ご存じでしたか? 児相の強権発動

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児童相談所の強権発動

皆さん、児童相談所って、どんなところか、ご存じでしょうか? 教育者の間では、児相(ジソウ)と省略することが多いんです。子どもの虐待死、ネグレクト等が増えている関係で、この児相は強権発動ができます。
18歳までの子どもに対して、親が虐待する、教育を受けさせない等の疑いがあれば、一次預かりができます。ここでは親が面会を希望しても、不可能な状況が多く、場合によっては児童養護施設に子どもを送ることもできます。
当会も年に数回、児相とのやり取りもありますし。現に、相談者の子どもが児童養護施設に送られ、その後の進路相談をさせて頂くケースも

通わせたいが大事

小中校は義務教育です。皆さん、ご存じの様に国民の3大義務であり、憲法に定められています。保護者は子どもを学校で教育を受けさせる、義務があるのです。小中学校で「不登校だ!子どもが学校に行きたがらないから、学校には通わせない」など、強烈な態度で学校に言うと、児相に連絡され、子どもを施設に送られてしまうのです。

当会では「保護者は子どもを学校に通わせたいと思っています。本人が行きたがらないです。何故か? 当会には毎日、通っているんです。環境を変えれば、通えるようです、高校進学の際、選択肢を広げたいと思いますので、その辺を配慮して下さい」と伝えると、出席扱いにしてもらっております。
いいですか! 保護者は学校に通わせたいというのが大事です。

不登校の場合、文科省の通達で、学校に準じた、NPO団体等と協働して、対応するようにとなっているんです。人口減少にもかかわらず、小中学校での不登校は14万人と近年は増加傾向にありますから、うちみたいなフリースクールでも、出席扱いとなるのです。

普通の子が児相に送られると

保護者が子どもに食事を与えない、家庭内暴力を振るう等の場合は子どもはハッピーです。当たり前ですが、死の危険があるところから安心して生活できるわけですから。

では、何不自由なく、生活していた子がいきなり、児相に行ったらどうなるでしょうか?
何度か、私も現場を見たことがありますが、
まるで、少年院や鑑別所に入れられた子どものように目つきが鋭く、保護者に対して、恨んでいました。

「何で、こんなところに入れたんだ」と。

〜中略〜

おそらく、ここまで、知っている保護者は少ないでしょう。かえって、お子さんの方がよく知っているかもしれません。なぜなら、今は学校で親に虐待を受けたら、相談しなさいと言われているからです。
先日も「このままじゃ、お孫さん、児童相談所、送りになりますよ」とシングルファザー(お祖母さんの息子)が息子をネグレクトしている、お祖母さんに言いました。

「怖い話しですね。」と。
「脅かすわけじゃないですけど、現実をしってもらいたいので。対策としてはチョクチョク、学校に連絡とって、連携してください。後は元小学校の教員、大倉が学校と連携して、出席扱いしますから」と。

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杉浦 孝宣
杉浦孝宣(すぎうら・たかのぶ)は、一般社団法人未来自律支援機構(JADA)代表理事、認定NPO法人高卒支援会創業者。自身も小学3年生で不登校を経験し、その体験を原点に40年以上にわたり不登校・高校中退・引きこもり支援に携わってきた。 これまで1万人以上の相談に対応し、家庭訪問、生活改善合宿、学生寮、学び直し支援、就労支援などを通じて、多くの若者のSocial Autonomy(社会的自律)を支援している。 「子どもは必ず変われる」を信念に、学校復帰だけをゴールとせず、一人ひとりが自ら考え、行動し、社会に参加していくSocial Autonomyを目指した支援を実践している。 著書に『不登校・ひきこもりの9割は治せる』『高校中退 不登校でも引きこもりでもやり直せる』『もう悩まない!不登校・ひきこもりの9割は解決できる』など。近年は一般社団法人未来自律支援機構(JADA)を通じて、Autonomy Stage OSと7 Steps to Autonomyを体系化し、国内外へ発信している。台湾版著書も出版され、教育・福祉・行政・企業・国際社会との連携を通じて、若者のSocial Autonomyを実現する支援モデルの普及に取り組んでいる。
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