【参加者の声あり】不登校オンライン講演会で得た親の気づきとは?

9月7日(日)に開催されたオンライン講演会(主催:フリースクールJourney@つくば市)では、全国の不登校に悩むご家庭がZoomで集まりました。講師は、私・杉浦孝宣(一般社団法人不登校引きこもり予防協会 代表理事)。1万人以上の子どもたちの支援実績とともに、最新の「ステージ判定」をもとに、不登校・引きこもりの「本当の原因」と「家庭でできる対応」をお伝えしました。

目次

第1章|不登校・引きこもりの“始まり”はどこにあるのか?

不登校は突然始まるものではありません。親が気づかないうちに、子どもは少しずつ「学校に行きたくない」という気持ちを心の奥にため込んでいます。
9月7日に開催されたオンライン講演会では、私・杉浦孝宣が、自身の体験を交えて「不登校や引きこもりの始まり」についてお話ししました。

実は私自身、小学3年生のときに不登校になりました。
その後、千葉県にある全寮制の施設「竹岡養護学園」での生活を経て、自信と生活のリズムを取り戻し、アメリカ留学、そして今の支援活動へとつながっています。

40年以上の支援を通して確信したのは、子どもが社会に出るために必要なのは「規則正しい生活」→「自信の回復」→「自律と社会貢献」というステップです。
講演会ではこの「3つの支援軸」を軸に、多くの保護者が頷いてくださいました。

5段階のステージ判定で“見立てる力”をつけよう

不登校とひとくちに言っても、子どもの状態は家庭によってまったく異なります。
そこで当会では、支援の第一歩として「不登校・引きこもりステージ判定」を使っています。

このステージ判定では、


  • ステージ1:朝起きられない・登校渋り
  • ステージ2:欠席が増える
  • ステージ3:自室にこもり、外出を避ける(※引きこもりの始まり)
  • ステージ4〜5:昼夜逆転、家庭内暴力、ゲーム依存など重度の状態

と段階を明確に分け、適切な支援を見立てることができます。

講演会では、この判定方法を紹介したところ、参加者の方々からは次のような声が寄せられました。

「ステージの話がとても興味深かったです」
「自分の子をどう見ればいいかのヒントになった」
「主観で判断せず、第三者の視点が大事だと感じた」

子どもを正しく“見立てる”力があれば、無理なく自然な形で次のステップへ導くことができます。

親が家庭でできる関わり方とは?

「見守るだけでいいのでしょうか?」
講演会では、こんな質問も多く寄せられました。

答えはNOです。ただ待つだけでは、子どもの状態が悪化し、ステージが進んでしまうことも多いのです。

家庭でできる関わりとして、まず大切なのは「生活リズムを整える環境づくり」。
そして、子どもが心を閉ざしているときでも「信頼関係を壊さずに距離を取る」こと。

また、親自身も孤立しないよう、「親コーチング」や「第三者のサポート」に頼ることが必要です。

「親だと主観が入りすぎてしまう」
「感情的になって逆効果だった」
と感じていた保護者も、支援者と連携することで冷静に対応できたと語ってくださいました。

実際に変わった子どもたちの事例

講演の後半では、実際に支援によって大きく変化した生徒の事例をご紹介しました。

K君のケース

高校1年の冬、部屋から出られない状態に。
家庭訪問支援と親コーチングを5ヶ月間実施し、少しずつ外出 → 支援寮への入所 → 海外留学へとステップアップ。
現在では、すっかり生活も安定し、次の進路に向けて前向きに進んでいます。

お母様のインタビュー動画では、

「最初は信じられなかった。でも、支援が始まってから、息子が目を見て話すようになった」
「朝、自分で起きて準備をする姿に涙が出た」

と語ってくださり、参加者の方々からも感動の声が多数寄せられました。

【参加者の声あり】不登校オンライン講演会で得た親の気づきとは?

質疑応答の時間では、参加者からの具体的な悩みにお答えしました。

  • 「今のうちの子は何ステージだと思いますか?」
  • 「ゲームばかりで生活が乱れているが、どう切り出せばいい?」
  • 「通信制高校に転校すれば解決するのか?」

これらに対し、私は「学校復帰ではなく、社会復帰こそが最終目標」であることを繰り返しお伝えしました。
ステージが深刻化する前に、外とのつながりを回復させる。その第一歩は“家庭外の第三者”を入れることです。

今、親ができる“最初の一歩”とは?

この講演会を通じて、参加者の多くが「一人で抱え込まない勇気」を得てくださいました。
それが、何より大切な第一歩です。

不登校は誰にでも起こりうる。
でも、適切なタイミングで支援を受ければ、必ず立ち直れるという事実を、今回の講演で実感していただけたと思います。

今すぐ始められることとしては…

  • ✅ 子どものステージを見立ててみる
  • ✅ Zoomでの無料個別相談を申し込む
  • ✅ 支援ステップの説明会・体験会に参加する

という行動が大きな一歩となります。

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杉浦 孝宣
杉浦孝宣(すぎうら・たかのぶ)は、一般社団法人未来自律支援機構(JADA)代表理事、認定NPO法人高卒支援会創業者。自身も小学3年生で不登校を経験し、その体験を原点に40年以上にわたり不登校・高校中退・引きこもり支援に携わってきた。 これまで1万人以上の相談に対応し、家庭訪問、生活改善合宿、学生寮、学び直し支援、就労支援などを通じて、多くの若者の社会的自律を支援している。 「子どもは必ず変われる」を信念に、学校復帰だけをゴールとせず、一人ひとりが自ら考え、行動し、社会に参加していく「社会的自律(Autonomy)」を目指した支援を実践している。 著書に『不登校・ひきこもりの9割は治せる』『高校中退 不登校でも引きこもりでもやり直せる』『もう悩まない!不登校・ひきこもりの9割は解決できる』など。近年は一般社団法人未来自律支援機構(JADA)を通じて、JADA Stage OSと7つの自律支援ステップを体系化し、国内外へ発信している。 台湾版著書も出版され、教育・福祉・行政・企業・国際社会との連携を通じて、若者の社会的自律支援モデルの普及に取り組んでいる。
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2026年度高卒支援会卒業式の集合写真。JADAロゴ入り。

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