
40年以上の指導歴と不登校・ひきこもりの
9割を立ち直らせた解決力
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40年以上の指導歴と不登校・ひきこもりの
9割を立ち直らせた解決力
一般社団法人未来自律支援機構(JADA)代表理事 杉浦孝宣
「友達なんて、作らなくていい」
かつて佐藤渉太君、通称ショータ君はそう話していました。
スポーツ推薦で私立高校に進学したものの、野球部の厳しい練習、遠距離通学、学校生活への不適応が重なり、やがて1年半の引きこもり状態に入っていきました。
しかし現在のショータ君は違います。
通信制高校で学び直し、仲間と出会い、農業大学へ進学し、2025年にはJAへの内定を掴みました。
今回は、JADA成功事例ライブラリーの一つとして、ステージ判定4だった佐藤渉太君が、どのように社会的自律へ向かったのかをお伝えします。
お子さんが引きこもり状態で、将来が見えないと感じている保護者の方へ
今は動けなくても、未来は変えられます。まずは現在の状態をステージ判定で整理してみませんか。
ショータ君は、スポーツ推薦で私立高校に進学しました。
しかし、練習場までは自宅から1時間30分以上。
野球部の練習は早朝から夜まで続き、心身ともに大きな負担となっていきました。
部活に出られない。
学校にも居づらくなる。
やがて本人は都立高校への転学を希望し、当会に相談に来ました。
しかし、その後、彼は当会にも来なくなり、1年半の引きこもり状態に入ってしまいました。
ショータ君の状態は、JADA Stage OSで見るとステージ4に近い状態でした。
ステージ4になると、単なる不登校支援では足りません。
親の関わり方を整えることに加えて、本人が安心できる居場所、学び直し、仲間との出会い、社会参加の機会が必要になります。
これは、JADAの支援哲学ともつながります。
引きこもっていた当時のショータ君は、人との関わりを避けていました。
「友達なんて作らなくていい」
そう考えていた時期もありました。
保護者から見れば、何を考えているのか分からない。
声をかけても動かない。
このまま将来どうなってしまうのか。
不安は大きかったと思います。
しかし、ここで大切なのは、焦って本人を責めないことです。
引きこもり状態の子どもは、何も考えていないのではありません。
むしろ心の中では、動けない自分を責めていることが少なくありません。
だからこそ、親だけで抱え込まず、支援者と一緒に次の一歩を考える必要があります。
継続的な支援の結果、ショータ君は少しずつ外へ出られるようになりました。
そして、当会が提携する通信制高校へ通い始めました。
最初から前向きだったわけではありません。
入学当初は、友達を作らなくてもいいと思っていました。
しかし、通信制高校での学び直しと、さまざまなイベント参加が少しずつ彼を変えていきました。
授業。
行事。
仲間との会話。
小さな成功体験。
その一つひとつが、自信を取り戻すきっかけになったのです。
動き始めた子を急がせない。
これが大切です。
ショータ君の変化を大きく後押ししたのは、イベント参加でした。
最初は人と関わることに消極的でした。
しかし、少しずつ同じような経験を持つ仲間と関わるようになりました。
会話が生まれる。
一緒に活動する。
笑顔が戻る。
「自分もここにいていいんだ」と感じられる場所ができる。
この経験が、ショータ君の自信につながりました。
子どもは説教で変わるのではありません。
人との出会いで変わります。
ショータ君の再出発には、保護者の関わりも大きく影響しています。
不登校や引きこもりの支援では、本人だけを変えようとしても限界があります。
親が学ぶ。
親が相談する。
親が一人で抱え込まない。
家庭の空気が変わることで、本人も少しずつ動きやすくなります。
JADAでは、ステージ3以上の場合、親コーチングに加えて、本人へのアウトリーチ支援やピアサポートを組み合わせます。
これが、JADAの「親コーチング × 実動支援」という両輪モデルです。
ショータ君は、朝日新聞「耕論」のゲーム条例に関する記事にも掲載されました。
かつて1年半引きこもっていた少年が、社会のテーマについて自分の考えを語る若者へと成長したのです。
これは、単に学校へ戻ったという話ではありません。
引きこもり経験を持つ若者が、社会に対して発信できるようになったということです。
経験は、マイナスだけではありません。
適切な支援と環境があれば、経験は社会的価値へと変わります。
ショータ君は、コミュニケーションを鍛えるためにYouTubeにも出演しました。
最初から話すことが得意だったわけではありません。
人前で話す。
自分の経験を言葉にする。
誰かに伝える。
その積み重ねが、社会と関わる練習になっていきました。
2025年にはJA内定を受けて、1年4ヶ月の引きこもりからどのように立ち直ったかも語ってくれました。
通信制高校を卒業したショータ君は、北海道の大学で農業を学ぶ道へ進みました。
農業という分野は、机上の勉強だけではありません。
自然と向き合う。
体を動かす。
人と協力する。
地域と関わる。
これらは、引きこもり状態から社会的自律へ向かう上で非常に大切な経験です。
ショータ君にとって農業大学は、学び直しであり、社会参加の準備でもありました。
そして2025年、ショータ君はJAから内定を受けました。
1年半引きこもっていた高校生が、農業大学で学び、就職内定を掴んだのです。
これは偶然ではありません。
通信制高校での学び直し。
イベント参加。
仲間づくり。
大学進学。
社会との接点。
一つひとつの積み重ねが、JA内定という結果につながりました。
JADAが目指すのは、単なる復学ではありません。
社会的自律です。
ショータ君の歩みは、JADAの7つの自律支援ステップと重なります。
このように、引きこもり支援は一つの方法だけで完結するものではありません。
ステージ判定、親コーチング、居場所、学び直し、社会参加を組み合わせることで、社会的自律に近づいていきます。
ショータ君だけではありません。
JADAでは、多くの若者が不登校・引きこもりから再出発しています。
今、お子さんが動けなくても大丈夫です。
今、会話がなくても大丈夫です。
今、将来が見えなくても、未来は変えられます。
ただし、何もしないまま時間だけが過ぎてしまうと、引きこもりは長期化しやすくなります。
大切なのは、今の状態を正しく知ることです。
お子さんは不登校なのか。
引きこもりなのか。
JADA Stage OSではどのステージなのか。
まずはそこから整理しましょう。

ショータ君は、1年半引きこもりました。
しかし、それで人生が終わったわけではありません。
通信制高校で学び直し、仲間と出会い、農業大学へ進み、JA内定を掴みました。
引きこもりの経験は、消したい過去かもしれません。
しかし、適切な支援と環境があれば、その経験は本人の力に変わります。
ショータ君の再出発は、そのことを教えてくれる大切な成功事例です。
まずは現在のステージを確認してみませんか?
不登校・引きこもり支援では、早期の現状把握が重要です。親だけで抱え込まず、今の状態を一緒に整理しましょう。
一般社団法人未来自律支援機構(JADA)
代表理事 杉浦孝宣
40年以上にわたり不登校・高校中退・引きこもり支援に従事。1万人以上の相談実績をもとに、JADA Stage OSと7つの自律支援ステップを体系化し、全国のご家庭を支援している。







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