校、定時制高校、通信制高校、そして特別支援学校など、高校にはいくつかの種類があり、その選抜方法も異なります。例えば、一部の学校では内申書や調査書が不要で、作文と面接のみで選抜される場合もあります。このように、学校の特徴を理解しておくことで、効率的な受験対策が可能です。
3. 地域による特色を把握
地域によっては、不登校の生徒でも進学しやすい制度が設けられている場合があります。例えば、都立のチャレンジスクールなどは、不登校の生徒に対しても多くの機会を提供しています。
4. 長期的な視野で選ぶ
不登校の状態から抜け出すには、短期的な目標だけでなく、長期的な人生設計も考慮することが重要です。そのためにも、将来的なキャリアパスに合った学校選びが必要です。
5. 専門家や先輩の意見を参考にする
不登校生徒の高校進学に関する情報は、専門家や先輩から得ることが多いです。そのため、学校選びに当たっては、専門機関や情報サイト、さらにはYouTubeなどでのインタビュー動画も参考にして、多角的に情報を収集することが有用です。
以上のように、受験校の種類と特徴をしっかりと把握しておくことで、不登校の高校受験はより確実なものとなります。緻密な計画と情報収集が、不登校でも成功への道を開く鍵です。
全日制に行くのが良いとは限らない 一人ひとりにあった進路を考えよう
高校進学を考える際、一般的には全日制の高校が最もよい選択とされることが多いです。しかし、それが全ての生徒にとって最適な選択であるわけではありません。特に不登校の経験がある生徒にとっては、全日制高校の制度や環境が合わない場合もあります。以下は、その理由と考慮点です。
1. ペースに合わせた学びが必要
不登校の背景には多様な理由がありますが、一般的な全日制高校の教育のペースが合わないことも一因です。
定時制や通信制高校では、自分のペースで学ぶことができるため、精神的な負担が少ない場合があります。
2. 生活リズムとの整合性
全日制高校は一定の時間割に沿って授業が行われますが、不登校の生徒にとっては昼夜逆転など、
生活リズムが整っていない場合があります。このような場合、定時制や通信制がより適している可能性があります。
3. 専門的な興味・関心
全日制高校では一般教育が中心ですが、特定の専門分野に強く関心を持っている生徒にとっては、専門学校や職業学校が適している場合もあります。
4. 精神的・社会的なサポート
不登校の生徒には精神的なサポートや個別のケアが必要な場合が多いです。そのようなサポートが十分に提供されている学校を選ぶことが、長期的に見て成功へ。
5. 長期的な人生設計
全日制高校に進学することで得られるメリットは確かに多いですが、それだけが成功への道ではありません。
将来何をしたいのか、どのような生活を送りたいのかという長期的な視野で進路を考えることが重要です。
以上のように、一人ひとりに最適な進路は異なります。全日制高校が一般的であるとはいえ、それが全ての生徒に最適なわけではないのです。
多様な選択肢をしっかりと考慮し、自分自身またはお子さんにとって最も合った進路を選ぶことが大切です。
保護者が取るべき行動と対策
不登校の中学生を持つ親御さんが取るべき行動と対策について考察します。
まず最初に、お子さんが不登校なのか、引きこもりなのかを明確にしましょう。それぞれの対応策が異なるため、この見極めが非常に重要です。
② 長期的な視野に立って、高校進学を親子で話し合いましょう
不登校や引きこもりの状態であっても、お子さんが将来どのような人生を送るのかという長期的な視野で考え、高校進学について親子でしっかりと話し合う時間を設けることが重要です。
③ 高校進学は様々な選択肢を
全日制高校、通信制高校、定時制高校、全寮制、さらには海外留学など、高校進学には多くの選択肢があります。お子さんの性格や希望、能力に合わせて最適な学校を検討しましょう。
1. 基礎力の確立: まず、基礎学力を確立することが重要です。これには教科書をしっかりと理解することから始めます。
2. 過去問の活用: 過去の高校入試問題を解くことで、実戦に近い形での対策が可能です。
3. 模擬試験の受験: 模擬試験を受けることで、本番に近い状況での対策と自分の実力を把握することができます。
当協会でオススメは先ずは規則正しい生活
どれだけ勉強に取り組んでも、規則正しい生活ができていなければ効果は半減します。
特に不登校のお子さんにとっては、教育支援センターやフリースクールを活用して、まずは生活リズムを整えることが先決です。
以上が当協会からの主な対策と行動方法の提案です。親子でしっかりと話し合い、最適な対策を練っていきましょう。
まとめ
不登校や引きこもりに悩むお子様を持つ親御さんにとって、高校受験は特にプレッシャーのかかる時期かもしれません。しかし、引きこもり状態でも高校受験は可能です。そのためには以下のようなポイントが重要となります。
1. 状態の見極め: まず、お子さんが不登校なのか引きこもりなのかを正確に見極めることが必要です。それによって対応策が変わるため、この点は非常に重要です。
2. 長期的視野での対話: 高校受験だけでなく、その後の人生まで考慮に入れた上で、親子で高校進学について話し合うことが大切です。
3. 多様な選択肢の検討: 全日制高校だけでなく、通信制高校や定時制高校、さらには全寮制や海外留学も視野に入れ、お子様に最適な進路を検討しましょう。
4. 生活リズムの整理: 不登校や引きこもりが解消するためには、まず日常生活のリズムを整えることが基本です。規則正しい生活を送ることで、勉強に集中するための基盤が作られます。
5. 専門家の協力: 難しい状況にある場合は、教育支援センターやフリースクール、専門家の協力を得ることも有用です。
高校受験は一つの通過点であり、その先の人生があります。親子でしっかりと対策を練り、不登校や引きこもりの状態を乗り越えて、より良い未来を手に入れましょう。
長期的な視野で不登校、引きこもりを解決したい保護者の方、当会にお任せ下さい