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子どもたちを救う道は一つじゃない 民間vs公的フリースクール徹底比較

子どもたちを救う道は一つではありません。民間フリースクールと公的フリースクール、それぞれの特色とメリットを徹底比較します。
このブログでは、フリースクールという選択肢がどのように子どもたちの学びと成長をサポートするのか、詳しく解説します。
親として、どのフリースクールが子どもに最適なのかを見極めるためのポイントを提供し、適切な教育環境を選ぶための手助けをします。
フリースクールの選択肢を知ることで、子どもたちがより良い未来を築くための新たな一歩を踏み出すきっかけとなるでしょう。

一般社団法人不登校・引きこもり予防協会の代表、杉浦孝宣です。不登校や引きこもりの問題は、子どもたち一人ひとりが抱える様々な背景があります。
私たちの協会では、「子どもたちが規則正しい生活をし、自信を持ち、自律し、社会に貢献する未来を実現する」という目標の下、1万人以上の子どもたちの支援を行ってきました。
この実績はNHKおはよう日本でも取り上げられ、多くの方に認知されるようになりました。

私のこれまでの経験と知見は、「不登校ひきこもりの9割は治せる」「不登校ひきこもり急増」そして「高校中退 不登校引きこもりでもやり直せる」という3冊の著書にまとめられ、光文社と宝島社から出版されています。これらの著書や、成功事例が満載のブログ記事「88%の引きこもり高校生も変われる! 将来の成功11事例」、さらには有益な情報を集約したリンク集などを通じて、不登校や引きこもりの問題に新たな視点や解決策を提供しています。

今、民間フリースクールと公的フリースクールの選択に迷っていらっしゃるなら、こうした資料を参考にしてみてはいかがでしょうか。お子さん一人ひとりに合った最適な学びの場を見つけることができるはずです。そして覚えていてください、どんな状況でも希望を失うことはありません。私たちは常に、お子さんと保護者の皆さんの力になりたいと願っています。

また、このテーマについてさらに深く知りたい方は、518日に愛媛県今治明徳短期大学で行われる講演会にぜひご参加ください。近隣の方は特にお見逃しなく。

不登校の増加とフリースクールの重要性について

10年連続不登校過去最多更新中となり、居場所としてのフリースクールは不登校児童にとって、重要な役割を担っています。特に 引きこもり予防の観点では絶対です
ここ数年、不登校の子どもたちの数は増加の一途をたどり、気がかりなニュースとして耳にすることも多くなりました。
実は、不登校の子どもたちが経験する孤立感は、時に引きこもりへとつながることもあります。このような状況を鑑みると、フリースクールが提供する「居場所」の価値は、計り知れないものがあるのです。

公的、民間を問わず、フリースクールはただの学び場ではありません。そこは、子どもたちが安心して自分らしさを表現できる場所、
つまり「心の故郷」のようなものなんです。学校のような形式にとらわれず、一人ひとりのペースで学べる環境が、不登校児童にとっての一歩を踏み出す勇気や、引きこもり予防においてはまさに不可欠なのです。

不登校の子どもたちが抱える問題は多様で、その解決策も一つではありません。しかし、フリースクールは多くの子どもたちにとって、新しいスタートラインとなる場所であることには変わりありません。

彼らにとって、学ぶ喜び、友情、そして自分の居場所を見つける手助けをする――これがフリースクールが目指すべき姿ではないでしょうか。

私たち大人ができることは、子どもたちが安心して歩みを進められるような環境を提供すること。
そして、彼らが自分のペースで、自分らしくいられる場所を守ることです。これからも一緒に子どもたちの可能性を信じ、彼らの未来に光を当てていきましょう。

統計データを交えた不登校の子どもたちの増加についての説明

ここ数年で、不登校の子どもたちの数は10年連続不登校過去最多を更新し続けているんです。これは単に数字の問題ではなく、それぞれの数字が一人の子どもの生活と未来を表しているということ。
学校に行けない日々が長くなればなるほど、子どもたちの心と社会との距離も、残念ながら広がってしまう傾向にあるんですよね。

ここで大事なのは、不登校の子どもたちが「なぜ学校に行かないのか」、その背景を理解すること。
学校という場が苦手だったり、友達関係で悩んでいたり、学習面でつまずいている子もいます。そうした子どもたちに対して、フリースクールのような代替の教育環境が、とても重要な役割を果たすんです。

フリースクールは、柔軟なカリキュラムや温かい支援体制を提供することで、子どもたち一人ひとりの状況に合わせた学びの場を提供しています。
このような場所があることで、不登校の子どもたちが自分らしいペースで学び直し、社会と繋がる手段を持てるんですね。

不登校の増加は決して望ましい現象ではありませんが、私たちはこの状況を改善するためにできることがまだまだたくさんあると信じています。
そして、その一歩として、フリースクールの存在が非常に重要なんですよ。

コロナ禍の影響と今後の予測

コロナ禍がもたらした影響は、私たちの生活の多くの面に及んでいますが、子どもたちの学びの場面においても例外ではありませんね。
特に、不登校の子どもたちにとっては、いくつかの意味で大きな挑戦となりました。
コロナ禍により、学校は一時的に閉鎖されたり、オンライン授業に切り替えられたりしました。
これにより、対面でのコミュニケーションが少なくなり、友達とのつながりが希薄になることがあったり、学習面でのモチベーションが下がってしまう子もいたかもしれません。
また、家庭内でのストレスが増加することで、子どもたちが心地よい居場所を見つけにくくなってしまった側面もあります。
一方で、コロナ禍は子どもたちが自宅で学習する機会を増やしました。これが、自律的な学習スタイルを身につけるきっかけになった子もいるでしょう。また、オンラインでのコミュニケーションが増えたことで、新しい友達を作るチャンスになったり、遠くの人たちと繋がることができたりと、良い面もあったかもしれません。

今後の予測としては、コロナ禍で変わった教育環境や学習スタイルは、ある程度、持続すると考えられます。オンライン教育の普及は、これまでの学習スタイルに加えて、新たな選択肢を提供し、より柔軟な教育が可能になります。これが、不登校の子どもたちにも新しい学びの形を提案し、学校に行くことが難しい状況でも学習を続ける手助けになるはずです。
ただし、デジタルデバイドと呼ばれる、情報機器へのアクセス格差や、オンライン環境での学習に対する支援の不足は、引き続き解決すべき課題ですね。コロナ禍を経て、私たちは教育のあり方について、改めて考え直す大きなチャンスを得ました。今後も、子どもたち一人ひとりが自分らしい学びを見つけ、豊かな未来を築いていけるよう、支援を続けていく必要があると感じています。

公的フリースクール=教育支援センターの役割と現状

公的なフリースクール、つまり自治体などが運営・支援する教育支援センター(適応指導教室)は、不登校の子どもたちにとって大変重要な役割を果たしています。
学校の正規の教育課程に馴染めない子どもたちに対し、フリースクールは柔軟な学びの場として、また心の支えとして機能しているんですよね。

このようなフリースクールでは、学校の教育内容を踏襲しつつも、子どもたち一人ひとりのニーズに合わせたきめ細やかなサポートを提供しています。
学校への復帰を目指す子どももいれば、別の進路を考える子もいますが、どの子にとっても安心して学べる場であることが大切ですね。

それは、まず、センターの存在を知らない家庭が多いことが考えられます。情報が十分に行き渡っていないのかもしれません。
また、センターを利用することに対する心理的なハードルを感じているご家庭もあるでしょう。不登校や引きこもりという状況は、まだまだ社会的な偏見があるため、助けを求めにくいという現状があるかもしれませんね。

私たちは、このような公的な支援がもっと活用されるように、まずはその存在を広く知ってもらい、そして、その利用が一つの正しいステップであることを伝えていく必要があります。誰もが知っている、そして誰もが利用しやすい環境を整えることが、これからの課題ではないでしょうか。きっとそうすることで、もっと多くの子どもたちが未来への一歩を踏み出せるようになるはずです。

利用されない理由の考察

不登校の子どもたちが教育支援センターを利用しない理由には、いくつかの考察点がありますね。まず、教育支援センターは、学校に適応できる可能性がある子どもたちを対象にしている場合が多いです。
しかし、現実には、不登校の子どもたちは学校という場所自体に強い抵抗を感じていることがあるため、教育支援センターという「学校に通うための場」へのアクセス自体がハードルになってしまっているのかもしれません。
また、教育支援センターの運営には退職した校長先生が関わっていることがあります。これらの先生方は、学校運営において豊富な経験を持っていることは間違いありませんが、不登校に特化した専門性や、そうした子どもたちに対する独自のアプローチが不足している可能性があります。子どもたちの心に寄り添い、彼らが抱える根本的な問題にアプローチするには、専門的な知見や経験が必要不可欠です。

さらに、不登校や引きこもりの子どもたちへの対応には情熱が必要です。残念ながら、現在の公的なフリースクールには若手のスタッフが少なく、高齢者が中心となって運営されているところもあるようです。若い世代のスタッフがいることで、子どもたちとの共感や新しいアイデア、活気ある環境を提供できる可能性が高まります。

このような点を踏まえて、私たちにできることは、まず、子どもたちが学校ではなくても学べる安心できる場を提供すること、そして、専門的な知識と情熱をもって子どもたち一人ひとりに合った支援を行う体制を整えることです。そうすれば、不登校や引きこもりの子どもたちも、新たな一歩を踏み出しやすくなるはずです。

希望を持って、これからも子どもたちのためにできることを考え、実行していきましょう。彼らが輝く未来のために、私たちは共に歩んでいけますね。

不登校〜引きこもりステージ判定表

不登校や引きこもりの問題に直面する家族は、その状況を理解し、対処するために、子どもの状態を「ステージ」として捉えることが有効です。
この分類に基づき、各ステージに応じた具体的なサポートの提供方法をご紹介します
家族の皆さんが一丸となって、この課題に取り組むことの重要性を強調します。

ステージ1 不登校の初期段階
不登校期間 1日~60日
対応 親子間のコミュニケーションを重視し、子どもの話をじっくりと聞きます。
生活リズムの乱れが見られない限り、まずは家庭内での安定を図ります。食事は3食しっかりと取るようにし、規則正しい生活習慣を支援します。

ステージ2 不登校が続く場合
不登校期間 61日~180日
対応 親子間のコミュニケーションは保ちつつ、生活リズムの乱れに注意を払います。
この段階で学校や専門家との相談を始めることをお勧めします。
食事に関しても、バランスの取れたものを心掛けましょう。

ステージ3 長期不登校から引きこもりに
不登校期間 181日~
対応 この段階では、第三者の介入が必要になる場合が多いです。
生活リズムの乱れを正し、食事の管理も含めて外部の専門家の助けを借りることが有効です。

ステージ4 引きこもりが顕著に
特徴 自室に閉じこもりがちで、親子間のコミュニケーションが極めて困難に。
対応 専門のカウンセリングやカウンセラーの支援を積極的に求めます。
家族内での対応だけでなく、外部の支援を活用して、子どもが社会に復帰できるようなプランを立てます。

ステージ5 長期化した引きこもり
特徴 20歳を超えて引きこもりが続いており、社会復帰が困難。
対応 この段階での支援はより専門的なものが求められます。社会復帰支援プログラムや、成人向けの支援施設の活用を検討します。
家族もサポートを受けることが重要です。

不登校や引きこもりを経験する子ども達とその家族にとって、一人で抱え込む必要はありません。
各ステージに応じた適切な支援と、家族や周囲の理解があれば、困難な状況を乗り越えることが可能です。
大切なのは、子どもと向き合い、一歩ずつ前に進むことです。

 

不登校期間

親子間のコミュニケーション

生活リズム

食事

ステージ 1

1日~60

ステージ 2

61日~180

×

ステージ 3

181日~

×

×

ステージ 4

年単位

×

×

×

ステージ 5

年齢20歳以上

×

×

×

「様々な要因の結果として社会的参加(義務教育を含む就学,非常勤職を含む就労,家庭外 での交遊など)を回避し,
原則的には6ヵ月以上にわたって概ね家庭にとどまり続けている状 態(他者と交わらない形での外出をしていてもよい)を指す現象概念」と定義厚生労働省サイトより

公的フリースクールのメリット

公的フリースクール=教育支援センター(適応指導教室)のメリットの一つに、やはり授業料の無料という点が大きいですよね。学ぶことへの門戸を広げるには、経済的な負担が少ないことがとても重要です。公的フリースクールが授業料を無料にしているのは、すべての子どもたちに等しく教育を受ける機会を提供しようという素晴らしい取り組みですよね。

お金の心配をせずに、子どもたちが自分のペースで学べる環境があること。それは、不登校や引きこもりを経験している子どもたちにとって、とても心強い支えになります。無料であることで、家庭の経済状況に関わらず、子どもたち一人ひとりが自分の可能性を広げるチャンスを持てるわけですから。

教育は子どもたちの未来を開く鍵です。公的フリースクールはその大切な鍵を、お金の心配なく提供してくれるんです。これからも、子どもたちが夢や希望を持って前進できるように、私たちも支援の手を広げていきたいですね。

校内フリースクール、校内教育支援センター

不登校の子どもたちにとって、ちょっとした居場所があるだけで、日々の生活がぐんと楽になることもありますよね。
そんな子どもたちを支援するために、

「校内教育支援センター」、いわゆる「校内フリースクール」の拡充が進んでいるんです。

この取り組み、素晴らしいことに、全国の公立小中学校に6,000校も新しく設けられることになったそうですよ。
今ある空き教室を活用するから、追加の経費も抑えられるし、子どもたちも通い慣れた学校で安心して過ごせますからね。

不登校の子どもたちの数が増えている昨今、彼らのための場所を作ることはとても重要。学び直しのチャンスを提供し、登校復帰のサポートをするのが狙いです。想像してみてください、オンラインでクラスに参加したり、テストを受けたりできるんですよ。すごい時代になったものです。

これらの支援策は、「COCOLOプラン」として文部科学省から発表されています。この計画のもと、子どもたち一人ひとりが抱える悩みに寄り添いながら、さまざまな形での学びの支援を拡充していくんだそうです。
特にICTの活用には力を入れていて、2億円の予算が計上されています。これにより、どこにいてもオンラインで学校の授業に参加できるような環境が整えられるんですね。また、スクールカウンセラーやスクールソーシャルワーカーの配置も増やされ、子どもたちの心のケアにも力を入れています。
「学びの多様化学校」、つまり不登校特例校の設置も進んでいて、今後300校まで増やす計画があるそうですよ。これは、子どもたちにとっても、家族にとっても、本当に心強い話ですよね。
文部科学省の幹部さんも、「将来的には全ての小中学校に設置できるよう整備を進めていきたい」とおっしゃっています。これからがとても楽しみですね。どんな小さな一歩でも、子どもたちの未来のために、大切に思っていきたいですね。

公的フリースクール活用率12% なぜ足が向かない?

不登校の子どもたちがフリースクールに足を運ばない理由はいくつか考えられますが、その中でも特に大きいのが「学校そのものへの抵抗感」ではないでしょうか。
「学校=苦手な場所」というイメージが根強く残っている子どもたちにとって、たとえフリースクールとはいえ「学校」という言葉自体がネガティブな感情を呼び起こすことがあります。廃校を利用した施設であれば、なおさらその感覚は強いかもしれませんね。

「学校のようなところにはもう行きたくない」と感じている子どもたちが、フリースクールの門をためらうのは、決して不思議なことではありません。でも、フリースクールは普通の学校とは違うんですよ。
「ここは君のペースで大丈夫だよ」「苦手なことは無理にしなくていいんだよ」というフリースクールの柔軟な姿勢を伝えることで、学校への抵抗感を少しずつ解消していけるかもしれません。
そして、フリースクールが提供する安心感や居心地の良さを一度でも体験してもらえれば、子どもたちの心に変化が生まれるはずです。
大切なのは、フリースクールがただの「学校の代わり」ではなく、「君を理解し、君の速度で一緒に歩んでいける場所」であるということ。
そのメッセージを、もっと積極的に伝えていく必要がありますね。

運営者の背景(退職校長など)とその影響

公的フリースクールの運営者のバックグラウンド、たとえば退職した校長先生が運営に携わっている場合、それが子どもたちや保護者さんたちにどんな印象を与えるのか、また実際の影響はどうなのか?

退職した校長先生が運営するフリースクールは、経験と知識が豊富であるという大きな利点があります。学校運営のプロとして、教育の質を保ちながら安定した管理を行うことができるでしょう。
しかし、一方で不登校の子どもたちに対する専門的なアプローチや、最新の教育ニーズへの対応が求められる場面もあるわけです。

「フリースクールは安心して学べる場所だよ」というメッセージを伝えるためには、運営者の方々が不登校の子どもたちの気持ちに寄り添う姿勢が必要です。運営に関わる方々の経験は大切ですが、それに加えて子どもたちの心のケアに特化した知識や、時代に合った柔軟な教育方法の導入も同様に重要なのです。

「私たちは学校での経験を活かして、ここを安全で温かい場所にしているんだよ」という心強いサポートの言葉があれば、子どもたちもまた違った目でフリースクールを見るかもしれません。そして、運営者が教育の経験だけでなく、子どもたちへの深い理解と情熱を持っていることを感じ取れれば、フリースクールへの信頼感も高まりますね。

運営者の方々がもっと若い世代とも協力しながら、新鮮なアイデアや柔軟な思考を取り入れることで、子どもたちにとってさらに魅力的な場所になるはずです。
このような努力が、子どもたちのフリースクールへの足を向けさせる一歩となるでしょう。

フリースクール卒業生 タズマ W君

学校復帰を目的としたプログラムへの問題提起

フリースクールにおける学校復帰を目的としたプログラムは、多くの場合、子どもたちの学び直しや社会復帰を助けるための大切なステップですが、
この目的がすべての子どもたちにとって最善かどうかは、一概に言えませんね。

「学校へ戻ることが必ずしも皆さんにとって最良の道ではないかもしれないよ」という視点を持ちながら、子どもたち一人ひとりの状況に合わせたサポートを考えることが重要です。
学校復帰が目標ではあるものの、それが子どもたちのプレッシャーになってはいけません。

フリースクールでは、「学校に戻ること」だけがゴールではなく、「学び続けることができる環境を提供すること」が大切だと思います。
それは、学校への復帰も含むかもしれませんが、別の教育の形態を探求することも意味します。もちろん、子どもたちが自分自身のペースで学ぶことができるような柔軟なプログラムが求められるでしょう。

「君たちには、自分の進む道を選ぶ権利があるんだよ」というメッセージを子どもたちに伝え、学校復帰だけでなく、さまざまな学びの道があることを理解してもらうことが大切です。
フリースクールの教育者としては、子どもたちが自分に合った学び方を見つけられるように、可能性の幅を広げてあげることが私たちの役割かもしれませんね。

子どもたちを救う道は一つじゃない:民間vs公的フリースクール徹底比較

不登校のお子さんを抱えるご家族にとって、フリースクールは大きな支えになりますよね。さて、「民間フリースクール」と「公的フリースクール(教育支援センター)」、このふたつにはどんな違いがあるのでしょうか。ざっくばらんに比較してみましょう。
まず民間フリースクールですが、ここは一言で言うと「多様性」が魅力です。民間ならではの自由な発想で、お子さん一人ひとりの個性やニーズに合わせたカリキュラムを提供しているところが多いんです。学費はかかりますが、その分、細やかなサポートや独自のプログラムを期待できるというわけですね。

公的フリースクール、つまり教育支援センターは、自治体が運営しているため、基本的には無料。また、公的機関が背景にあるので、安心感や信頼性を求める方には心強い存在です。ただ、制度やカリキュラムが一定しているため、民間ほどの柔軟性はないかもしれません。

「自分の子にはどちらが合うの?」と迷われるかもしれませんが、大事なのはお子さんが安心して学び直しできる環境を選ぶこと。民間がいいのか、公的な支援がいいのか、一緒に考えていきましょう。お子さんのペースで、無理なく、そして楽しく学べる場所を見つけるために、ぜひ私たちの経験や知識もお役立てくださいね。

子どもたちに安心感を与える居場所の提供

民間フリースクールが子どもたちにとって、ただの学習の場を超え、心から安心できる「居場所」を提供している点は、本当に素晴らしいですよね。
「ここなら、自分のペースでいいんだ。」と思えるような環境があるって、子どもたちにとってどれだけ大きな支えになることか。スタッフのみなさんが、子どもたちの話に耳を傾け、一人ひとりの感情や意見を大切にすることで、信頼関係が築かれ、本当の意味での居心地の良さを実感できるんですよね。
「どんなときも、君たちが安心して過ごせる場所がここにはあるよ。何かあったらいつでも来てね」という言葉が、子どもたちの心の支えになっているはずです。そして、その安心感があるからこそ、子どもたちは自分自身を表現する勇気を持ったり、新しいことに挑戦する力を育てたりすることができるんですね。
民間フリースクールでは、子どもたちが安心して自分らしくいられる空間を大切にして、その中で自然と学びや成長が促されるような環境作りをしています。その結果、学校に行けない、行きたくないという気持ちを持っていた子どもたちも、自分に自信を持ち、社会で活躍できる力を身につけることができるのです。

子どもたち一人ひとりに合った教育の場の選択肢

子どもたちにとって最適な教育の場を選ぶことは、本当に重要なことですよね。一人ひとりの子どもが抱える状況やニーズは異なりますから、
その子にとって最適な環境を提供することが、私たち大人の大切な役目だと思います。

公的なフリースクールも民間のフリースクールも、子どもたちにとって「もう一つの選択肢」を提供しているわけです。
それぞれに特色があり、子どもたちの状況に応じて選べる幅が広がっているのはとても心強いことです。
「学校に行く」という選択だけが教育ではありません。

子どもたちが自分らしくいられる場所で学び、成長していくための多様な選択肢を用意することが、これからの社会ではさらに重要になってくるでしょう。
最後に、どんな形であれ、子どもたちが自信を持って社会に一歩を踏み出せるよう、私たち大人がサポートする姿勢を忘れずにいたいですね。
そして、子どもたちが将来、自分の居場所を見つけて、自分らしく輝けるように、今できることを一緒に考えていきましょう。希望は、必ずどこかにありますから。

カズキ Y君

不登校や引きこもり問題の多角的な解決への希望

不登校や引きこもりの問題は、一筋縄ではいかない複雑な課題ですが、決して無視できるものではありません。
それぞれの子どもが抱える背景には、さまざまな理由が絡み合っていることを私たちは理解しています。

ですが、その複雑さを理解するからこそ、多角的なアプローチが必要だということも明らかになっています。
家庭、学校、地域社会が連携し、子どもたち一人一人の状況に応じたサポートを提供することが求められています。
また、専門家や支援団体が共有するノウハウや、成功事例を参考にすることで、新たな解決策を見つけ出すヒントが得られるかもしれません。
そして、最も大切なのは、子どもたちが自分のペースで成長できる環境を整えること、彼らの小さな一歩を温かく見守り、適切な居場所を提供する事が重要です!

子どもたちが社会とつながり、自信を持って前に進めるように、私たち大人ができることはまだまだたくさんあります。不登校や引きこもりの問題には、必ず希望の光が見えます。それぞれの子どもたちがその光を見つけられるように、私たちも支援の手を差し伸べ続けましょう。みんなで力を合わせれば、きっと子どもたちの未来はより明るくなるはずです。

【2年間引きこもった子の保護者出演】不登校引きこもりの解決・予防がわかる

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