
40年以上の指導歴と不登校・ひきこもりの
9割を立ち直らせた解決力
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親と話さない、昼夜逆転、ゲームに夢中、お風呂を避ける、髪の毛や爪のケアを怠る、食事は親の手で3食お供え状態、部屋はゴミだらけ、そして悪臭が部屋から漂っている…。
このような引きこもり状態の中高生を持つ保護者様は、心からの悩みを抱えていることでしょう。しかし、ご安心ください。
カイト君はかつて、お風呂にさえ入ることを拒むほどの重度の引きこもり状態でした。その彼がどのようにして立ち直ったのか、その具体的な解決策(家庭訪問を含む)を共有させていただきます。
本日のブログでは、著書「不登校ひきこもりの9割は治せる」と「不登校ひきこもり急増」に登場する中学生カイト君の事例について深掘りします。
不登校や引きこもりの問題に直面する家族は、その状況を理解し、対処するために、子どもの状態を「ステージ」として捉えることが有効です。
この分類に基づき、各ステージに応じた具体的なサポートの提供方法をご紹介します。ちなみに、カイト君はステージ判定3でした。
家族の皆さんが一丸となって、この課題に取り組むことの重要性を強調します。
ステージ1 不登校の初期段階
不登校期間 1日~60日
対応 親子間のコミュニケーションを重視し、子どもの話をじっくりと聞きます。
生活リズムの乱れが見られない限り、まずは家庭内での安定を図ります。食事は3食しっかりと取るようにし、規則正しい生活習慣を支援します。
ステージ2 不登校が続く場合
不登校期間 61日~180日
対応 親子間のコミュニケーションは保ちつつ、生活リズムの乱れに注意を払います。
この段階で学校や専門家との相談を始めることをお勧めします。
食事に関しても、バランスの取れたものを心掛けましょう。
ステージ3 長期不登校から引きこもりに
不登校期間 181日~
対応 この段階では、第三者の介入が必要になる場合が多いです。
生活リズムの乱れを正し、食事の管理も含めて外部の専門家の助けを借りることが有効です。
ステージ4 引きこもりが顕著に
特徴 自室に閉じこもりがちで、親子間のコミュニケーションが極めて困難に。
対応 専門のカウンセリングやカウンセラーの支援を積極的に求めます。
家族内での対応だけでなく、外部の支援を活用して、子どもが社会に復帰できるようなプランを立てます。
ステージ5 長期化した引きこもり
特徴 20歳を超えて引きこもりが続いており、社会復帰が困難。
対応 この段階での支援はより専門的なものが求められます。社会復帰支援プログラムや、成人向けの支援施設の活用を検討します。
家族もサポートを受けることが重要です。
不登校や引きこもりを経験する子ども達とその家族にとって、一人で抱え込む必要はありません。
各ステージに応じた適切な支援と、家族や周囲の理解があれば、困難な状況を乗り越えることが可能です。
大切なのは、子どもと向き合い、一歩ずつ前に進むことです。
不登校期間 | 親子間のコミュニケーション | 生活リズム | 食事 | |
ステージ 1 | 1日~60日 | △ | △ | 〇 |
ステージ 2 | 61日~180日 | △ | × | △ |
ステージ 3 | 181日~ | × | × | △ |
ステージ 4 | 年単位 | × | × | × |
ステージ 5 | 年齢20歳以上 | × | × | × |
「様々な要因の結果として社会的参加(義務教育を含む就学,非常勤職を含む就労,家庭外 での交遊など)を回避し,
原則的には6ヵ月以上にわたって概ね家庭にとどまり続けている状 態(他者と交わらない形での外出をしていてもよい)を指す現象概念」と定義」厚生労働省サイトより
引きこもり中学生お風呂に入らない中1のカイト君が、現在は高校3年生で不登校ひきこもりの9割は治せることがわかりました。
彼の経験から、引きこもりや不登校の問題が、適切な対策と支援により解決可能であることを示しました。
拙著を読んでいない人にカイト君のことを説明します。彼は私立中高一貫校に入学するものの、英語の躓き等があり、GW明けから不登校に陥りました。
ご両親が無理矢理、学校に行かせようとすると、「何するんだ、テメェ ぶっ殺すぞ」と睨めつけられたと母。部屋に入ろうとすると、エアガンで撃ってきました。
困り果てて保護者が相談に来られた時は、ステージ判定3の引きこもりでした。
親と話さない、昼夜逆転、お風呂入らない、髪の毛、爪、伸ばし放題。カーテン締め切り、ゲームスマホ漬け。
3食、お供え状態。部屋はゴミため、異臭が漂う状況でしたが、7ヶ月の訪問アウトリーチピアサポート支援で立ち直り、その後、創業したフリースクール高卒支援会に通学しています。
高校3年生となり、東京都特別区の公務員を目指すという発表をしました。2023年高校卒業後、公務員として活躍しています
必要最低限のコミュニケーションではなく、子供の気持ちや意見を尊重するような対話を試みてみてください。
無理に話させるのではなく、共感し、リスペクトする姿勢が大切です。
例えば、カイト君のようなケースでは、親と全く話さない状態でした。
当会の引きこもり予防士と学生インターンがカイト君と信頼関係を構築するよう努めました。
最初はカイト君の部屋の前で、引きこもり予防士が必死に話しかけるだけでしたが、徐徐に信頼関係ができました
昼夜逆転の生活リズムは健康に悪影響を及ぼす可能性があります。自然光を浴びる、適度な運動をするなどして、自然な生活リズムに戻す努力が必要です。
ご両親は朝起こす、声がけだけはして下さい。
カイト君の例では学生インターンがよいお兄ちゃんになり、訪問支援して、2ヶ月過ぎから、言うことを聞くようになり生活習慣も改善していきました
お風呂に入る事は引きこもりから脱ける、重要な指標の1つです。カイト君の例では当会のスタッフと約束をして入る様になりました
完全に外界との接触を遮断することは、孤立感やストレスを増加させる可能性があります。
短時間でもいいので、カーテンを開けて自然光を入れる、外に出るなどしてみてください。
カイト君の例ではカギやさんを呼んで、ご両親、スタッフの居る前でカギを壊して、部屋を開けました。
ポイントは事前にスタッフからカギを壊すとカイト君に知らせておきましたので、そのご、荒れることもありませんでした
居場所がないので、ゲームやスマホに没頭しています。カイト君の場合はせっかく、入った中高一貫校は通いたくなく、また、ご両親とも信頼関係がズタズタでした。
学校もご家庭にも居場所が無かったのです。私立中高一貫校の場合、不登校に陥ると、居場所がすくない場合が多いです。
バランスの良い食事は重要ですが。カイト君の場合は一日、1食、夜中、冷蔵庫をあさっていました。お母さんに食事をキチンと用意するようにアドバイスさせて頂きました
部屋がゴミ屋敷状態なら、まずは一緒に掃除をして清潔な環境を作りましょう。
カイト君の場合は最初の頃は当会スタッフが清掃していましたが、信頼関係ができた後は、本人が自主的に掃除するようになりました
これらの対策は、
全ての子供に対して即効性があるわけではありません。それぞれの子供の状況に応じて、最適な対策を模索することが大切です。また、専門家や支援団体の助けを借りることが最善策です。
もちろん、当会を信頼して頂ければ、お任せ下さい
発表が終わると 保護者からはカイト君に
「カイト君は 丁度、うちの子(中学3年生)と同じで、中学生から引きこもって元気になったので、似ています。支援会で高校卒業まで居る子は? と思っていました。中学1年で不登校になったキッカケと どうやって、引きこもりから脱け出せたのか、教えてください」
カイト君
「僕は英語の課題ができなかったんです。それだけだったんですけど、行けなくなっちゃって、学校に何か言われているんじゃないか? 社会復帰しないと大人になってもニートだったらマズイと思っていました。学校に戻りたいとは思わなかったけど、社会復帰したいと思っていました。どうやったら復帰したらいいのか方法がわからなくて、 高卒支援会はどう、復帰したらよいか方法を教えてくれたので、メチャメチャ 重要だったと思います 」
発表会、始まる前に公務員を目指すカイト君に「今日はゲストに 知り合いの港区役所の課長をお呼びしたよ。2次面接対策に丁度、いいだろ! 」「エッ、髪の毛、セットしないで来ちゃった。どうしよう?」笑「そんなん、どうでもいいじゃん。それより、引きこもった事をピーアールポイントにするにはどうしたらいいか?紹介するから、お前から聞いてみろよ!」と港区役所の課長、Hさんを紹介しました。発表会後・・
Hさん
「発表会、よかったよ。君の引きこもり経験を2次 面接の時、PRするとよいよ」等とアドバイスをもらっていました
カイト君の経験を通じて、引きこもりや不登校の問題が、適切な対策と支援により解決可能であることを皆さんに示すことができました。
全ての子供たちにとって我々の提案が100%効果的だとは限らないかもしれませんが、それぞれの子供の状況に合わせた適切なアプローチを見つけることが重要です。
カイト君の場合、初めて当協会のスタッフと接したとき、彼と親とのコミュニケーションは全くなく、生活リズムも乱れ、衛生状態も良くありませんでした。
しかし、当協会のスタッフとの信頼関係の構築や彼自身の変化の意志により、彼の生活は大きく改善しました。そして今、彼は自分自身の夢に向かって一歩一歩と進んでいます。
これらの問題に対する理解と適切な対応があれば、不登校や引きこもりの子供たちは再び社会に戻り、自分の人生を進めていくことが可能となります。
それは決して容易な道のりではないかもしれませんが、カイト君のような成功例が示す通り、希望は絶対に存在します。
しかし、このような課題を解決するには、親御さんだけでなく、学校や地域社会、そして専門的な支援組織の協力が必要不可欠です。
私たち一般社団法人不登校・引きこもり予防協会は、その一翼を担っていると自負しています。
何より大切なのは、子供たちの心に寄り添い、一緒に問題解決に取り組むという姿勢です。
子供たちが抱える苦悩を理解し、彼ら自身を尊重することで、最終的には彼ら自身が再び立ち上がり、自身の人生を取り戻すことができるのです。
引きこもりや不登校問題に直面する皆さんへ、私たちの経験と知識が何かしらの助けになれば幸いです。
なお、我々の理念とアプローチは「不登校ひきこもりの9割は治せる」に詳しく記されております。
また、カイト君の詳細なストーリーは「不登校ひきこもり」のシリーズ2冊で語られています。
より詳細を知りたい方は、ぜひ図書館や本屋でお手に取ってご覧ください。
一般社団法人不登校・引きこもり予防協会まとめサイトhttps://lit.link/sugiuratakanobu
内閣府特命担当者「引きこもり問題に関する専門調査研究会」報告書, 2022.
日本精神神経学会 “ヒキコモリ(ひきこもり)” – 診断と治療ガイドライン, 2021.
子ども・若者の引きこもり等の問題に対する総合的な取組の推進に関する法律(通称:引きこもり総合対策法), 2018.
公的引きこもり支援機関
厚生労働省 ひきこもり支援推進事業
文部科学省:
内閣府 長期化するひきこもりの実態: https://www.cao.go.jp/
以上の資料は、引きこもりや不登校問題の深い理解を得るため、また具体的な解決策を探るために有益な情報源となることでしょう。
引きこもり中学生の特徴は 親との会話がなく、昼夜が逆転し、ゲームに没頭し、お風呂に入らず、髪や爪を伸ばし放題、食事は親が準備したものをそのまま食べ、部屋はゴミで溢れ、悪臭がする。動画ではこれらの問題に対する「9割解決」のアプローチを紹介しています。
引きこもり状態の中学生をサポートするための段階的な対応方法を、ステージ判定表を用いて説明します。