引きこもり高校生は9割解決できる|通学・生活・進路を同時に支えた実例

引きこもり高校生は9割解決できる|通学・生活・進路を同時に支えた実例

引きこもり高校生の問題は、なぜここまで長期化してしまうのでしょうか。
「理由は分からない」「そのうち動き出すと思っていた」
そう信じて、相談やカウンセリングを続けてきたご家庭ほど、今、深い行き詰まりを感じているかもしれません。

実際、引きこもり高校生の多くは、相談窓口やカウンセリングで
「今は様子を見ましょう」「エネルギーを溜める時期です」
と言われ続けるうちに、会話が減り、生活リズムが崩れ、部屋から出られなくなっていきます。

相談・カウンセリング中心の支援では、引きこもり高校生は解決しません。
これは極端な主張ではなく、私が40年以上、1万人を超える不登校・引きこもりの現場で見続けてきた結論です。

この記事では、親子の会話が完全に途絶え、部屋に閉じこもっていた高校生が、再び社会とつながり、高校卒業と就労へ進んだ実例をもとに、なぜ9割が動き出せるのか、その道筋を具体的にお伝えします。

一般社団法人不登校・引きこもり予防協会は、40年前より 「子どもたちが規則正しい生活をし、自信を持ち、自律し、社会に貢献する未来を実現する」という教育ミッションを掲げ、不登校やひきこもりという問題に積極的に取り組み、
1万人以上の子供たちをサポートしてきました。

このミッションを達成するため、私たちは以下の3つのステップに基づいたプログラムを展開しています。

目次

不登校、引きこもりの未来を変える3つのステップ|

  • 規則正しい生活をする 不登校合宿、学生寮、海外留学を通して生活習慣を整えます。
  • 自律して自信をつける 学び直しを通じて学習に対する自信を育みます。
  • 社会貢献をする 職に就くことを最終目標に、アルバイトやインターンを体験させます

これらのステップを実践し、1万人以上の子どもたちが変わり、成功率は9割以上を誇ります。

こうした活動はNHK「おはよう日本」 プレジデントオンライン Youtube pivotでは前編後編 30万超再生回数 多くの親御さんに希望を届けました。

この経験をまとめた4冊の著書

不登校・ひきこもり急増 コロナショックの
支援の現場から
(光文社新書) 

不登校・ひきこもりの9割は治せる 1万人を立ち直らせてきた3つのステップ(光文社新書) 

もう悩まない!不登校・ひきこもりの9割は解決できる(実務教育出版)

高校中退 不登校でも引きこもりでもやり直せる!(宝島社新書) 

加えて成功事例が満載のリンク集を参考にしていただきたいと思います。当会のミッションに共感し、真剣にお子さんの不登校や引きこもりを解決したい方、ぜひ私たちと一緒に取り組みましょう。一緒にお子さんの未来を輝ける人生に切り開いていきましょう!時間は待ってくれません。不安を感じたその時が、解決への第一歩を踏み出すチャンスです。私たちと一緒にお子さんの未来を守りましょう!


「このままで大丈夫なのか…」と感じている保護者へ

引きこもり高校生を前にしたとき、保護者の多くは同じ思いを抱きます。
「無理に動かしてはいけないのではないか」
「刺激しない方がいいのではないか」

その迷い自体は、決して間違いではありません。
ただし問題は、その迷いの中で時間だけが過ぎていくことです。

今の時代、ネットやゲーム、動画配信が無限にあります。
外に出なくても、話さなくても、最低限の生活が成り立ってしまう環境で、「自然に回復する」のを待つことは、現実的ではありません。

この記事にたどり着いたということは、心のどこかで「今のままではいけない」と感じている証拠です。
その感覚を、どうか無視しないでください。


引きこもり高校生が増え続ける本当の理由

理由がはっきりしない不登校ほど長期化しやすい

引きこもり高校生の相談を受けていると、「はっきりした原因がない」というケースが非常に多くあります。

いじめがあったわけでもない。
大きなトラブルがあったわけでもない。
それでも、学校に行けなくなり、そのまま部屋に閉じこもってしまう。

このタイプの不登校は、周囲も対応を誤りやすく、結果として長期化しやすい傾向があります。

高校進学を境に崩れるケース

中学までは比較的穏やかだった子が、高校進学をきっかけに崩れるケースも少なくありません。

学力の壁、環境の変化、部活動の人間関係。
一つ一つは小さく見えても、積み重なることで「もう無理だ」と感じてしまうのです。


なぜ「相談型支援」では引きこもり高校生は動けなかったのか

多くのご家庭が最初に利用するのが、相談窓口やカウンセリングです。
話を聞いてもらうこと自体は、決して無駄ではありません。

しかし、ステージが進んだ引きこもり高校生に対して、
「相談だけ」で状況が好転することは、ほとんどありません。

親だけが相談し、助言を受け、「様子を見ましょう」と言われ続ける。
その間に、子どもの生活は少しずつ固定化していきます。

当協会が行っているのは、相談で終わらせない支援です。
本人・家庭・生活・進路に同時に関わる「実動支援」を重ねていきます。


引きこもり高校生の状態を見極める5段階ステージ

引きこもりには段階があります。
今どの段階にいるのかを見誤ると、対応は必ずズレます。

  • ステージ1:行き渋り・不安定な登校
  • ステージ2:不登校が定着し始める
  • ステージ3:家庭内引きこもり
  • ステージ4:親子の会話が消える
  • ステージ5:長期化・社会断絶

今回の実例は、ステージ3後半から4に差しかかっている状態でした。


実例|会話ゼロ・完全引きこもりから動き出すまで

高校2年生の時点で、ほぼ完全な引きこもり状態。
親子の会話はなく、食事も別。
部屋にこもり、ネットとゲーム中心の生活が続いていました。

親だけの相談は続いていましたが、状況はむしろ悪化していました。

転機になったのは、家庭訪問による直接的な関わりでした。


なぜ家庭訪問が突破口になったのか

無理に引きずり出すことはしません。
しかし、現実から目をそらさせることもしません。

雑談から入り、状況を整理し、選択肢と期限を伝える。
「どれを選んでも支える」という前提を明確にする。

このプロセスが、初めて本人を「考える状態」に戻しました。


通学・生活・進路を同時に支えたから回復が始まった

一つだけ整えても、他が崩れていれば前に進めません。

通学、生活リズム、進路。
この3つを同時に扱うことで、初めて現実が動き始めました。


親がやってはいけなかった対応、やってよかった対応

善意でかけた言葉が、逆効果になることもあります。

第三者が入ることで、親子関係が守られるケースは非常に多いのです。


結果として起きた変化

高校は4年で卒業。
その後、就労へ。

社会の側から「こういう人材が欲しい」と評価されるまでになりました。


引きこもり高校生は正しい順番で9割が動き出す

気合でも、放置でもありません。
順番と関わり方がすべてです。


ここまで読んで「うちも同じかもしれない」と感じたなら、 それは動くべきタイミングかもしれません。

引きこもり高校生は、動けなくなってからでは選択肢が一気に狭まります。
まだ間に合うかどうかを、一人で判断しないでください。

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