目次
「不登校 ゲーム youtube」というキーワードで深掘りし、彼らに光を当てます。
私は一般社団法人不登校引きこもり予防協会 代表の杉浦孝宣です。
私たちの教育ミッションは、「子どもたちが規則正しい生活を送り、自信を持ち、自律して社会に貢献する」という未来を実現すること。
この目標に向けて、実際にゲームやYouTube漬けの生活から脱却した不登校中高生たちのインタビューに基づき、3つのステップでの変革アプローチを紹介します。
規則正しい生活をする 不登校合宿、学生寮、海外留学を通して生活習慣を整えます。
自律して自信をつける 学び直しを通じて学習に対する自信を育みます。
社会貢献をする 職に就くことを最終目標に、アルバイトやインターンを体験させます
これらの取り組みは、成功率9割以上という結果に結びつき、NHKおはよう日本で紹介されるなど、多くのメディアでも取り上げられています。
また、これらの経験と知見は、
「高校中退 不登校引きこもりでもやり直せるという3冊の著書にまとめられ、光文社と宝島社から出版されています。
お悩みの皆さん、不登校や引きこもりに直面しているすべての方々へ、これらの著書や「中学生の引きこもりに悩む親必見!成功事例から学ぶ対処法12選」のブログ記事、
そして成功事例が満載のリンク集を参考にしていただきたいと思います。私たちと一緒に、お子様が抱える問題を解決し、希望に満ちた未来へと一歩を踏み出しましょう。希望は、必ずあります。
コロナは特に子どもたちに影響を与えました。今も続きます
コロナウイルスの影響で私たちの生活は一変しましたね。特に子どもたちは、外で自由に遊ぶことが制限され、家で過ごす時間が格段に増えました。
その間、皆さんのお子さんはどのようにして時間を過ごしていたでしょうか?多くのご家庭では、ゲームやYouTubeが子どもたちの主な過ごし方になっていたことでしょう。
私たち一般社団法人不登校・引きこもり予防協会に寄せられる相談の中で、驚くべきことに約80%の子どもたちが昼夜逆転の生活を送り、その多くの時間をゲームやYouTubeに費やしていると報告されています。
ステイホーム期間中、このような生活様式が一時的なものであれ、長期間続くことは子どもたちの生活リズムや心理状態にさまざまな影響を与える可能性があります。
この記事では、不登校の中高生がなぜゲームやYouTubeに没頭しやすいのか、その背後にある心理を深く掘り下げてみたいと思います。
そして、彼らの心理を理解し、健全な生活リズムを取り戻すための手がかりを探ります。みなさんと一緒に、この難しい時期を乗り越えていくためのヒントを見つけていきましょう。
ゲーム・YouTubeをめぐる不登校問題―中高生の心理を理解せよ
私たちが運営するフリースクールには、不登校の小学生、中学生、高校生が約50名が在籍しています。
この学校は、彼らにとって安心して学び直せる場所であり、自分自身を見つめ直す機会を提供しています。
不登校になると、家で過ごす時間が増え、その結果、多くの生徒がゲームやYouTubeに多くの時間を費やしていることに気づきました。
では、なぜ彼らはこのような生活パターンに陥ってしまうのでしょうか?この疑問を解明するため、生徒たちに直接話を聞くことにしました。
インタビューを通じて、生徒たち一人一人がゲームやYouTubeにどのように関わっているのか、その背景にある心理や動機を深掘りしました。
そして、その貴重な声を集め、YouTubeにアップしました。
この動画は、不登校の子どもたちが抱える心の内を理解するための貴重な資料です。彼らの生の声を通じて、私たち大人が知るべき真実や彼らが求めるサポートの形が明らかになります。
ぜひ、この動画をご覧いただき、不登校の子どもたちとどう向き合い、どのように支えていけば良いのかについて、一緒に考えてみませんか?彼らの声に耳を傾け、理解を深めることが、解決への第一歩となるでしょう。
ゲーム配信を見ても時間の無駄だと感じた!
通信制高校サポート校に在籍している生徒たちのインタビューから、不登校や引きこもりを経験した中高生がどのような心境でゲームやYouTubeに向き合っていたか、
そして通信制高校での新しい生活をどのように感じているかが明らかになりました。それぞれの生徒たちが直面した課題と、それを乗り越えるための彼らの努力について共有します。
高校3年生のW君
W君は中学時代、不登校が悪化して引きこもりの期間が始まり、半年間ゲームやYouTubeをして過ごしました。
ゲーム配信を見ても時間の無駄だと感じていました
高校2年生のM君
M君は留年を機に通信制高校へ転学しました。自分のペースで学ぶことができる自由な学習スタイルに魅力を感じ、自分で考えて勉強することの重要性を実感しています。
規則正しい生活を心がけ、学校生活を新たなスタートとして捉えています。
高校1年生のK君
K君はある理由で高校を辞めさせられた経験がありますが、通信制高校での生活では、自由な環境の中で自分の意志を貫くことの難しさや、周囲との適切な距離の保ち方について学んでいます。
彼は学校外の活動にも積極的に参加し、大学進学を目指して生物関連の研究に情熱を注いでいます。
生徒たちの声から学ぶこと
これらの生徒たちの話からは、不登校や引きこもりの経験を持つ中高生が直面する様々な課題が見えてきます。
しかし同時に、それぞれが自分なりの方法で前を向いて歩みを進めようとしている姿勢も垣間見えます。
ゲームやYouTubeが彼らにとって逃避ではなく、時には自分を見つめ直すきっかけにもなっていることがわかります。
フリースクールでの生活や通信制高校での新たなスタートは、彼らにとって大きなチャンスとなっています。
自由な環境の中で自分自身を見つめ直し、将来への一歩を踏み出す勇気を持つことができたのです。
生徒たち一人一人の物語は、不登校や引きこもりを経験している他の多くの中高生やその保護者にとって、
大きな希望となるでしょう。これらの生の声が、同じような境遇にある人々にとっての学びや励ましとなりますように。
行くあてがなかったキョウヤ君はフリースクールで救われた
私たちのフリースクールへの入会が、不登校だったキョウヤ君、中学1年生の新しいスタートとなりました。
昼夜逆転の生活やゲーム依存といった問題を抱えていた彼にとって、フリースクールはまさに救いの手でした。
不登校の中学生がフリースクールに辿り着くまで
不登校や引きこもりの増加について語る中で、彼は家族に見放されたかのような孤独感を味わっていましたが、
親が探してくれたフリースクールへの道を歩むことに。不登校の期間、彼はほとんどリビングで時間を過ごし、外の世界からは隔絶された生活を送っていました。
フリースクールでの新しい生活
フリースクールへの最初の一歩は、彼にとって大きな転機となりました。高卒支援会を訪れた際、彼はそこにいた先生や生徒たちから受けた気軽で楽しい雰囲気に心を動かされました。
特に、根本先生の印象は強烈で、アントニオ猪木を彷彿とさせるようなカリスマを感じたそうです。
フリースクールでの経験は、彼にとって大きな意味を持ちました。昼夜逆転の生活リズムを正し、ゲーム依存から脱却するきっかけとなったのです。
この新しい環境で、彼は自らを見つめ直し、新たな自分を発見することができました。
この物語は、フリースクールが不登校の生徒たちにとってどれだけ大きな希望となりうるかを示しています。
彼らが抱える問題を乗り越え、再び学ぶ喜びを見出すための場所として、フリースクールは存在しているのです。
適切な居場所を提供すれば、解決する
インタビューを通じて、ゲームやYouTubeに多くの時間を費やしていた生徒たちが、今ではその状況を見事に変えることができた理由が明らかになりました。
彼らが日々の生活の中で大きな変化を遂げることができたのは、私たちのフリースクールや通信制高校への通学が大きな役割を果たしているからです。
また、受験期には予備校への通学やアルバイトを経験することで、ゲームやYouTubeをする「暇」がなくなりました。こうした日々の忙しさが、彼らにとって新たな刺激となり、自身の成長につながっているのです。
解決策の核心は、「適切な居場所の提供」にあります。私たちのフリースクールは、彼らにとって安心できる居場所となり、学び直しの機会を提供しています。
ここでは、自分自身を見つめ直し、新しいことに挑戦する勇気を持つことができます。
この経験から学べることは、子どもたちが学校生活に戻るためには、単に「戻るべき」と言われるよりも、彼ら自身が安心して過ごせる場所、自分の存在を認めてもらえる場所が必要であるということです。
フリースクールや通信制高校がその役割を果たしてくれることが、多くの不登校の生徒たちにとって、大きな一歩となり得るのです。
親御さんや教育関係者の皆さんにお伝えしたいのは、子どもたちが抱える問題に対して、ただ叱るのではなく、彼らが心から信頼できる「居場所」を見つけてあげることの大切さです。
子どもたちが自らの意志で学び、成長できる環境を提供すること。それが、彼らをゲームやYouTubeから離れさせ、より充実した日々へと導く鍵となるでしょう。
ゲーム・YouTubeをめぐる不登校問題―中高生の心理を理解し、解決せよ
この度は、不登校や引きこもりを経験した生徒たちがゲームやYouTubeに没頭する理由と、その解決策に焦点を当てた内容をご紹介しました。
生徒たちの生の声を通じて、彼らが直面している課題と、私たちのフリースクールや通信制高校での取り組みがどのように彼らの支援となっているかをお伝えしました。
重要なポイント
ゲームやYouTubeへの没頭は、単なる「時間つぶし」ではなく、行くあてがない中での選択であることが明らかになりました。
これらの活動が「好き」というよりは、「やることがない」という状態からの逃避であることが多いです。
解決策は、適切な居場所の提供にあるということ。
フリースクールや通信制高校は、生徒たちにとって学び直しの場としてだけでなく、社会とつながるための大切なステップとなっています。
日々の忙しさ、特に学業やアルバイトなどの経験が、ゲームやYouTubeから離れさせる鍵となること。
これらの活動を通じて、生徒たちが
新たな興味や目標を見つけ、自身の可能性を広げていくことができます。
お伝えしたいこと
親御さんや教育関係者の皆さんに、子どもたち一人一人が抱える問題に対して理解を深め、適切な支援をしていくことの大切さをお伝えしたいです。
私たち大人が提供する「居場所」が、彼らの人生における大きな転換点となり得ることを忘れないでください。
子どもたちが真に望む「行くあて」を見つけるためには、彼らの話に耳を傾け、共に目標を設定し、支え続けることが必要です。
一緒に考え、一緒に歩むことが、彼らをより良い未来へと導く最良の方法です。
最後に、この記事が不登校や引きこもりに悩む生徒たちやその家族、支援に関わる全ての方々にとって、少しでも希望やヒントになれば幸いです。
一人ひとりが輝ける未来のために、私たちも引き続きサポートしていきます。