【引きこもりと親の特徴】長期化させる不適切なしつけと自律への道

「うちの子が引きこもったのは、私たち親の育て方が悪かったのでしょうか?」

保護者の方から、よく聞かれる質問です。

私は、親を責めるために支援をしているわけではありません。

しかし、40年以上、不登校・高校中退・引きこもりの家庭を見てきて、引きこもりが長期化している家庭には、いくつか繰り返し見られる特徴があります。

例えば、教育熱心な家庭です。

私たちが相談を受ける家庭には、中高一貫校に在籍している、あるいは小学校受験・中学受験を経験している子どもも少なくありません。

医師家庭からの相談も多くあります。

もちろん、「教育熱心だから引きこもりになる」「医師家庭だから引きこもりになる」という意味ではありません。

あくまで、JADAが実際に相談・支援してきた家庭の中で繰り返し見てきた傾向です。

親御さんは、子どもの将来を真剣に考えています。

だからこそ、

「せっかくこの学校に入ったのだから」
「これだけ勉強してきたのだから」
「大学までは行ってほしい」
「これだけの能力があるのだから、結果を出してほしい」

という思いも強くなります。

また、父母のどちらかが、仕事や勉強について成果を強く求める家庭もあります。

特に医師をはじめ、自ら努力して資格や社会的地位を築いてきた親御さんの場合、

「努力すれば結果は出る」
「自分も努力してきたのだから、子どもにもできるはずだ」

という価値観を持っているケースがあります。

一方で、家庭内の生活や金銭のルールになると、逆にはっきりしていないケースがあります。

学校へ行かない。
昼夜逆転している。
働いていない。
一日中ゲームや動画を見ている。

それでも小遣いを渡す。

ゲームへ課金する。

スマートフォン代も親が払い続ける。

私たちが実際に相談を受けたケースの中には、本人への支出が月30万円を超えていた家庭もありました。

そして、もう一つ大きいのが、

「もう何をやっても無理だ」
「本人が変わる気にならなければ仕方がない」
「どうせ言っても聞かない」

と、親御さん自身が諦めてしまっているケースです。

JADAは、ここを変えます。

親を責めるのではありません。

しかし、家庭の対応が引きこもり状態を固定しているのであれば、その対応は変える必要があります。

父母の方針をそろえる。
朝は起こす。
規則正しい生活を取り戻す。
食事を部屋へ運ぶだけの生活を固定しない。
スマートフォン、ゲーム、課金、小遣いなどの家庭の基準を決める。
本人が自分だけでは動けない段階なら、第三者を入れる。

必要に応じて、家庭訪問、生活改善、外出への同行、学び直し、アルバイトなどへつなげます。

大切なのは、

「親が悪かったのか」ではなく、「今日から家庭で何を変えるのか」

です。

一般社団法人未来自律支援機構(JADA:Japan Autonomous Development Association)代表理事の杉浦孝宣(Takanobu Sugiura)です。

この記事では、40年以上・1万人を超える支援経験から、引きこもりが長期化している家庭で実際に見てきた親・家庭の特徴と、それぞれについて「では、どう変えればよいのか」を具体的にお伝えします。

最終的な目的は、親の言うことを聞かせることでも、学校へ戻すことだけでもありません。

本人が生活を整え、人とつながり、学び、働き、自分の人生を自分で歩める状態へ進むことです。

JADAでは、それをSocial Autonomy(社会的自律)と呼んでいます。

「うちの家庭にも当てはまるかもしれない」と感じた方は、親の特徴だけで判断するのではなく、まずお子さんが今どのStageにいるのかを確認してください。

JADAでは、起床・睡眠、食事、家族との会話、外出、家庭外の居場所、ゲーム・スマートフォン、学びなど、生活全体と社会との接点から現在地を整理します。

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目次

特徴1|教育熱心で、中高一貫校・小中学受験を経験している家庭

JADAが相談を受けてきた家庭には、教育熱心な家庭が少なくありません。

中高一貫校に在籍している。
小学校受験を経験した。
中学受験を経験した。
幼いころから塾へ通わせてきた。

親御さんは、子どもの将来を考えて時間もお金もかけてきました。

だからこそ、子どもが不登校になると、

「ここまでやってきたのだから、何とか元の学校へ戻したい」

という気持ちが強くなります。

しかし、本人の現在地を見なければなりません。

朝起きられない。
お風呂にも入らない。
歯も磨かない。
部屋から出ない。
家族以外と話さない。

この状態で「元の中高一貫校へ戻ろう」と言い続けても、本人には目標が遠すぎることがあります。

まず生活を立て直します。

朝起きる。
食事をする。
身支度をする。
部屋から出る。
人と話す。
外へ出る。

復学や進路は、その先で考えればよい場合があります。

特徴2|父母のどちらかが成果を強く求めている

JADAの相談現場では、父母のどちらかが成果を非常に重視している家庭もあります。

テストの点数。
偏差値。
学校名。
大学名。
資格。
就職先。

もちろん、子どもに努力してほしいと考えること自体が問題なのではありません。

問題は、本人の現在地と、親が求める成果との間に大きな差がある場合です。

部屋から出られない本人に、

「大学はどうする?」
「受験勉強は?」
「将来どうするつもりだ?」

と結果だけを求めても、動けないことがあります。

その場合は目標を下げるのではなく、順番を変えます。

生活を整える。
外へ出る。
人とつながる。
学び直す。
アルバイトなど社会経験を積む。
その先に進学・就職を置く。

成果を求める前に、成果を出せる生活と行動を作ることが重要です。

医師家庭では「医学部へ」という期待が本人の人生とずれていないかを見る

JADAの相談・支援現場では、医師家庭から相談を受けるケースも多くあります。

ただし、「医師家庭だから引きこもりになる」という意味ではありません。

JADAが実際に関わってきた家庭の中で見られる傾向です。

私たちが見てきた医師家庭の中には、幼少期から、

「将来は医学部へ」

という期待のもとで勉強を続けてきた子どももいます。

小学校受験。
中学受験。
中高一貫校。
塾。
医学部受験。

本人の成長とともに、次々と目標が設定される。

医学部を目指すこと自体が問題なのではありません。

問題になるのは、親が考える人生と、本人が歩みたい人生が大きくずれている場合です。

親御さん自身が努力して医師になった家庭では、

「自分も努力してきた」
「努力すれば結果は出る」
「この子にも能力があるのだから医学部を目指せる」

という考えを持つことがあります。

しかし、本人の側では、

「これは本当に自分がやりたいことなのか」
「親が決めた人生を歩いているだけではないか」
「自分の人生なのに、自分で決められない」

という不満が積み重なっている場合があります。

JADAでは、医学部へ行かせるか、行かせないかという二択では考えません。

まず本人が生活を整え、人とつながり、自分で考え、自分で進路を選び、その選択に責任を持てる状態を目指します。

親が望む進路へ戻すことではなく、本人が自分の人生を自分で歩めるようになることが重要です。

特徴3|父親が家庭の基準を本人にはっきり伝えない

JADAの相談現場では、父親が考えを持っていても、本人にはっきり伝えていないケースがあります。

例えば、父親は心の中では、

「このまま何もしない生活を続けるなら、いつまでも家で面倒を見ることはできない」

と考えている。

しかし、本人には言わない。

母親だけが注意する。

父親は黙っている。

あるいは、父親と母親で言っていることが違う。

これでは家庭の基準が本人に伝わりません。

まず父母で、

「家庭として何を認めるのか」
「何を認めないのか」
「親はどこまで支援するのか」
「本人に何を自分でしてもらうのか」

を話し合います。

そのうえで、父母が同じ方針を本人へ分かる言葉ではっきり伝えます。

ただし、「家から出ていけ」と感情的に脅すこととは違います。

実行する意思のない脅しを繰り返すのではなく、家庭として守る基準を決め、その基準に沿って対応します。

特徴4|生活が崩れていても、お金だけは与え続けている

私が特に重要だと考えているのが、お金の問題です。

朝起きない。
学校へ行かない。
働かない。
家から出ない。
一日中ゲームや動画を見ている。

それでも、

小遣いを渡す。
ゲームへ課金する。
スマートフォン代を払う。
欲しい物を買う。

JADAが実際に相談を受けたケースの中には、本人への支出が月30万円を超えていた家庭もありました。

本人が社会へ出なくても、働かなくても、欲しいものやサービスが家庭から与えられ続ける。

その状態が長期間続けば、本人が生活を変えるきっかけを失うことがあります。

だからといって、ある日突然、すべてのお金を止めればよいという話でもありません。

まず父母で金銭の基準を決めます。

何を親が負担するのか。
小遣いはいくらなのか。
ゲーム課金を認めるのか。
スマートフォン代はどうするのか。
本人が働いて得るお金をどう増やしていくのか。

本人の年齢と現在地に合わせて、「与えるだけ」から「自分で得る」方向へ少しずつ変えていきます。

学齢期が終わった後も、この生活を続けるのか

ここは、保護者の方にぜひ考えていただきたい問題です。

中学生、高校生のうちは、親が生活費を負担するのは当然です。

しかし、高校を卒業した後も、

朝起きない。
学校へ行かない。
働かない。
家事もしない。
一日中ゲームや動画を見ている。

それでも、

食事を用意する。
スマートフォン代を払う。
ゲームへ課金する。
小遣いを渡す。
生活費のすべてを親が負担する。

この生活を、20歳、25歳、30歳になっても続けるのでしょうか。

「今は高校生だから」で終わらせず、学齢期を卒業した後の生活まで考える必要があります。

本人は自分で生活する方向へ進んでいるか。

学んでいるか。

働く準備をしているか。

家族以外の人とつながっているか。

アルバイトなど、自分でお金を得る経験をしているか。

JADAが復学だけを最終目標にしないのは、このためです。

高校を卒業しても、大学へ進学しても、生活が崩れたまま社会との接点がなければ、問題が先送りされることがあります。

最終的には、自分で生活し、学び、働き、社会の一員として自分の人生を歩める状態を目指します。

今のお子さんがどの段階なのか確認してください

家庭の対応を整えながら改善を目指せる段階なのか。それとも、本人だけでは動けず、第三者による実動支援が必要な段階なのか。

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特徴5|親自身が「どうせ直らない」と諦めている

引きこもりが長期化している家庭で、もう一つ大きな問題になるのが、親御さん自身が諦めてしまうことです。

「何を言っても聞かない」
「本人が変わる気にならなければ無理」
「相談へ行く気もない」
「もう何年もこの状態だから仕方がない」

こう考えるようになると、家庭の対応も変わらなくなります。

朝起きなくても、そのままにする。
昼夜逆転しても、そのままにする。
食事を部屋へ運ぶ。
スマートフォン代を払い続ける。
ゲームへの課金を認める。
小遣いを渡す。

本人が外へ出なくても生活できる環境が、家庭の中に完成してしまいます。

JADAでは、まず親御さんが、

「この状態を、このまま続けない」

と方針を決めるところから始めます。

だからといって、明日からいきなり「学校へ行け」「働け」と言うのではありません。

本人の現在地を見ます。

朝起きる。
部屋から出る。
家族と顔を合わせる。
家族以外の人と話す。
外へ出る。
学び直す。
アルバイトなど社会経験を積む。

今できるところから、次の一歩を具体的にします。

親が諦めない限り、JADAも諦めません。

規則正しい生活が、不登校・引きこもり解決の一丁目一番です

JADAでは、規則正しい生活が、不登校・引きこもり解決の一丁目一番だと考えています。

昼夜逆転した状態で、学校、大学、アルバイト、就職の話だけをしても、なかなか長続きしません。

まず生活を整えます。

朝、決まった時間に起きる。
食事を取る。
顔を洗う。
歯を磨く。
着替える。
昼間に活動する。
外へ出る。
身体を動かす。
夜は休む。

こうした基本的な生活を、一つずつ取り戻していきます。

そのため、JADAでは朝は継続して起こすことを基本としています。

ただし、怒鳴る、暴力を使う、毎朝親子げんかをするという意味ではありません。

そして、「朝起きなさい」と言うだけでも不十分です。

起きた後に何をするのかをつくります。

外へ出る予定を入れる。
第三者と会う。
学び直す。
本人の状態が整ってきたら、アルバイトなど社会との接点をつくる。

規則正しい生活は、本人が再び行動するための土台です。

食事を部屋まで運び続ける生活を固定しない

引きこもっている子どもに、親が食事を部屋まで運んでいる家庭があります。

本人の安全や栄養状態を確認するために、一時的に必要な場合もあります。

しかし、それが何か月、何年も当たり前になっていないかを見る必要があります。

食事を部屋へ運ぶ。
洗濯物を親が回収する。
必要な物は親が買ってくる。
スマートフォンは使える。
ゲームもできる。
課金もできる。
小遣いももらえる。

この状態では、本人が部屋から一歩も出なくても生活が成立してしまいます。

JADAでは、本人の状態を見ながら、少しずつ本人へ生活上の役割を返していきます。

食事を自分で取りに来る。
洗濯物を自分で出す。
家族と顔を合わせる。
自分の部屋を自分で片づける。
家の中で役割を持つ。

そこから、外へ出る、人と会う、学ぶ、働くという行動へつなげていきます。

ただし、突然すべての世話を止めればよいという意味ではありません。

本人の状態と安全性を確認しながら、親が何を続け、何を本人へ返していくのかを決めます。

父母が一枚岩にならなければ、家庭の基準は伝わりません

JADAでは、学齢期の不登校・引きこもり支援で、父母の方針をそろえることを重視しています。

母親は「学校へ戻したい」と言う。
父親は「本人の好きにさせればいい」と言う。

母親はゲームを制限する。
父親は本人に頼まれると課金する。

母親は「朝起きなさい」と言う。
父親は「今日は休ませればいい」と言う。

これでは本人から見れば、家庭の基準がありません。

まず父母で話し合います。

起床時間をどうするのか。
食事をどうするのか。
ゲーム・スマートフォンをどうするのか。
課金・小遣いをどうするのか。
学校についてどう考えるのか。
本人が動かなければ、いつ第三者を入れるのか。

そして、父母が同じメッセージを本人へ伝えます。

親が一枚岩になるとは、父親が母親に従うことでも、母親が父親に従うことでもありません。

本人の現在地を見たうえで、家庭としての方針を決め、それを一貫して実行することです。

【保存版】不登校と引きこもりの見分け方と対処法

不登校と引きこもりは、同じ状態ではありません。

学校へ行っていなくても、外出し、人と会い、社会との接点を保っている状態と、部屋からほとんど出ず、家族以外との接点も失っている状態では、必要な対応が違います。

まず、お子さんが今どの状態なのかを確認してください。

以下の動画では、不登校と引きこもりの違い、見守るだけでは状態が長期化する場合があること、必要な対応について解説しています。

学齢期が終わった後の生活まで、親子で考える

中学生・高校生の不登校では、どうしても「学校へ戻れるか」が目の前の問題になります。

しかし、親御さんには、その先も考えていただきたいと思います。

高校を卒業した後、この生活を続けるのでしょうか。

20歳になっても、

朝起きない。
働かない。
家事をしない。
一日中ゲームをする。
小遣いを親からもらう。
スマートフォン代も親が払う。
課金も親が負担する。

25歳、30歳になっても、この生活を続けるのでしょうか。

親御さん自身も年齢を重ねます。

いつまでも同じ形で生活を支え続けられるとは限りません。

だからこそ、学齢期のうちから、

自分で起きる。
自分のことを自分でする。
人と関わる。
学ぶ。
アルバイトをする。
自分でお金を得る。

という経験を少しずつ積むことが重要です。

JADAの最終目標が「復学」だけではなくSocial Autonomy(社会的自律)なのは、このためです。

本人が「何もしたくない」「死にたい」「人生終わった」と言っている場合

本人が、

「何もしたくない」
「死にたい」
「人生終わった」

と言っている場合でも、本人が自分から相談へ行くまで、親が何もできないわけではありません。

まず保護者から相談を始めることができます。

ただし、「死にたい」という言葉が出ている場合には、通常の不登校・引きこもり対応とは分けて、安全確認を優先します。

具体的な自殺方法や計画を話している。
実行する日時や場所を決めている。
薬を大量に集めている、または大量摂取した。
刃物などを用意している。
自傷行為がある。
本人の生命に差し迫った危険がある。

このような場合は、家庭内だけで対応せず、安全確保を優先し、119番・110番、医療機関などへ連絡してください。

差し迫った危険が確認されない場合でも、親御さんがただ待つ必要はありません。

まず保護者から、

いつから学校や仕事へ行かなくなったのか。
何時に寝て、何時に起きているのか。
食事は取れているか。
お風呂に入っているか。
部屋から出ているか。
ゲーム・スマートフォン・課金・小遣いはどうなっているか。
家族との会話はあるか。
外出しているか。
「死にたい」「人生終わった」と言うのは、どのような場面なのか。

などを整理します。

そのうえで、父母の方針をそろえ、家庭で変えられることを決めます。

本人が自分だけでは動けない段階なら、状態と安全性を確認したうえで、家庭訪問など第三者による本人への働きかけを検討します。

本人が相談を拒否していても、保護者から始められます

本人が「相談したくない」「誰にも会いたくない」と言っていても、保護者まで何もできないわけではありません。

まず保護者から現在の状態を整理し、家庭で何を変えるのか、本人へ誰がどう働きかけるのかを考えます。

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Stage 3以上なら、親へのアドバイスだけで終わらせない

引きこもりが深くなっている場合、親の対応を変えることは重要です。

しかし、親だけが変われば、すべて解決するとは考えていません。

例えば、

昼夜逆転している。
ゲーム中心の生活になっている。
お風呂に入らない。
歯を磨かない。
部屋からほとんど出ない。
家族以外の人と会わない。
学校や仕事との接点がない。

こうした状態が重なり、本人が自分だけでは動けなくなっている場合、JADAではStage 3以上として第三者による実動支援を検討します。

本人が相談室へ来られないのであれば、必要に応じて家庭訪問を行う。

第三者との接点をつくる。

外へ出るきっかけをつくる。

必要であれば、生活改善合宿や学生寮など環境そのものを変える。

そして、学び直し、アルバイト、進学、就職などへ一段ずつつなげていきます。

Autonomy Stage OS|不登校・引きこもりの5-Stage Assessmentを見る

実例|父母の考えが違っていたカイト君の家庭

今回の「親の特徴」を考えるうえで、実際の支援事例があります。

中学1年生で不登校となり、約7か月引きこもったカイト君です。

カイト君は、

昼夜逆転。
ゲーム中心。
お風呂に入らない。
歯を磨かない。
部屋に鍵をかける。

という状態まで進んでいました。

しかし、ご両親の考えは一致していませんでした。

お母さんは、

「せっかく入った中高一貫校へ復学させたい」

と考えていました。

一方、お父さんは、

「中高一貫校でなくても、本人の自由にさせたい」

という考えでした。

私はご両親に、

「今は復学を考えている段階ではありません。まず、この引きこもり状態を解決しましょう」

と伝えました。

本人には、大倉星耶が家庭訪問を続けました。

最初は、鍵のかかった部屋の前から話しかける「一人漫才」のような状態から始まりました。

訪問を続ける中では、カイト君からエアガンで撃たれることもありました。

それでも接点を切らず、やがて手紙のやり取りができるようになりました。

途中から、不登校・引きこもりを経験した「ウッチー」ことアツヤ君もピアサポートとして加わりました。

アツヤ君自身も不登校・引きこもりから再出発し、現在は有名ファッションメゾンに就職して社会人として働いています。

さらに、本人へ事前に伝えたうえで鍵屋を呼び、部屋を開けられる状態にしました。

大倉とアツヤ君も一緒になって部屋を掃除し、週に数回シャワーを浴びるところから生活を立て直していきました。

その後、カイト君は私・杉浦孝宣が創業したフリースクールへ通い、さらに通信制高校サポート校へ進みました。

学校へ通い始めた後も、ご両親へのコーチングは終わりませんでした。

当時、月1回開催していた保護者会に、お母さんはほぼ毎回参加し、私・杉浦孝宣のコーチングを受けていました。

そして通信制高校サポート校時代には、私をはじめスタッフが、カイト君へアルバイトをするよう促しました。

最初は「やる、やる」と言うものの、本人は実際には応募しませんでした。

そこでスタッフが、応募という具体的な行動まで強く促しました。

アルバイトでは13回不採用になりました。

それでも諦めず、14回目でマクドナルドのアルバイトに採用されました。

そこで働く経験を積み、最終的には自衛隊の採用面接でも、アルバイトを続けてきたことを自分自身の行動実績としてアピールすることができました。

そして、カイト君は自衛隊員として社会へ出ました。

「お風呂に入らない」中1男子が自衛隊員になるまで|カイト君の具体的な支援経過を見る

アツヤ君を含むJADA Success Hub「22の成功事例」を見る

カイト君のように、家庭の対応を整えるだけでなく、本人への家庭訪問や同行支援、生活改善、社会との接点づくりまで組み合わせることで、状況が動き始めた事例があります。

JADAでは、成功事例を単なる「うまくいった話」としてではなく、

支援前はどのような状態だったのか。
家庭では何を変えたのか。
本人へどのように働きかけたのか。
生活や社会との接点がどう変わったのか。

を確認できるEvidenceとして公開しています。

JADA Success Hub|22の成功事例を見る

JADA Support Philosophy|親へのコーチング × 本人への実動支援

JADA支援スタッフ・大倉星耶プロフィール

JADAの支援哲学|親へのコーチング × 本人への実動支援

カイト君の事例からも分かるように、JADAでは親だけを変えれば解決するとは考えていません。

反対に、本人だけを支援しても、家庭の方針や生活環境が変わらなければ、再び元の状態へ戻ることがあります。

そのためJADAでは、

親へのコーチング × 子ども・若者本人への実動支援

Parent Coaching × Direct Support for the Young Person

を支援の基本としています。

親御さんには、父母の方針、規則正しい生活、ゲーム・スマートフォン、課金、小遣い、食事、本人との接し方などについて具体的にコーチングします。

本人には、必要に応じて家庭訪問、外出への同行、生活改善、学び直し、アルバイト、進学・就職などへ直接働きかけます。

親へのコーチングと本人への実動支援を、本人の現在地に合わせて同時に進めることが重要です。

JADA Support Philosophy|親へのコーチング × 本人への実動支援を詳しく見る

引きこもりから社会的自律へ|7 Steps to Autonomy

JADAでは、不登校・引きこもりから社会へ進む支援工程を「7 Steps to Autonomy」として体系化しています。

STEP 1 親コーチング&ステージ判定

本人と家庭の現在地を確認し、父母の考え方をそろえます。

起床、食事、ゲーム、スマートフォン、課金、小遣い、学校、本人との接し方など、家庭で何を変えるのかを具体化します。

STEP 2 アウトリーチ(家庭訪問)

本人が相談場所へ来られない場合には、必要に応じて第三者が本人のいる家庭へ出向きます。

「本人が相談へ来ないから支援できない」とは考えません。

STEP 3 生活改善・環境調整(合宿・寮)

規則正しい生活を取り戻し、必要に応じて生活改善合宿や学生寮など、本人を取り巻く環境そのものを変えることも検討します。

STEP 4 学び直し支援

本人の状態に合わせて学習を再開します。

復学だけにこだわらず、通信制高校、高卒資格、大学、専門学校など、その後の進路も含めて考えます。

STEP 5 社会接点づくり(同行)

外出、第三者との交流、同行支援、ピアサポートなどを通じて、家庭以外の社会との接点を増やします。

STEP 6 進路・社会参加支援(進学・就職・ボランティア)

本人の状態が整ってきたら、進学だけではなく、アルバイト、ボランティア、就職など、実際の社会経験へつなげます。

JADAでは、特にアルバイトを重要な社会経験の一つと考えています。

決められた時間に起きる。
家を出る。
時間を守る。
挨拶する。
上司や同僚と関わる。
仕事を続ける。
自分でお金を稼ぐ。

こうした経験が、本人の自信と次の進路につながります。

STEP 7 Social Autonomy(社会的自律)

最終目標は「学校へ戻った」「高校を卒業した」だけではありません。

本人が生活を整え、人とつながり、学び、働き、自分の人生を自分で歩める状態を目指します。

7 Steps to Autonomy|自律へ進む7つの支援ステップを詳しく見る

実際に再出発した若者たちを見る

JADAでは成功事例を、単なる体験談として扱っていません。

どのような状態だったのか。
親へ何を伝えたのか。
本人へどう働きかけたのか。
何が転機になったのか。
その後、どのように進学・就職・社会参加へ進んだのか。

こうした支援過程を、JADAの実践知を裏付けるEvidenceとして整理しています。

JADA Success Hub|不登校・引きこもりから再出発した22の成功事例を見る

FAQ|引きこもりと親・家庭の対応について

Q1.子どもが引きこもったのは、親の育て方が原因なのでしょうか?

親だけを原因と考えるべきではありません。

不登校・引きこもりには、学校、人間関係、本人の経験、生活リズムなど、さまざまな要因が関係します。

一方で、引きこもりが始まった後の家庭の対応によって、状態が長期化・固定化することはあります。

JADAでは「誰が悪かったのか」を探すことより、

「今の家庭環境の中で、何を変えれば本人が再び動き出せるのか」

を考えます。

父母の方針。
起床・食事などの生活。
スマートフォン。
ゲーム。
課金。
小遣い。
食事を部屋まで運んでいないか。
本人と社会との接点があるか。

こうしたことを一つずつ確認します。

そして、学齢期が終わった後のことまで考えます。

高校を卒業した後も、朝起きない、働かない、家事もしない、一日中ゲームや動画を見ている。それでも生活費、小遣い、スマートフォン、課金などを親が負担し続ける。

この生活を20歳、25歳、30歳になっても続けるのでしょうか。

「今は高校生だから」で終わらせず、本人が学齢期を卒業したとき、自分で生活し、学び、働く方向へ進めているかまで考えることが重要です。

Q2.教育熱心な家庭ほど、引きこもりになりやすいのでしょうか?

「教育熱心だから引きこもりになる」という意味ではありません。

ただし、JADAが40年以上支援してきた家庭には、中高一貫校に在籍している、小学校受験・中学受験を経験しているなど、教育への関心が高い家庭も多くあります。

親御さんが、

「せっかく入った学校だから復学させたい」
「これだけ勉強してきたのだから大学へ行ってほしい」

と考えること自体は自然です。

しかし、本人がお風呂にも入らない、昼夜逆転している、部屋から出ないという状態なのに、復学や進学の話ばかりをしても動けないことがあります。

その段階では、学校より先に生活を立て直します。

朝起きる。
食事をする。
お風呂に入る。
歯を磨く。
外へ出る。
家族以外の人と話す。

まず本人の現在地まで目標を戻し、そこから次の行動を作ります。

Q3.医師家庭からの引きこもり相談が多いのはなぜですか?

JADAの相談・支援現場では、医師家庭から相談を受けるケースも多くあります。

ただし、「医師家庭だから子どもが引きこもる」という意味ではありません。

あくまでJADAが実際に関わってきた家庭の中で見られる傾向です。

私たちが見てきた医師家庭の中には、幼少期から、

「将来は医学部へ」

という期待のもとで勉強を続けてきた子どももいます。

小学校受験。
中学受験。
中高一貫校。
塾。
医学部受験。

本人の成長とともに、次々と目標が設定される。

医学部を目指すこと自体が問題なのではありません。

問題になるのは、親が考える人生と、本人が歩みたい人生が大きくずれている場合です。

親御さん自身が努力して医師になった家庭では、

「自分も努力してきた」
「努力すれば結果は出る」
「この子にも能力があるのだから医学部を目指せる」

という考えを持つことがあります。

しかし本人の側では、

「これは本当に自分がやりたいことなのか」
「親が決めた人生を歩いているだけではないか」
「自分の人生なのに、自分で決められない」

という不満が積み重なっている場合があります。

JADAでは、医学部へ行かせるか、行かせないかという二択では考えません。

まず本人が生活を整え、人とつながり、自分で考え、自分で進路を選び、その選択に責任を持てる状態を目指します。

親が望む人生ではなく、本人が自分の人生を自分で歩めるようになることが重要です。

Q4.父親が本人にはっきり言わないことは問題ですか?

JADAの相談現場では、父親が考えを持っていても、本人にはっきり伝えていないケースがあります。

例えば、

「このまま何もしない生活を続けるなら、いつまでも家で面倒を見ることはできない」

と考えていても、本人には言わない。

母親だけが注意する。

父親は黙っている。

あるいは、父親と母親で言っていることが違う。

これでは家庭の基準が本人に伝わりません。

まず父母で、

家庭として何を認めるのか。
何を認めないのか。
親はどこまで支援するのか。
本人に何を自分でしてもらうのか。

を話し合います。

そのうえで、父母が同じ方針を本人へ分かる言葉ではっきり伝えます。

ただし、「家から出ていけ」と感情的に脅すこととは違います。

実行する意思のない脅しを繰り返すのではなく、家庭として守る基準を決め、その基準に沿って対応します。

Q5.昼夜逆転しています。本人が嫌がっても朝は起こした方がいいですか?

JADAでは、朝は継続して起こすことを基本としています。

規則正しい生活が、不登校・引きこもり解決の一丁目一番だと考えているからです。

ただし、怒鳴る、暴力を使う、毎朝親子げんかをするという意味ではありません。

また、朝起こすだけでも不十分です。

朝起きる
↓
食事をする
↓
着替える
↓
昼間に活動する
↓
外へ出る
↓
人と会う
↓
学び・アルバイトなどへつなげる

という一日の活動を作ります。

家庭だけでは生活を変えられない状態なら、第三者による働きかけも検討します。

Q6.学校にも行かず働いてもいない子へ、小遣いやゲーム課金を続けてよいのでしょうか?

無条件にお金を与え続けることは見直す必要があります。

JADAが実際に相談を受けた家庭の中には、本人への小遣い、ゲーム課金、買い物などを合わせて月30万円を超えていたケースもありました。

昼夜逆転している。
学校へ行かない。
働かない。
外へ出ない。

それでも、

小遣いがもらえる。
ゲームへ課金できる。
スマートフォン代も親が払う。
欲しい物も買ってもらえる。

この状態が続けば、本人が現実社会へ出る必要性を感じにくくなる場合があります。

だからといって、ある日突然すべてのお金を止めればよいという話ではありません。

父母で金銭の基準を決めます。

何を親が負担するのか。
小遣いはいくらなのか。
課金を認めるのか。
スマートフォン代はどうするのか。
本人自身が働いて得るお金をどう増やしていくのか。

本人の年齢と状態に合わせて、「与えるだけ」から「自分で得る」方向へ変えていきます。

Q7.食事を毎日、子どもの部屋まで運んでいます。このままでよいですか?

本人の安全や栄養状態を確認することは必要です。

一方で、部屋から一歩も出なくても生活できる状態を長期間固定しないことも重要です。

食事を運ぶ。
洗濯物を回収する。
必要な物を買ってくる。
小遣いを渡す。
ゲームやスマートフォンも使える。

これがすべて部屋の中で完結すれば、本人は社会どころか、リビングへ出る必要もなくなります。

本人の状態を見ながら、

自分で食事を取りに来る。
洗濯物を自分で出す。
家族と顔を合わせる。
自分の部屋を片づける。
家の中で役割を持つ。

といった小さな行動から、本人へ生活上の役割を返していきます。

Q8.父母の意見が違います。どちらに合わせればよいですか?

どちらか一方に合わせることより、本人の現在地を基準に方針をそろえることが重要です。

カイト君の家庭では、お母さんは、

「せっかく入った中高一貫校へ復学させたい」

と考えていました。

一方、お父さんは、

「中高一貫校でなくても、本人の自由にさせたい」

という考えでした。

私はご両親に、

「今は復学を考えている段階ではありません。まず、この引きこもり状態を解決しましょう」

と伝えました。

その後、ご両親へのコーチングと本人への家庭訪問を同時に進め、生活改善、学び直し、アルバイトへつなげ、カイト君は最終的に自衛隊員として社会へ出ました。

カイト君の具体的な支援経過を見る

Q9.本人が「何もしたくない」「死にたい」「人生終わった」と言っています。親だけでも動けますか?

はい。本人が相談を拒否していても、まず保護者から相談を始めることはできます。

ただし、「死にたい」という言葉が出ている場合は、安全確認を優先します。

具体的な自殺方法や計画を話している。
実行する日時や場所を決めている。
薬を大量に集めている、または大量摂取した。
刃物などを用意している。
自傷行為がある。
本人の生命に差し迫った危険がある。

このような場合は、家庭内だけで対応せず、安全確保を優先し、119番・110番、医療機関などへ連絡してください。

差し迫った危険が確認されない場合でも、親御さんが何もしないで待つ必要はありません。

生活リズム、食事、お風呂、外出、家族との会話、ゲーム・スマートフォン、課金・小遣い、学校・仕事との接点など、現在の状態を保護者から整理します。

そのうえで父母の方針をそろえ、家庭で変えられることを決めます。

本人が自分だけでは動けない段階なら、状態と安全性を確認したうえで、家庭訪問など第三者による本人への働きかけを検討します。

Q10.親が「もう何をしても無理」と諦めています。どうすればいいですか?

ここは非常に重要です。

「本人がその気になるまで待つしかない」
「何を言っても無駄」
「もう何年もこの状態だから仕方がない」

と親が諦めると、家庭環境も変わらなくなります。

JADAでは、まず親が、

「この状態を、このまま続けない」

と方針を決めるところから始めます。

いきなり就職や復学を求めるのではありません。

朝起きる。
部屋から出る。
人と話す。
外へ出る。
学び直す。
アルバイトをする。

本人の現在地から次の一歩を具体化します。

親だけでは状況を変えられない段階なら、第三者を入れます。

親が諦めない限り、JADAも諦めません。

Q11.親の対応を変えるだけで、引きこもりは解決しますか?

親の対応を変えることは重要ですが、それだけですべて解決するとは考えていません。

特に引きこもりが深くなった場合、本人自身への働きかけが必要です。

JADAでは、

親へのコーチング × 子ども・若者本人への実動支援

Parent Coaching × Direct Support for the Young Person

を支援の基本としています。

親には、父母の方針、生活、ゲーム、スマートフォン、金銭、本人との接し方を具体的にコーチングします。

本人には、必要に応じて家庭訪問、外出への同行、生活改善、学び直し、アルバイト、進学・就職などへ直接働きかけます。

この両方を進めます。

JADA Support Philosophy|親へのコーチング × 本人への実動支援を詳しく見る

Q12.JADAでは、引きこもり家庭を具体的にどう立て直しますか?

まず本人と家庭の現在地を確認します。

そのうえで、

父母の考え方をそろえる
↓
起床・食事など規則正しい生活を取り戻す
↓
ゲーム・スマートフォン・課金・小遣いなど家庭の基準を決める
↓
本人へ生活上の役割を少しずつ返す
↓
本人だけでは動けなければ家庭訪問
↓
第三者との接点をつくる
↓
必要に応じて生活改善合宿・学生寮など環境を変える
↓
外へ出る
↓
学び直す
↓
アルバイトなど社会経験を積む
↓
進学・就職・社会参加へつなげる

というように、本人の状態に合わせて一段ずつ進めます。

本人と家庭の現在地を整理する仕組みがAutonomy Stage OS、その中で用いる5段階の評価が5-Stage Assessmentです。

具体的な支援工程は7 Steps to Autonomyとして体系化しています。

最終目標は「親の言うことを聞かせること」でも「復学させること」だけでもありません。

本人が生活を整え、人とつながり、学び、働き、自分の人生を歩み、社会の一員として参加していくこと。

JADAでは、それをSocial Autonomy(社会的自律)と呼んでいます。

7 Steps to Autonomy|自律へ進む7つの支援ステップを詳しく見る

まとめ|親を責めるのではなく、家庭で今日から何を変えるか

引きこもりが長期化している家庭には、JADAの支援現場で繰り返し見てきた傾向があります。

教育熱心で、親が本人の将来を強く考えている。
中高一貫校、小学校受験、中学受験などを経験している。
父母のどちらかが成果を強く求めている。
医師家庭などで、幼少期から「医学部へ」など特定の進路への期待が強い。
父親が家庭の基準を本人にはっきり伝えていない。
生活が崩れていても、小遣いやゲーム課金などのお金を与え続けている。
食事や身の回りのことを親がすべて行い、本人が部屋から出なくても生活できる。

そして、長期化する中で親自身が、

「どうせ何をしても直らない」

と諦めてしまっている。

しかし、この記事の目的は「こういう親だから子どもが引きこもった」と責めることではありません。

家庭の中に、本人が動かなくても生活できる仕組みができているのであれば、それを一つずつ変えていくことです。

父母の方針をそろえる。
規則正しい生活を取り戻す。
スマートフォン、ゲーム、課金、小遣いの基準を決める。
本人へ生活上の役割を返していく。
家族以外との接点をつくる。
本人だけでは動けなければ第三者を入れる。
家庭訪問をする。
生活を改善する。
学び直す。
アルバイトなど社会経験を積む。
進学・就職へつなげる。

そして、学齢期が終わった後まで考えてください。

高校を卒業した後も、20歳、25歳、30歳になっても、今と同じ生活を親が支え続けるのでしょうか。

JADAが目指しているのは、単なる復学ではありません。

本人が自分で生活し、人とつながり、学び、働き、自分の人生を自分で歩めるようになることです。

それがSocial Autonomy(社会的自律)です。

親が諦めない限り、JADAも諦めません。

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家庭で対応を整えながら改善を目指せる段階なのか、それとも第三者による実動支援が必要な段階なのか。

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JADAでは、成功事例を単なる体験談として扱っていません。

支援前の状態、親への働きかけ、本人への働きかけ、転機、行動変容、学び直し、アルバイト、進学・就職、社会参加までを、JADAの実践知を裏付けるEvidenceとして整理しています。

JADA Success Hub|不登校・引きこもりから再出発した22の成功事例を見る

JADAの支援モデルを詳しく知りたい方へ

Autonomy Stage OS|5-Stage Assessmentで現在地を確認する

JADA Support Philosophy|親へのコーチング × 本人への実動支援

7 Steps to Autonomy|Social Autonomyへ進む7つの支援ステップ

JADA Success Hub|22の成功事例

代表理事 杉浦孝宣(Takanobu Sugiura)プロフィール

JADAの海外発信

JADAは、日本で40年以上積み重ねてきた不登校・高校中退・引きこもり支援の実践知を海外にも発信しています。

正式英語名称は、Japan Autonomous Development Associationです。

JADA英語公式サイト

JADA Support Philosophy|英語版

JADA Global|英語YouTubeチャンネル

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杉浦 孝宣
杉浦孝宣(すぎうら・たかのぶ)は、一般社団法人未来自律支援機構(JADA)代表理事、認定NPO法人高卒支援会創業者。自身も小学3年生で不登校を経験し、その体験を原点に40年以上にわたり不登校・高校中退・引きこもり支援に携わってきた。 これまで1万人以上の相談に対応し、家庭訪問、生活改善合宿、学生寮、学び直し支援、就労支援などを通じて、多くの若者のSocial Autonomy(社会的自律)を支援している。 「子どもは必ず変われる」を信念に、学校復帰だけをゴールとせず、一人ひとりが自ら考え、行動し、社会に参加していくSocial Autonomyを目指した支援を実践している。 著書に『不登校・ひきこもりの9割は治せる』『高校中退 不登校でも引きこもりでもやり直せる』『もう悩まない!不登校・ひきこもりの9割は解決できる』など。近年は一般社団法人未来自律支援機構(JADA)を通じて、Autonomy Stage OSと7 Steps to Autonomyを体系化し、国内外へ発信している。台湾版著書も出版され、教育・福祉・行政・企業・国際社会との連携を通じて、若者のSocial Autonomyを実現する支援モデルの普及に取り組んでいる。
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