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“見守るだけ”はもう古い?不登校に対する積極的な対応5つの手順

目次

こんにちは!杉浦孝宣と申します。一般社団法人不登校・引きこもり予防協会の代表をしております。年間、相談450件中、引きこもり相談は80%

相談者の大多数が、「(不登校を)見守りましょう」と カウンセラーなどの専門家に言われ、悪化。引きこもりとなって、当会に相談に来られます

実は、「見守るだけ」は実際には十分ではないんです。その理由を、私がこれまでに1万人以上の子どもたちをサポートしてきた経験をもとにお話ししましょう。

実際のところ、私たちの協会では、以下の3つのステップを中心にサポートを行っています。

規則正しい生活をする 不登校合宿、学生寮、海外留学を通して生活習慣を整えます。

自律して自信をつける 学び直しを通じて学習に対する自信を育みます。

社会貢献をする 職に就くことを最終目標に、アルバイトやインターンを体験させます

これらの取り組みは、成功率9割以上という結果に結びつき、NHKおはよう日本で紹介されるなど、多くのメディアでも取り上げられています。
また、これらの経験と知見は、

「不登校ひきこもりの9割は治せる」,

「不登校ひきこもり急増」,

「高校中退 不登校引きこもりでもやり直せるという3冊の著書にまとめられ、光文社と宝島社から出版されています。

お悩みの皆さん、不登校や引きこもりに直面しているすべての方々へ、これらの著書や「中学生の引きこもりに悩む親必見!成功事例から学ぶ対処法12選」のブログ記事、
そして成功事例が満載のリンク集を参考にしていただきたいと思います。私たちと一緒に、お子様が抱える問題を解決し、希望に満ちた未来へと一歩を踏み出しましょう。希望は、必ずあります。

9割以上の成功率はNHKおはよう日本にも紹介

不登校の原因を追究される苦しみ

不登校になる理由は一人一人異なります。しかし、一度不登校になってしまうと、周囲からその「原因」を探るような視線や言葉が飛び交います。このような状況は、本人だけでなく家庭全体にプレッシャーをかけ、状況を悪化させることが多いです。

子どもは、「なぜ学校に行けないのか」その答えを持っていないことが多い。それを無理に探られると、ストレスや焦燥感が増してしまう可能性があります。加えて、親や教育関係者が過度に原因を追求することで、子どもが自己否定に陥り、更なる心の負担を感じることがあります。

親子のコミュニケーションの重要性

不登校になった場合、解決への第一歩はしっかりとした「親子のコミュニケーション」です。しかし、これは容易なことではありません。親自身が働いている場合や、その他の子どももいる場合、状況は更に複雑です。
コミュニケーションが取れる状態を作るためには、まず親が自分自身の感情や考え方を整理することが大切です。それができた上で、子どもの話をしっかり聞き、共感する力を持つことが求められます。無理に学校に行くように促すのではなく、子どもが何を感じているのか、どうしたいのかを理解することが先決です。

「愛情=共感」とは?

「愛情=共感」というのは、単に子どもを愛するだけではなく、その子の感じていること、考えていることに対して共感を持つことを指します。共感することで、初めて真の意味での心のつながりが生まれ、子どもは安心感を感じます。

親が子どもに対して「どうして学校に行かないの?」と問い詰めるのではなく、「学校に行きたくない気持ち、わかるよ」と共感を示すことで、子どもは自分自身を肯定されたと感じ、その上で次のステップを考える力が湧いてきます。結局、愛情とはただの感情ではなく、行動と理解に基づいているものです。その最初のステップとして「共感」があるのです。

このような視点から、不登校の子どもとその親が向き合う方法について考えることは、問題解決に向けて非常に重要なステップとなるでしょう。

不登校は「見守る」だけでは解決しない? ではどうすればいい?

一般的に、不登校の子どもを「見守る」だけで状況が改善することは少ないです。しかし、「見守る」こと自体が無意味というわけではありません。大切なのは、どのような状態で「見守る」のか、というコンテキストです。
「見守る」が効果的であるためには、それだけでなく具体的なサポートや対策も併せて行う必要があります。例えば、専門のカウンセリングを受ける、ピアサポートを導入する、学習環境を調整するなど、多角的なアプローチが求められます。

何をどうしたらいいのかわからない…
多くの親御さんが最初に感じるのがこの「何をどうしたらいいのかわからない」という迷いです。まず、親自身が情報を集め、専門家の意見を聞いて、可能な限り多くの選択肢を知ることが重要です。その上で、子どもと一緒にその選択肢を検討し、子どもが納得できる道を一緒に探す作業が必要です。

【2年間引きこもった子の保護者出演】不登校引きこもりの解決・予防がわかる

不登校の見守りは、お子さんの気持ちを最優先に

「見守る」とは、ただ子どもが何をしているのか眺めるだけではありません。子どもが何を感じているのか、何に困っているのかを理解し、その気持ちを最優先に考える活動です。そこで初めて、子ども自身も自分の気持ちに正直になれ、解決に向かう第一歩を踏み出せます。

私、杉浦孝宣としては、これまで1万人以上の子供たちをサポートし、9割以上の成功率を持つ手法である「自発的支援」を強く推奨しています。強制的な支援は短期的な解決は見込めるかもしれませんが、長期的には副作用も多く、問題が再発しやすいです。

自発的支援では、時間はかかるかもしれませんが、子どもが自分で解決策を見つけ、その選択を自分でしたことにより、再発の可能性は大幅に減ります。そしてその結果として、子どもは自信と自立心を得ることができます。
このようなアプローチは、「不登校ひきこもりの9割は治せる」「不登校ひきこもり急増」「高校中退 不登校引きこもりでもやり直せる」といった著書にも詳しく書かれていますので、更なる詳細や具体的な手法については、そちらをご参照いただければと思います。

 

見守るべき?押すべき?
この問いには一概に「これが正解」とは言えません。状況や子どもの心の状態、その背景にある問題によって、適切な対応は変わります。
一方で、子どもが危機的状況にある場合は、ただ見守るだけではなく積極的な介入が必要とされます。

本格期と安定期、どうやって確かめる?
* 本格期 子どもが極度にストレスを感じ、日常生活に支障をきたすような状態である場合。ここでただ見守るだけでは状況が悪化する可能性が高い。

* 安定期 子どもが何らかの方法でストレスをコントロールし始め、日常生活に多少の支障はあるものの危機的状況ではない場合。この場合、見守りつつ、少しずつ自主性を促していく方が良い場合が多い。

各期間の特徴に注目し、子どもの行動や反応、または専門家の診断を元に確認することが重要です。

事例紹介ご両親、スタッフで部屋の前で呼びかけ、無反応だったらバリケードを壊すと決めました

この事例は、子どもが極度に閉じこもっていて、さらに健康や安全に危険が及ぶ可能性があると判断された場合の対応例です。ただ見守るだけでは解決しない、むしろ状況が悪化する可能性が高いため、積極的な介入が必要とされました。呼びかけが無反応であった場合、既に事前に「バリケードを壊す」という方針を決定していたのは、子どもが危機的状況にあると判断されたからです。このような判断は、一般的には専門家とよく相談した上で行うべきです。

バリケードを壊した後は、即座に心のケアとしての対応が必要です。強制的な介入であっても、その後のケアが適切であれば、子どもは新たな一歩を踏み出せる可能性があります。
このようなケースでは、積極的な介入が必要とされることが多いですが、その後のフォローが非常に重要であり、その部分で「自発的支援」の考え方を取り入れることで、長期的な解決を目指すべきです。

不登校の改善が見られないお母さん必見!見守ると放置の違いとは?

見守る見守るとは、子どもの状況を理解し、適切なタイミングと方法でサポートを提供することです。見守りながらも、適切な介入やアドバイス、さらには専門家の協力を求めることがあります。
放置一方で、放置は子どもの状態に対して何もしない、つまり放任する状態を指します。放置は、子どもが自己解決するスキルや能力を持っていない場合、問題をより悪化させる可能性があります。

見守っても変化がない

見守ること自体は悪くありませんが、見守るだけで問題が解決しない場合も多いです。その理由としては、子ども自身が問題に対処するスキルや自己認識がまだ不十分である場合が多いからです。そのような場合には、専門家の助言を求める、または具体的なサポートを考慮する必要があります。

放置をするとどうなるか?

放置すると、子どもは自分一人で問題を解決しなければならないプレッシャーを感じる可能性があります。また、放置されていると感じた子どもは、自分が孤立していると感じ、精神的なストレスが増大する可能性があります。最悪の場合、自傷行為や他害行為、さらには自殺を考えるような状況にも陥りかねません。

放置は問題を解決せず、悪化させる可能性が高いため、何らかの形でのサポートや介入が必要です。特に問題が深刻な場合には、専門家の協力を得て対処することが推奨されます。
見守ると放置は、一見似ているようでいて大きく異なる概念です。見守ることには積極的な要素が含まれていますが、放置は受け身の状態が続きます。子どもの不登校問題に対しては、見守るだけではなく、適切なタイミングと方法でサポートを提供する必要があります。

動画ナレーターK君のケース:都立転編入学試験での成功と明治大学への進学


K君は元々都立の上位校に在籍していましたが、学校生活に馴染めずに自主退学を選びました。そこで彼が取った行動は、新宿山吹高校への都立転編入学試験に挑むことでした。
都立転編入学試験での成功
K君は当会に転編入学試験の相談に来ました。私たちが彼に提供した試験対策が功を奏し、新宿山吹高校への転編入に成功しました。
彼の自分自身を乗り越える力と、当会からのサポートが上手く組み合わさり、この結果を得ることができました。

明治大学への進学
転編入後、K君は学業に力を入れ、次のステップとして明治大学への進学を果たしました。彼が当会で学生インターンとして働いていた経験も、大学進学や就職活動において非常に役立ったようです。
現在、K君は大学を卒業し、学生インターンの経験を活かして就職活動に成功しています。

このように、K君のケースは都立転編入学試験での成功と明治大学への進学を通じて、どのように自らの人生をプラスに変えることができるかの良い例となっています。もしも学校生活に馴染めないと感じたら、それは終わりではありません。適切なサポートと自らの努力によって、新たな道が開ける可能性があります。

左側のHさんのケース:校則の厳しい私立校からの退学と、通信制高校での卒業、現在は芸能活動中

校則の厳しい私立校からの退学
Hさんは元々、校則が非常に厳しい私立高校に在籍していました。しかしこの環境に馴染むことができず、結果として退学を余儀なくされました。このような状況に陥った時、多くの人は将来に対して非常に悲観的になることが一般的です。しかし、Hさんは違いました。

通信制高校での卒業
Hさんは当会に相談に来て、通信制高校への転学を決意しました。この決断が、Hさんにとって新たな人生の扉を開く鍵となりました。通信制高校では、自分自身としっかり向き合い、自分に合ったペースで学びを進めることができました。最終的には無事に卒業を果たし、新しいステージへと進む準備が整いました。

現在、芸能活動中
卒業後、Hさんは自分の夢に向かって芸能活動を始めました。通信制高校での経験が彼女の自信を育み、人前で堂々と自分を表現する力を身につけさせました。
現在は芸能活動をしながらも、その才能と魅力で多くの人々を惹きつけています。
このように、Hさんのケースは、厳しい環境から一度は落ち込むものの、適切なサポートと自分自身の努力で新たな道を切り開きました
どんな状況であっても、その先に新しい可能性が広がっていることを彼女は証明しています。

右側のMさんのケース:都立上位校からの退学、通信制高校での卒業、中堅大学進学

都立上位校からの退学
Mさんはもともと都立の上位校に在籍していました。しかし、その学校の雰囲気と合わず、不登校という問題に直面しました。多くの人はこのような状況になると、何をすればいいかわからなくなりがちです。Mさんも最初は迷いましたが、最終的には当会に相談に来る道を選びました。

通信制高校での卒業
当会では、都立転編入学試験を相談したものの、募集がなく進路が閉ざされる形となりました。そこでMさんは、通信制高校への転学を選択しました。この転学がMさんにとって新たなスタートとなり、自分に合った環境で学ぶことができました。最終的には無事卒業し、次のステップに進む準備を整えました。

中堅大学進学
高校卒業後、Mさんは中堅大学に進学しました。都立上位校での厳しい経験が、大学での学びに生かされています。新たな環境でもしっかりと頑張っており、未来に対する明るい展望を持っています。
Mさんのケースは、難局に直面したときに適切なサポートと自分自身の選択で状況を乗り越えられることを示しています。もし不登校やその他の問題で困っているなら、Mさんのように自らの選択で道を切り開くことが重要です。そしてその選択を後押しするサポートがあれば、より多くの可能性が広がるでしょう。

親子が協力できる関係になること:誤解を解く、カウンセリングと対応方法

誤解を解く
不登校や引きこもりなどの問題に直面した場合、親子間で多くの誤解やコミュニケーションの障害が起こる可能性があります。そのような状況下では、親子双方が緊張やストレスを感じ、理解し合えなくなることも少なくありません。まずは誤解を解くことから始める必要があります。これには親が子供の気持ちに耳を傾け、子供も親の意図を理解するオープンなコミュニケーションが不可欠です。

カウンセリング
専門的なカウンセリングを受けることで、親子間の誤解やコミュニケーションギャップを埋める手助けができます。
カウンセリングでは、中立的な立場から専門家が親子双方の意見や感情をしっかりと受け止め、適切な解決策を提案してくれます
もちろん、当協会でも行っています

対応方法

1. 情報共有まず、親子で情報を共有する時間を作りましょう。互いの考えや気持ちを明確にすることで、誤解が解消されやすくなります。

2. 共感とリスペクト親子双方が相手の気持ちに共感し、リスペクトする姿勢を持つことが重要

3. 具体的なプラン作成カウンセリングを通じて得られたアドバイスや洞察に基づいて、具体的な行動計画を共に作成します。

4. 継続的なフォローアップ計画を実行した後も、定期的なフォローアップが必要です。状況に応じて計画を見直し、必要なサポートを続けます。

親子が協力し合える関係を築くことは、問題解決への第一歩と言えるでしょう。それによって、子供自身が自分の問題に対して積極的に取り組む姿勢が育まれ、親もそのサポートがしやすくなります。

子どもがポジティブな気持ちになる関わりを増やす:学生インターンとのピアサポートの重要性

ポジティブな関わりとは
子どもがポジティブな気持ちになる関わりとは、その子が自信を持ち、自分自身をより良く感じることができるような対話や活動を指します。これには親や教育者だけでなく、同年代の友達や先輩・後輩といった「ピア」、つまり仲間との関わりも大きな役割を果たします。

学生インターンとのピアサポート=年齢の近い人からサポートを受ける事

学生インターンとのピアサポートは、子どもたちが不登校や引きこもりなどの問題を抱えている場合に特に重要です。なぜなら、学生インターンは教育者や親とは異なり、より近い視点と経験で子どもたちに接することができるからです。

1. リアルな体験談(元不登校、引きこもり)学生インターンは、自分自身が最近まで学生であったり、現役であることが多いため、その話やアドバイスは非常にリアル。

2. 共感と安心感同じ年代の人からのサポートは、親や教育者からのそれとは違い、自然な共感や安心感を生む可能性があります。

3. 社会性の促進ピアサポートは、子どもたちが社会的スキルや人間関係を築く上で非常に有用です。同年代の人々との関わりの中で、コミュニケーション能力や協調性を高めます。

4. 自立と自己肯定感の向上ピアサポートを通じて問題解決や目標達成に成功した際、子どもたちは自立心と自己肯定感を高めることができます。

5. モデルとしての役割学生インターンがポジティブな影響を持つように行動することで、その姿勢が子どもたちにとって良い手本となり、後に自分自身も他者にポジティブな影響を与えるようになる可能性があります。
子どもがポジティブな気持ちになる関わりを増やすためには、多角的なサポートが必要です。その中でも、学生インターンとのピアサポートはその効果が高く、多くの子どもたちがその恩恵を受けています。

引きこもり中学生とその親のための成功事例8選

1. Y子さんの事例 - 24歳で学び直し、現在は公務員
10年引きこもったY子さんは24歳で学び直す決断をしました。その過程で、私たちはカウンセリングにより彼女が抱える問題や願望を明らかにし、自分自身を理解するためのサポートを提供しました。
結果として、彼女は自らの意志で再度学び、現在は公務員として活躍しています。2. カイト君の事例 - 7ヶ月エアガンを持って、自室に引きこもりました。フリースクールでの支援の後、通信制高校に進学し、現在は公務員
カイト君はフリースクールでの支援を受けた後、通信制高校に進学しました。フリースクールでの生活で彼は自ら学びたいという意欲を取り戻し、
その後も我々と一緒に目標設定と計画を作成。現在は公務員として働いています。3. カズキ君の事例 - 通信制高校を卒業後、区役所で公務員として活躍
カズキ君は通信制高校を卒業後、区役所で公務員として活躍しています。彼が自分の進路を見つけられたのは、我々が提供したカリキュラムとメンタリングが大きく影響しています。4. リョウタ君の事例 - 当会の支援で通信制高校を卒業し、航空自衛隊に入隊予定
リョウタ君は航空自衛隊に入隊する夢を持っていました。当会の支援を受け、通信制高校を卒業。その後、必要な資格取得のサポートを提供し、彼はその夢を叶えるための道を歩んでいます。5. タツマ君の事例 - 引きこもりを脱し、有名難関大学を卒業し、現在は公務員
タツマ君は引きこもりを克服し、有名難関大学を卒業しました。その過程で、タツマ君自身がリーダーシップを発揮する機会を設け、社会参加の機会を増やすサポートを行いました。6. 佐藤渉太君の事例 - 当会の支援で通信制高校を卒業し、北海道の大学で農業を勉強中
佐藤渉太君は、当会の支援を受けて通信制高校を卒業。現在は北海道の大学で農業を専攻しています。農業に興味を持ったのは、当会が主催する「職業体験プログラム」に参加したことがきっかけでした。

7. シュン君の事例 - 当会の支援で通信制高校を卒業し、看護系の大学に進学
シュン君は看護師になる夢を持っていました。当会の一貫したサポートにより、彼は通信制高校を卒業後、看護系の大学に進学しました。

8. N君の事例 - 中学校を不登校のまま、卒業。2年間引きこもりました。当会の支援で通信制高校に進学し、現在は週5日、毎日通学中。
N君は当会の支援を受けて通信制高校に進学しました。現在は週5日、毎日学校に通っています。

結論
これらの成功事例は、それぞれの子供やその家庭が直面する課題や環境は異なるものの、適切なサポートと関わりによって多くの問題が解決可能であることを示しています。
引きこもりや不登校に対する総合的なアプローチと個々に合わせたプログラムが、これらの成功を生んでいます。

“見守るだけ”はもう古い?不登校に対する積極的な対応5つの手順


引きこもりや不登校の子供たちが、上記のカイト君、タツマ君のように部屋にバリケードを作ってしまうケースも少なくありません。
このような状況に遭遇した際、当会が採る対策は「見守る」です。ただし、「見守る」には具体的な戦略と理由があります。

 

 

1. サポートとコミュニケーションの継続
まず第一に、見守ることで、子供が自分自身で問題に向き合う機会を与えます。見守るとは、放置するのではなく、適切なタイミングでのサポートとコミュニケーションを継続することです。

2. 状況の悪化を防ぐ

突然の介入や強制的なアプローチは、逆に子供をさらに閉ざす可能性があります。そのため、バリケード状況での急なアクションは避け、状況の悪化を防ぐことを優先します。
もし、バリケードを撤去する際は事前の通告が必要

3. 信頼関係の構築

「見守る」行動は、子供に対する信頼関係を少しずつ築く方法でもあります。急にバリケードを壊す、強制的に部屋から出すなどの行動は、信頼関係に大きなダメージを与える可能性があります。

4. 専門家の協力

見守りつつ、状況に応じては心理医療の専門家とも連携を取ります。必要であれば、専門家の診断とアドバイスに基づいて対応を進めます。
5. 親とのコミュニケーション

見守る期間中も、親とは密にコミュニケーションを取り、親自身の気持ちや考え、情報を共有します。これにより、親子間の誤解を解く可能性も広がります。

結論
バリケードがあっても、「見守る」行動は、緊急性がない限り採るべき対策と考えています。これは単なる放置ではなく、戦略的な「見守り」であり、子供たちが自分自身の問題としっかり向き合い、解決に繋がる可能性を高める方法です。そして、その全ては信頼関係の上に築かれるため、急な行動よりも長期的な視点でのサポートが重要であると考えています。

引き出しやと当会:強制的な対応と自発的な対応の違い

引きこもりや不登校の問題に対処する際、当会では主に「自発的な対応」を重視していますが、場合によっては「強制的な対応」も考慮することがあります。ここではその二つの対応方法の違いについて説明します。

強制的な対応

1. 緊急性がある場合即座の行動が必要な場合(自殺、自傷行為の危険性、健康に対する重大な影響など)に取られます。

2. 外部の介入警察や児童相談所が関与する場合が多い

3. 短期的な解決強制的な対応は短期的な安全確保には有効ですが、長期的な問題解決には必ずしも繋がらない場合が多いです。

4. 信頼関係の影響強制的な対応は親子や当事者との信頼関係にネガティブな影響を与える可能性があり。

自発的な対応

1. 長期的視点自発的な対応は長期的な問題解決を目指しており、当事者が自分で問題と向き合う機会を与えます。

2. 対話とサポート専門家、親、ピアサポートなど、多角的なサポート体制をとります。

3. 信頼関係の構築当事者との信頼関係を築くことが前提となり、それが成功の鍵です。

4. 持続可能自発的な対応は、当事者が自分自身の力で問題を乗り越えられるようになるため、持続可能な解決策と言えます。

結論
強制的な対応と自発的な対応は、それぞれ一長一短があります。当会では、基本的には自発的な対応を重視しつつ、状況によっては強制的な対応も選択肢として考慮しています。重要なのは、どの対応を選ぶにしても、当事者との信頼関係を保ちながら最適な支援を行うことです。

まとめ:不登校を見守るだけでなく積極的に行動せよ

具体的なアドバイス

1. 対話を重視する親子でのコミュニケーションは非常に重要です。静かに話を聞いて、子供の気持ちや考えを理解しましょう。

2. 専門家の意見を取り入れる不登校や引きこもりは専門的な対応が必要な場合があります。必要であれば専門家の協力を得ましょう。

3. 生活習慣の改善昼夜逆転やゲーム依存など、不健康な生活習慣には早めに対処することが最重要。

4. 自発的な対応を促すただ見守るだけではなく、子供が自ら問題解決する手段を模索するようにガイダンスを行います。

次のステップ

1. アウトリーチ訪問を検討する当会のアウトリーチ訪問は77件中68件が成功しています。失敗例では、見守りの方針を貫いているケースが多く、その結果、子供の状況が改善されません

2. 具体的な行動計画を作る何をどのように改善するのか、明確な計画を立て、それを実行に移す必要があります。

3. 期限を設ける「見守る」方針も一定の期限を設け、その期間内に改善が見られなければ方針を見直すようにします

結論
見守るだけでは、子供が何と無為な人生を送ってしまう可能性が高いです。積極的な対応と、場合によっては専門家との協力が必要です。
何よりも重要なのは、子供が自らの力で問題を乗り越えられるような環境を作り、そのプロセスをしっかりとサポートすることです。

当会の活動と今後の予定

当会の活動実績
2017年から2023年5月末までに、当一般社団法人不登校・引きこもり予防協会は、76件の引きこもり中学生への訪問支援を実施しました。その成果として、67件の成功を収めることができ、成功率は約9割となっています。
引きこもり予防士がそれぞれの子供たちに最適な支援を提供し、信頼関係を築き上げることで多くの改善が見られています。

サービスと最新情報

1. 無料AI判定不登校や引きこもりの傾向があるかどうかを判定する無料AIツールを提供

2. オンライン面談専門家と直接、オンラインで相談が可能

3. 成功事例動画引きこもりから立ち直り公務員となったY,W君の事例を動画で紹介しています。

4. S君のケース7ヶ月で引きこもりから立ち直ったS君のケースを詳しく紹介します。

5. 昼夜逆転経験者インタビュー昼夜逆転の生活リズムを経験した生徒のインタビューを公開しています。

6. YouTube案内当協会のYouTubeチャンネルで様々な情報やエピソードを公開しています。

7. 不登校関連書籍案内詳細な情報や指南が記された参考書籍リスト

1〜7は全て、まとめサイトへ

今後の予定
不登校保護者会毎月、不登校の保護者向けの会を開催しています。見学も大歓迎です。

多くの子供たちとその家庭が新たな一歩を踏み出せるよう、今後も全力でサポートしてまいります。お問い合わせや参加、ご協力お待ちしております。

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