保護者の相談

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中学、高校卒業後? 引きこもり傾向が続く相談例と解決事例

多くの家庭が不登校や引きこもりの問題に直面しています。たとえ高校を卒業しても、日々昼夜逆転でゲームに没頭し、予備校にも行かずアルバイトさえもせずに日々を過ごす子供たちがいます。私たちが受けた450件の相談の中でも、13件がこのような状態の子供たちでした。私、一般社団法人不登校・引きこもり予防協会の杉浦孝宣は、これらの問題に対して真摯に取り組み、1万人以上の子供たちを支援し、9割以上の成功を収めてきました。

私たちのミッションは、子どもたちが規則正しい生活を築き、自信を持って自律し、最終的には社会に貢献する姿を目指すことです。これを達成するための3つのステップとして、ステップ①規則正しい生活を築く、ステップ②自律し自信をつける、ステップ③社会への貢献を提案しています。このブログでは、そのミッションを背景に、私の経験と知識を基に不登校や引きこもりの問題を乗り越える方法をお伝えします

中学、高校卒業後のひきこもりの相談事例

「不登校引きこもり相談 450件中 13件〜高校卒業しましたが、毎日、昼夜逆転ゲーム漬けとなって、予備校にも行かず、アルバイトすらしない状態が続いてます。ステージ判定4〜5となり、本に書いてある、アウトリーチ支援を希望します」という相談が寄せられています。※無料AI判定サイト ステージ判定1〜5まであります。3以上は厚生労働省が定める、引きこもりです※

直近1年の相談例 

ステージ判定4 - 都立○○高校卒業後の浪人生

ステージ判定4で、都立○○高校で不登校になった後、昨春、日数ギリギリで卒業。大学受験のため浪人していますが、予備校にほぼ通わず、家に籠もる状態が続いています。

先ずはステップ①規則正しい生活を築くを本人に促しつつ。場合によっては当会の生活改善合宿、
学生寮も検討しましょう さらに当会のの同世代の話し相手の訪問が効果的で、アルバイトができるようサポートします。規則正しい生活になれば、いくらでも大学受験も目指せるでしょう

ステージ判定5 - 18歳の息子様の進路問題

中学から高校まで不登校が続いており、現在は大学受験を目指して予備校に在籍していますが、引きこもり傾向に。
→上記の方同様に、引きこもりからの脱出3ステップをおすすめします

ステージ判定4 - 役者志望の高校卒業生

1年間の不登校後、転校して卒業。役者になりたいと言っていますが、部屋にこもってばかり。親への依存が強く、自立してもらいたい

→親への甘えが強い場合、お子さんには「このままダラダラした生活をずっと続けるわけにはいかない。アルバイトなどをして自立しなければ、いずれ家から出すことになってしまう」と伝えるべきです。その上で、ステップ①として規則正しい生活を促しましょう。アルバイトなどで現実世界を知っても、役者を目指すのであれば応援しましょう。

ステージ判定4 - 進路未定の18歳

高校卒業後、進路が未定。親が望むのは予備校です
→予備校は引きこもり支援を行っていません。当会のサポートをお勧めします。
上記の相談例は一部に過ぎません。当会は20歳以下のサポートに限定されており、全てのケースに対応できるわけではありませんので、ご了承ください。

中学、高校卒業後? 引きこもり傾向が続く相談例と解決事例

中学卒業後、10年間引きこもった後、公務員として新しい人生を歩み始めました

中学2年生のY子さんは、ご両親の離婚を機に不登校となり、10年間引きこもっていました。24歳の時、当会に相談に訪れた彼女は、驚くことに10年間、ステップ①の規則正しい生活を維持できており、ステップ②の自律と自信からスタートしました。中学の勉強からやり直し、アルバイト体験を経て自信をつけ、通信制高校を卒業しました。そして、短大で保育士の免許を取得し、現在は特別区の公務員として活躍しています。
「高校中退 不登校引きこもりでもやり直せる」登場人物

高校中退後、1年6ヶ月 引きこもりから解決した佐藤渉太君

スポーツ推薦で私立高校に進学しましたが、練習場まで家から1時間30分以上かかる場所にあり、野球部の練習は早朝から夜まで続くハードな練習で、挫折してしまいました。部活に出られないと高校にもいられない雰囲気となり、都立高校への転学を希望して当会に相談に来ました。当会は支援をすることになりましたが、その後は当会にも来ず、1年半引きこもってしまいました。継続的な支援をした結果、やっと自力で外に出ることができるようになり、当会の提携する通信制高校に通う事でステップ①の規則正しい生活を促しました。入学当初は友達を作らなくていいと思っていましたが、様々なイベントに参加して体験をすることでクラスメートと仲良くなり、ステップ②の自律と自信をつけて高校卒業しました。現在は北海道の大学で農業を勉強しています
朝日新聞の「耕論」に、「ゲーム1時間」条例について佐藤渉太さんが記事を寄稿しました
また、ショータ君のコミュニケーション能力を鍛えるため、Youtubeのダラダラトークも行いました。
「不登校ひきこもりの9割は治せる」の登場人物

中学卒業後、2年間引きこもった後、カナダ留学

2019年、中学3年生の息子が突然不登校を宣言し、その後引きこもるようになりました。両親は様々な対策を試みましたが、改善されず、見守ることになりました。2020年に入り、新型コロナウイルスの発生により、息子の状況はさらに悪化しました。中学校を卒業した後、高校への進学を拒否し、アルバイト探しもうまくいかず、2年間ほど好きなゲームに没頭していました。

親御さんが私の本を見つけ、私たちの訪問アウトリーチ支援に興味を持ってくれました。すぐに当団体に連絡し、家庭訪問が始まりました。そこで、息子は徐々にスタッフの話に耳を傾けるようになりました。私からは通信制高校への入学を提案しましたが、親としては懐疑的でした。しかし、息子自身は通信制高校への進学を決断しました。ステップ①の規則正しい生活を促し、2023年8月現在、週5日、毎日通学しています。先日、1ヶ月のカナダ留学を経験し、その成果を保護者会で発表しました。

PTAだより N君のお父さんが詳細は書いてます
不登校保護者会で本人発表 PTA動画含む だより

これらの事例に共通するのは、状況や原因は異なるものの、引きこもりのステージが深化してしまっている点です。当会では、以下の3ステップを提案し、これを基にサポートを行っています。

1.規則正しい生活を送る:当会の相談では90%が昼夜逆転、ゲーム漬けです。生活習慣を改善すれば、ほぼ、不登校、引きこもりは解決します。
2.自信と自律を身につける:アルバイトや通信制高校、フリースクールなどの居場所を通じて自信をつけ、小さな成功体験を積み重ねることで、自己肯定感を高めます。
3.社会貢献活動に参加する:社会とのつながりを持ちながら、自分の価値を再認識します。

4.継続的なサポートの重要性

引きこもりやニートの背景には、多様な要因が絡み合っています。そのため、継続的なサポートと理解が必要です。当会では、各個人の状況に合わせたアプローチでサポートを行っており、多くの若者たちが社会に復帰しています

まとめ

中学や高校卒業後の引きこもりやニートは、一時的な問題ではなく、継続的なサポートと関心が必要な課題です。当会でも、多くの相談を受け付けており、若者たちが再び社会と繋がるサポートを行っています

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