不登校を見守る時期はいつまで?ステージ1〜5の解決ロジック

一般社団法人 未来自律支援機構(JADA)代表のすぎうら たかのぶです。
※2026年4月1日より、不登校・引きこもり予防協会は「JADA」へと名称変更いたします。

不登校の悩みを抱えたとき、周囲から必ずと言っていいほど言われる言葉があります。
「お子さんの心が回復するまで、見守りましょう」

しかし、多くの親御さんはその言葉に救われる一方で、こうも感じているはずです。
「見守るって、具体的にいつまで?」「待っているだけで、本当に解決するの?」

40年以上、1万人以上を支援してきた私の結論は明確です。
「見守る」だけの支援は、世界の非常識です。

本日は、出口の見えない「見守り」に期限を引き、お子さんを自律へと導くためのJADA式「ステージ判定1〜5」を公開します。

目次

動画で学ぶ:見守るだけで解決しない理由

まずは、こちらの動画をご覧ください。私と高濱正伸先生(花まる学習会代表)が、「なぜ見守るだけでは救えないのか」を本音で語っています。

▼【不登校・引きこもり解決】ステージ別判定と支援ステップ
https://www.youtube.com/watch?v=V4UrtqS0YhA&list=PLQ5vFsyQ5Ln2bk2OmT_WEd1AOsGtjKEBc

https://www.youtube.com/watch?v=V4UrtqS0YhA&list=PLQ5vFsyQ5Ln2bk2OmT_WEd1AOsGtjKEBc

不登校・引きこもり「ステージ判定1〜5」

JADAでは、お子さんの状態を「心のエネルギー」といった曖昧な言葉ではなく、客観的な5つのステージで判定します。

ステージ状態の詳細介入のタイミング
ステージ1不登校し始め。五月雨登校など。見守りつつ、環境調整を行う時期。
ステージ2完全不登校。昼夜逆転がある。【介入準備】親コーチングを開始すべき。
ステージ3自室に閉じこもり。家族以外と接触なし。【要介入】第三者(JPC)による訪問が必要。
ステージ4長期引きこもり。暴力・暴言がある場合も。【緊急介入】環境を完全に変える(合宿等)。
ステージ520歳以上、または数年以上の引きこもり。【自律支援】就労を見据えた専門的介入。

「いつまで」の答えは、ステージ3に上がる前まで

多くの親御さんが「いつまで見守るか」を悩んでいるうちに、ステージは1から2へ、2から3へと進んでしまいます。特に、ステージ3(家族以外との接触がない状態)に半年以上留まることは、将来の長期引きこもり(8050問題)への入り口となりかねません。

「見守る」のは、ステージ1から2の初期段階において、適切な「次の一手」を準備するための期間です。待つことが目的になってはいけません。

見守りを卒業した後の「7つの支援ステップ」

ステージを判定した後は、以下のステップで「自律」を目指します。

  • Step 1:親コーチング(介入の覚悟を決める)
  • Step 2:家庭訪問(認定JPCが扉を開ける)
  • Step 3:生活改善合宿(規則正しい生活の体得)
  • Step 4:学び直し(自信と自己効力感の回復)
  • Step 5:同行支援(試験・面接への伴走)
  • Step 6:進学・就労(JA、公務員、自衛隊、企業など)
  • Step 7:自律(ゴール)(社会に貢献する喜びの実感)

論争よりも「お子さんの未来」を

巷では「見守る派」と「介入派」の論争が絶えませんが、JADAはそのどちらにも属しません。私たちの関心は「どのような方法であれ、お子さんが自律し、社会に貢献すること」だけにあります。

もし、あなたが今「いつまで見守ればいいのか」という不安で押し潰されそうなら、それは「介入のタイミング」が来ているサインかもしれません。お子さんの人生の貴重な時間を、ただ「待つ」だけで終わらせないでください。


【現状のステージを判定したい方はこちら】

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杉浦 孝宣
杉浦孝宣(すぎうら・たかのぶ)は、一般社団法人未来自律支援機構(JADA)代表理事、認定NPO法人高卒支援会創業者。自身も小学3年生で不登校を経験し、その体験を原点に40年以上にわたり不登校・高校中退・引きこもり支援に携わってきた。 これまで1万人以上の相談に対応し、家庭訪問、生活改善合宿、学生寮、学び直し支援、就労支援などを通じて、多くの若者の社会的自律を支援している。 「子どもは必ず変われる」を信念に、学校復帰だけをゴールとせず、一人ひとりが自ら考え、行動し、社会に参加していく「社会的自律(Autonomy)」を目指した支援を実践している。 著書に『不登校・ひきこもりの9割は治せる』『高校中退 不登校でも引きこもりでもやり直せる』『もう悩まない!不登校・ひきこもりの9割は解決できる』など。近年は一般社団法人未来自律支援機構(JADA)を通じて、JADA Stage OSと7つの自律支援ステップを体系化し、国内外へ発信している。 台湾版著書も出版され、教育・福祉・行政・企業・国際社会との連携を通じて、若者の社会的自律支援モデルの普及に取り組んでいる。
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2026年度高卒支援会卒業式の集合写真。JADAロゴ入り。

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