
40年以上の指導歴と不登校・ひきこもりの
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「また休むの?」と口に出した瞬間、親子関係がさらに悪くなる気がして言えない。
一方で、何も言わずにいると“休むことが当たり前”になっていく――。
はじめまして。一般社団法人不登校引きこもり予防協会の杉浦孝宣です。私は40年以上、不登校・高校中退・引きこもりの支援現場に立ち、
これまでに1万人以上のご家庭と向き合ってきました。
その中で確信していることがあります。不登校の「休み癖」は治ります。そして、再スタートできた家庭には、はっきりした共通点があります。
多くの不登校支援団体は「親子関係」「自己肯定感」「安心感」などの心の側面に焦点を当てます。それ自体は大切です。けれど現場でよく起きるのは、気持ちの理解だけでは生活が変わらず、生活が変わらないから状況も動かないという停滞です。
この記事では、親のコーチング×子どもの行動支援という両輪で、休み癖の固定化を断ち切り、再スタートに繋げる方法を、具体的にお伝えします。
▼成功事例16選(再スタートの軌跡)
https://yoboukyoukai.com/seikou14/
▼YouTube「PIVOT」出演(前編・後編)
【前編】https://youtu.be/UjT1xHGcLO0
【後編】https://youtu.be/qLQnFUBvG6M
「休み癖」と聞くと、“怠け”“根性がない”と捉えられがちです。でも、支援現場で見えている実態はまったく違います。
休み癖とは、心の問題というより、生活の崩れが日常として定着してしまった状態です。たとえば、次のようなサインが重なっていきます。
そして怖いのは、休み癖が続くほど「動かなくても困らない生活」が完成してしまうことです。ここまでいくと、不登校が長期化し、引きこもり傾向に移行しやすくなります。
「12月に入ってから、だんだん寝るのが遅くなってきました」
これは実際に、昨日、不登校・引きこもりだったお子さんの保護者から届いた相談です。
12月はクリスマス、年末年始、冬休み。親戚が集まったり、いつもより人の出入りが増えたり、本人も“なんとなく興奮して眠れない”ことが起きます。
つまり、不登校の子にとって12月は、生活リズムが崩れやすい月です。
私がその保護者にお伝えしたのは、次の一点でした。
「12月は寝られないこともあります。ただ、やはり学校に行く時間に朝は起こしてください」
「眠れてないのに起こすのはかわいそう」と感じる親御さんもいます。ですが、休み癖の段階で一番やってはいけないのは、朝を“曖昧”にしてしまうことです。
朝が曖昧になるほど、生活全体が崩れ、修正に時間がかかります。
同じ保護者から、こうも聞かれました。
「ゲームの制限を厳しくすべきでしょうか?」
私の答えは、こうです。
「制限してフラストレーションが溜まることもあります。
たとえば制限を緩める代わりに“早く寝る”約束を作る。守れなければ次は厳しくする。そうやって本人と話し合ってみてください」
ここで大切なのは、ルールは“親が勝てる形”で作ることです。
「22時就寝」と決めても、親が見届けられない、注意したら大喧嘩になる、結局守られない――このルールは意味がありません。
しつけは家庭ごとに基準が違っていい。だからこそ、その家庭で守れる基準に落とし込み、守れたら評価し、守れなければ淡々と調整する。この積み重ねが、休み癖をほどいていきます。

多くの不登校支援団体は、親の不安を受け止め、子どもの気持ちを理解し、関係を整えることに力を注ぎます。これは必要です。
ただし、現場では次の“落とし穴”が起きます。
私は、ここを変えるために、親のコーチング+子どもの行動支援を組み合わせる必要があると考えています。
「親が学び、家庭の方針が定まり、子どもが動く支援が入る」この両輪が揃うと、回復が一気に進みます。
ここからが本題です。再スタートできた家庭に共通していたのは、才能でも環境でもありません。
やるべきことを、やれる形でやった。これだけです。
まず朝です。休み癖が強い子ほど、朝が崩れています。
「起こさない優しさ」は、短期的には平和でも、長期的には地獄になります。
学校の時間に起こす。最初は反発があっても、家庭の方針として揺らがないことが重要です。
ルールは高く掲げるほど失敗します。
守れないルールは、子どもに「どうせ破ってもいい」という学習を与えます。
守れる基準に落とす→守れたら評価→守れなければ淡々と調整。これを回せる家庭は強いです。
「やりなさい」「なんでできないの」
この言い方は、休み癖の子にはほぼ逆効果です。
代わりに、選択肢を出し、確認する言い方に変えます。
これだけで、衝突が減り、話し合いが成立しやすくなります。
休み癖が長引く家庭ほど、「もう少し様子を見よう」が続きます。
でも、休み癖の段階こそ、支援を入れる価値が最大です。
動けなくなってからだと、選択肢が減ります。
当協会では、まず親御さんにコーチングを入れ、家庭の方針を固めます。必要に応じて、家庭訪問・生活改善合宿・学生寮・学び直し・就労まで、段階的に支援を組み合わせます。
学校復帰だけをゴールにすると、親子ともに焦りが出ます。
結果、プレッシャーが上がり、また休みます。
再スタートできた家庭は、順番が違いました。
この順番で整えると、本人は自然に「動ける状態」に戻っていきます。
休み癖の改善は、家庭の努力だけでも可能です。
ただ、親子関係がこじれていたり、昼夜逆転が進んでいたり、会話が途切れている場合、家庭だけで立て直すのは簡単ではありません。
だから当協会は、次の両輪を前提にしています。
「見守るだけでは変わらない」ご家庭を、現場で動かしていく。これが私たちのスタイルです。
学校に行くかどうかは別として、起こす時間は固定してください。
休み癖の子ほど、ここが最大の土台です。
いきなり取り上げるのではなく、“条件付きの合意”を作ります。
「緩める代わりに、寝る時間を守る」など、家庭で運用できる形にしてください。
休み癖は、早いほど短期間でほどけます。
「まだ大丈夫かな」と迷う時間が、いちばんもったいない。迷ったら相談してください。
「本当に変われるのか?」と不安な方へ。
当協会には、長期不登校・引きこもりから、就職・進学・公務員・自衛隊などへ再スタートした実例があります。
▼成功事例16選はこちら(再スタートの軌跡)
https://yoboukyoukai.com/seikou14/
不登校・引きこもりは、気持ちの問題だけではありません。生活、家庭の方針、社会との接点――それらを同時に整える必要があります。
その現実を、YouTube番組「PIVOT」でもお話ししました。
▼PIVOT出演(前編・後編)
【前編】https://youtu.be/UjT1xHGcLO0
【後編】https://youtu.be/qLQnFUBvG6M
不登校の休み癖は、治ります。
そして、9割以上が再スタートできた家庭には共通点がありました。
もし今、お父さん、お母さんが「このまま休み癖が固定化したら…」と不安なら、手遅れではありません。むしろ今が一番、立て直しやすいタイミングです。