不登校から“0円留学”へ|元引きこもり2人が動き出したセブ島の力とは

一般社団法人 不登校・引きこもり予防協会 代表理事 杉浦孝宣

最近、X(旧Twitter)やInstagram、Threadsなどを見ていると、こんな保護者の声があふれています。

「中学生の息子が完全に昼夜逆転…。学校も行けず、部屋から出てこない。もう私では限界です」

「通信制高校に転校したけど、通えず引きこもり気味。留学で環境を変えたい気持ちもありますが、不安しかありません」

「“見守りましょう”と学校から言われたけど、何も変わらない。どうすれば…?」

一方で、同じSNSには次のような“再出発した保護者の声”も増えています。

「家庭訪問を受けてから息子が一歩ずつ外に出られるように。あの時、相談して本当に良かった」

「引きこもりから半年、今はセブ島留学で毎日笑顔。あの頃の息子からは想像できない変化です」

「親のコーチングを学んでから、家庭の空気がガラッと変わりました。私が変わるだけで、子どもも動き出すんですね」

ご家庭が抱える不安は、どれも“よくある悩み”ではありません。毎日向き合っている親御さんにしか分からない苦しさです。

私は40年以上、不登校・引きこもりの子どもたち1万人以上と向き合ってきました。支援成功率は9割以上。どの家庭も、きっかけ一つで未来が変わります。

この記事では、SNSにあふれる“リアルな声”を起点に、

  • なぜ不登校・引きこもりが長期化するのか
  • 親が最初に変えるべきポイント
  • 家庭訪問・合宿・寮・留学など「実動支援」でどう変わるのか
  • 再出発を果たした16名以上の成功事例

これらを、当協会の7つの支援ステップを軸にわかりやすくお伝えします。

大丈夫。どんな子でも「再スタートできる力」を持っています。親がひとりで抱え込む時代は、もう終わりにしましょう。

まずは、あなたのお子さんの状態を「ステージ判定」し、今必要な支援を一緒に見つけていきましょう。

目次

第1章|SNSにあふれる“リアルな親の声”から見える現実

XやInstagramには、悩みを吐き出すように投稿する親御さんが増えています。

「朝になると頭痛がすると言って起きてこない。学校の話をすると怒り出す」

「スクールカウンセラーからは『様子を見ましょう』と言われるだけで何ヶ月も経ってしまった」

この“見守りの長期化”が、実は不登校を引きこもりへ進行させる最大の原因です。

当協会が40年以上の支援で積み重ねたデータでは、90日を超えるとステージ3以上=引きこもり傾向に進みやすくなります。

つまり、悩んでいる家庭ほど「自分だけが特別に大変なのではないか」と考えがちですが、これは全国で起きている“共通の構造”なのです。

第2章|不登校・引きこもりは「段階」で悪化する(ステージ判定)

不登校は一気に引きこもるのではありません。段階的に進行します。

  • ステージ1:欠席が増える/朝起きられない
  • ステージ2:保健室登校・遅刻が増える
  • ステージ3:完全不登校(部屋にこもる時間が増える)
  • ステージ4:昼夜逆転・外出拒否・家庭内暴言
  • ステージ5:完全引きこもり/家族との断絶

ステージ3を超えると、保護者だけの手では改善が難しくなります。ここで必要なのが、親のコーチングと家庭訪問支援の「両輪」です。

第3章|なぜ“見守る”だけでは悪化するのか

多くの学校・家庭は「本人の気持ちが整うまで見守りましょう」と言いますが、これはステージ2までの対応です。

ステージ3以降では見守り=放置となり、生活リズムが崩れ、スマホ・ゲーム依存が進み、子どもはどんどん“動けない状態”へ。

人間は動かないほど動けなくなる──これは脳科学的にも明らかな事実です。

第4章|最初に変わるのは「親」──家庭の空気が動き出す瞬間

子どもより先に、親が“関わり方”を変えることが必要です。これは責める意味ではありません。

どの家庭でも、親が変わった瞬間に、流れが必ず変わります。

「怒らず、責めず、淡々と。そう意識するだけで部屋から出る回数が増えました」

当協会では親のコーチング(ステップ2)として、言葉がけ・関わりの順番・感情整理の方法などを具体的に指導します。

第5章|家庭訪問支援(アウトリーチ)が変化の起点になる理由

ステージ3を過ぎると、外に出るエネルギーはほぼ残っていません。

そこで有効なのが、支援員が家庭に出向くアウトリーチです。

  • 無理に会話をしなくていい
  • ゲームや雑談から関係を作る
  • 外に出られる日を一緒に作る

支援を受けたご家庭からは、次のような声をいただきます。

「最初は会話ゼロ。でも3回目で一緒にコンビニへ。涙が出ました」

第6章|生活改善合宿・寮生活で“依存の殻”を破る

生活改善合宿は「規則正しい生活を取り戻すこと」に特化した短期集中プログラムです。

  • 朝起床・散歩・学習・運動のリズム回復
  • スマホ管理
  • スタッフ・仲間との交流

たった3日で“変化の芽”が出る子も珍しくありません。

第7章|学び直し(通信制高校・フリースクール)の選び方

学校選びを間違えると、再度の不登校につながります。

  • 週1〜5で柔軟に通えるか
  • 個別指導か集団か
  • 訪問支援があるか
  • 合宿・寮の選択肢があるか

当協会では、子どもの性格・ステージ・希望をヒアリングし、最適な進路を共同で決めていきます。

第8章|海外留学が一部の子に劇的な効果を生む理由

特にセブ島留学は「生活リズム」と「成功体験」を短期間に取り戻せるとして人気があります。

  • 人見知りでも馴染みやすい
  • 学力・英語力に関係なく参加できる
  • “やればできた”という感覚が戻る

「2年間引きこもっていた息子が、毎日外で友達と過ごしている姿を見て泣けました」

第9章|再出発を果たした16名以上の軌跡(成功事例まとめ)

当協会には、1万人以上の支援実績があります。その中から代表的な16名を紹介します。

  • Y子さん|10年引きこもり → 保育士 → 公務員
  • カイト君|中1不登校 → 7か月支援 → 自衛隊
  • カズキ君|中高一貫校不登校 → 区役所勤務
  • リョウタ君|家庭訪問 → 航空自衛隊
  • 佐藤渉太君|スポーツ推薦 → 引きこもり → 農業大学 → JA内定
  • G君|高校中退 → 美大合格 → インターンへ
  • ヨッシー君|中学不登校 → 青学 → IT企業
  • シュン君|高1引きこもり → 看護系大学へ

どの子も、最初は「家から一歩も出られない」ところからのスタートでした。

第10章|親子の未来は“家庭から”始まる──支援のご案内

不登校・引きこもりは、必ず解決できます。必要なのは、正しい手順と伴走者だけです。

当協会では、以下の“7つの支援ステップ”をすべてワンストップで提供しています。

  • ステップ1|ステージ判定(現状の可視化)
  • ステップ2|親のコーチング
  • ステップ3|家庭訪問支援(アウトリーチ)
  • ステップ4|生活改善合宿・寮生活
  • ステップ5|学び直し(通信制高校・フリースクール)
  • ステップ6|アルバイト・インターン
  • ステップ7|社会貢献・自律支援

お子さんがどのステージにいても、動き出す瞬間は必ず訪れます。

親がひとりで抱え込まなくていい時代にしていきましょう。

まずは、状態を正しく知るために、30分無料相談をご活用ください。

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