発達障害の子が不登校になる理由|「見守り」で長期化する家庭

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「発達障害があるから、学校に合わなかったのかもしれない」
「今は無理をさせず、見守りましょうと言われた」
そう言われて時間だけが過ぎ、気づけば何年も動かないまま──そんなご相談が後を絶ちません。

私は 一般社団法人不登校引きこもり予防協会の代表理事、杉浦孝宣です。
40年以上にわたり、不登校・引きこもりの子どもとそのご家族、1万人以上の相談に向き合ってきました。

その現場から、はっきりお伝えできることがあります。

発達障害のある子が不登校になった場合、「見守り」だけでは長期化する家庭が非常に多いという事実です。

これは親御さんの愛情不足でも、育て方の失敗でもありません。 関わり方と環境の設計を間違えただけなのです。


目次

発達障害のある子が不登校になりやすい理由

発達障害の子は「怠けている」のではなく、学校という環境で限界まで頑張った末に動けなくなっています。

発達障害のある子どもは、能力が低いわけでも、やる気がないわけでもありません。

  • 行動や作業に人より時間がかかる
  • 一斉指示が理解しづらい
  • 集団の空気を読むことに強い疲労を感じる
  • 頑張っても評価されにくい

この状態で毎日学校に通い続けること自体が、すでに大きな負荷なのです。

小学校では何とか持ちこたえる

小学校のうちは、先生のフォローや周囲の目のやさしさに支えられ、「遅いけれど真面目な子」として何とか通えているケースが多く見られます。

中学で一気に限界が来る

中学に入ると、授業スピード、人間関係、自己管理、比較と評価が一気に厳しくなります。
このタイミングで、心と体が限界を迎える子が非常に多いのです。


「見守りましょう」が長期化を招く理由

発達障害の特性と「見守り」は相性が悪く、結果として不登校を固定化させることがあります。

多くの親御さんが、相談先でこう言われます。

「今は無理をさせず、見守りましょう」
「本人の気持ちが整うまで待ちましょう」

一時的にホッとする言葉ですが、発達障害のある子の場合、ここに落とし穴があります。

環境が変わらなければ、行動は変わらない

発達障害のある子は、

  • 自分で状況を整理するのが苦手
  • 先の見通しを立てにくい
  • 外からのきっかけがないと動きづらい

つまり、何も起きなければ、何も変えられないのです。

見守りが続いた家庭で起きていること

  • 生活リズムの崩壊
  • 昼夜逆転の固定化
  • ゲーム・動画への依存
  • 外との接点が消える

これは「楽をしている」のではありません。 これ以上傷つかないために止まっている状態です。


通信制高校に行っても動き出せない理由

学校を変えても、生活と環境が変わらなければ状況は動きません。

不登校が続いた結果、通信制高校を選ぶ家庭は少なくありません。

しかし現場では、次のような声を多く聞きます。

「通信制に入ったのに、ほとんど登校しない」
「レポートとスクーリング以外は家でゲームばかり」

これは通信制高校が悪いのではありません。 生活と環境を立て直さないまま、学校だけ変えた結果です。


家庭環境が影響しているケースも多い

家庭内の緊張や不安定さは、発達障害の子に強く影響します。

発達障害と不登校が重なるケースでは、

  • 親にも発達特性がある
  • 感情の爆発や衝突が起きやすい
  • 安心よりも萎縮を学んできた

こうした背景を持つ家庭も少なくありません。

これは誰かを責める話ではありません。 環境を整え直す必要があるという現実です。


回復した家庭が共通してやったこと

改善した家庭には、はっきりとした共通点があります。

① 見守りをやめた

放置ではなく、関わり方を変えたのです。

② 親が一人で抱え込むのをやめた

家庭の外に、第三者を入れました。

③ 生活から立て直した

心より先に、生活です。

  • 起床・就寝
  • 食事
  • 外出のきっかけ

「実際に回復した16の成功事例はこちら」


当協会が大切にしている支援の考え方

親・子・環境を同時に動かす「実動支援」を重視しています。

私たちは、

  • 親へのコーチング
  • 家庭訪問による信頼関係づくり
  • 生活リズムの再構築
  • 学び直し・社会接点の回復

これらを同時並行で行います。

「本人がやる気を出すのを待つ」のではなく、 動ける環境を先に整える。 これが40年の現場で辿り着いた結論です。

📺 YouTube実例解説動画( チャンネル)
「実動支援で動き出した家庭の実例動画はこちら」


発達障害と不登校は、今からでも立て直せます

時間が経っていても、再設計は可能です。

「もう何年も経ってしまった」 「今さら変わるのだろうか」

そう思われる方も多いでしょう。

しかし、断言します。 不登校・引きこもりは途中からでも立て直せます。

📘 成功事例ページ

「長期不登校から社会に出た実例を見る」


まずは状況を整理するところから

いきなり決断する必要はありません。整理から始めてください。

  • 今の段階はどこか
  • 何から手をつけるべきか
  • 何をやらなくていいか

第三者と整理するだけで、見える景色は変わります。


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まとめ

「見守り」ではなく「環境を変える」ことが、再出発の鍵です。

発達障害のある子が不登校になったとき、 必要なのは我慢でも様子見でもありません。

環境・関係・生活を整える、具体的な支援です。

親子ともに、ここから再出発できます。

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