二学期始まって以来、学校に行けないんです

昨年度、お世話した生徒O君が高校でマンドリンをやっている。 先日、そのコンサートが開催されたので、彼のクラスメートだったこと一緒に行った。 マンドリンが盛んな学校らしく、部員のしおりを見たら、毎朝6時30分に学校に登校して練習している子もいるようだった。 O君も相当練習しているらしく、以前、聞いたときには「朝から部室、昼休みも部室にいて練習しています」とのことだった。  音楽音痴の私にとって演奏された曲は皆目聴いたものではないので、「感想は?」と聞かれるとわからないが、若者がこういったものに打ち込んでいる姿に感動した。 

連日 「二学期始まって以来、学校に行けないんです」と相談を受けるが、ほとんどが我慢して一学期登校し、長い夏休みで”自分を振り返り” こんなはずではなかった、もう我慢できないとなるようだ。 うちに相談に来る子のほとんどは目が死んでいる、それは漠然とした進路の不安が原因だ。 間違っても心療内科のような所に行って薬漬けにならない方がいい。 先日も、病人のような子が相談に来たが、数日後に親御さんから「進路が決まって、見違えるように表情が明るくなりました」と。 

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杉浦 孝宣
杉浦孝宣(すぎうら・たかのぶ)は、一般社団法人未来自律支援機構(JADA)代表理事、認定NPO法人高卒支援会創業者。自身も小学3年生で不登校を経験し、その体験を原点に40年以上にわたり不登校・高校中退・引きこもり支援に携わってきた。 これまで1万人以上の相談に対応し、家庭訪問、生活改善合宿、学生寮、学び直し支援、就労支援などを通じて、多くの若者の社会的自律を支援している。 「子どもは必ず変われる」を信念に、学校復帰だけをゴールとせず、一人ひとりが自ら考え、行動し、社会に参加していく「社会的自律(Autonomy)」を目指した支援を実践している。 著書に『不登校・ひきこもりの9割は治せる』『高校中退 不登校でも引きこもりでもやり直せる』『もう悩まない!不登校・ひきこもりの9割は解決できる』など。近年は一般社団法人未来自律支援機構(JADA)を通じて、JADA Stage OSと7つの自律支援ステップを体系化し、国内外へ発信している。 台湾版著書も出版され、教育・福祉・行政・企業・国際社会との連携を通じて、若者の社会的自律支援モデルの普及に取り組んでいる。
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