
40年以上の指導歴と不登校・ひきこもりの
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こんにちは。
一般社団法人不登校引きこもり予防協会 代表理事の杉浦孝宣(すぎうら・たかのぶ)です。
私はこれまで40年以上、不登校・高校中退・引きこもりの子どもたちと向き合い、1万人以上の相談に応じてきました。
最近、相談の中でも特に増えているのが、「中高一貫校に進学してから不登校になった」というケースです。
「小学校の頃は真面目で頑張り屋だったのに、どうして…」
「あんなに希望して入った中高一貫校なのに、何がいけなかったのか」
親御さんから、こんな言葉を何度も聞いてきました。
結論から言うと、中高一貫校の不登校は、子どもの能力不足でも、家庭の“失敗”でもありません。
むしろ、真面目で優しく、責任感が強い子ほど、精神的な居場所を失いやすい構造の中に置かれてしまうのです。
「うちも少し危ないかもしれない…」と感じた方へ
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中高一貫校での不登校が年々増えています。
この「中高一貫校 不登校 原因」の背景を、私は 一般社団法人不登校引きこもり予防協会 代表理事・杉浦孝宣 として、40年以上1万人以上の相談に向き合ってきた経験から見続けてきました。
多くの親御さんは、
「どうして中学に入った途端に…?」
と感じます。しかし実際には、不登校の芽は中学入学時に突然生まれるわけではありません。
むしろ受験段階からすでに“崩れ始めている”ケースが非常に多いのです。
この点こそ、まさに中高一貫校 不登校 原因の本質に関わります。
その背景にあるのが、受験の世界に根強く残る偏差値主義です。
私は家庭教師、そして学習塾の塾長として働いていた時代があります。だからこそ、受験の“光と影”を誰よりも深く見てきました。
塾というのは、どうしても「合格実績」を重視します。
そのため、その子の成績が伸びやすい学校、実績として見栄えの良い学校を優先的に勧めてしまうことがあります。
多くの子はその流れに乗れますが、
ギリギリで合格した子ほど、中高一貫校に入った瞬間から苦しむ構造に巻き込まれてしまうのです。
入学後の教室は、上位層の子ばかり。
「努力して合格したのに、最初からつまずいている」
そんな状況に置かれ、
という流れに入っていく子を、私は何度も見てきました。
そして当時の私は、塾側として無意識に
「この偏差値より下の学校は、お前の行く場所じゃない」
と言ってしまうこともあったのです。
今思えば、この言葉は子どもの心に、
という誤った価値観を植えつけ、子どもを縛りつける危険なものだったと痛感しています。
こうした受験段階での偏差値主義が中高一貫校での“精神的な居場所喪失”につながり、
最終的には「中高一貫校 不登校 原因」として最も深刻な要因の一つになっています。
結果として不登校が急増する土壌が作られてしまう――。
これは長年の支援現場で何度も見てきた、見逃せない問題です。
小学校受験・中学受験を経験した子どもたちは、すでに小学生のうちから相当なプレッシャーの中で生きています。
その先にあるのが「合格」というゴールです。
しかし、そこで一度ピークを迎えてしまうと、中学入学後にエネルギーが切れてしまう子が少なくありません。
しかも、ギリギリで合格した場合、入学後の教室は自分よりできる子だらけです。
小学校では「できる子」だったのに、中学では「下から数えた方が早い子」になってしまう。
このギャップは、思春期の子どもにとって相当なダメージであり、典型的な中高一貫校 不登校 原因のひとつです。
ここで「もう頑張れない」とエネルギーが切れ、授業についていけない → 自信を失う → 朝起きられないという流れにつながりやすくなります。
中高一貫校に通わせるために、親御さんは時間もお金も労力もかけてこられたと思います。だからこそ、子どもが行けなくなったとき、ついこの言葉が出てしまいがちです。
しかし、この言葉は子どもにとって、
という罪悪感と自己否定を強めてしまいます。
結果として、子どもは「学校にも行けない」「家でも本音を言えない」という板挟みになり、精神的な居場所を失っていきます。
この「家庭からの重圧」も、見えにくい中高一貫校 不登校 原因のひとつです。
もちろん、すべての学校がそうだとは言いません。ただ、中高一貫校の現場では、こんな声をよく聞きます。
学校側にも事情があるのは理解しています。が、子どもからするとこれは、
と受け取られやすいメッセージになります。
こうして、家庭からも学校からも「理解されない」と感じる状態が続くと、子どもは一気に心を閉ざしてしまいます。
NHKやPIVOTでもお話ししました
NHK「おはよう日本」や、YouTubeチャンネル「PIVOT」の出演回でも、こうした“見えないプレッシャー”と生活リズムの崩れについて詳しくお話ししています。
▶ NHKおはよう日本での紹介動画:不登校・引きこもりのカギは生活習慣
▶ PIVOT出演動画(前編):不登校・ひきこもりの9割は解決できる
中高一貫校で不登校になった子どもたちの話を聞いていると、こんな言葉がよく出てきます。
つまり、どこにも“本音を出せる場所”がないのです。
学校では、成績や出席、部活のこと。
家では、進学や将来、受験のこと。
どこへ行っても“成果”や“結果”の話ばかりで、
「今日、しんどかった」「本当は無理していた」
そんな本音を安心して出せる場所がない。
これが、私が「精神的な居場所の喪失」と呼んでいる状態です。
そしてこれは、非常に重大な中高一貫校 不登校 原因でもあります。
精神的な居場所を失った子どもが、どのようなルートで不登校・引きこもりに向かっていくのか。
現場では、次のような共通パターンが見られます。
この流れが進むスピードは、中高一貫校の子ほど早いと感じています。
なぜなら、もともと真面目で、周囲の期待に応えようと頑張り続けてきた子が多いからです。
限界まで我慢して、ある日、突然プツンと糸が切れる。
親から見ると「急に行けなくなった」ように見えますが、実はその前からずっと、一人で我慢し続けているのです。
まず最初にお伝えしたいのは、
不登校は「親が悪い」「家庭が悪い」から起きるわけではないということです。
そのうえで、長年の支援の中で見えてきた「リスクが高まりやすい家庭の傾向」があります。ここを知っておくことで、今から軌道修正できることもたくさんあります。
これらは「ダメな家庭の特徴」という話ではありません。
むしろ、「子どものためを思って頑張ってきたご家庭ほど、陥りやすい落とし穴」でもあります。
こうした家庭の状況もまた、重なり方によっては中高一貫校 不登校 原因の一部となってしまうことがあります。
「うちもこうかもしれない」と感じた方へ
親御さんだけで悩み続けると、どうしても自分を責めてしまいがちです。
状況の整理と、今日から変えられるポイントを一緒に見つけていきましょう。
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不登校になりやすい子は、決して「根性がない」「甘えている」わけではありません。むしろ、その逆です。
こうした子どもたちは、周囲の空気をよく読み、家族や先生の期待を敏感に感じ取ります。だからこそ、
と、限界ギリギリまで自分を追い込んでしまいます。
その結果、限界を超えたとき、「もう何もしたくない」「起き上がれない」という状態に落ち込んでしまう。
これは怠けではなく、心と体のブレーキなのです。
まじめで優しい子ほど、偏差値主義や学校・家庭からのプレッシャーを一身に受けてしまう――。
それが、中高一貫校 不登校 原因として見逃されがちなポイントです。
当協会では、不登校・引きこもりの状態を分かりやすく把握するために、5段階のステージ判定を使っています。
中高一貫校の場合、ステージ2からステージ3への進行がとても早いことが特徴です。
「内申が下がる」「進学できないかもしれない」といった不安が、一気に子どもの心を追い詰めてしまうからです。
だからこそ、ステージ3の段階でどれだけ早く手を打てるかが、引きこもりを防ぐ大きな分かれ道になります。
逆に言えば、このステージ3こそが、「中高一貫校 不登校 原因」から「再出発のきっかけ」に変えられるタイミングでもあるのです。
ここからは、実際に中高一貫校でつまずきながらも、支援を受けて再出発した子どもたちの一部をご紹介します。
他にも多くの成功事例をまとめたページがありますので、「うちの子にもまだチャンスはある」と感じたい方は、ぜひ一度ご覧ください。
▶ 中高生の引きこもりに悩む親必見!成功事例から学ぶ対処法16選
難関中高一貫校に合格したものの、周囲との学力差に苦しみ、次第に授業についていけなくなったカズキ君。
「真面目にやっても追いつけない」「親も先生も、自分のしんどさを分かってくれない」と感じ、ついに不登校に。
家庭訪問で関わり始めたとき、彼の口から出てきたのは、
「怒られるから行けないんじゃなくて、情けなくて顔を出せないんです」という言葉でした。
そこから、通信制高校への転校、生活リズムの立て直し、アルバイト経験を通じて、少しずつ自己肯定感を取り戻していきました。
今では区役所勤務の公務員として、地域の人たちを支える立場になっています。
巣鴨中に進学し、部活・勉強に打ち込んでいたタツマ君。しかし、成績不振と人間関係のストレスが重なり、ついに部屋に引きこもるようになりました。
転機となったのは、当協会の生活改善合宿でした。
同じように不登校を経験した仲間と共同生活を送り、早寝早起き、食事、勉強、運動という「規則正しい生活」を取り戻す中で、少しずつ表情が変わっていきました。
その後、通信制高校で学び直し、予備校を経て法政大学へ進学。
現在は公務員として、自分と同じように悩む若者を支える仕事に携わっています。
中2で不登校になり、昼夜逆転の生活が続いていたエイタ君。ゲームとネットの世界に没頭し、現実から目をそらしていました。
ステージ3の段階で家庭訪問とオンライン面談を組み合わせ、まずは生活リズムを整えることからスタート。
その後、通信制高校に転校し、自分のペースで学び直しました。
大きな転機となったのは、カナダ留学でした。
「日本の偏差値の物差し」から離れた場所で、自分の良さを再発見し、英語と工学の両方に興味を持つようになりました。最終的には工学院大学へ進学し、今は技術者として新しい道を歩み始めています。
これらはほんの一部の例ですが、共通しているのは次の3つです。
もっと多くの成功事例を知りたい方は、ぜひこちらをご覧ください。
▶ 不登校・引きこもりから再出発した16人のストーリー
「うちも似ているかもしれない。でも、何から始めればいいのか分からない」
そんな親御さんのために、今日からできる初動の3ステップをまとめます。
まずは、原因探しよりも、子どものしんどさに言葉を与えることから始めてみてください。
こんなふうに、子どもが本当は言いたかったけれど飲み込んできた気持ちを、親が代弁してあげるイメージです。
NHK「おはよう日本」に出演したときにもお伝えしましたが、
不登校・引きこもりの回復のカギは、心の問題より先に「生活習慣」にあります。
いきなり「学校に行きなさい」と言うのではなく、
といった「生活のリズム作り」から始めていきます。
親御さんだけで何とかしようとすると、どうしても限界が来ます。
親子関係がこじれてしまう前に、第三者の介入を検討してみてください。
当協会では、
などを組み合わせながら、そのご家庭に合った支援プランを一緒に考えています。
「どこから相談すればいいか分からない」方へ
現在のステージ判定(1〜5)と、お子さんの性格・学校状況を伺ったうえで、
無理のない支援ルートをご提案します。
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ここまでお読みいただいて、「やっぱり親の関わりが大事なんだな」と感じられたかもしれません。
その通りです。ただし、「親が頑張れば全部解決する」わけでもありません。
当協会が大事にしているのは、
この両輪を同時に回すことです。
オンラインだけで「見守りましょう」と言い続ける支援では、
ステージ3以上の子どもはなかなか動けません。
だからこそ、実際に家庭に足を運び、寮や合宿で生活そのものを立て直し、
通信制高校やサポート校と連携して「新しいルート」を具体的に示していく必要があります。
こうした実動支援は、中高一貫校 不登校 原因である「居場所喪失」と「生活リズムの崩れ」の両方にアプローチできる方法でもあります。
当協会では、次の7つの支援ステップに沿って、お子さんとご家庭の再出発をサポートしています。
どのステップから入るかは、ご家庭ごとに違います。
重要なのは、「もう終わりだ」と諦めるのではなく、「今いる場所からどこへ向かうか」の地図を描き直すことです。
多くのご家庭が、「中高一貫校 不登校 原因」をただの失敗と捉えるのではなく、
「ここから支援を入れるタイミングだった」と捉え直した瞬間から、動き出しています。
ここまでお読みいただき、ありがとうございます。
もしかしたら今、この記事を読みながら、胸がぎゅっと締めつけられるような感覚を覚えている方もいらっしゃるかもしれません。
中高一貫校の不登校は、確かに構造的な難しさがあります。
しかし、私は40年以上の支援の中で、こう断言できるようになりました。
不登校・引きこもりの9割は、適切な支援とタイミングがあれば、必ず動き出せる。
NHK「おはよう日本」やPIVOTの番組でもお話しした通り、
ポイントは「心の問題」とだけ見るのではなく、
この3つを同時に進めていくことです。
もし今、
そんな不安を抱えているようでしたら、一度、状況を一緒に整理してみませんか。
◆ ご相談は30分無料です
当協会では、全国どこからでもご利用いただけるオンライン相談を行っています。
親御さんだけのご相談も、お子さんと一緒のご相談も歓迎です。
などを、一緒に整理していきましょう。
そして、「本当に再出発できるのか」と不安な方は、ぜひ先ほどご紹介した成功事例もご覧ください。
▶ 中高生の引きこもりに悩む親必見!成功事例から学ぶ対処法16選
あなたのお子さんも、今は立ち止まっているだけかもしれません。
中高一貫校でつまずいたとしても、進路も、人生も、何度でもやり直せます。
そのための地図を、一緒につくっていきましょう。
一般社団法人不登校引きこもり予防協会 代表理事
杉浦 孝宣