
40年以上の指導歴と不登校・ひきこもりの
9割を立ち直らせた解決力
まずは30分無料相談へ

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一般社団法人 不登校・引きこもり予防協会 代表理事の杉浦孝宣です。
2024年11月、私はプレジデントFamily Online(プレジデントオンライン)で、「小中の不登校は過去最多34万人…学校に行かなくなった子供を『ひきこもりの中高年』にする親、させない親」という記事を書きました。
▶ 元記事はこちら:https://president.jp/articles/-/91311
あの記事では、文科省が公表した「不登校34万6482人(小中)」という数字と、「放置すれば8050・9060問題に直結する」という危機感をお伝えしました。それから1年――残念ながら、不登校はさらに増え、過去最多を更新しました。
このブログでは、最新データを踏まえながら、「わが子を中高年ひきこもりにしてしまう親」と「させない親」の違いを、40年以上の支援経験と具体例を交えてお伝えします。
文部科学省の最新調査(2024年度)によると、
わずか1年で、前年の34万6482人→35万3970人へ。増加ペースこそ鈍化しているものの、小学生は10年前の約5.5倍、中学生も2倍以上になっています。
つまり、2024年度のデータを反映させると、プレジデントオンラインの記事タイトルは、「34万人」ではなく「35万人超」と書き換えなければならない状況になりました。
そして、この数字の裏にいるのは、統計上の「1人」ではなく、それぞれの家庭の葛藤と不安を抱える親子です。現場で相談を受けていると、まさに数字の分だけ、あるいはそれ以上の「声にならない声」があることを痛感します。
不登校増加の背景として、よく挙げられるのは次のような点です。
私はコロナ初期に『不登校・ひきこもり急増』という本を緊急出版しましたが、その中で「このままでは必ず不登校・ひきこもりが増える」と警告しました。その懸念が、残念ながら現実になってしまった形です。
一方で、保護者の側にも変化がありました。
これ自体は決して悪いことではありません。しかし、「休ませる」=「放置する・任せきりにする」になってしまうと、状況は一気に悪化します。ここに、「中高年ひきこもり」を生み出すかどうかの分かれ道があります。
プレジデントオンラインの記事では、「わが子を放置すれば『自分の老後』は必ず行き詰まる」と書きました。これは、脅しでも大げさな表現でもなく、実際に相談現場で見てきた現実です。
不登校が長期化し、20代・30代になっても社会に出られず、親と同居したままの状態が続くと、
と呼ばれる状況になります。親が高齢になり、介護と子どもの生活を同時に支えなければならない現実は、想像以上に過酷です。
「今はまだ小学生だから、大丈夫だろう」
「中学生だけど、そのうち行くだろう」
そうやって数年が過ぎ、気がつけば高校進学も就職も難しくなり、「どこから手をつけていいか分からない」という状態になるご家庭を、私は数えきれないほど見てきました。
不登校そのものが悪いのではありません。問題なのは、「ステージ3以上(半年〜1年以上の長期化)」に入っているのに、具体的な対策を取らないまま「見守り続けてしまうこと」なのです。
では、どのような関わり方が「ひきこもり中高年」につながりやすいのでしょうか。これまでの相談から、典型的なパターンをいくつか挙げてみます。
これらに共通しているのは、「責めるのも怖いし、動かすのも怖いから、何もしないで時間が過ぎる」という構図です。親御さんは決して怠けているわけではなく、「どうしていいか分からない」のです。
だからこそ、親だけで抱え込まず、早い段階で相談してほしいと強く願っています。
一方で、10年以上のひきこもりから社会復帰したY子さん、公務員になったカズキ君、自衛官になったカイト君など、長期不登校からの「大逆転」を遂げたご家庭にも共通点があります。
要するに、「見守る」から「一緒に動く」へと切り替えたご家庭ほど、未来が大きく開けていくのです。
当協会では、不登校・ひきこもり支援を次の「7つの支援ステップ」として整理しています。
一般社団法人 不登校・引きこもり予防協会は、親のコーチングと全体の支援設計を担当し、
認定NPO法人 高卒支援会が、家庭訪問・寮・合宿・学び直しなどの「実動支援」を担っています。
オンライン相談だけで完結させない、「現場で動く支援」があることを、覚えておいていただけたらと思います。
プレジデントオンラインの記事でも一部ご紹介しましたが、当協会では、
など、16名以上のリアルな成功事例を公開しています。
詳しくはこちらからご覧いただけます。
▶ 中高生の引きこもりに悩む親必見!成功事例から学ぶ対処法16選
彼らに共通しているのは、「親が一人で抱え込むのをやめ、支援を入れる決断をしたこと」です。その決断の早さが、その後の数年〜十数年を大きく変えました。
もし今、
と感じておられるなら、それは「親が一歩動くタイミング」かもしれません。
当協会では、
などを一緒に整理する30分の無料個別相談をオンラインで実施しています。
▶ 30分無料相談のお申し込みはこちら
https://yoboukyoukai.com/soudan/
不登校は、「今どう動くか」で未来が大きく変わる問題です。プレジデントオンラインの記事で伝えきれなかった部分も含めて、このブログが、あなたの「最初の一歩」の後押しになればうれしく思います。
一般社団法人 不登校・引きこもり予防協会
代表理事 杉浦孝宣