高等学校はビジネスじゃない

教育相談の中には耳を疑うことをしている高校も少なくない。 高3を持つ保護者から「収入が激減して高校を辞めろといわれ、滞納した学費を払わないと転学照会も書かない」と言われたそうだ。 それでも食い下がったところ「うちもビジネスですから」と。 これではその子は救われない。 せっかくここまできたのだから学費を待ってあげて、卒業もさせたあげればいいのにと誰でも思うことではないだろうか? 私学だから経営というの第一というのはわからないではないが、明治時代に学校を創設した偉大な指導者達は経営を第一に考えて学校を作ったのだろうか? 並みならない決意と志を持って学校を作ったのに違いない。 ビジネス優先で志がなければ学校は廃れる。 このような不幸な案件は日本中にあると思う。 何も助けてあげることが出来ないのが悔しい。

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杉浦 孝宣
杉浦孝宣(すぎうら たかのぶ)は、一般社団法人不登校・引きこもり予防協会の代表理事。自身も小学生時代に不登校を経験し、つらい気持ちに寄り添う支援を40年以上続けています。「子どもは必ず変われる」を信じ、不登校や高校中退、引きこもりで悩む親子に寄り添い続けています。著書に『不登校・ひきこもりの9割は治せる』など。
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