通信制高校に入っても通えない|「人が怖い」子への3つの支援と親の対応
通信制高校に入っても通えないときは、学校を変えることだけでなく、本人の対人関係・生活・学びの状態と、家庭の対応を一緒に見直すことが大切です。JADAでは、親へのコーチングと本人への実動支援を組み合わせ、学校復帰の先にある社会的自律を目指します。
「通信制高校なら通えると思ったのに、また登校できなくなった」「家では話せても、学校の入口で引き返してしまう」。そんなとき、次の学校を探すだけでは、本人が立ち止まっている理由を見落としてしまいます。誰となら会えるのか、どこへなら行けるのか、生活や学習のどこで困っているのかを整理しましょう。
一般社団法人未来自律支援機構(JADA:Japan Autonomous Development Association)代表理事・杉浦孝宣です。私は、認定NPO法人高卒支援会の創業者として、フリースクールをはじめ、40年以上にわたり不登校・高校中退・引きこもりの子ども・若者と家庭を支援してきました。1万人超・9割以上の解決実績を基盤に、生活を整え、学び、人とつながり、社会へ進む支援を続けています。
この記事では、中学時代の対人関係のつまずきが高校進学後にも続くケースを取り上げます。通信制高校へ確認すること、本人を支える3つの支援、今日から保護者ができるTo Do、具体的なFAQ10問をまとめました。
学校の入口まで行けても入れない。一方で、好きな活動には参加できる
最近、保護者から次のような相談が寄せられました。個人が特定されないよう、情報を省き、相談内容の要旨を言い換えています。
学校へ向かっても、入口の近くで引き返してしまいます。習い事も入口まで行けても入れません。一方で、友人と参加する好きな活動には出かけられます。教室でのからかいや嫌な経験も重なっているようで、親として何から始めればよいのか分かりません。
これは相談段階の事例です。通信制高校への在籍や、支援後の改善を示すものではありません。
ここで、「好きなことには行けるのだから、学校にも行けるはず」と決めつけないでください。確認したいのは、行ける場所と行けない場所、会える相手と会いにくい相手では、何が違うのかです。好きな活動に参加できていることは、残っている社会との接点として大切にします。
「何を言われたの?」「誰がしたの?」と繰り返し聞き出すより、本人が話した言葉を記録し、学校へ事実確認を依頼します。本人への確認と学校への連絡を誰が担当するか、父母で決めてください。学校の回答を待つだけにせず、安心して学べる別の環境も並行して検討します。
今日から保護者ができる To Do:
- 本人が話した言葉と、行ける場所・会える相手を一枚にまとめる。
- 父母で学校への連絡担当を決め、把握している出来事の確認を依頼する。
- 好きな活動を登校の交換条件にしないと、父母で確認する。
2026年9月の登録・相談状況
2026年9月、JADA公式LINEには38人が新たに登録しました。JADAへの相談申込は11件、そのうちLINE経由は9件でした。
| 日付 | 累計友だち数 | 配信可能な友だち数 |
|---|---|---|
| 9月1日 | 184人 | 145人 |
| 9月7日 | 190人 | 149人 |
| 9月14日 | 197人 | 155人 |
| 9月21日 | 203人 | 159人 |
| 9月30日 | 221人 | 169人 |
月間の新規追加38人は月次報告の値です。9月1日と30日の累計差37人とは集計起点が異なります。累計友だち数と配信可能数も別の指標です。
また、私が創業したフリースクール・認定NPO法人高卒支援会の相談集計は、次のとおりです。
| 項目 | 7月 | 8月 | 9月 |
|---|---|---|---|
| 相談件数 | 38件 | 18件 | 21件 |
| 総合面談件数 | 17件 | 9件 | 12件 |
| 総合入会件数 | 2件 | 1件 | 2件 |
9月の主な相談内容は、中退・再受験・フリースクール。地域別では東京都20件、その他地域1件でした。
出典:JADA月次報告・LINE友だち数CSV、高卒支援会の相談集計。両団体の件数は合算していません。登録・相談・面談・入会の数値は、解決件数や支援効果を示すものではありません。
通信制高校に入っても通えないとき、学校へ確認すること
通信制高校では、学校やコースによって登校の頻度、スクーリング、課題提出、相談体制が異なります。「毎日通わなくてよい」ことと、「今の本人が学習や必要な登校に取り組める」ことは分けて確認しましょう。在籍校には、次の5点を問い合わせてください。
- 出席:必要な登校日、スクーリングの場所・時間、欠席時の扱い。
- 学習:レポートの提出期限、未提出の課題、試験と単位修得の条件。
- 対人関係:からかい等の事実確認、座席や教室、少人数・個別で関われる機会。
- 支援体制:担当者、保護者との連絡方法、外部支援との連携可否。
- 学校とサポート校:それぞれが担う支援、費用、卒業に関する責任の所在。
この確認は、本人を説得するための材料集めではありません。学びを続ける選択肢を残すための準備です。退学や再転校を急いで決める前に、在籍校でできる対応と、別の環境で必要になる支援を分けて整理してください。
今日から保護者ができる To Do:
- 学校へ、必要な登校・未提出課題・提出期限・単位の条件を問い合わせる。
- 本人が利用できる少人数・個別対応と、相談担当者を確認する。
- 学校を変える話と、生活・対人関係を支える話を分けて父母で整理する。
動画で確認する:通信制高校・サポート校の選び方と落とし穴
学校選びと生活・本人支援を合わせて考えるために、JADA公式の再生リストをご覧ください。
「人が怖い」本人を支える3つの支援
支援① 安心して人と関わり、学び直せる接点をつくる
学校で嫌な経験を重ねた本人に、「新しい学校だから大丈夫」と説明しても、すぐに動けるとは限りません。誰と、どこで、どれくらいなら関われるかを具体的に確認します。
最初の目標を、いきなり毎日の登校に置く必要はありません。担当者と短時間話す、静かな場所で一つの課題に取り組む、安心できる相手と外出するなど、誰と・どこで・何をするかを具体化します。学び直しも、学年相当の課題を一度に埋めようとせず、本人が取り組める内容から始めます。
いじめへの対応を待ち続けず、転校も並行して検討する
私の40年以上の支援経験では、学校へ相談しても、本人が安心して通える状態になるまで対応が進まないケースを数多く見てきました。解決に時間がかかり、卒業後になってしまうこともあります。
学校へ事実確認と安全確保を求めながら、その対応だけを待ち続けないことが大切です。転校も含め、本人が安心して学び、人と関われる環境を並行して検討してください。
JADAでは、親へのコーチングで家庭の方針をそろえ、本人への実動支援で、新しい居場所への見学・同行、学び直し、仲間との接点づくりを支えます。転校先を決めるだけでなく、本人がそこで生活と学びを再開できるところまで考えます。
今日から保護者ができる To Do:
- 本人が会える人・行ける場所・取り組める学習を一つずつ書き出す。
- 学校へ安全確保の具体策と実施時期を確認し、実際の対応を記録する。
- 学校への相談と並行して、転校先や別の学びの場を調べ、見学・同行を相談する。
- 学校以外で本人との接点をつくる方法を、JADAへの相談で検討する。
動画で確認する:いじめと不登校
支援② 生活と家庭の方針を整える
登校だけを毎朝の目標にすると、行けなかった日に親子が疲れ切ってしまいます。起床・就寝、食事、入浴、外出、学習、スマホ・ゲームの時間を記録し、家庭でまず整える項目を決めます。
父母が別々の方針で声をかけると、本人も戸惑います。「今週は何を整えるか」「学校との連絡は誰がするか」「本人へどう伝えるか」をそろえてください。ゲームやスマホを突然取り上げることから始めるのではなく、親へのコーチングで生活基準と伝え方を具体化します。
家庭で生活の立て直しが進まない場合、本人の状態と安全を確認し、家庭訪問、生活改善合宿、寮などの環境調整を検討します。全員に同じ方法を当てはめるわけではありません。
今日から保護者ができる To Do:
- 起床・食事・入浴・スマホ・ゲームの状況を、分かる範囲で記録する。
- 父母で今週整える生活項目を一つ選び、声かけと役割分担をそろえる。
- 家庭で進まない場合は、家庭訪問や環境調整を含めた支援を相談する。
支援③ 同年代の仲間と、社会で役割を持つ経験へつなげる
同じような経験をした先輩や仲間との交流も、次の一歩を考える接点になります。ただし、会わせれば解決するという意味ではありません。本人が安心して関われる相手・場所・頻度を支援者と調整し、必要に応じて同行します。
通所が安定した後も、学び、手伝い、ボランティア、アルバイト、インターンなどへつなげます。誰かに支えられた経験が、次に誰かを支える役割へ進むこともあります。学校への在籍だけで支援を終えず、社会との接点が続くかを見ます。
今日から保護者ができる To Do:
- 本人が話題にする活動や、関心のある学び・仕事を整理する。
- 交流や体験の場を保護者だけで決めず、本人が関われる条件を支援者と考える。
- 最初の接点について、相手・場所・時間・同行者を具体化する。
いじめで不登校になった本人の再出発を、動画で確認する
これまで紹介してきた鈴木くん(仮名)は、中学時代の対人関係のつまずき後、通信制高校でも通えない状態を経験しました。公開当時の支援記録では、学び直し・生活改善合宿・仲間との接点を経て、後輩を支える学生インターンの活動へ進んでいます。
この事例は、学校の変更だけでなく、生活・学び・人との接点を支えた経過を示すEvidenceです。ここで紹介している到達点は公開当時の支援記録に基づくものであり、当時の進路希望を現在の就職実績として紹介するものではありません。
ほかの支援経過も、不登校・引きこもりから再出発した20の成功事例で確認できます。自分の家庭に近い状態と、支援で何が変わったかを比較してください。
今日から保護者ができる To Do:
- 動画を見て、本人が動く前に親と支援者が何をしたかを書き出す。
- 自分の家庭に近い成功事例を一つ選び、生活・学び・人との接点を比較する。
- 参考にしたい支援と、現在の困りごとを相談時に伝える。
JADAの支援哲学:親へのコーチング × 本人への実動支援
JADA Support Philosophyの核心は、親へのコーチング × 本人への実動支援です。英語では、Parent Coaching × Direct Support for the Young Personと表します。
親だけが変われば解決する、本人だけを支援すれば解決する、という考え方ではありません。親へのコーチングで家庭の方針を整え、本人への実動支援で外出・生活・学び・社会参加を支える。この両輪をそろえます。
Autonomy Stage OSの中で、5ステージ判定により現在地を整理する
JADAの中核となる支援フレームワークは、Autonomy Stage OSです。5ステージ判定は、その中で本人と家庭の現在地を把握する評価枠組みであり、Autonomy Stage OSそのものではありません。また、医学的な診断ではありません。
学校へ行けるかだけでなく、生活、外出、会話、学び、社会との接点を確認し、本人と家庭に必要な支援を選びます。
7 Steps to Autonomyで、支援を実行する
現在地を整理した後は、7 Steps to Autonomyに沿って必要な支援を具体化します。全員に同じ支援を一律に当てはめるのではなく、本人と家庭の状態に応じて組み合わせます。
- STEP 1 親コーチング&ステージ判定
家庭の状況を整理し、父母の対応方針をそろえます。 - STEP 2 アウトリーチ(家庭訪問)
本人が相談に来られない場合、必要に応じて家庭訪問などで接点をつくります。 - STEP 3 生活改善・環境調整(合宿・寮)
家庭の生活基準を見直し、状態と安全を確認したうえで必要な環境を選びます。 - STEP 4 学び直し支援
本人が取り組める内容から学びを再開します。 - STEP 5 社会接点づくり(同行)
家族以外の人や社会との関わりを、必要に応じた同行で支えます。 - STEP 6 進路・社会参加支援(進学・就職・ボランティア)
進路選択だけでなく、実際に学び、働き、社会に参加するところまで伴走します。 - STEP 7 Social Autonomy(社会的自律)
生活を整え、人とつながり、学び、働き、社会に役割を持つことを目指します。
JADAのMissionと、学校復帰の先にある最終目標
JADAのMissionは、「40年・1万人超・9割解決の実績とSDGs(4・8)に基づき、自律して三大義務(教育・勤労・納税)を果たし、社会に貢献する未来を全世界で実現する。」です。
JADAは、このMissionのもとにAutonomy Stage OSで現在地と支援を整理し、JADA Support Philosophyに基づいて7 Steps to Autonomyを実行します。その支援経過をJADA Success Hub / Evidenceとして示し、最終目標であるSocial Autonomy(社会的自律)へつなげます。
今日から保護者ができる To Do:
- 5ステージ判定で現在地を整理し、生活記録と合わせて相談へ持参する。
- 父母で実行できることと、本人への支援が必要なことを分ける。
- 支援開始を検討する場合は、担当者・実行内容・連絡方法・費用を確認する。
動画で確認する:親へのコーチングで変わる関わり方
今日から保護者ができる To Do:5つの行動
- 生活と外出を記録する。起床・食事・入浴・会話・学習・外出先を、評価を加えずに書きます。行ける場所も記録します。
- 父母で方針をそろえる。今週整えることを一つ決め、学校への連絡担当と、本人への声かけを確認します。
- 学校への確認と、別の環境の検討を並行する。本人が話した出来事と、登校・課題・単位の条件を分けて確認します。回答と実際の対応を記録し、転校先や別の学びの場も調べます。
- 残っている接点を守る。好きな活動を登校の交換条件にせず、安心できる人や場所を確認します。
- 相談時に記録を持参する。本人と家庭の現在地を整理し、家庭訪問や生活改善、学び直しなど何を実行するか相談します。
JADAでは、相談・傾聴だけで終えず、必要な家庭では担当者と実行内容を決め、実際の支援開始へ進めます。相談では、「次に誰が・何を・いつ行うか」まで確認してください。支援スタッフもご覧いただけます。
通信制高校に入っても通えないときのFAQ10問
Q1. 通信制高校に入ったのに通えません。また転校させるべきですか?
学校を変えるかどうかと、本人にどのような支援が必要かを分けて考えます。JADAでは、起床・食事・入浴・外出・会話・学習を確認し、5ステージ判定で本人と家庭の現在地を整理します。生活や対人関係のつまずきには、親へのコーチングと本人への実動支援を組み合わせます。いじめなど安全上の問題がある場合は、在籍校への相談と、別の学びの場の検討を並行します。
今日から保護者ができる To Do:
- 父母で、起床・食事・入浴・外出・会話・学習の現状を一枚に書く。
- 在籍校へ、未提出課題・登校条件・単位の期限を確認する。
- 5ステージ判定で現在地を整理し、学校変更と本人支援を分けて考える。
Q2. 学校の入口で引き返します。明日、親は何をすればよいですか?
まず父母で、明日の目標を「必ず教室に入ること」だけにしないと決めてください。本人が会える相手、行ける場所、取り組める活動を整理し、学校や支援者と、迎える担当者・場所・滞在時間を具体的に決めます。JADAでは、支援者との会話、外出同行、短時間の学び直しなど、本人の現在地に合う一歩を組み立てます。
今日から保護者ができる To Do:
- 明日は必ず入ると約束させず、どこまで行けたかを確認する。
- 本人が会える人・行ける場所を一つずつ書き出す。
- 学校や支援者と、迎える担当者・場所・滞在時間を具体的に決める。
Q3. 好きな活動には出かけます。学校へ行くまで禁止した方がよいですか?
残っている社会との接点を、登校との交換条件で失わせないでください。JADAでは、誰となら会えるか、何なら動けるかを本人支援の入口にします。父母はその活動を共有し、支援者は本人の関心から会話や外出、次の社会体験へつなげます。
今日から保護者ができる To Do:
- その活動を登校の交換条件にしないと父母で確認する。
- 誰と一緒なら動けるのか、本人が楽しみにしていることを整理する。
- 残っている接点を、支援者との会話や外出同行の入口として共有する。
Q4. いじめで「人が怖い」と言います。学校の対応を待つべきですか?
私の40年以上の支援経験では、学校へ相談しても、本人が安心して通える状態になるまで対応が進まないケースを数多く見てきました。解決に時間がかかり、卒業後になってしまうこともあります。
学校へ事実確認と安全確保を求めながら、その対応だけを待ち続けないことが大切です。転校も含め、本人が安心して学び、人と関われる環境を並行して検討してください。
JADAでは、親へのコーチングで家庭の方針をそろえ、本人への実動支援で、新しい居場所への見学・同行、学び直し、仲間との接点づくりを支えます。転校先を決めるだけでなく、本人がそこで生活と学びを再開できるところまで考えます。
今日から保護者ができる To Do:
- 本人が話した出来事と、学校へ相談した日時・回答・実際の対応を記録する。
- 学校へ、安全確保の具体策と実施時期を確認する。
- 現在の学校への相談と並行して、転校・別の学びの場を調べる。
- 父母で、今の学校に戻すことだけを目標にせず、本人の安全と学びを守る方針をそろえる。
- JADAへ、転校の検討と本人への見学・外出同行を含めて相談する。
Q5. 本人が相談を拒否しています。親だけ相談しても支援は進みますか?
親だけでも支援の準備は始められます。父母の方針、生活基準、スマホ・ゲーム・金銭への対応を親へのコーチングで整理します。そのうえで、本人が相談室へ来るのを待つだけでなく、必要に応じて家庭訪問など本人への接点づくりを検討します。
今日から保護者ができる To Do:
- 本人を説得し続けることをいったん止め、保護者が相談を申し込む。
- 本人が家族以外と会話した最後の機会を確認する。
- 相談時に、本人は来られないため家庭訪問を含め接点のつくり方を相談したいと伝える。
Q6. 父は厳しく、母はかばいます。JADAではどう対応しますか?
まず親へのコーチングで、父母が同じ支援方針を持てるようにします。起床・食事・スマホ・金銭・外出について、何を求め、何を親が代行しないかを具体的に決めます。本人の前で互いの対応を覆す状態を改め、家庭の方針と本人への支援をそろえます。
今日から保護者ができる To Do:
- 本人のいない場所で、父母が現状を共有する。
- 起床・スマホ・金銭・学校への連絡について、今週の方針を一つ決める。
- 合意できない項目は、親へのコーチングで整理する課題として持参する。
Q7. 昼夜逆転し、ゲームばかりです。「本人が動くまで待つ」でよいですか?
JADAでは、昼夜逆転や社会との接点喪失が続いている状態を、見守るだけで固定させません。父母が生活基準をそろえ、本人への働きかけと生活改善を実行する方針を立てます。家庭だけで進まない場合は、家庭訪問や、必要に応じた合宿・寮などの環境調整を検討します。
今日から保護者ができる To Do:
- 就寝・起床・食事・ゲームの時間を、分かる範囲で記録する。
- 父母で、まず整える生活項目を一つ選ぶ。
- 突然取り上げる前に、伝え方と本人への働きかけを支援者と決める。
Q8. 家庭訪問では、本人を説得して学校へ連れていくのですか?
家庭訪問は、本人との関係をつくり、実際の行動を支える入口です。JADAでは、状態に応じて、会話・外出同行・生活改善・学び直し・社会体験へつなげます。親にも対応を変えていただき、訪問した日だけで終わらない支援を組み立てます。
今日から保護者ができる To Do:
- 本人が応じやすい時間帯、会える相手、好きな話題を整理する。
- 暴力・自傷・体調不良など、安全に関わる情報を事前に伝える。
- 訪問後に親がすることと、支援者が本人にすることを確認する。
Q9. 無料相談では、何を準備し、その後どう進みますか?
起床・食事・入浴・外出・会話・学習の状況、父母の対応、学校とのやり取りを整理してください。相談では、家庭で変えることと、本人に必要な実動支援を確認します。継続支援が必要で、家庭にも実行する意思がある場合は、支援内容・担当・費用を確認し、合意した計画で支援開始へ進みます。
今日から保護者ができる To Do:
- 生活記録、学校とのやり取り、父母の意見の違いを用意する。
- 一番困っていることと、家庭で既に試したことを三つ以内にまとめる。
- 相談では、次に誰が・何を・いつ行うかまで確認する。
Q10. 通信制高校へ通えるようになれば、JADAの支援は完了ですか?
登校は大切な変化ですが、その先も見ます。JADAでは、生活を整える・学ぶ・人とつながる・働く・仕事を続けるという歩みを、7 Steps to Autonomyに沿って支えます。最終目標は、本人が教育・勤労・納税を通じて社会に役割を持ち、自分の人生を歩む社会的自律です。
今日から保護者ができる To Do:
- 登校日数だけでなく、本人が自分で担っている生活上の役割を確認する。
- 本人が関心を持つ学び・仕事・社会活動を聞く。
- 支援者と、次の学び直しや社会体験を具体化する。
通信制高校への入学後も、本人の生活と社会との接点を支える
通信制高校に入っても通えないとき、必要なのは「次の学校を探すこと」だけではありません。本人が人と関われる場所、生活の状態、学びの負担、父母の方針を整理し、家庭で変えることと、本人へ実際に働きかけることを決めていきます。
JADAは、親へのコーチングと本人への実動支援を両輪として、生活改善、学び直し、進路・社会参加へ伴走します。最終目標は、本人が自分の人生を歩み、教育・勤労・納税を通じて社会に貢献する社会的自律です。
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