
40年以上の指導歴と不登校・ひきこもりの
9割を立ち直らせた解決力
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40年以上の指導歴と不登校・ひきこもりの
9割を立ち直らせた解決力
こんにちは。一般社団法人未来自律支援機構(JADA)代表理事、認定NPO法人高卒支援会創業者の杉浦孝宣です。
私は40年以上にわたり、不登校・高校中退・引きこもりの子どもたちとご家庭を支援し、これまで1万人以上の相談に携わってきました。
最近、特に多いのが中学生の保護者からの相談です。
これらは別々の問題に見えますが、実は奥に共通するサインが隠れていることがあります。スマホ依存、反抗期、勉強しない、進路不安。これらを放置すると、五月雨登校、不登校、昼夜逆転、家庭内暴力、引きこもりへ進むケースも少なくありません。
大切なのは、問題行動だけを見るのではなく、子どもの現在地を見極めることです。そのためにJADAでは、JADA式5ステージ判定と7つの自律支援ステップを用いて支援方針を立てています。
今回の動画では、中学生の保護者から実際によく寄せられる悩みをもとに、スマホ依存・進路・反抗期・不登校予防について解説しています。
【スマホ依存・進路・反抗期】中学生の親の悩みランキングTOP5を専門家が解決
https://youtu.be/UC35s3__Tuk
中学生は、子どもから大人へ向かう大切な時期です。身体も心も大きく変化し、自分の考えを持ち始めます。一方で、まだ社会経験は少なく、感情をうまく言葉にできないこともあります。
そのため、親から見ると「急に反抗的になった」「何を考えているか分からない」「スマホばかりで現実逃避している」と感じる場面が増えます。
しかし、スマホをやめない、勉強しない、返事をしない、暴言を吐く、学校へ行き渋る。これらは単なる問題行動ではなく、子どもが発しているSOSであることもあります。
詳しくは、支援哲学記事 「親だけで抱え込まない」 でも解説しています。
現在、最も多い相談の一つがスマホです。
ただし、私はスマホそのものが問題の本質だとは考えていません。スマホは原因ではなく、結果であることが多いのです。
学校で居場所がない。家庭で理解されていない。自信を失っている。将来像が見えない。こうした状態になると、子どもにとってスマホやゲーム、YouTube、SNSが唯一の居場所になります。
だから、スマホをただ取り上げても根本解決にはなりません。むしろ親子関係が悪化し、不登校や引きこもりが深まることもあります。
子どもは、現実の世界に安心できる居場所ができると、自然にスマホから離れていきます。
友人、先輩、支援者、アルバイト、部活動、フリースクール、通信制高校、寮、合宿。形はさまざまですが、本人が「ここなら自分もいていい」と思える場所を持つことが重要です。
「勉強しなさい」
多くの家庭で毎日のように使われている言葉です。しかし、この言葉で本当に勉強する子は多くありません。むしろ反発を招き、親子関係を悪化させることがあります。
子どもは、勉強のために勉強するわけではありません。目的があるから勉強します。
まず整えるべきは、生活リズム、親子関係、本人の自己肯定感、将来への見通しです。勉強はその後です。
中学生になると、進路の悩みが出てきます。
「高校はどうするのか」「将来何になりたいのか」「この成績で大丈夫なのか」。親として不安になるのは当然です。
しかし、進路は机上の話し合いだけでは決まりません。進路は体験で決まります。
もし子どもが「YouTuberになりたい」と言ったら、頭ごなしに否定しないでください。私はむしろ、「では一本動画を作ってみよう」と言います。
企画を考える。撮影する。編集する。公開する。反応を見る。続ける難しさを知る。これも立派な職業体験です。
反抗期は、親にとって非常につらい時期です。何を言っても反発される。無視される。暴言を吐かれる。場合によっては物に当たる。
しかし、反抗期そのものは悪いことではありません。反抗期は自律への訓練でもあります。
むしろ支援現場では、反抗期がほとんどなかった子が、ある日突然動けなくなるケースもあります。親の期待に応え続けてきた子ほど、限界を超えた時に深刻な不登校や引きこもりになることがあるのです。
思春期の子どもとの関わりで避けたいのは、否定から入ることです。
親として心配だからこそ出る言葉ですが、子どもには「自分を否定された」と伝わることがあります。
まず聞く。次に認める。その上で提案する。この順番が大切です。
この考え方は、支援哲学 「親が変われば子どもも変わる」 にもつながります。
JADA式5ステージ判定は、子どもの状態を感情論ではなく、現在地として見える化するための考え方です。
| ステージ | 状態 | 主なサイン | 親の対応 |
|---|---|---|---|
| Stage1 | 学校生活は概ね安定 | スマホ時間増加、軽い反抗 | 対話と家庭内ルール |
| Stage2 | 五月雨登校・不安定化 | 遅刻、欠席、朝起きられない | 原因整理と早期相談 |
| Stage3 | 不登校固定化・引きこもり初期 | 昼夜逆転、ゲーム中心、会話減少 | 親コーチングと第三者支援 |
| Stage4 | 引きこもり状態の深刻化 | 外出困難、入浴低下、家庭内暴力 | 家庭訪問・生活改善・環境調整 |
| Stage5 | 長期化・社会接点の消失 | 進学・就労・外出のきっかけ喪失 | 段階的な自律支援計画 |
ステージ1とステージ4では、必要な対応はまったく違います。現在地を見誤ると、支援のタイミングを逃します。
カイト君は中学1年生から不登校となり、自室に鍵をかけて閉じこもるようになりました。家庭内暴力、ゲーム中心の生活、昼夜逆転も進み、ステージ3からステージ4に近い状態でした。
ご両親への親コーチング、家庭訪問支援、居場所づくりを継続する中で少しずつ変化が始まり、最終的には通信制高校へ進学し、自衛隊への道を選択しました。
Y子さんは中学2年生から不登校となり、その後10年間にわたり自宅に引きこもっていました。
多くの人が「もう社会復帰は難しい」と考える状況でしたが、メールのやり取りをきっかけに少しずつ外との接点を持ち始めます。通信制高校、短大、保育士資格を経て、現在は公務員として勤務しています。
カズキ君は中高一貫校で不登校となり、その後、家庭内暴力へと発展しました。
ご両親への親コーチング、本人との面談、本人に合った学び直しと転校を進めた結果、高校を卒業し、現在は区役所で勤務しています。
タツマ君は高校1年生の終わり頃、自室にバリケードを築き、数か月間ほとんど部屋から出ない生活を続けていました。
「見守り」だけでは改善せず、ステージ3の引きこもりとして実動型支援へ切り替えました。生活改善、環境調整、進路支援を段階的に実施し、最終的には大学へ進学。現在は国家公務員として活躍しています。
さらに詳しい事例は、不登校・引きこもり成功事例17選をご覧ください。
JADAでは、ステージ判定で現在地を確認したうえで、7つの自律支援ステップに沿って支援を進めます。
| STEP | 支援内容 | 目的 |
|---|---|---|
| STEP1 | 親コーチングとステージ判定 | 家庭の関わり方と現在地を整える |
| STEP2 | 家庭訪問支援 | 本人との信頼関係を作る |
| STEP3 | 生活改善 | 昼夜逆転・食事・入浴・外出を整える |
| STEP4 | 環境調整・居場所づくり | 家庭以外の安心できる接点を作る |
| STEP5 | 学び直し | 通信制高校・高卒認定・進学などを設計する |
| STEP6 | アルバイト・インターン・社会参加 | 社会との接点と自信を回復する |
| STEP7 | 社会的自律 | 自分で選び、社会とつながる状態を目指す |
支援には順番があります。生活が崩れている子に、いきなり勉強を求めても動けません。親子関係が壊れている状態で、進路の話をしても反発されます。
だからこそ、JADAでは段階を踏んで支援します。最終ゴールは学校復帰だけではありません。自分で生活し、自分で選び、社会とつながり、貢献できる状態を目指します。
スマホ、反抗、勉強しない、昼夜逆転。これらは結果です。まずは、子どもが今どのステージにいるのかを見極めてください。
初期の不登校であれば、見守りが有効な場合もあります。しかし、昼夜逆転、親子断絶、入浴低下、家庭内暴力、外出困難がある場合は、すでにステージ3以上に進んでいる可能性があります。
詳しくは、支援哲学 「本当の失敗は何もしないことだ」 でも解説しています。
不登校や引きこもりは、家庭だけで解決しようとすると長期化することがあります。第三者が入ることで、親子関係が直接ぶつからずに済み、本人が動き出すきっかけが生まれます。
一時的に利用時間は減るかもしれません。しかし根本原因が解決されていなければ、親子関係が悪化するケースもあります。まずは居場所、自信、生活リズムなど背景要因を確認してください。
ステージ1〜2であれば有効な場合があります。しかし昼夜逆転、親子断絶、家庭内暴力、入浴低下などがあるステージ3以上では、見守りだけで改善しないケースが少なくありません。
そんなことはありません。カイト君は自衛隊へ、カズキ君は区役所勤務へ、タツマ君は国家公務員へと進みました。多くの子どもたちが通信制高校や学び直しを経て社会的自律を実現しています。
Y子さんは10年間の引きこもりから公務員になりました。期間だけで可能性が決まるわけではありません。重要なのは現在のステージに合った支援を始めることです。
すぐに劇的に変わるとは限りません。しかし、親の言葉、態度、距離感が変わると、家庭内の空気は確実に変わります。JADAでは、親コーチングを支援の第一歩として重視しています。
スマホ依存、反抗期、勉強しない、進路不安、親子関係の悪化。
これらは多くの中学生家庭で起こる悩みです。しかし、その奥に不登校や引きこもりのサインが隠れていることもあります。
大切なのは、叱ることでも、放置することでもありません。子どもの現在地を正しく見極め、ステージに合った支援を行うことです。
今、子どものスマホ依存や反抗期、不登校の兆候に悩んでいる保護者の方へ。まだ間に合います。現在地を知ることから、再出発は始まります。
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