どうしてそんなに焦っているんだ?

不登校・高校中退・引きこもりでお悩みの方 
NPO法人高卒支援会の杉浦です。昨日は別室で「あ〜、コレもアレも暗記か!チョット無理じゃないか」とブツブツ言っている子と話しをしました。

目次

どうしてそんなに焦るんだ

「どうしてそんなに焦って、勉強しているんだ?」

「僕は人より、回り道したので、後、一年で、高校卒業の資格を取り、大学受験では一発合格したいんです」

「君さぁ、そんな、覚えたくもない、暗記ものをやるくらいだったら、公務員試験に受かったY 君のように、社会人入試枠で大学行けばいいじゃん。」

「Y君、社会人枠で大学行くつもりですか?」

「今の所はね。社会人枠だと、東大とかでも、小論文、面接、もしくは英語だけじゃないの? あれもこれも受験勉強しなくていいじゃん」

「普通、働きながら、勉強するのは難しいと聞きますが。」

「それは一般の民間会社だろ。Yは公務員だから、大学に行くので上がらせてもらいますと言えば、5時で上がらせてもらえるんだよ。まぁ、それが公務員だからね。」

「そうか、そういう手があったのか?」

「どうして、そんなに焦っているんだ?」

「両親や身内をみても、ストレートに大学行っているので、、」

「大学に行く目的はナンなんだ?」

「…………………………..」

「大学に行って、自律し、1人で金を稼ぐ様になることだろ!そういうことだったら、別に手段はどうでもいいわけだろ、公務員試験で合格して、働きながら、大学、行きたきゃ、行けばいいじゃん。どうも君は視野が狭い考え方をするね。だからここに来て、学んでいるんじゃないか?」

「そうです! 竹村先生も大学で回り道したと聞きました」

「だろ! 竹村は8年かけて、やりたい事が見つかった。君もやりたい事を見つけるんだ。」

大学に行ってどうなるのでしょう?

上記の様に大学に行くということが至上命題のような、生徒は少なくありません。
しかも、親御さんの影響を多大に受けているんです。
おそらく、「とりあえず、大学行っておけ」って言われ続けていたんじゃないかって思うんですけど。

とりあえず、大学に行って、就職できた時代と今の様に大学を出ただけだと、難しい時代ではもっと考えるべきだと思います。
「何のために大学に行くのか?」
うちに来る子達は不登校・高校中退・引きこもりを経験し、回り道をしている子達です。
なおさら、目的を持って、進学するべきだと思います。

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杉浦 孝宣
杉浦孝宣(すぎうら・たかのぶ)は、一般社団法人未来自律支援機構(JADA)代表理事、認定NPO法人高卒支援会創業者。自身も小学3年生で不登校を経験し、その体験を原点に40年以上にわたり不登校・高校中退・引きこもり支援に携わってきた。 これまで1万人以上の相談に対応し、家庭訪問、生活改善合宿、学生寮、学び直し支援、就労支援などを通じて、多くの若者の社会的自律を支援している。 「子どもは必ず変われる」を信念に、学校復帰だけをゴールとせず、一人ひとりが自ら考え、行動し、社会に参加していく「社会的自律(Autonomy)」を目指した支援を実践している。 著書に『不登校・ひきこもりの9割は治せる』『高校中退 不登校でも引きこもりでもやり直せる』『もう悩まない!不登校・ひきこもりの9割は解決できる』など。近年は一般社団法人未来自律支援機構(JADA)を通じて、JADA Stage OSと7つの自律支援ステップを体系化し、国内外へ発信している。 台湾版著書も出版され、教育・福祉・行政・企業・国際社会との連携を通じて、若者の社会的自律支援モデルの普及に取り組んでいる。
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