中高一貫校で不登校に陥る子の5つの共通点|燃え尽きから始まる崩れ

「中高一貫校なのに、なぜ不登校になるの?」
SNSには、同じ悩みを抱える保護者の声が途切れることなく流れています。

「勉強は得意なのに、朝になると動けない」
「友人関係は良好なのに、理由を言えないまま学校に行けない」
「自宅学習にこだわり、定期テストの順位ばかり気にするようになった」

40年以上の支援でわかったのは、中高一貫校の不登校には“共通する深いパターン”があるということです。 単なる行き渋りでも、環境とのミスマッチでもありません。
子どもたち自身が言葉にできない“心の崩れ”が、静かに進んでいるのです。

本記事では、私たちが支援してきた1万人以上のケースから導き出した、 「不登校に陥る子どもに共通する5つの特徴」をわかりやすく解説します。

さらに、家庭内暴言・暴力や長期不登校、昼夜逆転など、 一貫校で特に顕著な“ステージ3以上”の状態からでも再出発できた実例を交えながら、 お子さんの未来を立て直す具体的な道筋を提示していきます。

どんな状況でも、必ず再スタートはできます。
まずは、お子さんの状態を正しく理解するところから一緒に始めましょう。

※当協会:一般社団法人 不登校・引きこもり予防協会(代表:杉浦孝宣)

目次

第1章|中高一貫校で不登校が起こる“5つの理由”

中高一貫校に寄せられる相談には、共通の背景があります。 単なる「行き渋り」ではなく、構造的な負荷が重なり、本人の心がゆっくりと摩耗していくのです。

① 中学受験の燃え尽き(バーンアウト)

小6の秋から冬にかけて、受験塾・模試・追い込みで体力も気力も限界へ。 「入学したら休もう」と思うものの、現実には休む暇がないまま、4月の学校生活へ突入します。

今回のご相談にも、 小6の9月で燃え尽き → コミュニケーションの小さな失敗 → 不登校 という典型的な流れが現れていました。

② 「成績=存在価値」になりやすい構造

中高一貫校は環境が整っている反面、 周囲もハイレベルで、比較が強烈に起こります。

・模試の順位 ・定期テストの点数 ・内部進学のライン

これらが日常的なストレス要因となり、 「勉強できている間は平気だが、崩れた瞬間に一気に不登校へ」 というケースが非常に多いのです。

③ 完璧主義と自宅学習へのこだわり

今回の相談でも象徴的だったのは、

「学校に行く時間がもったいない。順位を上げる勉強だけしたい」

という言葉。 これは中高一貫校の不登校で非常に多い思考パターンです。

④ 友人関係は良好なのに“行けない”

外から見ると「行ける理由はある」。 しかし本人内部には、説明できない恐怖・負担・緊張が蓄積しています。

これはステージ3・4に見られる典型症状です。

⑤ 出席日数の壁が精神的プレッシャーに

中高一貫校は内部進学が前提のため、 出席日数が不足すると進級・進学が危機的状況に陥ります。

今回も「ギリギリ」の状態に追い込まれていました。 このプレッシャーが、さらに登校意欲を削る要因になります。


第2章|ステージ判定でわかる“いまの状態と優先順位”

当協会の支援は、まず「5段階のステージ判定」から始まります。

  • ステージ1:軽度不登校(行き渋り中心)
  • ステージ2:短期不登校(家庭で安定)
  • ステージ3:中期不登校+昼夜逆転・自室こもり
  • ステージ4:長期不登校+外出困難
  • ステージ5:半年以上の強い引きこもり・家庭内暴力を伴う

今回のケースは、 家庭内暴言・暴力あり → ステージ3〜4の中間層 と判定されました。

ステージ3以上は、 見守りやカウンセリング中心の支援では改善しにくい層です。


第3章|一般的な不登校支援では改善しなかった理由

家庭教師・スクールカウンセラー・学校相談など、多くの支援が入っていましたが改善に結びつきませんでした。

理由①|“相談型”支援では行動変化が起きない

ステージ3以上の子どもは、 「話すだけ」「聞くだけ」では動きません。

理由②|勉強の支援が逆効果になる

中高一貫校では、勉強そのものが不安の源になっていることが多く、 勉強サポートはかえってこだわりを助長することがあります。

理由③|生活リズムの立て直しが不十分

昼夜逆転、外出拒否、親への暴言。 これらは生活改善の専門支援がないと立て直せません。


第4章|当協会が“他の支援”と大きく異なる点

最も大きな違いは、 相談中心ではなく「実動支援」で改善を実現する点です。

① 家庭訪問(アウトリーチ)でリアルに動かす

当協会は全国でも珍しく、

家庭内暴言・暴力、外出困難、長期引きこもりの子にも訪問支援を実施

します。

部屋の前での声かけ、玄関までの誘導、公園までの散歩など、 本人が“最初の一歩”を踏み出せるよう具体的に伴走します。

② 生活改善合宿・学生寮・個別フリースクール

ステージ3以上は、 環境を変えて生活リズムを立て直すことが不可欠。

  • 4泊5日の生活改善合宿
  • 都内の自立型学生寮
  • 完全少人数の個別フリースクール

これらを段階的に組み合わせ、 朝起きる → 外に出る → 人と関わる → 学ぶ → 将来を描く というプロセスを取り戻します。

③ 進路・通信制高校・就活まで“一気通貫”で支援

中高一貫校での不登校は進路の問題が複雑です。

当協会では、

  • 内部進学が難しい場合の転編入先選び
  • 通信制高校での学び直し
  • 大学受験・専門進学
  • 就職・公務員・インターン

まで包括的にサポートし、 最終的な“社会自立”まで見届ける体制を整えています。


第5章|7つの支援ステップで再スタートまで導く

当協会の支援はすべて、以下の「7つの支援ステップ」で構成されています。

  1. ステージ判定(1〜5)
  2. 親のコーチング(関わり方改善)
  3. 家庭訪問支援(信頼の回復)
  4. 生活改善合宿・学生寮
  5. 学び直し(通信制高校・フリースクール)
  6. アルバイト・インターン
  7. 社会復帰・進学・就職

今回のケースも、この流れで支援計画を立てています。


第6章|実例:中高一貫校で不登校・家庭内暴力があっても再出発できた理由

今回のご家庭では、

  • 小6の燃え尽き
  • 自宅学習へのこだわり
  • 内部進学の焦り
  • 家庭内暴言・暴力

という複合的な問題がありました。

しかし、実動支援を入れたことで、

  • 生活リズム安定
  • 外出の再開
  • フリースクールでの学び直し
  • 進路の再構築

と段階的に改善へ向かいました。

同じように、 中高一貫校からの再出発に成功した事例は16名以上あります。

→ 成功事例16選はこちら


第7章|中高一貫校の不登校は“放置で治らない”

多くの保護者が誤解していますが、 中高一貫校の不登校は自然治癒が極めて起こりにくいのが現実です。

理由はシンプルです。 不登校を続けている間にも、

  • 内部進学ラインが迫る
  • 勉強へのこだわりが強まる
  • 孤立が深まる
  • 親子関係が悪化する

といった“悪循環”が進むからです。

だからこそ、外部の実動支援を早期に入れることが最短ルートです。


第8章|家庭ができる3つの行動

① 親のコーチングで関わり方を変える

指示・説教・不安の押し付けは逆効果です。 “支援者と連携した声かけ”へ変えていきます。

② 外部支援を早めに導入する

家庭内でできる支援には限界があります。 ステージ3以上は専門介入が必要です。

③ 進路を柔軟に考える

内部進学だけが道ではありません。 通信制高校・転編入・大学受験など、 本人に合った道を選び直すことで再スタートできます。


第9章|それでも大丈夫。再出発した16名の軌跡が証明しています

当協会には、

  • 10年引きこもり → 公務員
  • 中1不登校 → 自衛隊
  • 中高一貫校不登校 → 区役所勤務
  • 家庭訪問から → 航空自衛隊
  • 通信制高校 → 看護系大学
  • 高校中退 → フリースクール → 美大合格

など、数えきれない再出発の実例があります。

あなたのお子さんにも、同じ可能性があります。 その第一歩を、私たちが必ず一緒に作ります。

→ 成功事例16選はこちら


第10章|まずは一度ご相談ください。状況は必ず変えられます

中高一貫校の不登校は、 保護者だけで抱えるにはあまりにも重く、複雑です。

しかし、支援のプロセスに沿って動けば、 どんな子でも必ず再出発できます。

そのために、私たち当協会は、

  • 親のコーチング
  • 家庭訪問
  • 寮・合宿
  • フリースクール
  • 進路・就職支援

を組み合わせた“動く支援”で伴走します。

▶ 30分無料相談はこちら


\ お子さんの未来を一緒に立て直しましょう /

【無料相談を申し込む】

  • URLをコピーしました!
目次