不登校から引きこもりになる割合?1万人超の支援現場が語る“分かれ道”

不登校の子どもは12年連続で過去最多を更新しています。さらに、90日以上欠席する子が約55%という現実をご存じでしょうか。
ここまで欠席が長期化すると、家の外へ出られなくなる「引きこもり予備軍」になりやすいのが現場の実感です。

私は一般社団法人不登校引きこもり予防協会の杉浦孝宣として40年以上、1万人以上の子どもと家庭を支えてきました。
本記事では、統計だけでは見えない「不登校→引きこもり」の分かれ道と、親が今できる具体策を解説します。

まずは状況整理から。「今、動くべきか迷う」段階でも大丈夫です。

▶ 30分無料相談で状況を整理する

成功事例も先に見たい方はこちら:16の成功事例リンク集


ここまで読んで、こんな疑問が浮かんでいませんか。

  • 「不登校から引きこもりになる割合が高いのは分かった。でも、どう防げばいいの?」
  • 「支援団体や情報は多いけれど、正直どこが違うのか分からない…」
  • 「“見守りましょう”と言われたままで、本当に大丈夫なのだろうか」

実は、不登校や引きこもりの結果を大きく分けているのは、
「どの支援を選んだか」ではなく、
「その支援が“親と子の行動をどう変えたか”
です。

多くの支援は、情報提供や心理的なケアに力を入れています。 それ自体は決して間違いではありません。 しかし、欠席が長期化し、引きこもり予備軍に入った段階では、 “知るだけ”“話を聞くだけ”では現実は動かなくなります。

この先では、
多くの不登校支援と、1万人超の実例をもとにしてきた当協会の支援が、 「どこで・なぜ決定的に違うのか」を、分かりやすく比較します。

「うちの子に今、本当に必要なのはどの支援なのか」 その判断材料として、ぜひ読み進めてください。

目次

不登校と引きこもりは「似ているけれど別物」です

保護者の方とお話していると、よくこんな言葉が出ます。

  • 「学校に行けないだけで、家では元気なんです」
  • 「そのうち気持ちが整ったら戻ると思っていました」
  • 「家から出ないけど、まだ“引きこもり”ではないですよね…?」

結論から言うと、不登校=引きこもりではありません。ですが、不登校が長期化すると、引きこもりへ移行しやすいのも事実です。

ここで整理します。

  • 不登校:学校に行けていない状態(理由は様々)
  • 引きこもり:家の外に出る機会が極端に減り、生活圏が閉じていく状態

つまり「学校に行っていない」こと自体よりも、生活のリズム・人との接点・外出の機会が失われていくことが、引きこもり化の本体です。


不登校→引きこもりの“割合”を考える前に、まず知ってほしい数字があります

近年の不登校は、単なる「一時的な休み」では片づけられない規模になっています。

  • 小・中学校の不登校児童生徒数は約35.4万人で過去最多(12年連続増)
  • そのうち、欠席日数が90日以上の子どもが約55%(半数を超える)

90日以上の欠席というのは、簡単に言えば「学期の大半を欠席している」状態です。ここまで来ると、学校との距離だけでなく、
家庭内の生活リズム・自尊心・親子の会話・外出習慣が同時に崩れやすい。私たちが現場で見ているのは、まさにこの層が「引きこもり予備軍」になりやすいという現実です。

※参考:文部科学省「児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査(令和6年度)」、欠席期間別の分布等。
(統計の詳細は記事末尾「出典・参考資料」にまとめています)


結論:不登校から引きこもりになる割合は“固定”ではありません

ここが一番大事です。

不登校から引きこもりへ進むかどうかは、才能でも性格でもなく「介入の有無」と「初期対応」で決まる――私は1万人超の支援で、これを何度も見てきました。

同じように不登校になったとしても、

  • 生活リズムを立て直せた家庭
  • 親が関わり方を学び直した家庭
  • 本人に合う第三者が入った家庭

は、引きこもり化を防げます。

逆に、

  • 「本人の気持ちが落ち着くまで何もしない」
  • 「学校が“見守り”と言ったから…」
  • 「家にいれば安全だから、外に出なくても…」

という形で時間だけが過ぎると、引きこもり化の確率は上がります。


不登校が引きこもりへ移行する「3つのメカニズム」

1)生活リズムが崩れ、“昼夜逆転”が固定される

朝起きられない、夜眠れない。最初は数日でも、数週間・数か月と続くと、体内時計は簡単には戻りません。すると、学校に行けないだけでなく、外出そのものがしんどくなる。これが第一段階です。

2)スマホ・ゲーム・動画で「外に出なくても困らない」環境が完成する

今は家の中に“無限の暇つぶし”があります。本人が悪いわけではありません。ですが、外に出る理由がなくなると、家の外の世界はどんどん遠く感じます。結果、人との接点が減り、自己評価が下がり、さらに外へ出づらくなる

3)親子の会話が「用件だけ」になり、関係が弱る

親は心配だから声をかける。子はしんどいから反発する。すると家庭は静かになります。ここで“見守り”が長期化すると、親子の関係が切れ、支援を入れる入口も閉じてしまう。これが一番怖いポイントです。


「見守る」が悪いのではない。問題は“見守りが長期化すること”です

誤解してほしくないのは、休養が必要な時期は確かにあります。無理に登校させればいい、という話でもありません。

ただし、現場で何度も見てきたのは、「見守り=放置」に変わる境界線があるということです。

  • 親が話しかけるのを諦める
  • 生活リズムに触れなくなる
  • 外出・運動・人との接点を作らなくなる
  • 「本人がその気になったら…」が口癖になる

この状態が続くと、本人はますます動けなくなります。だから私たちは、休養と同時に“小さな行動”を必ずセットにします。


あなたのお子さんは今どの段階?「不登校〜引きこもり」簡易ステージ

ステージ状態の目安親がやるべき優先順位
1行き渋り/欠席が増え始めた関係を壊さず、生活を崩さない
2欠席が目立つ/家では元気生活リズム・外出機会の維持
3長期欠席/昼夜逆転・会話減親の関わり方を変える+第三者導入
4部屋中心/外出がほぼ無い家庭訪問など“実働支援”で入口を作る
5長期引きこもり/社会接点ゼロ生活改善(合宿・寮等)→学び直し→社会接点

ステージが上がるほど、「家庭だけで何とかする」は難しくなります。だからこそ、早い段階で支援の設計図を持つことが大切です。

ステージが分からない/判断が不安な方へ

30分無料相談で「今の位置」と「次の一手」を整理します。

▶ 30分無料相談はこちら


多くの不登校支援と、当協会の決定的な違い

世の中には様々な支援があります。情報発信、カウンセリング、学習支援…。それぞれ価値はあります。
ただ、引きこもり化のリスクが高いケースほど、「親の関わりの改善」+「本人への実働支援」の両輪が必要になります。

比較項目情報提供・相談中心の支援心理支援中心の支援当協会(不登校引きこもり予防協会)
支援の起点保護者の不安整理本人の気持ちの理解親の関わりを変える(コーチング)
子どもへのアプローチ間接的(紹介・案内)面談・カウンセリング家庭訪問・寮・合宿・学び直し・社会接点
強い領域初期の情報整理感情面のケア生活リズム→自信→社会参加まで一気通貫
引きこもり予防言及はあるが抽象的本人次第になりやすい「行動」を積み上げて予防する設計

私たちのミッションと「不登校・引きこもりの未来を変える3つのステップ」

一般社団法人不登校引きこもり予防協会は、40年前から一貫してこのミッションを掲げています。

「子どもたちが規則正しい生活をし、自信を持ち、自律し、社会に貢献する未来を実現する」

そして、そのために私たちは次の3ステップでプログラムを組み立ててきました。

STEP1|規則正しい生活を取り戻す

不登校合宿、学生寮、海外留学などを通して、崩れた生活習慣を整えます。引きこもり化の最大の敵は「時間が空回りすること」。まずは、起床・食事・運動・就寝の土台から作り直します。

STEP2|自律して自信をつける

学び直しを通じて「できる感覚」を取り戻します。勉強は目的ではなく、自信を回復させる道具です。小さな成功体験を積み上げ、自己評価を立て直します。

STEP3|社会貢献をする(働く・役に立つ)

職に就くことを最終目標に、アルバイトやインターンを体験します。「自分は社会の役に立てる」という実感が、回復の最後のピースになります。

この3ステップを丁寧に実践してきた結果、1万人以上の子どもたちが変わり、成功率は9割以上という実績につながっています。


「本当に変わるの?」と感じた方へ:成功事例が答えです

不登校や引きこもりの渦中にいると、未来が見えなくなります。ですが、現場には“変わった事例”が山ほどあります。

たとえば、

  • 10年引きこもりから再出発し、公務員へ
  • 中1不登校から立て直し、自衛隊へ
  • 高校中退から学び直し、美大合格へ

「どんな家庭が、どこで踏み直せたのか」を知ることは、親にとって大きな地図になります。

成功事例(16名)をまとめて見る

▶ 16の成功事例リンク集はこちら


PIVOTでも伝えた「見守るだけでは変わらない」現実

私たちの支援の考え方は、NHK「おはよう日本」や各メディア、そしてYouTube番組「PIVOT」でも紹介され、多くの反響をいただきました。

記事だけでは伝えきれない「声の温度」や「現場のリアル」があります。よければ、動画も合わせてご覧ください。

当協会の動画チャンネル:https://www.youtube.com/@futoukouyobou


支援の経験をまとめた著書(4冊)


この経験をまとめた4冊の著書

不登校・ひきこもり急増 コロナショックの
支援の現場から
(光文社新書) 

不登校・ひきこもりの9割は治せる 1万人を立ち直らせてきた3つのステップ(光文社新書) 

もう悩まない!不登校・ひきこもりの9割は解決できる(実務教育出版)

高校中退 不登校でも引きこもりでもやり直せる!(宝島社新書) 

加えて成功事例が満載のリンク集を参考にしていただきたいと思います。当会のミッションに共感し、真剣にお子さんの不登校や引きこもりを解決したい方、ぜひ私たちと一緒に取り組みましょう。一緒にお子さんの未来を輝ける人生に切り開いていきましょう!時間は待ってくれません。不安を感じたその時が、解決への第一歩を踏み出すチャンスです。私たちと一緒にお子さんの未来を守りましょう!

“分かれ道”で親ができること:今日からの具体策

1)生活リズムを「責めずに」可視化する

起床・食事・入浴・就寝。まずは記録から始めてください。説教は逆効果です。目的はコントロールではなく、回復の入口を見える化することです。

2)会話の目的を「説得」から「接続」に変える

「学校行くの?」「いつ行くの?」を続けるほど関係は切れやすい。おすすめは、用件ではなく短い雑談を増やすこと。たとえば「昼ごはん、どっちがいい?」くらいで十分です。

3)第三者を早めに入れる(家族の外に“出口”を作る)

親子だけで抱えるほど、解決は難しくなります。特に欠席が90日を超えてくると、本人は「動けない自分」を責め始める。そこで必要なのは、本人を否定せず、淡々と関われる第三者です。


まとめ:不登校から引きこもりになる割合は、親の一歩で変えられます

不登校が増え、長期欠席が当たり前になりつつある今、「そのうち何とかなる」は通用しにくくなっています。特に欠席が90日を超えると、引きこもり化のリスクは現実的に高まります。

ただし、ここで希望もはっきり言えます。

不登校から引きこもりへ進むかどうかは、固定された運命ではありません。
生活の立て直し、親の関わり方の改善、本人に合う支援の導入。
この順番で手を打てば、子どもは動き出します。

「うちは今、何を優先すべき?」と思ったら、まず30分で整理しましょう。

▶ 30分無料相談はこちら(全国対応)

成功事例を先に読む:16の成功事例リンク集


出典・参考資料

  • URLをコピーしました!
目次