オレやる気が出てきた

中3の時、短期間で成績を上げ、第一志望の高校に入学したものの、授業について行けずに高校を辞めて、通信制高校に転校したいという青年と1時間近く相談をしていた。 相談しているうちに親御さんの希望と本人の希望が違うことに気づいた。

本人の希望→精神的にも疲れているのでスポーツなどをやりながら心のリハビリをして、マイペースで通信制高校に転校したい。

親御さんの希望→通信に行ってもいいが、できれば全日制の都立高校に行ってもらいたい。 

二兎を追う者は一兎をも得ずと言う諺があるようになかなか両方の希望を満たすことは難しい。 本人が精神的に疲れている場合、あの難しい都立の転入試験を今からやりなさいというのはチョットできないのではと。 先ずは心のリハビリを優先にして、全日制高校へも転校できるところを探してみたらいかがですかと。 全日に行く場合は、30単位以上必要なので確認が必要(一般的な通信制高校の単位は25単位)。 また、転学照会を書いてくれのか、転入試験対策もやってくれるのかも確認した方がいい等と本人と親御さんに伝えたところ、「希望が出てきました、杉浦さんは話がうまい」と本人からお褒めの一言もありました。 これがキッカケで元気になるなと。

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杉浦 孝宣
杉浦孝宣(すぎうら たかのぶ)は、一般社団法人不登校・引きこもり予防協会の代表理事。自身も小学生時代に不登校を経験し、つらい気持ちに寄り添う支援を40年以上続けています。「子どもは必ず変われる」を信じ、不登校や高校中退、引きこもりで悩む親子に寄り添い続けています。著書に『不登校・ひきこもりの9割は治せる』など。
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