引きこもり高校生の未来を変える3つのステップ｜杉浦孝宣が解説

「お子さんが引きこもりの状態にあり、将来が見えなくて不安を感じている親御さんへ。特に高校生のお子さんが、進学や社会への一歩を踏み出すべき大切な時期に、家に閉じこもっていることが増えている今、親としてどう支援していいのか分からず、心が押しつぶされそうになっていませんか？家庭内での孤立感、社会との断絶が続く中で、未来に対する希望が見えなくなることに、強い恐れを感じていることと思います。このままではお子さんが社会に適応できなくなってしまうのではないか、そんな不安を抱えている方々にこそ、今一度　私、一般社団法人不登校引きこもり予防協会の杉浦孝宣が伝えたいことがあります。」

一般社団法人不登校・引きこもり予防協会は、40年前より　「子どもたちが規則正しい生活をし、自信を持ち、自律し、社会に貢献する未来を実現する」という教育ミッションを掲げ、不登校やひきこもりという問題に積極的に取り組み、
1万人以上の子供たちをサポートしてきました。

このミッションを達成するため、私たちは以下の3つのステップに基づいたプログラムを展開しています。

引きこもり高校生の未来を変える3つのステップ｜杉浦孝宣が解説

これらのステップを実践し、1万人以上の子どもたちが変わり、成功率は9割以上を誇ります。

こうした活動はNHK「おはよう日本」　プレジデントオンライン　Youtube pivotでは前編＋後編　30万超再生回数　多くの親御さんに希望を届けました。

1. 親とのコミュニケーションの断絶

引きこもり状態にある子どもは、親とのコミュニケーションが一切取れなくなる場合があります。特に進路や就職の話題に触れると逃げるような態度を取ることが多く、親としては心配とともに深い孤独感を感じることがあるでしょう。この状況では、まず子どもの心を開くことが重要です。専門家による家庭訪問や第三者との面談が有効です。コミュニケーションの再開には時間がかかるかもしれませんが、少しずつ信頼関係を築いていくことが求められます。

2. 不衛生な生活環境

不衛生な生活環境が長期間続くことは、身体的な健康を害するだけでなく、精神的にも悪影響を与えます。歯を磨かず、入浴もせず、部屋がゴミで溢れかえっている状態は、自己管理の欠如を示しており、引きこもりの悪化を助長します。このような場合は、生活改善を目的とした支援が必要です。生活リズムを整え、段階的に清潔な環境を作り出すことから始めます。訪問支援や生活改善合宿など、環境を整えるための具体的な手段を講じることが大切です。

3. 食事に対する無関心

食事を取ることすらも無関心な場合、身体的な健康に深刻な影響を与える可能性があります。親が子どもがいつ食事を取っているか分からないという状況が続くと、栄養の偏りや体調不良が引き起こされます。引きこもりから抜け出すためには、まず規則正しい食生活をサポートすることが大切です。家庭内での支援を通じて、健康的な食事を提供し、食べる楽しさを取り戻させることが回復の第一歩となります。

4. ゲームやYouTube漬け

ゲームやYouTubeに没頭することは、一時的には現実逃避の手段として機能するかもしれませんが、長期的には精神的な健康や学業に悪影響を与えることがあります。生活改善プログラムでは、ゲームや動画視聴の時間を制限し、代わりに社会活動や学び直しに時間を使うことを推奨しています。バランスの取れた生活を取り戻すためには、ゲームや動画に依存しない生活の設計が必要です。

5. 家庭内暴力や暴言

引きこもりや不登校の状態が長引くと、家庭内で暴力や暴言が発生することがあります。特に、親が子どもにアドバイスをすると、壁を壊すなどの暴力行為が行われる場合もあります。家庭内暴力は、親子関係を破壊し、子どもの精神的なダメージを深刻化させます。このような状況に対処するためには、早期に専門家の介入が必要です。カウンセリングや家庭支援を通じて、暴力的な行動を改善し、親子の関係を修復していくことが求められます。

6. 母親への暴力

母親への暴力は特に深刻な問題であり、親子の信頼関係を完全に崩壊させる可能性があります。母親が暴力を振るわれると、家庭内での支配的な態度や恐怖が支配するようになり、状況はますます悪化します。この問題に対処するためには、母親自身が適切なサポートを受け、暴力の原因となっている心理的な背景を理解することが重要です。専門的なカウンセリングや家庭内での支援を通じて、暴力の連鎖を断ち切ることが必要。

7. 家庭内ヤクザ

家庭内で支配的な態度や暴力的な行動が見られる場合、まるで「家庭内ヤクザ」のような状況に陥ることがあります。このような状態は、子どもが家庭内で唯一の権力を握ろうとすることから来ている場合が多いです。この場合、家庭内の権力バランスを見直し、子どもが自分の行動に責任を持つように促す必要があります。家庭内でのルールやガイドラインを明確にし、暴力的な行動をなくすための支援を行います。

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支援の必要性と実行方法

引きこもりや不登校の問題が深刻化する前に、早期に適切な支援を受けることが非常に重要です。親が一人で抱え込まず、専門家のサポートを受けることが、子どもの回復への第一歩となります。

当協会では、家庭訪問支援やピアサポートプログラムを提供し、子どもたちが自発的に外に出て、社会に貢献する自信を取り戻すための支援を行っています。具体的な支援方法として、生活改善合宿、学び直し支援、社会復帰のためのプログラムなどがあります。

引きこもりや不登校が続くことで、家族全体がストレスを抱えることになりますが、希望を持って、少しずつ回復に向けて歩み始めることができます。お子さんの未来を切り開くために、今すぐ行動を起こすことが大切です。

ステップ1: 規則正しい生活を送る

生活習慣の改善が引きこもり克服の鍵

引きこもりの多くの高校生は、生活リズムが崩れ、昼夜逆転している場合が多いです。この生活習慣の乱れが引きこもりの悪化を招いていることがしばしばあります。朝の8時に起き、規則正しい生活を送ることが、心身ともに健康を保ち、社会復帰への第一歩となります。

生活習慣が改善されることで、心の余裕が生まれ、少しずつ前向きな気持ちが育まれます。そのため、最初のステップとして生活習慣を整えることは非常に重要です。

不登校合宿や学生寮の効果

生活習慣を整えるために有効な方法の一つが、不登校合宿や学生寮です。これらの施設では、集団生活を通じて規則正しい生活が自然に身につきます。特に、引きこもりの状態が続いている場合、家から出ることが難しいため、外部での集団生活が有効です。

学生寮では、同じような悩みを抱えている仲間たちと共に生活することで、自己肯定感や社会性を高めることができます。また、生活リズムが整うことで、体力が回復し、次のステップに進むための準備が整います。

海外留学の可能性とその効果

引きこもりから抜け出すために、海外留学も効果的な手段の一つです。留学は、異なる文化や価値観を学び、自分自身の可能性を広げる大きなチャンスです。日本国内で閉じ込められていた世界から、広い視野を持つことができ、心の成長にも繋がります。

引きこもりの状態から抜け出すには、まずは生活リズムを改善し、規則正しい生活を送ることが欠かせません。その上で、集団生活や新しい経験を通じて自信を取り戻すことが、次のステップへの道を開きます。

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ステップ2: 自信を取り戻すための学び直し

学習面での支援とリハビリ

生活習慣が整った後は、次に学び直しのステップに進むことが大切です。学習面での支援は、引きこもりからの回復において非常に重要です。不登校や引きこもりが長期化すると、学力の低下や進路に対する不安が募り、自信を失うことがよくあります。ですが、学び直しを通じて、再び自分に自信を持つことが可能です。

通信制高校やフリースクールの活用

不登校や引きこもりから学び直すためには、通信制高校やフリースクールの利用が効果的です。通信制高校では、個別指導を受けながら、自分のペースで学習を進めることができます。また、フリースクールでは、社会性を養いながら学び直すことができ、再び学校生活に戻る準備をすることが可能です。

これらの学びの場では、単に勉強をするだけでなく、自己表現の機会や社会的なスキルを磨くことができます。引きこもりから回復し、再度学び直すことで、社会復帰の可能性が広がります。

進路変更の提案と選択肢の拡大

学び直しを通じて、高校生は進路変更の選択肢を持つことができ、将来に向けて希望が見えてきます。進学だけでなく、アルバイトやインターンシップなどの社会経験を積むことで、将来の進路に対する選択肢が広がります。どの道を選ぶかは本人の意志ですが、学び直しを通じて、次第に自分に合った道を見つけることができます。

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ステップ3: 社会貢献を目指す

アルバイトやインターンの重要性

引きこもりから回復し、学び直しを終えた後は、社会貢献を目指すステップへと進みます。社会復帰に向けて重要なのは、アルバイトやインターンを通じて社会との接点を持つことです。これにより、実際の社会での役割を感じ、自信を深めることができます。

アルバイトを始めることで、コミュニケーション能力や社会性を養い、仕事に対する責任感を学ぶことができます。自分の努力が結果に繋がる実感を得ることができ、将来に向けてのモチベーションを高めることができます。

社会復帰を目指す実践的なアプローチ

社会復帰を目指すためには、実践的なアプローチが必要です。アルバイトやインターンシップは、社会で実際に役立つスキルを身につける場です。また、これらの経験を通じて、引きこもりがちだった高校生が社会とつながり、自立に向けて一歩踏み出すことができます。

成功事例：社会に貢献する若者たち

例えば、カイト君は不登校からフリースクールに通い、最終的には自衛隊に入隊しました。また、リョウタ君は引きこもりから航空自衛隊に進み、現在は自分の目標に向かって努力を続けています。これらの成功事例は、引きこもりや不登校からでも社会に貢献できることを証明しています。

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社会復帰した15人の高校生たちの成功事例　1部抜粋

実際に、引きこもりの状態から立ち直り、社会復帰した15人の高校生たちの成功事例を1部を紹介します。
これらの事例は、どんなに困難な状況からでも、正しい支援と努力を重ねることで、前向きに人生を切り開くことができることを示しています。

カイト君（不登校から自衛隊へ）

中学1年から不登校になり、7ヶ月間引きこもったカイト君。しかし、フリースクールに通い、通信制高校を卒業後、自衛隊に入隊する決意を固めました。現在では、自衛隊員として活躍しており、引きこもりを克服した成功事例です。

リョウタ君（引きこもりから航空自衛隊へ）

高校1年から引きこもり生活が続いたリョウタ君。しかし、生活改善合宿と学生寮での経験を通じて、航空自衛隊に入隊することができました。現在は自衛隊で活躍しており、将来の夢に向かって努力を続けています。

佐藤渉太君（農業大学進学）

スポーツ推薦で進学した私立高校で挫折し、1年4ヶ月の引きこもり生活を送っていた佐藤君。その後、通信制高校に入学し、友人を作ることに成功。現在は農業大学に進学し、将来の目標に向かって努力を続けています。

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6. まとめ: 未来を切り開くために

引きこもり高校生が未来を切り開くためには、まずは規則正しい生活を送り、自信を取り戻すための学び直しを行い、社会貢献を目指す実践的なアプローチを取ることが大切です。親が適切なサポートを行い、子どものステップアップを支援することが、成功への鍵となります。

どんなに困難な状況からでも、適切な支援を受け、本人の意志で社会復帰に向けた一歩を踏み出すことができれば、未来は必ず開けます。

引きこもり問題に直面しているご家庭にとって、希望の光を見出すためには、今すぐ行動することが重要です。子どもたちが自信を取り戻し、社会に貢献できる未来を実現するために、私たちの支援が役立てば幸いです。