
40年以上の指導歴と不登校・ひきこもりの
9割を立ち直らせた解決力
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40年以上の指導歴と不登校・ひきこもりの
9割を立ち直らせた解決力
私は、一般社団法人未来自律支援機構(JADA)代表理事の杉浦孝宣(Takanobu Sugiura)です。
40年以上にわたり、不登校・高校中退・引きこもりの子どもたち、そしてそのご家族と向き合ってきました。これまで1万人以上の支援に関わる中で、
私は社会復帰した高校生や若者たちに、必ず同じ質問をしてきました。
「どうして、あんなに長く引きこもっていたの?」
すると、多くの子どもたちから、驚くほど共通した答えが返ってきます。
「一生このままでいいと思っていました。」
この言葉を聞くたびに、私は改めて思います。引きこもりは、時間だけでは終わりません。本人を責めても、親を責めても解決しません。大切なのは、今どの段階にいるのかを見極め、その段階に合った支援を始めることです。
まずは、お子さんの現在地を確認してください。
JADAでは、不登校・引きこもりの状態を5段階で見立てる「JADA Stage OS(5ステージ判定)」を重視しています。
引きこもっている高校生の生活を外から見ると、親御さんは当然、不安になります。
しかし本人の側から見ると、その生活はいつの間にか「変えなくても済む日常」になっていることがあります。
寝たいだけ寝る。起きたらゲームをする。YouTubeを見る。食事は部屋の前に置かれている、あるいは食卓に用意されている。学校へ行かなくても、働かなくても、今日一日は過ぎていく。
もちろん、本人の心の中に苦しみがないわけではありません。不安もあります。焦りもあります。自己嫌悪もあります。
それでも、外に出る理由がなくなり、生活が固定されてしまうと、本人はこう感じるようになります。
「このままでも、なんとかなる。」
「親はもう何も言わない。」
「一生この生活が続けばいい。」
ここに、引きこもりが長期化する大きな要因があります。
支援の結果、外に出て、進学や就労に進んだ子どもたちに話を聞くと、次のような言葉がよく出てきます。
「親が、ある時から何も言わなくなったんです。」
「こっちも、この生活は楽だと思いました。」
「一生この生活が続けばいいと思っていました。」
「親も、自分のことを見捨てたと思っていました。」
私はこれを、ただの怠けだとは考えていません。
しかし、現実として、生活環境が整いすぎてしまうと、本人は外に出る必要を感じにくくなります。親が何も言わない。食事も出る。生活が続いてしまう。そうなると、本人の中で「変わる理由」がなくなってしまうのです。
だからこそ、引きこもり支援では「見守るだけ」でよい段階と、「見守るだけでは危険な段階」を分けて考える必要があります。
私は、見守ること自体を否定しているわけではありません。
不登校の初期、つまりJADA Stage OSでいうステージ1〜2の段階では、親が焦らず、子どもを追い詰めず、関係を壊さないことが大切です。
しかし、ステージ3以上になると状況は変わります。
| ステージ | 状態 | 基本対応 |
|---|---|---|
| ステージ1 | 行き渋り・五月雨登校 | 親の対応改善・学校連携 |
| ステージ2 | 不登校初期 | 生活リズム・親子関係の立て直し |
| ステージ3 | 部屋中心の生活・家族との断絶 | 第三者介入・家庭訪問支援 |
| ステージ4 | 長期化・昼夜逆転・社会接点の喪失 | アウトリーチ・生活改善支援 |
| ステージ5 | 社会的孤立・家庭内で固定化 | 総合支援・長期伴走 |
ステージ1とステージ4では、親が取るべき対応はまったく違います。
ステージ3以上の状態で「見守りましょう」と言い続けることは、結果として長期化を招くことがあります。私は40年以上の現場経験から、ここを強くお伝えしたいのです。
「見守るべきか、動くべきか」を迷っている親御さんへ
まずは、お子さんが今どのステージにいるのかを確認してください。
親御さんは、最初から子どもを放置しようと思っているわけではありません。
むしろ、多くの親御さんは必死です。声をかけ、学校に相談し、カウンセラーにも相談し、何とかしようとします。
しかし、何を言っても子どもが動かない。言えば怒る。暴言になる。親子関係が悪くなる。
そうして、ある時から親が何も言えなくなってしまうのです。
すると、本人はこう受け取ることがあります。
「親はもう諦めたんだ。」
ここからが危険です。
親は「これ以上刺激しない方がいい」と思っている。本人は「この生活でいい」と思い始める。家庭の中で、お互いに動けない状態が固定されていきます。
その結果、数年、10年、20年と長期化してしまうケースもあります。
だから私は、「早く学校に戻しましょう」と言っているのではありません。
まず必要なのは、現在地を知ることです。
今、ステージ1なのか。ステージ2なのか。すでにステージ3以上なのか。
現在地が分からなければ、親の対応も、支援の方法も決まりません。
JADAの支援は、子どもを責める支援ではありません。
親を責める支援でもありません。
大切にしているのは、現実を正しく見立てることです。
不登校や引きこもりは、単に「学校へ戻す」ことがゴールではありません。
本当のゴールは、子どもが規則正しい生活を取り戻し、自信を回復し、自律し、やがて社会に貢献できるようになることです。
そのためにJADAでは、次の流れで支援を行います。
見守るだけでもなく、無理やり引っ張り出すのでもありません。
子どもの状態を見極め、親の関わり方を整え、必要なタイミングで第三者が入り、社会との接点を少しずつ取り戻していく。
これが、40年以上の現場で積み上げてきたJADAの支援哲学です。
私はこれまで、多くの子どもたちが引きこもり状態から再出発する姿を見てきました。
最初は部屋から出られなかった子が、家庭訪問をきっかけに外へ出る。
昼夜逆転していた子が、生活改善を通して朝起きられるようになる。
学校に戻れなかった子が、通信制高校やフリースクールで学び直す。
アルバイトやインターンを経験し、自信を取り戻す。
そして、公務員、自衛隊、大学進学、企業就職など、それぞれの道へ進んでいく。
「一生このままでいい」と言っていた子どもたちも、適切な支援が入れば変わります。
変わる力がないのではありません。
変わるきっかけと、段階に合った支援が必要なのです。
実際に再出発した子どもたちの事例はこちら
10年引きこもりから公務員、自衛隊、区役所勤務、大学進学など、数多くの再出発事例があります。
親御さんに、まずお願いしたいことがあります。
それは、焦って説得することではありません。
怒鳴ることでもありません。
反対に、何もしないまま見守り続けることでもありません。
まず、お子さんの状態を冷静に整理してください。
この整理によって、ステージが見えてきます。
そして、ステージに応じて、親の関わり方も変える必要があります。
親御さんが一番知りたいのは、きっとこの問いだと思います。
「この引きこもりは、いつ終わるのでしょうか?」
私はこう答えます。
「時間が来れば自然に終わる、とは考えないでください。適切な支援が始まった時に、終わりが見えてきます。」
もちろん、子どもによって時間は違います。
すぐに動き出す子もいれば、時間がかかる子もいます。
しかし、共通しているのは、親だけで抱え続けないことです。
ステージ3以上の引きこもり状態では、親子だけで状況を変えるのは簡単ではありません。
だからこそ、親のコーチングと、子どもへの実際の行動支援を両輪で進める必要があります。
「一生このままでいいと思っていました。」
そう語った子どもたちが、今では社会に出ています。
働いている子もいます。
大学へ進んだ子もいます。
公務員になった子もいます。
自衛隊で頑張っている子もいます。
私は、その姿を何度も見てきました。
だからこそ、今悩んでいる親御さんにも伝えたいのです。
子どもは、変わる力を持っています。
ただし、タイミングと支援の方法を間違えると、時間だけが過ぎてしまいます。
大切なのは、今のお子さんの状態を見極めること。
そして、家庭だけで抱え込まず、必要な支援につなげることです。
JADAは、親御さんとお子さんの再出発を、現場で支援します。
不登校・引きこもり支援の第一歩は、「今どの段階にいるのか」を見極めることです。
JADA Stage OS(5ステージ判定)で、お子さんの状態を確認してください。
お子さんがステージ3以上かもしれない、見守るだけでよいのか分からない、家庭だけでは限界を感じている。
そのような場合は、まず一度ご相談ください。
JADAでは、親御さんへのコーチングと、お子さんへの実動支援を組み合わせ、家庭ごとの状況に合わせた支援方針を一緒に考えます。
A. 自然に動き出す子もゼロではありません。しかし、ステージ3以上では生活が固定化しやすく、見守るだけでは長期化するケースを多く見てきました。まずは現在地を見極めることが大切です。
A. 無理やり引っ張り出すことはおすすめしません。大切なのは、親の関わり方を整え、必要に応じて第三者が入り、本人との信頼関係をつくることです。
A. 状態によります。いきなり取り上げると親子関係が悪化する場合があります。ステージ判定を行い、家庭全体の対応方針を決めることが必要です。
A. 部屋から出ない、昼夜逆転、親との会話がない、数か月以上社会接点がない場合は、早めに相談してください。早く学校に戻すためではなく、長期化を防ぐためです。
「一生このままでいいと思っていました。」
この言葉は、引きこもりの本人を責めるための言葉ではありません。
むしろ、私たち大人が現実を直視するための言葉です。
本人が動かないのは、単に怠けているからではありません。
動かなくても生活が続いてしまう環境の中で、外へ出るきっかけを失っているのです。
だからこそ、親御さんに必要なのは、感情的に責めることではありません。
また、何年も何もしないで見守り続けることでもありません。
お子さんの現在地を見極め、ステージに合った支援を始めることです。
引きこもりは、時間だけでは終わりません。
適切な見立てと適切な支援が始まった時、子どもは再び社会へ向かって歩き出します。
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