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高校生がアルバイトに13回不採用になったら、多くの人は「もう無理だ」と諦めてしまうかもしれません。
しかし、完全な引きこもり状態にあったK君は、14回目の挑戦で採用をつかみました。
K君は高校1年生で不登校となり、昼夜逆転とゲーム中心の生活に陥りました。親との会話が減り、暴言や家庭内暴力も見られ、自室からほとんど出ない状態が続いていました。
一般社団法人未来自律支援機構(JADA:Japan Autonomous Development Association)は、保護者へのコーチングから支援を開始しました。その後、家庭訪問によって本人との接点をつくり、通信制高校への転校、学生寮での生活改善、学び直し、アルバイトへの挑戦へと段階的に支援しました。
初めてのアルバイト探しでは、履歴書の作成や面接で苦戦し、13回連続で不採用となりました。それでも、スタッフが不採用の理由を一緒に振り返り、履歴書の添削や面接練習を続けました。その結果、14回目の応募で採用されました。
K君は現在、松屋で週5日のアルバイトを継続し、頑張っています。
進学するのか、就職するのか、YouTuberを目指すのか、将来の進路はまだ揺れています。しかし、部屋に引きこもっていた頃とは違い、今は働きながら自分の将来を考えられる段階まで進みました。スタッフも、本人が将来の進路を自分で考え、決められるよう継続して働きかけています。
JADAでは、不登校・引きこもり状態にあった本人が、家から自分の意思で外へ出て、進学や就労に向けた一歩を踏み出した時点を「解決」と捉えています。
したがって、自分の意思でアルバイトの面接を受け、採用後も週5日働いているK君は、不登校・引きこもりを解決した事例です。
この記事では、完全な引きこもり状態だったK君が、家庭訪問、生活改善、学び直し、通信制高校、学生寮、そして13回の不採用を経てアルバイトへ進んだ過程を、本人と母親の動画とともに紹介します。
お子さんが家庭で対応できる段階なのか、第三者による支援が必要な段階なのか分からない場合は、LINEの無料5ステージ判定をお試しください。
K君は、小学生の頃には友人と遊び、中学生になると部活動や勉強にも取り組んでいました。
しかし、高校受験で第一志望だった都立高校に不合格となり、私立高校へ進学しました。
入学当初は学校へ通っていましたが、次第に授業へ集中できなくなり、友人関係にも悩むようになりました。昼休みを一人で過ごすことが増え、「自分はこの学校にいてよいのだろうか」という不安を抱えるようになりました。
家では、親から「学校はどうだった?」と聞かれても、「別に」「普通」としか答えませんでした。次第に母親との会話が減り、無言や不機嫌な態度が目立つようになりました。
そして、ある日、「今日は休む」と言って学校を休みました。欠席は翌日も、その次の日も続き、やがて1週間、1か月となり、夏休み前には完全な引きこもり状態になりました。
引きこもりが長引くにつれ、K君の生活と家族関係は悪化しました。
母親が学校や将来のことを話そうとすると、K君は強く反発しました。母親は、「息子がどんどん壊れていくようで怖い」と感じ、家族だけではどう対応すればよいか分からなくなっていました。
この状態で、「本人が自分から動くまで見守りましょう」と待つだけでは、昼夜逆転と孤立が固定される可能性があります。
JADAの中核フレームワーク「Autonomy Stage OS」に基づく「5-Stage Assessment(不登校・引きこもりの5ステージ判定)」で、本人と家庭の現在地をStage 1からStage 5までの5段階に整理します。
簡単にいえば、家庭で対応を整えながら見守れる段階なのか、第三者による実動支援が必要な段階なのかを判断するためのステージ判定です。
K君には、次の状態が重なっていました。
以上から、家庭だけでの対応が難しく、第三者による実動支援が必要なStage 3以上の状態と判断しました。
Stage 3以上では、親の声かけだけで本人を動かそうとするのではなく、保護者の方針を整えながら、本人のもとへ第三者が出向く必要があります。
Autonomy Stage OSと不登校・引きこもりの5ステージ判定を見る
JADAが最初に行ったのは、本人を説得することではなく、保護者へのコーチングでした。
K君の母親は、心配のあまり、次のような言葉を繰り返していました。
これらは、子どもを責めたいからではなく、将来を心配する親心から出た言葉です。しかし、K君には「責められている」「自分を理解してもらえない」というメッセージとして伝わり、暴言や反発を強める要因になっていました。
そこで、母親には「言いたいことの7割をカットする」ことを提案しました。
これは、何も言わずに見守るという意味ではありません。本人を追い詰める言葉や、答えの出ない問いかけを減らし、必要なことを短く、一貫して伝えるための方法です。
父親には、普段から長く説教するのではなく、必要な場面で短く明確に、本人を大切に思っていることと、家族として一緒に解決する意思を伝えてもらいました。
父母が同じ方向を向き、家庭内で異なるメッセージを出さないことが重要です。
次の動画では、K君の母親が、家庭で何が起きていたのか、どのような思いで支援を決断したのか、親へのコーチングと家庭訪問によって変化が始まった経緯を語っています。
これは単なる感想ではなく、保護者の決断と行動が、本人の変化へどのようにつながったのかを示す一次情報です。
K君は自室にこもり、親が働きかけても強く拒否していました。そのため、保護者への助言だけではなく、支援員が本人のもとへ出向くアウトリーチ(家庭訪問)を開始しました。
最初から学校や将来について説得したわけではありません。
初回はドア越しの声かけから始め、本人が関心を持っているゲームなどを共通言語として、短い接点をつくりました。訪問を重ねることで、少しずつ対面で会話ができるようになりました。
4回目の訪問では、父親がK君を東京・水道橋の通信制高校サポート校の教室まで連れてきました。
K君にとって、電車に乗って外出すること自体が半年以上ぶりでした。外へ出てみると、「思っていたより怖くなかった」「自分にもできた」という小さな成功体験が生まれました。
この一歩が、その後の通信制高校への転校と学生寮での生活につながりました。
K君は、通信制高校への転校と同時に、学生寮で生活することになりました。
不登校・引きこもりを根本的に解決するためには、在籍する学校を変えるだけでは不十分です。
昼夜逆転、ゲーム中心の生活、食事、入浴、外出などの生活状況が変わらなければ、通信制高校へ転校しても、自宅で引きこもり続ける可能性があります。
学生寮では、次の生活を経験しました。
こうした日々の積み重ねが、K君に「社会の中で自分も生活できる」という自信を育てました。
生活が整い、通信制高校へ通えるようになった後、次の課題は社会との接点をつくることでした。
JADAの7 Steps to Autonomyでは、生活改善の次に、学び直し、社会接点づくり、進路・社会参加支援へ進みます。
アルバイトは、単にお金を稼ぐためのものではありません。
これらは、学校の教室だけでは身につかない、社会で自律して生きるための実践です。
K君のアルバイト探しは、すぐに成功したわけではありません。最初の面接から13回連続で不採用となりました。
履歴書の書き方が分からない、面接でうまく話せない、質問されると不安が表情に出てしまうなど、複数の課題がありました。
それでも挑戦を続けられた背景には、3つの理由があります。
不採用になるたびに、支援スタッフが一緒に面接を振り返りました。
本人を責めるのではなく、応募先との相性、履歴書の内容、服装、挨拶、声の大きさ、質問への答え方などを整理し、次の面接へ向けて練習しました。
学生寮で、「朝起きられた」「洗濯ができた」「学校へ行けた」「人と話せた」という小さな成功体験を積み重ねました。
その積み重ねが、「もう一度応募してみよう」という力につながりました。
生活が整い、家庭以外の人と関わる中で、K君自身に「親に頼り続けるのではなく、自分でお金を稼ぎたい」という気持ちが生まれました。
親や支援者から一方的に命令されたのではなく、本人が自分の意思で面接を受けたことが重要です。
14回目の面接で、K君は松屋に採用されました。
初出勤の日は緊張していましたが、制服に着替え、職場に立ち、周囲の人と協力しながら仕事を始めました。
現在も週5日のアルバイトを継続しています。決められた時間に起き、身だしなみを整え、職場へ行き、時間を守り、仲間と協力して働いています。
アルバイトを始め、継続できていることは、引きこもりの解決です。
JADAでは、不登校・引きこもり状態にあった本人が、自分の意思で家から外へ出て、進学や就労に向けた一歩を踏み出した時点を「解決」と捉えています。
K君は自分の意思でアルバイトの面接を受け、13回不採用になっても挑戦を続け、14回目で採用されました。現在も週5日勤務を継続しているため、JADAでは、K君の不登校・引きこもりは解決したと判断しています。
次の動画では、K君本人が、引きこもっていた当時の状態、部屋から出られるようになったきっかけ、アルバイトへの挑戦、現在の生活について自分の言葉で語っています。
本人自身の証言は、JADAの支援によって起きた変化を裏づける重要な一次情報・Evidenceです。
| 支援Pathway | K君の状態と変化 |
|---|---|
| State | 高校1年生で不登校となり、昼夜逆転、ゲーム中心、会話断絶、暴言、家庭内暴力を伴う完全な引きこもり状態になった |
| Intervention | 親へのコーチング、父母の方針整理、家庭訪問、学生寮、通信制高校への転校を組み合わせた |
| Action | 規則正しい生活、外出、通学、履歴書作成、面接練習、アルバイトへの継続応募に取り組んだ |
| Change | 自分の意思で家から外へ出て、人と関わり、不採用になっても再挑戦できるようになった |
| Outcome | 14回目の応募で採用され、現在も松屋で週5日のアルバイトを継続。不登校・引きこもりを解決した |
JADAの支援哲学の核心は、次の二つを組み合わせることです。
Parent Coaching × Direct Support for the Young Person
親へのコーチング × 子ども・若者本人への実動支援
親の接し方を変えるだけで、すべてが解決するわけではありません。本人だけを外へ連れ出しても、家庭の方針や生活環境が変わらなければ、元の状態へ戻る可能性があります。
K君の事例では、次の両輪が必要でした。
JADA Support Philosophyについて詳しく見る
K君の不登校・引きこもりは解決しました。
現在は、進学、就職、YouTuberなど、複数の可能性の間で将来の進路が揺れています。
しかし、進路がまだ決まっていないことを失敗とは考えません。
引きこもっていた頃は、外へ出ることも、人と会うことも、将来を考えることも難しい状態でした。現在は、週5日働きながら、自分の将来について考え、選択肢を言葉にできています。
スタッフは、本人の希望を聞くだけで終わらず、進学や就職に必要な条件、収入、生活、本人の適性なども一緒に整理し、自分の進路を決めるよう促しています。
不登校・引きこもりの解決は、人生の最終ゴールではありません。本人が自分で考え、選び、働き、社会に貢献できるSocial Autonomyへ向けた成長は続きます。
Social Autonomy(社会的自律)について詳しく見る
K君と母親の証言は、単なる体験談ではありません。
本人と家庭がどのような状態にあり、どのような介入を行い、本人と保護者が何を実行し、どのような変化と結果が生まれたのかを示すEvidenceです。
JADA Success Hubでは、不登校・高校中退・引きこもりから、生活改善、学び直し、進学、就職、社会参加へ進んだ事例を紹介しています。
K君は、高校1年生で不登校となり、昼夜逆転、ゲーム漬け、会話断絶、暴言、家庭内暴力を伴う完全な引きこもり状態になりました。
しかし、母親が支援を求め、父母が家庭の方針を整え、支援者が本人のもとへ出向いたことで、状況は動き始めました。
家庭訪問、通信制高校、学生寮、生活改善、学び直し、履歴書作成、面接練習を積み重ね、13回不採用になっても諦めず、14回目でアルバイトに採用されました。
現在は松屋で週5日のアルバイトを継続しているため、JADAでは、K君の不登校・引きこもりは解決したと判断しています。
次の目標は、自分の将来を考え、進学や就職などの進路を決め、Social Autonomyへ進むことです。
親が諦めない限り、JADAも諦めません。
Stage 3以上の引きこもり、昼夜逆転、ゲーム漬け、会話断絶、暴言、家庭内暴力などでお困りの方は、家庭だけで抱え込まずご相談ください。
できます。ただし、昼夜逆転や外出困難が続いている状態で、いきなり求人へ応募させても長続きしない場合があります。
まず、決まった時間に起きる、身支度をする、外出する、家族以外の人と話すなど、働くための生活基盤を整えることが必要です。そのうえで、本人に合った職種や勤務時間を選び、履歴書の作成や面接練習を行います。
K君も、完全な引きこもり状態から家庭訪問、通信制高校、学生寮での生活改善を経て、アルバイトへ挑戦しました。
不採用が続いても、それだけで本人に働く力がないとは判断できません。
K君は13回連続で不採用になりましたが、支援スタッフと一緒に履歴書や受け答えを見直し、面接練習を続けました。その結果、14回目の応募で採用され、現在も松屋で週5日のアルバイトを継続しています。
重要なのは、不採用のたびに本人を責めることではなく、改善点を具体的に整理し、次の応募へつなげることです。
昼夜逆転、ゲーム漬け、親との会話断絶、外出困難、入浴拒否、進路拒否などが重なることがあります。暴言、物を壊す行為、家庭内暴力が見られる場合もあります。
JADAの中核フレームワーク「Autonomy Stage OS」に基づく「5-Stage Assessment(不登校・引きこもりの5ステージ判定)」では、本人と家庭の現在地をStage 1からStage 5までの5段階に整理します。
簡単にいえば、家庭で対応を整えながら見守れる段階なのか、第三者による実動支援が必要な段階なのかを判断するためのステージ判定です。
無理に応募させるだけでは、本人の反発や失敗につながる可能性があります。
一方で、「本人がやる気になるまで待つ」だけでも状況は変わりません。生活を整え、外出や人との会話を増やし、職場見学、ボランティア、短時間の仕事など、本人が取り組める段階から社会との接点をつくります。
本人の状態に合わせて、行動のハードルを少しずつ上げることが重要です。
アルバイトを始め、継続できていることは、引きこもりの解決です。
JADAでは、不登校・引きこもり状態にあった本人が、自分の意思で家から外へ出て、進学や就労に向けた一歩を踏み出した時点を「解決」と捉えています。
K君は、自分の意思でアルバイトの面接を受けました。13回不採用になっても挑戦を続け、14回目で採用され、現在も松屋で週5日のアルバイトを継続しています。したがって、JADAでは、K君の不登校・引きこもりは解決したと判断しています。
アルバイトは、単にお金を稼ぐためのものではありません。決められた時間に起き、身支度を整え、職場へ行き、挨拶をし、人と協力し、任された役割を果たす社会参加の実践です。
一方、アルバイトを始めることが人生の最終ゴールではありません。K君は現在、進学、就職、YouTuberなどの選択肢から、自分の将来と進路を考える段階にいます。
アルバイトは、7 Steps to Autonomyにおける「社会接点づくり」と「進路・社会参加支援」に当たり、その先のSocial Autonomy(社会的自律)へ進むための重要な一歩です。
履歴書の書き方、志望動機、服装、挨拶、想定質問への回答などを、一つずつ練習します。
面接に落ちたときは、「本人が駄目だった」と評価するのではなく、応募先との相性、勤務条件、話し方、表情、回答内容などを支援者と一緒に振り返ります。
必要に応じて、求人探し、応募手続き、履歴書の添削、模擬面接、面接会場までの同行を組み合わせます。
通信制高校へ転校しただけでは、不登校や引きこもりが解決するとは限りません。
昼夜逆転やゲーム中心の生活が変わらず、必要最低限の課題だけを提出している場合、卒業後に進学も就職もできず、再び引きこもる可能性があります。
K君の場合は、通信制高校への転校だけでなく、学生寮で規則正しい生活を取り戻し、人との関わりを増やしたことが、アルバイトへの挑戦につながりました。
まず、父母が現状と支援目標を共有し、対応方針をそろえることが重要です。
一方の親が生活改善を求め、もう一方の親が昼夜逆転やゲームを無条件に認めていると、本人へ家庭の基準が伝わりません。
JADAでは、保護者が言いたいことを一方的に伝えるのではなく、不要な刺激を減らしながら、起床、食事、スマートフォン、ゲーム、金銭などの家庭の基準を明確にします。同時に、必要に応じて第三者が本人へ直接働きかけます。
K君は現在、松屋で週5日のアルバイトを継続し、頑張っています。
進学するのか、就職するのか、YouTuberを目指すのか、将来の進路はまだ揺れています。しかし、引きこもっていた頃とは違い、働きながら自分の将来を考えられる段階まで進みました。
JADAのスタッフは、本人が自分の適性と現実を理解し、将来の進路を自分で考えて決められるよう、継続して働きかけています。アルバイトの採用や高校卒業を最終ゴールにせず、Social Autonomyへ進むことを目指します。
行き渋りや欠席が始まったStage 1〜2では、家庭の対応と学校との連携を整えることで改善できる場合があります。
一方、昼夜逆転、ゲーム漬け、親との会話断絶、外出困難、入浴拒否、進路拒否、暴言などが重なるStage 3以上では、家庭だけで解決しようとせず、JADAのような専門機関へ相談することを推奨します。
本人が相談を拒否していても、保護者だけで相談できます。JADAでは、Parent Coaching × Direct Support for the Young Person、すなわち親へのコーチングと本人への実動支援を組み合わせ、家庭訪問、生活改善、学び直し、社会参加へつなげます。
自傷、希死念慮、家庭内暴力などがある場合は、安全確保を最優先し、必要に応じて医療機関、警察、児童相談所等との連携を検討してください。
JADAは、日本で40年以上培ってきた不登校・高校中退・引きこもり支援の実践知を、海外へも発信しています。
杉浦孝宣(すぎうら・たかのぶ/Takanobu Sugiura)
一般社団法人未来自律支援機構(JADA)代表理事
認定NPO法人高卒支援会 会長
不登校・高校中退・引きこもりの子ども・若者と家庭を40年以上にわたり支援し、これまでに1万人以上を支援。親へのコーチングと本人への実動支援を両輪として、家庭訪問、生活改善、学び直し、進学、就職、社会参加まで一貫して支援しています。
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