不登校・引きこもり・リストカットから一人暮らしへ|高校生が自分の人生を歩き始めた支援記録

「朝起きられない」

「学校へ行かない」

「課題をやりたくない」

「親に何か言われると腹が立つ」

今回ご紹介するのは、私、杉浦暢恵が現在も継続して直接支援している、高校生Aさん(仮名)のケースです。

私は小学校教育に10年以上携わった経験があり、現在は一般社団法人未来自律支援機構(JADA:Japan Autonomous Development Association)で、不登校・引きこもりの子ども・若者への訪問支援、生活改善、社会参加支援、保護者支援に関わっています。

杉浦暢恵のプロフィール・支援方針を見る

Aさんには、不登校だけでなく、昼夜逆転、学校課題への強い拒否、親子の衝突など、いくつもの問題が重なっていました。

感情が高ぶると自室の壁を叩き、壁にはいくつもの穴が開いていました。母親への家庭内暴力が起きることもありました。

さらに、つらい時やイライラした時にはリストカットをした経験があり、児童相談所につながったこともあります。

つまり、「どうすれば学校へ戻れるか」だけを考えていては足りない状態でした。

本人の安全、家族の安全、生活、親子関係、学習、社会との接点、そして将来まで見据えた支援が必要でした。

そこで、親へのコーチングと並行して、私自身がAさんへの訪問、生活支援、課題、アルバイト、社会参加などに直接関わってきました。

この記事では、Aさんが親元を離れて一人暮らしに挑戦し、失敗したり、立ち止まったりしながらも、「誰かに動かされる生活」から「自分で考え、自分で動く生活」へ変わり始めた過程を、実際の支援記録をもとにお伝えします。

これは「一人暮らしをすれば不登校が解決する」という成功談ではありません。現在も支援は続いています。

だからこそ、不登校・引きこもりの子どもに対して、親や支援者が「どこまで支え、どこから本人に任せるのか」を考える一つの実践例としてお読みいただければと思います。

※プライバシー保護のため、本人をAさん(仮名)とし、学校名、地域、具体的な日付など、個人を特定できる情報は一部変更・省略しています。


目次

親元を離れ、一人暮らしへ

Aさん自身には、「親元を離れて暮らしたい」という希望がありました。

家庭内では母親との衝突も繰り返されていたため、ご家族と相談し、一定期間、親元を離れて一人暮らしを経験することになりました。

ただし、JADAでは「親子を離せば不登校や引きこもりが解決する」と考えているわけではありません。

一人暮らしの目的は、自由に好きなことだけをして暮らすことではありません。

  • 自分で起きる
  • 食事をする
  • 洗濯する
  • 掃除する
  • 買い物をする
  • 学校の課題に取り組む
  • 働く
  • 困った時には人に助けを求める

こうした日常生活そのものを経験し、自分の生活を自分で成り立たせる力を身につけていくことが目的です。

JADAの支援の基本は、 Parent Coaching × Direct Support for the Young Person(親へのコーチング × 子ども・若者本人への実動支援) です。

ご両親への働きかけと並行して、私も本人の生活へ直接関わるようになりました。

JADA Support Philosophyと7 Steps to Autonomyについて詳しく見る


「自分の思いを話せる第三者ができてよかった」

私は、訪問や電話を通してAさんと関わりました。

生活、学校、アルバイト、お金、親には言いにくいこと、その時に本人が感じていること。

最初から何でも話してくれたわけではありません。

しかし関係ができてくると、

「電話がしんどい」
「今日はやりたくない」
「この仕事は自分には合わない」
「高校は卒業したい」

など、自分の気持ちを少しずつ言葉にするようになりました。

その変化を見て、お母様から、

「本人が自分の思いを話せる第三者の存在ができてよかった」

と言っていただきました。

親子だからこそ言えないことがあります。

親から言われると反発してしまうことでも、家庭外の第三者になら話せることがあります。

本人を管理するだけではなく、「しんどい」「嫌だ」「私はこうしたい」と話せる相手になることも、Direct Supportの重要な役割です。


毎朝モーニングコール。でも、支援方法を変えました

一人暮らしを始めた当初、私はかなり細かくAさんを支援しました。

毎朝モーニングコールをし、食事や生活リズム、学校課題を確認し、買い物やアルバイトについても一緒に考えました。

過去に自傷経験もありましたから、最初から「全部自分でやって」と放っておくことはしませんでした。

しかし、ある時Aさんから、

「自分が朝起きられないのが悪いのは分かっている。でも電話が苦手でしんどい」

と言われました。

ここで私自身も考えました。

本人を助けようとして、私が起こし、確認し、予定を決め続けたら、「支援者に言われなければ動かない」という状態を作ってしまうのではないか。

そこで電話を減らし、本人自身に起床を任せるようにしました。

すると、モーニングコールをしなくても自分で起きられる日が増えていきました。

必要な時には支える。でも、できるようになったことは本人へ返す。

これは今回の支援で、私自身が強く意識するようになったことです。


一人暮らしをしても、すべてが順調になったわけではない

もちろん、一人暮らしを始めたからといって、生活が一気に整ったわけではありません。

昼夜逆転する。朝まで起きている。部屋が散らかる。食生活が偏る。学校課題が止まる。約束の時間に起きられない。

こうしたこともありました。

一方で、それまで見えていなかった本人の力も見えてきました。

  • 一人で電車に乗る
  • 道に迷ったら人に聞く
  • 自分で買い物へ行く
  • 簡単な料理を作る
  • 毎日洗濯する
  • ゴミを自分で捨てる
  • 困った時には自分から連絡する

Aさんは「何もできない」のではありませんでした。

本人にとって「なぜ今やる必要があるのか」が具体的に分かれば、自分で行動できることもあったのです。


アルバイトに挑戦。不採用でも「次を受ける」

社会との接点を作るため、アルバイトにも挑戦しました。

最初に経験した仕事の一つは、暑い倉庫内で長時間立って行う作業でした。

仕事を終えた本人から、

「辛かった。明日は行きたくない」

と連絡がありました。

そこで私は、「じゃあ、相手にどう伝える?」と本人へ返しました。

本人自身が、仕事を続けることが難しいことを伝える文章を考えました。

その後、「派遣ではなく、同じ場所で働きたい」という希望が出ました。

求人を探し、履歴書を準備し、面接練習をしました。

しかし、不採用。

別の仕事にも挑戦しましたが、そこも不採用でした。

それでも本人は、

「落ちても次のところに応募しようと思います」

と言いました。

失敗しないことではなく、失敗しても、もう一度動く。

これも社会へ出ていくために必要な力です。


「課題をやる意味が分からない」から「やばい」へ

学校課題も大きな壁でした。

Aさんは、「めんどくさい」「やる意味が分からない」と言っていました。

そこで私は、

「高校は卒業したい?」

と聞きました。

本人は、

「したい」

と答えました。

高校を卒業したい。そのためには必要な課題がある。

ここで課題は、「親や先生からやらされるもの」だけではなく、「自分が望む高校卒業のために必要なもの」になります。

しばらくすると、本人から、

「全然やってない。やばい」

という言葉が出ました。

その後の訪問で確認すると、実際に課題を自分で進めていました。

私は、

「すごいよ!よくやったね!」

と伝えました。

すると本人は、

「褒められると嬉しい」

と素直に言いました。

この一言は、とても印象に残っています。


「今はリストカットをしていない」――それでも、ここがゴールではない

Aさんには、支援前にリストカットをした経験があります。

JADAの支援開始後、本人へ直接確認した際には「今はやっていない」と話しています。

現在までの支援の中でも、本人からリストカットをしているとの申告はありません。

これは大切な変化です。

しかし、「リストカットがなくなったから解決」とは考えていません。

支援前には、つらさや怒りが、自傷や家庭内での激しい行動として表れることがありました。

これから必要なのは、

「しんどい」
「嫌だ」
「今は話したくない」
「助けてほしい」

と、自分の状態を言葉にできることです。

そして必要な時には、家族以外の人にも助けを求められること。

感情を自分や誰かを傷つける形だけで表すのではなく、言葉で伝えられる方法を増やしていくことも、自律への大切な一歩です。

なお、現在の自傷や具体的な自殺の考えなど、差し迫った危険がある場合には、安全確保を最優先し、医療機関等との連携が必要です。


「やりたいこと」を、自分で動く力につなげる

Aさんには今、髪を染めたい、洋服が欲しい、好きなアーティストのライブへ行きたい、いつか東京で暮らしてみたい、といった希望があります。

こうした希望を、すべて否定する必要はないと思っています。

一方、親がすべて叶えることが自律でもありません。

「やりたいことがある」
↓
「そのためにはお金が必要」
↓
「自分で働いて得る」
↓
「自分で得たお金をどう使うか考える」

という経験へつなげていきます。

「好きなことを我慢しなさい」ではなく、「自分のやりたいことを、自分の力で実現できるようになろう」という考え方です。


まだ支援途中。それでも変化は始まっています

Aさんは、まだ支援の途中です。

生活リズムが崩れる日もあります。課題も残っています。仕事もまだ試行錯誤しています。

一人暮らしをしたから、すべてが解決したわけではありません。

それでも、支援開始前と現在では違います。

何度も電話されて起きる状態から、自分で起きられる日が増えました。

「課題をやる意味が分からない」から、「全然やってない、やばい」と自分の問題として考え、自分で課題を進めるようになりました。

アルバイトを経験し、不採用になっても次の仕事を探しています。

そして、

「高校は卒業したい」
「こういうことをやってみたい」
「将来はこんなところに住んでみたい」

と、自分の人生について話すようになりました。

さらに、家庭内だけで抱えていた思いを、第三者である支援者へ話せるようになっています。

お母様からいただいた、

「自分の思いを話せる第三者の存在ができてよかった」

という言葉は、この支援の大きな意味を表していると感じています。


「誰かに動かされる」から「自分で動く」へ

JADAが目指しているのは、学校へ戻すことだけではありません。

規則正しい生活を取り戻す。
人とつながる。
学ぶ。
働く。
失敗しても、もう一度挑戦する。
必要な時には、人に助けを求める。

そして、

自分で考える。
自分で選ぶ。
自分で行動する。

その先にあるのが、JADAが目指すSocial Autonomy(社会的自律)です。

Aさんは、まだその途中にいます。

それでも、

「誰かに動かされる生活」から、「自分で人生を動かす生活」へ。

小さくても、確かな一歩を踏み出し始めています。


同じように悩んでいる保護者の方へ

もし今、

  • 何度言っても朝起きない
  • 学校へ行かない
  • 課題をやらない
  • 親への暴言や家庭内暴力がある
  • 自傷が心配
  • 家からほとんど出ない
  • このまま引きこもってしまうのではないか

と悩んでいるのであれば、「学校へ行けるか」だけでお子さんの状態を判断しないでください。

起床・就寝はどうか。
食事や入浴はできているか。
親子で会話できているか。
外へ出ているか。
家族以外の人とつながっているか。
本人自身の希望を言葉にできているか。
困った時に助けを求められるか。

こうした生活全体を見ることで、本人と家庭の現在地が見えてきます。

JADAでは、Autonomy Stage OSの中に位置づけられる5-Stage Assessmentを使い、本人と家庭の現在地を整理しています。

Stage 1〜2と、昼夜逆転、外出困難、親子の会話断絶、家庭内暴力などが重なるStage 3以上では、必要となる支援が同じとは限りません。

家庭だけで動かすことが難しい段階では、Parent Coachingだけでなく、本人へのDirect Supportが必要になる場合があります。

大切なのは、ただ待ち続けることでも、無理やり学校へ戻すことでもありません。今の状態を把握し、その状態に合った「次の一手」を選ぶことです。

不登校・引きこもり5-Stage Assessmentで現在地を確認する


この記事を書いた支援者|杉浦暢恵

杉浦暢恵は、小学校教育に10年以上携わった経験を持ち、現在は一般社団法人未来自律支援機構(JADA)で、不登校・引きこもりの子ども・若者への訪問支援、生活改善、社会参加支援、保護者支援に関わっています。

学校現場で子どもたちを見てきた経験と、現在のJADAで本人・家庭へ直接関わる経験を生かし、「学校へ戻ること」だけをゴールとせず、Social Autonomy(社会的自律)までを見据えて支援しています。

杉浦暢恵のプロフィール・支援方針を見る

動画|杉浦暢恵が語る「小学生の不登校は初動が9割」

この動画では、元小学校教員としての視点から、不登校初期に保護者が何を見るべきか、学校とのコミュニケーション、家庭での対応などについてお話ししています。


FAQ|不登校・引きこもり・リストカットから自律へ

Q1.不登校・引きこもりの高校生は、一人暮らしをすれば変わりますか?

一人暮らしをするだけで、不登校や引きこもりが解決するわけではありません。

今回のケースでも、親元を離れたことで親子の衝突は減りましたが、昼夜逆転、学校課題、食生活、整理整頓などの課題は残りました。

一方で、自分で洗濯する、買い物へ行く、一人で電車に乗る、アルバイトへ挑戦するなど、親元では見えにくかった本人の力も見えてきました。

重要なのは「どこに住むか」だけではなく、そこで本人が何を経験し、何を自分でできるようになるかです。

Q2.リストカット経験のある高校生を一人暮らしさせても大丈夫ですか?

一律には判断できません。

現在の自傷の有無、本人の状態、家族との関係、緊急時の連絡体制、医療・支援体制などを個別に確認する必要があります。

今回のケースでは、支援前にリストカット経験がありましたが、JADAの支援開始後、本人から現在はしていないことを確認しています。

ただし、「リストカットがなくなった=解決」とは考えません。

つらい時に自分を傷つけるのではなく、「しんどい」「助けてほしい」と言葉にし、人を頼れるようになることも重要です。

現在の自傷や具体的な自殺の考えなど、差し迫った危険がある場合は、安全確保と医療等との連携を優先します。

Q3.児童相談所や学校へ相談しても状況が変わらない時は、どうすればよいですか?

相談先につながることは重要ですが、「相談できたこと」と「本人の日常生活が変わること」は同じではありません。

昼夜逆転、外出減少、親との会話の減少、家庭内暴力などが進み、家庭だけでは動かせなくなっている場合には、本人への直接的な働きかけが必要になることがあります。

JADAでは、Parent Coachingだけでなく、必要に応じて家庭訪問、外出同行、生活改善、学び直し、社会参加などのDirect Support for the Young Personを組み合わせます。

Q4.昼夜逆転している子どもは、毎朝起こした方がよいですか?

最初は起床支援が必要な場合もありますが、大人がいつまでも起こし続けることが最終目標ではありません。

今回のケースでは、当初は支援者がモーニングコールをしていました。しかし本人から「電話がしんどい」という本音が出たため、支援方法を変更しました。

その後、モーニングコールをしなくても自分で起きられる日が増えています。

JADAでは「規則正しい生活は一丁目一番地」と考えています。だからこそ最終的には、本人自身が起床・就寝を管理できる状態を目指します。

Q5.「課題をやる意味が分からない」と言われたら、どうすればよいですか?

「学校の課題だからやりなさい」と繰り返すだけでは、本人にとって「やらされること」になりやすくなります。

今回のケースでは、まず本人に「高校は卒業したい?」と確認しました。本人の答えは「したい」でした。

「高校を卒業したい」→「そのために必要な課題がある」→「自分の目標のために取り組む」とつなげることで、課題の意味も変わってきます。

嫌なことでも、自分が選んだ目標のために必要なら取り組む力を育てることも、自律支援の一部です。

Q6.親や支援者は、本人が動かない時にどこまで手伝えばよいですか?

「全部やってあげる」と「本人が動くまで何もしない」の中間が必要です。

今回のケースでも、支援開始当初はモーニングコール、課題確認、アルバイト探し、移動など、具体的に伴走しました。

しかし、本人ができるようになったことは少しずつ本人へ返しています。

支援者が起こす → 本人が自分で起きる。
支援者が課題を管理する → 本人が自分で進める。
支援者が仕事を決める → 本人が自分で応募先を選ぶ。

必要な時には支え、できるようになったら少しずつ手を離す。この調整が重要です。

Q7.不登校の高校生にアルバイトを経験させる意味はありますか?

本人の状態に合っていれば、アルバイトは社会との接点を作る一つの方法になります。

今回のケースでは、仕事が合わず辞退した経験も、面接で不採用になった経験もあります。

それでも本人から「落ちても次のところに応募する」という言葉が出ました。

アルバイトでは、給料を得るだけでなく、時間を守る、人と話す、自分の意思を伝える、自分に合う仕事を知る、失敗しても再挑戦するといった経験ができます。

これらもSocial Autonomyへ向かう重要な社会経験です。

Q8.通信制高校へ転校すれば、課題をやらない問題は解決しますか?

学校を変えるだけで解決するとは限りません。

通信制高校にもレポート、スクーリング、試験など、自分で取り組まなければならないことがあります。

大切なのは「なぜ今の学校が難しいのか」を整理することです。

学習方法なのか、人間関係なのか、校則なのか、生活リズムなのか。

原因を整理せずに転校だけしても、同じ問題が繰り返される場合があります。

Q9.「髪を染めたい」「洋服が欲しい」「ライブへ行きたい」という希望も支援に生かせますか?

はい。本人が本当にやりたいことは、自分から動くきっかけになることがあります。

ただし、本人の希望を親がすべて叶えるという意味ではありません。

「やりたいことがある」→「費用が必要」→「どうやって得る?」→「自分で働く」という経験につなげることができます。

自由だけを与えるのではなく、選択と責任を一緒に経験することも自律支援の一つです。

Q10.不登校・引きこもりの子どもが「変わり始めた」と判断できるサインは何ですか?

学校へ行けたかどうかだけでは判断しません。

今回のケースでは、

  • モーニングコールなしで起きる
  • 自分で洗濯する
  • ゴミをこまめに捨てる
  • 課題について「やばい」と自分の問題として考える
  • 自分で課題を進める
  • 不採用になっても次の仕事を探す
  • 「高校は卒業したい」と自分の意思を話す
  • 困った時や嫌な時に、第三者へ自分の気持ちを話す

といった変化が出ています。

一方で、現在も生活リズムが崩れることや、課題が止まることがあります。

自律への変化は一直線ではありません。

JADAが重視するのは、「親や支援者に動かされている状態」から、「本人が自分で考え、選び、行動する状態」へ変わり始めているかです。

その積み重ねの先に、JADAが目指すSocial Autonomy(社会的自律)があります。


まず、お子さんの現在地を確認してください

不登校・引きこもりといっても、本人の状態は一人ひとり違います。

学校を休み始めた段階と、昼夜逆転し、外出や家族との会話が減り、家庭内暴力まで起きている段階では、必要な対応も異なります。

JADAでは、Autonomy Stage OSの中に位置づけられる5-Stage Assessmentによって、本人と家庭の現在地を整理します。

Stage 1〜2では、主に不登校段階として、家庭での対応、学校との調整、生活改善などを中心に考えます。

一方、昼夜逆転、外出困難、親子の会話断絶、家庭内暴力などが重なるStage 3以上では、JADAでは引きこもり段階として捉え、家庭訪問など第三者による本人への実動支援も検討します。

5-Stage Assessmentでお子さんの現在地を確認する


実際に変化したケースをJADA Success Hubで確認する

Aさんのケースは、現在も支援が続いている途中経過です。

一方、JADAでは、不登校・引きこもりから生活を立て直し、学び直し、進学、アルバイト、就職、公務員など、それぞれの形で社会との接点を取り戻してきた事例をJADA Success Hubに蓄積しています。

JADAが考える「成功」は、難関大学への進学や正社員就職だけではありません。

自分で朝起きる。
家から外へ出る。
家族以外の人と話す。
学び直す。
アルバイトへ挑戦する。
自分で進路を考える。

こうした一つひとつの変化も、Social Autonomy(社会的自律)へ向かう重要なEvidenceだと考えています。

JADA Success Hub|不登校・引きこもりから再出発した19の成功事例を見る


家庭だけで抱え込まないでください

「どこまで親が手を出せばいいのか分からない」

「見守っているけれど、状態が良くならない」

「家庭内暴力や自傷が心配」

「親が話しかけても反発する」

「第三者に本人へ直接関わってほしい」

このような場合には、家庭だけで何とかしようとせず、まず本人と家庭の現在地を整理してください。

JADAの支援の中心にあるのは、 Parent Coaching × Direct Support for the Young Person です。

親へのコーチングだけでも、本人への支援だけでもありません。

保護者の対応や家庭環境を整理すると同時に、必要な場合には本人へ直接関わり、家庭訪問、生活改善、外出、学び直し、アルバイト、進路、社会参加まで伴走します。

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親が諦めない限り、JADAも諦めません。

学校へ戻ることだけではなく、本人が自分で考え、自分で選び、自分で行動し、人とつながり、学び、働いていく。

その先にあるSocial Autonomy(社会的自律)を目指して、JADAは本人とご家族に伴走します。


以下のVideoObjectは、記事内に埋め込んだ杉浦暢恵の動画用です。

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杉浦 孝宣
杉浦孝宣(すぎうら・たかのぶ)は、一般社団法人未来自律支援機構(JADA)代表理事、認定NPO法人高卒支援会創業者。自身も小学3年生で不登校を経験し、その体験を原点に40年以上にわたり不登校・高校中退・引きこもり支援に携わってきた。 これまで1万人以上の相談に対応し、家庭訪問、生活改善合宿、学生寮、学び直し支援、就労支援などを通じて、多くの若者のSocial Autonomy(社会的自律)を支援している。 「子どもは必ず変われる」を信念に、学校復帰だけをゴールとせず、一人ひとりが自ら考え、行動し、社会に参加していくSocial Autonomyを目指した支援を実践している。 著書に『不登校・ひきこもりの9割は治せる』『高校中退 不登校でも引きこもりでもやり直せる』『もう悩まない!不登校・ひきこもりの9割は解決できる』など。近年は一般社団法人未来自律支援機構(JADA)を通じて、Autonomy Stage OSと7 Steps to Autonomyを体系化し、国内外へ発信している。台湾版著書も出版され、教育・福祉・行政・企業・国際社会との連携を通じて、若者のSocial Autonomyを実現する支援モデルの普及に取り組んでいる。
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