関係者だからこそ分かる、スポーツ推薦の厳しさ

不登校、高校中退の救済を目指すサポーターの皆様

お早うございます。

今日は会員さんの中で、高校のスポーツ界でお仕事をしている関係者さまから、

関係者だからこそ分かる、スポーツ推薦の厳しさを列挙して頂きました。

高校のスポーツ推薦は今、セレクションの時期です。是非、shareして

”スポーツ推薦で高校中退”といった事を未然に防ぎたいものです。

 

私は、スポーツ選手、チームにもろもろな指導をする仕事に20年ほど携わっております。選手の対象は、小学生からプロスポーツ選手まで幅広く見ております。とくに、以前は高校のスポーツに関しては幅広く手がけておりました。その経験から、一言、学校選択においてこれだけは知っておいて下さいということをご紹介します。

以下の3点が私がお伝えしたい項目です。

1.入部して3年間応援席(補欠)であっても親子ともども満足できる高校であること。
2.入部勧誘とは一般社会でいう営業である。
3.リサーチの徹底と即決しないこと。

まず、1.についてですが、スポーツというのは、勝負の世界ですから当然厳しさが心身ともにつきまといます。その中で、ケガ、病気、能力の伸び悩みなどによって、残念ながらレギュラーになれず終わることもあります。例えば、野球ならレギュラーは9人です。部員が90人いれば、レギュラーになれる確率は1/10です。倍率にしたら10倍です。この中を勝ち抜いた上で公式戦が待っている訳で、この部分が15歳ではなかなか理解できないのが実状です。確かに中学ではお山の大将かもしれません。ですが、強豪校に集まってくるのは、選りすぐられたお山の大将たちです。その中で、また勝ち抜き合戦をする訳ですから、確率的には上記の通り、補欠で終わる確率の方が高いということです。ですから、もしも、残念ながらレギュラーになれなかった場合は、応援する側にまわります。その立場になった時、心からチームメイトを応援できるのか、それだけ価値のあるクラブなのか、恩師として敬える先生なのか?この点をじっくり考える必要があります。

そして2.についてですが、学校教育といえど、一般社会と一緒で勧誘活動(営業)において、営業トークを行うのは当たり前、当然のことです。とくに強豪校の先生ともなると弁の立つ方が多いのも事実です。当たり前のことですが、自分たちのメリット(成績、進路、教育方針)については強調しますが、デメリット(いじめ、退部率、コスト)などはオブラートに包んで話すものです。スポーツ、教育が高貴なものと考えがちですが、塾や予備校の水増し合格者数同様に勧誘に対して冷静に聞き入れるべきです。

最後に3.ですが、まず絶対にここだと決めずに、いろいろな学校を見るようにして下さい。無論、学業成績や学校、クラブ、先生同士の繋がりなど配慮せねばならぬ部分はありますが、練習見学だけでなく、学校の近所のコンビニや最寄り駅での先輩選手の態度などはチェックしておくべきです。言葉遣いや態度からイジメのあるなしを感じ取れる可能性があるからです。また、チームによっては、とても厳しい規律がある可能性があります。礼儀やしつけが厳しく、それに馴染めない可能性も少なからずあります。そして、保護者会が確実に存在する訳ですが、その中で、試合への同行や合宿での炊き出しなど、金銭以外の労力を求められるクラブもあります。こういったクラブに入部してからのことを鑑みるために、一度、行きたい学校について、アウトプットすることをお勧めします。学費、部活に掛かる費用(遠征費、治療代など)学力、通学時間or寮、部員数、OBの進学、就職状況、練習時間、休養日の有無など、すべて書き出して見て下さい。そうすることで冷静な判断を持つことが出来ます。

最終的には行きたいところへ行って活躍できるのが最高ですが、狭い旗門を勝ち続けることは困難が多いという事実を踏まえた上で、保護者が覚悟を決めることが大事です。よくあるケースは、入部してから、こんなはずじゃなかったとなり、学校側と【言った言わない】の押し問答になることです。それを回避するためにも、ぜひ私からのアドバイスに耳を傾けていただければ幸甚です。

最後に、プロスポーツの世界で活躍する選手の保護者に見られる特徴を一つだけお伝えします。それは、お子さんが万が一挫折するようなことがあっても、甘んじて受け容れる覚悟を持たれています。その心を持てれば大丈夫です。あとは、杉浦さんの言葉からのアドバイスをかみしめていただければ、道は開けてきます。

 

皆さんはこの実態をどう思いますか? コメント頂けると嬉しいです。

 

 

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杉浦 孝宣
杉浦孝宣(すぎうら・たかのぶ)は、一般社団法人未来自律支援機構(JADA)代表理事、認定NPO法人高卒支援会創業者。自身も小学3年生で不登校を経験し、その体験を原点に40年以上にわたり不登校・高校中退・引きこもり支援に携わってきた。 これまで1万人以上の相談に対応し、家庭訪問、生活改善合宿、学生寮、学び直し支援、就労支援などを通じて、多くの若者の社会的自律を支援している。 「子どもは必ず変われる」を信念に、学校復帰だけをゴールとせず、一人ひとりが自ら考え、行動し、社会に参加していく「社会的自律(Autonomy)」を目指した支援を実践している。 著書に『不登校・ひきこもりの9割は治せる』『高校中退 不登校でも引きこもりでもやり直せる』『もう悩まない!不登校・ひきこもりの9割は解決できる』など。近年は一般社団法人未来自律支援機構(JADA)を通じて、JADA Stage OSと7つの自律支援ステップを体系化し、国内外へ発信している。 台湾版著書も出版され、教育・福祉・行政・企業・国際社会との連携を通じて、若者の社会的自律支援モデルの普及に取り組んでいる。
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