中高生の引きこもり、放置は危険!ステージ3以上の特徴と対応法とは

はじめに 放置は「悪化」を招く

こんにちは、一般社団法人不登校引きこもり予防協会の杉浦孝宣です。40年以上にわたり1万人以上の子どもたちと向き合い、引きこもりや不登校からの再出発を支援してきました。

この記事は、同じように悩み苦しむ保護者の皆様に向けて、今必要な情報と支援の選び方をお伝えするために書きました。

「学校に行きたくない」と言い出した我が子。 「しばらく様子を見よう」と思っていたら、
次第に昼夜逆転、部屋に引きこもり、親の声かけにも無反応……。
深刻な例ではバリケードを作り、立て籠もった例も。

このように、最初は軽い不登校だったはずが、深刻な引きこもりに進行するケースは決して少なくありません。

特に中高生の場合、親が対応を迷っているうちにステージ3以上に進行し、専門的な支援が必要な段階へと悪化してしまいます。

煽る? 表現だなと思われる方もいらっしゃるかもしれません。 ですが、厚生労働省の調査では、15歳以上64歳以下の引きこもりは全国で146万人を超えています。 この統計には小中学生は含まれていませんが、私たちの支援現場の実感や報告を合わせて考えると、 小中高生の「不登校・引きこもり」も含めた実態は、さらに深刻であり、全体の50%以上が引きこもり状態と捉えて差し支えないと考えています。

この記事では、「ステージ3以上」の状態を見極める方法と、そこから回復へ導く具体的な支援ステップ、さらに実際に再起した事例をご紹介します。

目次

中高生の引きこもり、放置は危険!ステージ3以上の特徴と対応法とは

引きこもり状態がステージ3以上に進行した場合、家庭だけでの対応は限界があります。

この段階では「家庭訪問支援」や「生活改善合宿」など、専門家による支援が不可欠です。

「まだ大丈夫」と思っているうちに、子どもの将来を左右する重大な問題に発展する可能性が高まります。

実際、支援が遅れたことで中長期の引きこもりに発展し、学業・進路・社会との接点をすべて失ってしまったケースも少なくありません。

引きこもりが深刻化すればするほど、支援にかかる時間や労力も増し、家族の精神的・経済的負担も大きくなります。

「今すぐ支援が必要かもしれない」と感じた段階で、一歩踏み出すことが未来を守る第一歩になります。

 ステージ3以上なら、専門的支援が必要です

引きこもり状態がステージ3以上に進行した場合、家庭だけでの対応は限界があります。

この段階では「家庭訪問支援」や「生活改善合宿」など、専門家による支援が不可欠です。

「まだ大丈夫」と思っているうちに、子どもの将来を左右する重大な問題に発展する可能性が高まります。

実際、支援が遅れたことで中長期の引きこもりに発展し、学業・進路・社会との接点をすべて失ってしまったケースも少なくありません。

引きこもりが深刻化すればするほど、支援にかかる時間や労力も増し、家族の精神的・経済的負担も大きくなります。

「今すぐ支援が必要かもしれない」と感じた段階で、一歩踏み出すことが未来を守る第一歩になります。

他の支援機関のメリット・デメリット(比較表)

引きこもり支援を検討する際、多くのご家庭が「どこに相談すればいいのか分からない」と迷われます。ここでは、他機関との違いを明確にするために、代表的な支援方法についてご紹介します。

●スクールカウンセラー

  • メリット 学校内で無料で相談できる。
  • デメリット 「様子を見ましょう」と言い続けるだけで、家庭訪問は一切行わない。深刻な引きこもりリスクを十分に理解しておらず、対応が遅れる傾向がある。

●暴力的な支援団体(例 全寮制など)

  • メリット 表面的な家庭内暴力は一時的に収まる場合がある。
  • デメリット 強制的な管理や体罰を伴うケースもあり、精神的なトラウマや逆効果を招く危険性も。過去には戸塚ヨットスクールのように死者が出た事例も存在。費用も高額になることが多い。

●医療機関(精神科・心療内科など)

  • メリット 入院や通院による治療が可能で、保険適用により費用負担が抑えられる場合がある。
  • デメリット 薬物療法に偏りがちで、薬漬けやオーバードーズのリスクがある。不登校や引きこもりが「薬で治るもの」と短絡的に捉えられ、根本的な生活改善や社会的回復につながらないケースも。

以下の比較表をご覧ください 

支援機関名メリットデメリット
スクールカウンセラー学校内で無料で相談できる「様子を見ましょう」と言い続けるだけで家庭訪問なし。引きこもりリスクに対応しきれない
暴力的な支援団体(例 全寮制)表面的な家庭内暴力は収まる場合もある強制的な管理や体罰、精神的トラウマ。高額費用。過去に死亡事例もあり
医療機関(精神科・心療内科)保険適用により費用負担が軽減。入院・治療が可能薬物療法偏重の傾向。根本的な生活改善や社会復帰に結びつかないケースも
当協会信頼関係を重視した伴走型支援。学び直し~社会復帰までを一貫支援。全国に実例とノウハウあり支援費用が発生。本人の自主性を尊重するため成果に時間がかかる

当協会では、暴力や強制ではなく、「信頼関係の構築」と「自律の回復」を重視した支援を行っています。

●当協会(一般社団法人不登校引きこもり予防協会)

  • メリット
    • 不登校・引きこもりの根本解決を目指す支援体制。
    • 本人が自ら規則正しい生活を取り戻すよう促す伴走型支援。
    • 学び直しから社会復帰(進学・就職・公務員)までを一貫サポート。
    • 全国から寄せられた実例に基づいた柔軟な支援ノウハウ。
  • デメリット
    • コーチング費用(11,000円〜)、学生寮、通信制高校サポート校などの費用が発生するため、一定の経済的負担がある。
    • 本人の自主性を尊重するため、短期間での解決は難しく、一定の時間を要する。「信頼関係の構築」と「自律の回復」を重視した支援を行っています。
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