不登校の子に親はどう接する?親コーチングと本人への実動支援

「不登校は、親だけがカウンセリングを受ければ9割解決する」

近年、このような主張を掲げる不登校支援会社が増えています。中には、私・杉浦孝宣の著書『もう悩まない!不登校・ひきこもりの9割は解決できる』や『不登校・ひきこもりの9割は治せる―1万人を立ち直らせてきた3つのステップ』と、非常によく似た表現や支援方法を打ち出す会社もあります。

しかし、私が著書で伝えた「9割は解決できる」とは、「親がカウンセリングを受けるだけで、どのような状態でも自動的に解決する」という意味ではありません。

親の対応を整えることは、解決の重要な条件です。しかし、本人の状態がStage 3以上へ進んでいる場合には、親へのコーチングだけでなく、本人への実動支援が必要です。

不登校になり始めたStage 1〜2では、父母の方針をそろえ、本人への接し方や、起床・食事・スマートフォン・ゲーム・金銭などの家庭環境を見直すことで、再び動き始める子どもも少なくありません。

一方、昼夜逆転、ゲーム漬け、親との会話断絶、外出困難、入浴拒否、進路拒否、家庭内暴力などが重なるStage 3以上では、親だけで家庭内の状況を変えることには限界があります。家庭訪問などによって本人へ直接働きかける、第三者による実動支援が必要です。

また、JADAが行う親への支援は、保護者の話を聞いて気持ちを楽にするだけのカウンセリングではありません。

例えば、「Aの対応を続けた場合、本人の状態はどう進む可能性があるのか」「Bの対応へ切り替えた場合、家庭と本人にどのような変化が見込めるのか」を具体的に整理します。そのうえで、どちらを選ぶのか、明日から何を行い、何をやめるのかを決めていきます。

これは、単なる傾聴ではありません。解決へ向かうためのコンサルティングであり、親へのコーチングです。

私は、一般社団法人未来自律支援機構(JADA:Japan Autonomous Development Association)代表理事の杉浦孝宣(Takanobu Sugiura)です。

小学3年生で不登校を経験し、その後40年以上にわたり、不登校、高校中退、引きこもりの子ども・若者とその家庭を支援してきました。これまでの支援は1万人を超え、9割以上が再出発へ進んでいます。

2026年4月に公式LINEを開設して以降、同年9月には登録者が200名を超えました。私は現在も保護者と直接やり取りしながら、昼夜逆転、ゲーム漬け、父母の方針不一致、相談拒否、家庭内暴力など、現場で起きている問題と向き合っています。

現在の相談現場で改めて確信しているのは、親だけを変えても不十分であり、子どもだけを支援しても不十分であるということです。

必要なのは、親へのコーチングと、子ども・若者本人への実動支援です。

これは、JADAが40年以上・1万人超の支援現場から体系化した支援哲学です。親だけを変えるのでも、本人だけを支援するのでもありません。家庭と本人の双方へ働きかけ、生活改善、学び直し、社会参加へつなげます。

JADAの支援哲学|親へのコーチング×本人への実動支援を詳しく見る

この記事では、親は不登校の子どもへどう接すればよいのか、どの段階まで家庭で対応できるのか、いつ第三者による支援が必要になるのかを、現在の相談現場と40年以上の実践知に基づいてお伝えします。

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目次

不登校は親のせいではない。しかし、親の対応で未来は変わる

不登校になった原因を、すべて親の育て方に求めるべきではありません。学校での人間関係、学業不振、進路への不安、本人の性格、家庭環境など、複数の要因が重なっているからです。

しかし、原因が親にあるかどうかと、これから親が何をするかは別の問題です。

私が40年以上の支援現場で見てきたのは、親の対応が変わり、父母が同じ方向を向き、家庭の生活基準が整うことで、本人が再び動き始める姿です。

反対に、母親はゲームや課金を制限しようとしているのに、父親が本人と一緒になってゲームをする。母親は朝起こそうとするのに、父親は「好きなだけ寝かせればいい」と言う。このように親の方針が食い違えば、家庭の基準は機能しません。

親を責めるのではなく、親が一枚岩になり、本人を再出発へ導ける家庭へ変える。

これが、JADAの親へのコーチングです。

カウンセリングとJADAの親へのコーチングは何が違うのか

保護者の不安や苦しさを聞くことは大切です。しかし、何か月相談しても「つらかったですね」「本人が動くまで待ちましょう」で終われば、本人の生活は変わりません。

JADAの相談では、保護者の話を聞いたうえで、次の点を整理します。

  • 不登校になってからの期間
  • 起床・就寝・食事・入浴などの生活状態
  • ゲーム・スマートフォン・課金の状況
  • 親子の会話が残っているか
  • 本人の意思で外出できるか
  • 父母の対応が一致しているか
  • 学校、学習、進路との接点が残っているか
  • 暴言、家庭内暴力、自傷等があるか

そのうえで、今の対応を続けた場合と、対応を変えた場合に考えられる結果を伝えます。

「しばらく様子を見ましょう」で終わらせず、朝はどう起こすのか、ゲームやスマートフォンをどう扱うのか、金銭をどう管理するのか、学校と何を話すのか、本人に誰が接触するのかまで具体的に決めます。

保護者に選択肢と見通しを示し、明日からの行動へ落とし込むことが、JADAのコンサルティングであり、親へのコーチングです。

不登校・引きこもりの5ステージ判定で現在地を知る

JADAでは、本人と家庭の現在地を「不登校・引きこもりの5ステージ判定」で整理します。

これは、JADAの中核フレームワークである「Autonomy Stage OS」に基づく「5-Stage Assessment」です。

簡単にいえば、家庭で対応を整えながら改善を目指せる段階なのか、家庭訪問など第三者による実動支援が必要な段階なのかを判断するためのステージ判定です。医学的診断ではありません。

不登校・引きこもりの5ステージ判定を詳しく見る

Stage 1〜2で重視すること

行き渋りや欠席が始まった段階で、親子の会話、外出、生活リズムが大きく崩れていない場合は、家庭の対応と学校との連携を整えることで改善できることがあります。

この段階では、学校へ行くことだけを迫らず、本人の状態を確認しながら生活を崩さないことが重要です。

Stage 3以上で重視すること

昼夜逆転、ゲーム漬け、親との会話断絶、外出困難、入浴拒否、進路拒否などが重なる場合、本人は不登校から引きこもりへ進んでいる可能性があります。

親子の関係だけで同じやり取りを繰り返している家庭では、保護者の言葉が本人へ届かなくなっています。

この段階では、学校や教育委員会へ相談するだけでは、家庭内の生活改善や本人への働きかけまで進まないことがあります。

Stage 3以上では、JADAのように家庭訪問や生活改善まで行う専門機関へ相談することを推奨します。

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親が最初に整える5つのこと

1.父母の方針を一致させる

支援を進める前に、お父さんとお母さんが同じ方向を向く必要があります。

学校へ戻すのか、転校も選択肢にするのか、ゲームやスマートフォンをどう扱うのか、金銭をどこまで渡すのか。親の意見が違えば、本人は自分に都合のよい方へ流れ、家庭の基準は崩れます。

最近は、お母さんから「どうすれば父親を支援に巻き込めますか」という相談も少なくありません。必要であれば、私が父親へ直接、現在の状態と今後の見通しを説明します。

2.昼夜逆転を放置しない

JADAでは、昼夜逆転を放置しません。

「心身を休ませるため」と、寝たいだけ寝かせ、起きている間は好きなだけゲームをさせる。それは、私が考える休養ではありません。ただの自堕落な生活へ進み、不登校や引きこもりを固定する危険があります。

学校への復帰を一時的に考えさせず、のびのび生活してもらう休養は必要です。しかし、起床、食事、入浴、就寝など、生活の土台はできる限り維持します。

3.ゲームやスマートフォンを無制限にしない

不登校や引きこもりの子どもにとって、ゲームは共通言語になることがあります。家庭訪問で本人との関係をつくる入口になることもあります。

しかし、共通言語であることと、24時間無制限に使わせることは別です。

利用時間、課金、通信費、端末の所有、夜間の使用について、父母が方針をそろえる必要があります。突然取り上げて終わりではなく、本人の状態と家庭内の安全を確認しながら環境を調整します。

4.見守りと放置を区別する

「本人が動くまで待ちましょう」と言われ、3か月、半年、1年と経過したご家庭から、私は現在も相談を受けています。

安心して休ませる期間は必要です。しかし、生活が崩れ、会話がなくなり、外出もしなくなっているのに、何もしないことは見守りではありません。

見守るのであれば、生活、会話、外出、学習、家族関係がどう変化しているかを確認し、期限と次の判断基準を持つ必要があります。

5.学校復帰だけを目標にしない

本人に合わない学校へ無理に戻すことが、必ずしも解決ではありません。

転校、通信制高校、フリースクール、学び直し、アルバイトなど、進路は一つではありません。

JADAが目指すのは、本人が自分の意思で家から出て、人と関わり、学び、働き、社会の一員として役割を持つことです。学校復帰は、そのための一つの選択肢にすぎません。

動画|小学生の不登校は初動が9割

小学生の不登校が増えている背景、親が最初に取るべき対応、学校との関わり方について、小学校教員をゲストに迎え、40年以上・1万人超の支援経験をもとに詳しく解説しています。

特に、「学校へ行きたくない」と言い始めたばかりのお子さんや、小学生のお子さんをお持ちの保護者の方にご覧いただきたい内容です。

小学生の『不登校』は初動が9割|小学校教師が教える親の対応|学校とのコミュニケーション術|スマホ・SNSどうするべき!?

YouTubeで動画を見る

Stage 3以上では、なぜ本人への実動支援が必要なのか

親の言葉が届かなくなった本人へ、親が同じ言葉を繰り返しても、状況は動きません。

だからこそ、親子関係とは別の立場にいる第三者が本人のもとへ出向き、関係をつくる必要があります。

JADAでは、状態に応じて次の支援を組み合わせます。

  1. 親へのコーチングと5ステージ判定
  2. アウトリーチ(家庭訪問)
  3. 生活改善・環境調整(合宿・寮)
  4. 学び直し支援
  5. 社会接点づくり(同行)
  6. 進路・社会参加支援(進学・就職・アルバイト・ボランティア)
  7. 社会的自律

親だけに対応を求めるのではありません。本人の部屋の外に新しい人間関係をつくり、散歩、買い物、食事、学習、アルバイトなど、社会との接点を段階的につくります。

不登校・引きこもりから社会的自律へ進む7つの支援ステップを見る

成功事例|家庭内暴力から公務員へ進んだカズキ君

最初にお母さんから受けた相談は、「朝起こそうとすると、パソコンのマウスで殴られるんです」というものでした。

カズキ君は、神奈川県内の中高一貫校へ進学しましたが、成績不振から高校1年生で9科目中8科目が赤点となりました。学校から退学を迫られるようになり、家庭内暴力や暴言が始まり、部屋へ閉じこもる時間も増えていきました。

私は、表面に現れている暴力だけを問題にしませんでした。

40年以上の経験から、本当の問題は、学業不振と学校からの退学勧告によって本人が自信を失っていることだと判断しました。

最初に行ったのは、本人を説得することではなく、父母との面談です。

私は、ご両親へ「今の学校へ残すことが目的ではありません。本人の人生を立て直すことが目的です」と伝えました。

父母の考え方がそろい、カズキ君は通信制高校へ転校しました。新しい学校へ通い、友人ができ、サイゼリヤで約2年半アルバイトを続け、生徒会長も経験しました。

社会の中で役割を持つことで自信を取り戻し、その後、自分の意思で高卒公務員を目指しました。試験では悔しい経験もしましたが、最終的に東京23区の職員として採用されました。

カズキ君が変わったのは、親へのコーチングだけによるものではありません。家庭の方針が整い、転校、通学、友人関係、アルバイト、生徒会活動、公務員受験という本人への実動支援が続いたからです。

動画|カズキ君が公務員として社会的自律を実現するまで

中高一貫校での成績不振から家庭内暴力へ進んだカズキ君が、通信制高校、アルバイト、生徒会活動を経て、東京23区の職員として採用されるまでの歩みを紹介しています。

親へのコーチングだけでも、本人への支援だけでもありません。家庭の方針を整え、本人に社会との接点をつくる両輪の支援が、どのように再出発へつながったのかをご覧ください。

中高一貫校 成績不振が引き起こす家庭内暴力──カズキ君が公務員として社会的自律を実現するまで

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不登校・高校中退・引きこもりから再出発した18の成功事例を見る

「9割以上の解決実績」が意味すること

JADAが示す9割以上の解決実績は、「相談を受けただけで、誰でも自動的に解決する」という意味ではありません。

本人の状態を正直に共有し、父母が同じ方向を向き、家庭の対応を変え、必要な支援を継続したご家庭では、高い割合で解決へ進んでいます。

ここでいう解決とは、元の学校へ戻ることだけではありません。

  • 自分の意思で家から外へ出る
  • 規則正しい生活を取り戻す
  • 家族以外の人と関わる
  • 学び直しを始める
  • アルバイトを始めて継続する
  • 進学・就職へ一歩を踏み出す

こうした行動が始まり、本人が社会との接点を取り戻したとき、JADAでは不登校・引きこもりが解決へ進んだと判断します。

最終的な目標は、教育・勤労・納税を通じて社会に参加し、自分の人生を歩む「社会的自律」です。

家庭だけで抱え込まないでください

「親の接し方を変えればよいのか」「家庭訪問が必要な段階なのか」「今の学校へ戻すべきか、別の進路を考えるべきか」など、家庭ごとに判断は異なります。

JADAでは、本人の状態だけでなく、不登校期間、生活状態、家族関係、学校との関係、父母の対応を確認し、これから取るべき方針を整理します。

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不登校の子どもへの親の対応|よくある質問

1.不登校は、親だけがカウンセリングを受ければ解決しますか?

親の対応を整えることで改善するケースはあります。特にStage 1〜2では、父母の方針をそろえ、生活基準や本人への接し方を見直すことで、再び動き始める子も少なくありません。

しかし、昼夜逆転、ゲーム漬け、会話断絶、外出困難、入浴拒否、進路拒否などが重なるStage 3以上では、親への支援だけでは限界があります。家庭訪問など、本人への実動支援を組み合わせる必要があります。

2.カウンセリングと親へのコーチングは、何が違いますか?

カウンセリングには、保護者の悩みを聞き、心理的な負担を軽くする役割があります。

JADAの親へのコーチングは、話を聞くだけではありません。現在の対応を続ける場合と、別の対応へ切り替える場合に、本人と家庭がどう変化する可能性があるかを整理します。そのうえで、明日から何を行い、何をやめるのかを具体的に決めます。

3.「親の対応を変える」とは、親が悪いという意味ですか?

親を責めるという意味ではありません。多くの保護者は、わが子を助けたいと思いながら、正しい対応が分からず悩んでいます。

ただし、善意による見守りや要求の受け入れが、結果として昼夜逆転やゲーム中心の生活を固定している場合があります。本人を責める前に、家庭の基準と親の対応を見直す必要があります。

4.不登校・引きこもりの5ステージ判定とは何ですか?

JADAが、本人と家庭の現在地をStage 1からStage 5までの5段階に整理するための判定です。

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簡単にいえば、家庭で対応を整えながら改善を目指せる段階なのか、家庭訪問など第三者による実動支援が必要な段階なのかを判断するものです。医学的な診断ではありません。

5.Stage 3以上では、なぜ第三者の介入が必要なのですか?

Stage 3以上では、本人が親の言葉を受け入れず、親子だけでは同じやり取りを繰り返す状態になりやすいためです。

学校や教育委員会は、家庭内の生活改善や本人への継続的な働きかけまで対応できないことがあります。家庭訪問などを通じて本人との関係をつくり、外出、学び直し、社会参加へつなぐ専門的な第三者が必要です。

6.ゲームやスマートフォンは、取り上げるべきですか?

本人の状態を確認せず、一方的に取り上げるだけでは、暴言や家庭内暴力につながることがあります。一方で、好きなだけ使わせ続けることも、昼夜逆転や社会との断絶を固定する原因になります。

利用時間、課金、端末代、インターネット環境などについて父母が方針をそろえ、本人の状態に応じたルールを決める必要があります。

7.父親と母親の考えが違う場合は、どうすればよいですか?

最初に保護者同士の方針をそろえる必要があります。母親はゲームを制限し、父親は本人と一緒にゲームをするなど、対応が食い違えば家庭の基準は機能しません。

JADAでは、必要に応じて父母それぞれから話を聞き、本人へ伝える内容、生活上の基準、譲れることと譲れないことを整理します。

8.本人が相談や家庭訪問を拒否しても、支援できますか?

本人が最初から相談へ同意するケースばかりではありません。まず保護者から状況を聞き、家庭の対応と生活環境を整えるところから始められます。

家庭訪問が必要な場合も、無理に部屋へ押し入るのではなく、本人の興味や生活状況を確認しながら接点をつくります。ゲームが本人との共通言語になり、関係づくりの入口となることもあります。

9.「不登校・ひきこもりの9割は解決できる」とは、誰でも必ず解決するという意味ですか?

何もしなくても自動的に9割が解決するという意味ではありません。

JADAの支援方針を理解し、父母が同じ方向を向き、家庭の対応を変え、必要な行動を専門家とともに継続した家庭では、高い割合で解決へ進んでいます。

ここでいう解決とは、復学だけでなく、自分の意思で外出し、学び直し、アルバイト、進学、就職などへ一歩を踏み出すことを含みます。

10.家庭内暴力や「死にたい」という発言がある場合は、どうすればよいですか?

40年以上の支援現場では、「死にたい」「人生が終わった」といった言葉を、本人が最も甘えられる母親へ訴えるケースを数多く見てきました。

昔から「死ぬ、死ぬと言っている子は死なない」といわれます。実際、私が関わってきた相談でも、こうした言葉の多くは、母親に自分の苦しさを分かってもらいたい、助けてもらいたいという訴えでした。

だからといって、発言を言葉どおりに受け取って慌てるだけでも、「また言っている」と軽視するだけでもいけません。大切なのは、その背景に何があるのかを見極めることです。孤立、昼夜逆転、ゲーム漬け、進路への絶望、親子関係の悪化など、本人がその言葉を発する理由を確認します。こうした見極めと対応は、JADAへお任せください。

ただし、自傷行為、具体的な自殺の計画、薬の大量摂取、刃物の使用、生命に関わる行動、激しい家庭内暴力など、差し迫った危険がある場合は別です。安全確保を最優先し、110番・119番、医療機関、警察、児童相談所等へ連絡してください。JADAでも本人と家族の安全を確認し、必要に応じて関係機関との連携をご提案します。

まとめ|親へのコーチングと本人への実動支援を両輪にする

親の対応を変えることは、不登校・引きこもり解決の重要な第一歩です。

しかし、親だけが変われば、どのような状態でも解決するわけではありません。Stage 3以上では、本人のもとへ出向き、生活を整え、学びや社会との接点をつくり直す実動支援が必要です。

親へのコーチングと、子ども・若者本人への実動支援。

この二つを本人の状態に応じて組み合わせることで、生活改善、学び直し、社会参加、進学・就職、そして社会的自律への道が開かれます。

親が諦めない限り、JADAも諦めません。

JADAの実践知を世界へ

JADAでは、日本で40年以上にわたり積み重ねてきた不登校・高校中退・引きこもり支援の実践知と成功事例を、英語サイトと英語YouTubeチャンネルを通じて世界へ発信しています。

日本で生まれた自律支援モデルを、海外の研究者、教育関係者、支援者、当事者とその家族にも届けていきます。

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杉浦 孝宣
杉浦孝宣(すぎうら・たかのぶ)は、一般社団法人未来自律支援機構(JADA)代表理事、認定NPO法人高卒支援会創業者。自身も小学3年生で不登校を経験し、その体験を原点に40年以上にわたり不登校・高校中退・引きこもり支援に携わってきた。 これまで1万人以上の相談に対応し、家庭訪問、生活改善合宿、学生寮、学び直し支援、就労支援などを通じて、多くの若者のSocial Autonomy(社会的自律)を支援している。 「子どもは必ず変われる」を信念に、学校復帰だけをゴールとせず、一人ひとりが自ら考え、行動し、社会に参加していくSocial Autonomyを目指した支援を実践している。 著書に『不登校・ひきこもりの9割は治せる』『高校中退 不登校でも引きこもりでもやり直せる』『もう悩まない!不登校・ひきこもりの9割は解決できる』など。近年は一般社団法人未来自律支援機構(JADA)を通じて、Autonomy Stage OSと7 Steps to Autonomyを体系化し、国内外へ発信している。台湾版著書も出版され、教育・福祉・行政・企業・国際社会との連携を通じて、若者のSocial Autonomyを実現する支援モデルの普及に取り組んでいる。
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