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引きこもりも146万人以上に上るという現状があります。一度、このような状況に陥ると、中々救い出すことが難しいのが現実です。
しかし、希望を捨てる必要はありません。予防によって、これらの問題は9割防ぐことが可能です。
私は一般社団法人不登校・引きこもり予防協会の代表、杉浦孝宣です。私たちは、不登校や引きこもりという問題に取り組み、「子どもたちが規則正しい生活をし、自信を持ち、自律し、社会に貢献する未来を実現する」という目標を掲げています。これまで1万人以上の子どもたちを救い出し、その成功率は9割以上にのぼります。
この成果は、NHKおはよう日本でも紹介されており、詳細はこちらのリンクからご覧いただけます。
親御さんたちへの私からのメッセージは、希望を持ち続け、具体的な行動を起こすことの重要性を伝えたいと思います。私たちの著書やブログ、リンク集を参照し、不登校や引きこもりの問題に対する新たな視点や解決策を見つけてください。これらの資料は、お子さんの将来にとって貴重な指針となるでしょう。問題に対処する方法は存在し、私たちは皆さんと共にその解決に取り組む準備ができています。
一緒に、子どもたちの明るい未来のために歩みを進めましょう。
また、このテーマについてさらに深く知りたい方は、5月18日に愛媛県今治明徳短期大学で行われる講演会にぜひご参加ください。近隣の方は特にお見逃しなく。
1万人以上の子供たちの成功事例
38年にわたり、不登校、高校中退、引きこもりの支援を行ってきた私たちには、数多くの成功事例があります。これらの支援で共通しているのは、子どもたちに適切な居場所を提供することです。不登校や高校中退の場合、学校が本人に合わないことが主な原因です。私たちは、以下の3つのステップでこれらの問題に取り組んでいます。
* 規則正しい生活をする:不登校合宿、学生寮、海外留学などを通じて生活を改善し、規則正しい生活を促進しています。
* 自律して自信をつける:学び直し等で勉強に対する自信をつけます。
* 社会貢献をする:長期的な視野に立ち、学校を出たら職に就くことを最終目標にし、アルバイトや学生インターン等の体験を通じて社会参加を促しています。
これらのステップを踏むことで、9割以上の子供たちが元気になります。私たちは、学校、フリースクール、通信制高校、海外留学等を紹介し、子供たちが自分に合った環境で成長できるようサポートしています。
また、引きこもりの場合、家庭内での居場所の確保が重要です。私たちは、ご両親のカウンセリングを通じて、この問題を解決しています。
メディアで取り上げられた事例
私たちの取り組みは、長年にわたり多くのメディアで取り上げられてきました。これらの取り上げられた事例を振り返ることで、不登校や引きこもり問題への社会的関心の高まりを感じることができます。以下は、特に印象的なメディア掲載の一部です。
1988年3月14日:産経新聞に「苦悩する中卒浪人に"春"を呼ぶ」という記事が掲載されました。この記事は、不登校や引きこもりに苦しむ若者たちへの支援に光を当てました。
2008年9月:都政新報に「教育の現場から」というタイトルで12回にわたる連載が掲載されました。これは、教育の現場での具体的な取り組みと成果を紹介
2016年6月9日:NHKおはよう日本で「空きスペース活用でフリースクール」という特集が放送され、私たちのフリースクール運営に焦点が当てられました。
2019年12月25日:NHKあさイチで「"やりすぎ"た教育受けた子どもの今」という特集が放送され、教育のあり方とその影響について深く掘り下げました。
2020年5月29日 & 6月8日:NHK番組首都圏ネットワークとおはよう日本に出演し、不登校や引きこもり問題についての専門的見解を提供
2020年8月13日:日刊ゲンダイに「コロナ禍で夏休み後に急増!?不登校になった私立中・高校生を待ち受ける厳しい現実と克服法」という記事が掲載され、コロナ禍での新たな課題について議論
2021年5月10日:読売新聞に「コロナに挑む 積極的な訪問支援を」という記事が掲載され、コロナ時代の教育支援の在り方について考察しました。
2021年11月16日:産経新聞に「高齢化で『8050』から『9060』問題へ」という記事が掲載され、高齢者とその子ども世代の引きこもり問題に焦点を当てました。
これらのメディア露出は、不登校や引きこもり問題に対する私たちの深い理解と取り組みが、広く認識されていることを示しています。私たちは今後も、この問題に取り組むことに全力を尽くし続けます。
私の著書
「不登校ひきこもりの9割は治せる」
この本は、不登校や引きこもりの問題を抱える子どもたちやその家族に向けて書かれました。実際の事例を基に、これらの問題がなぜ起こるのか、どのようにして解決に導くことができるのかを詳細に解説しています。読者には、問題の本質を理解し、解決策を見つけるための具体的な手がかりを提供します。
「不登校ひきこもり急増」
この著書では、近年の社会的変化とそれに伴う不登校や引きこもりの増加に焦点を当てています。特に、コロナ禍による影響や、デジタル社会の進展が子どもたちの生活や心理に与える影響を分析しています。この本を通じて、現代社会の中で子どもたちが直面する課題について深く理解し、対策を講じることができます。
「高校中退 不登校引きこもりでもやり直せる」
こちらの著書は、高校を中退したり、不登校や引きこもりとなった子どもたちが、どのようにして再び学びの場に戻り、自分の人生を取り戻すことができるのかについて書かれています。実際の成功事例を多く取り上げ、希望と実用的なアドバイスを提供しています。
高濱正伸先生との共同講演の経験
2022年 12月15日、一般社団法人不登校・引きこもり予防協会の理事長である私、杉浦孝宣と、花まる学習会の代表である高濱正伸先生、そして一般社団法人花みち元気塾の代表、藤井道子氏と共に、「学びの多様性を考えるシリーズ第2回 幼児期のしつけでひきこもりは9割防げる」と題した対談をZoomで配信しました。
この対談では、私自身が小学3年生で保健室登校し、4年生で養護学校に半年間通った経験や、その後の学び直しを通じて勉強への自信を得た体験を共有しました。また、中卒浪人の家庭教師や塾・通信制サポート校を作り、様々な子どもたちと関わる中で得た豊富な経験から、「親との共同作業」「昼夜逆転の生活リズムの改善」「自信を取り戻すこと」がひきこもりを改善する鍵であると語りました。
高濱正伸先生は、特に幼児期のしつけにおける無償の愛や規律の重要性を強調しました。生活リズムの整備や、子どもたちが信頼できる人の存在の重要性についても話し合いました。また、親が子どもとの関係を築くために必要なステップとして、ゲームやデジタルメディアの使用についても議論しました。
この対談を通じて、幼児期からの適切なしつけや生活リズムの整備、親子の信頼関係の構築がいかに重要かを再認識しました。また、親自身も外部との繋がりを持ち、自分を責めすぎないことの大切さも学びました。私たちは、子どもたちが健やかに成長するために、これらの要素を常に意識し、取り組む必要があると感じています。
非認知能力の育成における重要性と具体的な方法
近年、世界中の教育現場で非認知能力の重要性が高まっています。日本教育新聞によれば、コミュニケーション能力や問題解決力と並んで、自尊心や自己制御、忍耐力といった非認知能力が、技術革新や新しい雇用が生まれる社会でますます重要になっています。特に3歳未満の幼児教育では、これらの能力の育成が重要であるとの認識が強まっています。
しかし、これらの能力の育成は幼児期に限られたものではありません。高校卒業後も、学生インターンやアルバイト体験を通じて、これらの非認知能力は引き続き養われていきます。現実の職場体験は、実践的な問題解決能力やコミュニケーション能力を磨く絶好の機会です。これにより、若者たちは社会に出て即戦力となるスキルを身につけることができます。
20歳を過ぎた後でも、非認知能力は育成可能です。ただし、これを実現するためには、目的意識を持って取り組むことが重要です。自己のキャリアや人生における目標を明確にし、それに向けて積極的に行動することで、自己制御や忍耐力などの非認知能力を自然と養うことができます。
教育や仕事、日常生活の中で、非認知能力を意識的に育成することは、個人の成長にも社会の発展にも不可欠です。これらの能力は、あらゆる年齢で、あらゆる環境で育てることが可能であり、それが個人の成功に大きく寄与することを忘れてはなりません。
非認知能力の育成は、幼少期だけでなく、高校卒業後や成人後も重要であることを強調しています。これらの能力は生涯にわたって継続的に育成されるべきものであり、その過程で個人の成長と社会への貢献が可能になります。
不登校や引きこもりの問題に対する希望と解決策
不登校や引きこもりは、多くの家庭で深刻な問題となっていますが、決して無力ではありません。これらの問題に対しては、具体的で実践的な解決策が存在します。
そして、それらを通じて、子どもたちが再び社会に参加し、充実した人生を送ることができます!
まず、重要なのは、子どもたちに安心できる環境を提供することです。家庭内で温かく、安全な居場所を確保し、子どもが自分の気持ちを開放できる空間を作りましょう。
また、親や家族が子どもの感情を受け止め、理解しようとする姿勢も非常に重要です。
次に、子どもたちの非認知能力を育むことも重要です。自己制御力、忍耐力、コミュニケーション能力などを養うために、適切な挑戦や活動に参加させることが有効です。
たとえば、趣味やスポーツ、ボランティア活動など、子どもが興味を持つ活動を通じて、これらのスキルを育てましょう! 私も孫を育成中です。
また、学校以外の教育機関や支援プログラムを利用するのも一つの方法です。フリースクールや通信制高校、専門家によるカウンセリングなど、子どもに合った学習環境やサポートを探すことが大切です。これにより、子どもたちは自分に合ったペースで学習を進め、自信を回復することができます。
最後に、家族全体での問題解決への取り組みが必要です。不登校や引きこもりの問題は、子どもだけの問題ではありません。家族が一緒になって支援し、解決策を模索することで、より良い結果を得ることができます。
これらの問題に対しては、希望があります。一人ひとりの状況に応じた適切な対策を講じることで、不登校や引きこもりを克服し、子どもたちが社会で活躍する道を開くことができるのです。
不登校や引きこもりの問題には解決策があり、希望を持つことが重要です。家庭内のサポート、非認知能力の育成、適切な教育機関の活用、家族全体での取り組みを通じて、子どもたちが再び社会に参加し、自分らしい人生を歩めます!